保育業界から転職してITエンジニアに。参画した「自治体向けシステムの運用保守」で求められたスキルとは

はじめまして、私は保育業界からアクロビジョンに転職したエンジニアです。「IT技術を使ってユーザーの要望を実現できる仕事がしたい」という思いから、転職を決意しました。

この記事では、私が入社した後で取得した資格、参画したプロジェクト、求められたスキルをご紹介します。

3ヵ月の研修期間中に3つの資格を取得

アクロビジョンでは入社後、集中して資格取得につなげられるような研修が充実しており、約3ヵ月の研修期間中に下記の資格を取得することができました。

  • MOS Excel Expert
  • ITパスポート
  • Java Silver

「資格」という目に見える知識を取得したこともあり、開発職の現場から複数お声がけいただくことに繋がりました。

次に、実際に参画した「自治体向けシステム運用保守」について業務内容を説明します。

主な業務内容

プロジェクトでは以下のような業務を対応していました。

システムのユーザーからの問合せ対応

  • 操作方法の説明・データ修正・データ抽出など

システムの稼働報告書

  • 抽出したデータを元に報告書を作成

現場に参画してから、早い段階で問合せ対応が始まったため、分からないことも多く、お客様をお待たせしてしまうことがありました。

正確かつ、迅速な対応ができるように自分なりにマニュアルを作成したり、有識者の方に確認しながら業務を遂行していきました。

その結果、一次対応で解決できることも増えていきました。

実際に現場で働く中で、現場で求められる、または重視されるスキルは次のように感じました。

求められる・重要視されるスキル

コミュニケーションスキル

言語が使えること、システムの理解ももちろん重要ですが、周りのメンバーと円滑に仕事を進めるための「コミュニケーションスキル」が重要であることを感じました。

運用保守では、システム停止があった際に、一刻一秒を争うような迅速な障害対応が必要となります。

その時に「上司に失敗を報告するのが怖い」「対応方法が分からないけれど聞きにくい」など悶々としている場合、どんどん対応が遅れてしまいます。最悪の場合、システム停止によって出た損害が請求されるといったケースに繋がることも考えられます。

そのため、日ごろからコミュニケーションを取り、「仕事に集中して、迅速に対応できる環境」を構築することが重要だと感じました。

新しい考え方を受け入れようとする「素直さ」

時代が変われば考え方が変わるように、現場が変われば関わる方々の考え方も大きく異なります。

身に付けたスキル、前の現場(職業)で常識とされていたことも、場所によっては「違う方法・常識」になっていることがあります。

そこで、今までの方法を土台としながら「こういうやり方もあるんだ!」と新しい方法を取り入れられる素直さがあると、円滑なコミュニケーションに繋がると感じました。

「自分が絶対正しい」と今までの方法に固執していくと、孤立や現状維持、分かってもらえないというモチベーションの低下を招く危険性があります。

柔軟に新しい考え方を受け入れようとすることで、考え方がアップデートしたり、相手との心理的距離が近づき、コミュニケーションがとりやすくなっていくことを現場で実感しました。

おわりに

私は未経験からIT業界に転職しましたが、理解が難しい言葉や考え方がとても多く、挫折しそうになったことが多々ありました。

そんな時、時間はかかりますが、1つ1つ分からないことを調べることを大切にしています。

その作業をしていると「これ、〇〇と繋がってる内容だったんだ!」と点と点が繋がる瞬間がふと訪れることがあります。

その時に、知らなかったことを知れる楽しさを感じ「また頑張ってみよう」とモチベーションを上げることができました。

大変なときこそ、丁寧に調べる。忙しい時ほど、正確に行うことを意識する。そうすることで、ピンチをチャンスに変えていけるのではないかと感じています。

未経験の転職で不安の中にいる方、現場のリアルな声を知りたい方にとって、なにか一つでも参考になることがありましたら、とても嬉しいです。