Google Apps Scriptでの開発をする5つのメリット

Googleがあれば大抵のことができてしまう

GmailやGoogleカレンダー、スプレッドシートなどGoogleが提供するツールは種類が多く、どれも高い品質を誇っています。そして現在では独自の処理ができるようにGoogle Apps Scriptを提供するようになりました。そこで今回はGoogle Apps Scriptでの開発をすることによるメリットをお伝えしていきます。

Google Apps Scriptで開発する5つのメリット

もしGoogle製のツールを使用していて、ツールのここの部分をもう少しどうにかしてほしいと考えているのであれば、GoogleAppsScriptを利用してみることをお勧めします。利用すべき理由を5つのメリットとして紹介しますので参考にしてみてください。

・1.開発環境に左右されない強み

一般的にプログラムやスクリプトによる開発は環境構築から始まります。例えばOSはWindowsでなければならない、このソフトウェアをインストールする必要があるなどがあります。プログラマの方であれば開発プロジェクトによって環境を変えた経験がある方もいるでしょう。

しかしGoogle Apps Scriptでの開発は環境を必要としません。正確に言うとGoogleアカウントを持っていれば問題なくGoogle Apps Scriptでの開発ができます。つまりパソコンをWindowsからMacに変えても問題ありません。

・2.JavaScriptで開発できる

JavaScriptはスクリプト言語として長年愛され続けている言語でありWEBアプリケーションでは重宝されている言語です。比較的シンプルにコーディングができ、用意されている関数も多く便利であることから人気があります。

またJavaScriptを経験している人は相当数いるため、仮にGoogle Apps Scriptが初めてだとしてもJavaScriptの経験があればすぐに対応することができるでしょう。

・3.無料提供であること

Google Apps Scriptは無料提供であり、統合開発環境のVisualStdioなどのように高額のお金を支払う必要がありません。もちろん、開発できるものが違うのでどちらが優秀かは時と場合によります。しかし、Googleが提供するツールを使用しており、独自の処理を入れたい場合に無料で開発できることは間違いなくメリットです。

Googleが提供するツールの多くは無料であり、エクセルやワードといった機能と似たツールも提供している事実があります。Office系のソフトを入れずにGoogle関連のツールを使うことで経費削減を狙っている会社もあるほどです。

・4.Google製以外のアプリケーションにもアクセスできる

Google Apps Scriptの優れているもう一つの点がこちらになります。例えば業務でよく使われているChat workやSlack、LINE、Twitterなどにアクセスすることが可能です。連携を取れることで、LINEやTwitterの自動BOTの作成やChat workでの発言で自動的にスケジュール登録なども可能になります。またはGoogleカレンダーに記載されている予定をSlackに送信することも可能です。

Google製のツールのみの連携だけでなく、外部とのアプリケーションとの連携が可能な点は優れていると言っていいでしょう。

・5.パソコンを立ち上げなくてもスクリプト実行できる

Google App ScriptはGoogleのサーバー上で起動する仕組みになっています。このため必ずパソコンを立ち上げて実行をする必要がありません。業務終了後の夜間帯でも、完全な自動化ができるのは業務効率にも良い影響を与えるでしょう。

Google Apps Scriptの習得は時間がかかるので外注という選択もあり

Google Apps ScriptはJavaScriptをベースとしているため経験者でないとすぐに開発することが難しいです。C系言語やJAVAなどのプログラム開発経験者であれば、少し時間を与えればある程度の習得も可能です。しかし、まったくの未経験者の場合は習得に時間がかかります。未経験者に習得させるコストを支払うのであれば外注に回すことで、より効率的な業務を目指すことができるでしょう。