【分類別】ITパスポート試験の内容を解説!合格する利点3つとは?

ITパスポート試験とはどんな試験?

ITパスポート試験とは、情報処理技術者試験の中でも、最も簡単なエントリーレベルの資格のことです。

ITパスポート試験は、ITを利用するすべての社会人や学生が、備えておくべきITに関する基礎知識を持つことが証明できる国家資格です。

AIやビッグデータなどの、新しい技術や新しい手法に関する知識や、マーケティングなどの経営に関する知識、ITの知識など、幅広い分野の知識が求められます。

ITパスポート試験の詳細

ITパスポートの試験の詳細は、公式サイトで詳細が確認できます。

ITパスポート試験は、試験時間が120分で、四肢択一式でCBT方式の試験です。CBT方式とは、コンピュータに表示された試験問題を、マウスやキーボードを用いて回答する試験方式です。

合格基準は、総合評価点が1000点中600点以上、各分野別評価点が1000点中300点以上で、受験手数料は5700円(税込み・2020年7月28日現在)です。

ITパスポート試験を合格する利点3つ

ITパスポート試験にご羽化殻すれば、ITに関する基礎的な知識を客観的に証明できます。ITパスポートの試験を合格する利点は、大きく分けて3つあります。

1つ目の利点は、事務系職種への就職に有利であること、2つ目の利点は、論理的な思考能力がつくこと、3つ目の利点は、知っておくべき基本が理解できることです。

ここでは、ITパスポート試験に合格する3つの利点を詳しく紹介していきます。

ITパスポート試験を合格する利点1:事務系職種への就職に有利

ITパスポート試験に合格する1つ目の利点は、事務系職種への就職に有利なことです。

ITパスポートに合格することで、情報セキュリティや情報モラルに関する知識、業務に必要なITに関する基礎知識が身につき、業務に必要なPCスキルがあることを証明できます。

ITの基礎知識やPCのスキルは、どのような職種でも活かすことができ、特に事務系職種への就職には有利です。

ITパスポート試験を合格する利点2:論理的な思考能力がつく

ITパスポート試験に合格する2つ目の利点は、論理的な思考能力が身につくことです。

ITパスポートの試験は、論理的な思考能力が必要な問題が多数出題されます。ITパスポートの試験に合格するまでの過程で、客観的なデータに基づいた、論理的な思考の展開ができるようになります。

特にITパスポート試験のテクノロジ系の問題には、アルゴリズムやプログラミングに関するものなど、論理的な思考能力を測る内容の問題が多くあります。

ITパスポート試験を合格する利点3:知っておくべき基本が理解できる

3つ目のITパスポート試験を合格する利点は、知っておくべき基本が理解できることです。

ITパスポートの試験には、ITに関する知識だけでなく、経営戦略や企業コンプライアンスなど、ITエンジニアならば知っていて当然の内容の問題が多く、ITを利用する上で知っておくべき基本の理解ができます。

【分類別】ITパスポート試験の内容3つ

ITパスポート試験に合格するには、ITと経営全般に関する総合的な知識が必要になります。ITパスポートの試験には、大きく分けて3つの試験内容があります。

1つ目の試験内容は、テクノロジ系、2つ目の試験内容は、ストラテジ系、3つ目の試験内容は、マネジメント系です。また、3つの試験内容に関しても、大分類と中分類に分けられます。

ここでは、ITパスポートの試験の内容を、3つ紹介していきます。

ITパスポート試験の内容1:テクノロジ系

1つ目のITパスポートの試験内容は、テクノロジ系です。

テクノロジ系の試験内容は、コンピュータの仕組みに関するもので、ITの基礎となる数学やPCの仕組み、セキュリティやネットワークといったIT技術について出題されます。

テクノロジ系の大分類は、基礎理論、コンピュータシステム、技術要素の3つで、それぞれの大分類に対応した中分類があります。

大分類

テクノロジ系の大分類は、基礎理論、コンピュータシステム、技術要素の3種類です。

基礎理論の内容は、ITに必要な数学やアルゴリズムとプログラミングについてで、2つの中分類があります。

コンピュータシステムの内容は、コンピュータの構成やシステムなど、コンピュータの仕組みについてで、4つの中分類があります。

技術要素の内容は、データベースなどのIT技術に関すもので、5つの中分類があります。

中分類

テクノロジ系には、11個の中分類があります。

大分類の基礎理論には、基礎理論、アルゴリズムとプログラミングの2つの中分類があります。

コンピュータシステムには、コンピュータの構成要素、システム構成要素、ソフトウェア、ハードウェアの4つの中分類がありあります。

技術要素には、ヒューマンインターフェース、マルチメディア、データベース、ネットワーク、セキュリティの5つの中分類があります。

ITパスポート試験の内容2:ストラテジ系

2つ目のITパスポートの試験の内容は、ストラテジ系です。

ストラテジ系の試験内容は、企業活動や法務、経営、企業のシステム戦略に関するものです。身近な業務を把握・分析して解決する手法や、問題解決へのオフィスツールの活用に関する基礎的な知識が問われます。

ストラテジ系は、企業と法務、経営戦略、システム戦略の3つの大分類があり、それぞれに対応した中分類があります。

大分類

ストラテジ系には、企業と法務、経営戦略、システム戦略の3つの大分類があります。

企業と法務の内容は、業務の分析や課題解決のための手法などの企業活動や、法務に関するもので、2つの中分類があります。

経営戦略の内容は、経営戦略のための手法や、技術戦略、ビジネスインダストリに関するもので、3つの中分類があります。

システム戦略の内容は、コンピュータシステムの活用に関するもので、2つの中分類があります。

中分類

ストラテジ系には、7つの中分類があります。

企業と法務には、企業活動、法務の2つの中分類があります。

経営戦略には、経営戦略マネジメント、技術戦略マネジメント、ビジネスインダストリの3つの中分類があります。ビジネスインダストリは、経営戦略の中分類ですが、ビジネスで使用するシステムの特徴について問われます。

システム戦略には、システム戦略、システム企画の2つの中分類があります。

ITパスポート試験の内容3:マネジメント系

3つ目のITパスポートの試験内容は、マネジメント系です。

マネジメント系の内容は、システムやソフトウェア開発プロジェクトのマネジメント方法についてで、開発の手法や流れ、プロジェクトの管理方法、システム監査の概要や流れなどについて問われます。

マネジメント系は、開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントの3つの大分類があります。

大分類

マネジメント系には、開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントの3つの大分類があります。

開発技術の内容は、システム開発技術や、ソフトウェア開発管理技術についてで、2つの中分類があります。

プロジェクトマネジメントの内容は、プロジェクトマネジメントについてで、1つだけ中分類があります。

サービスマネジメントの内容は、サービスのマネジメントや、システム監査についてで、2つの中分類があります。

中分類

マネジメント系には、5つの中分類があります。

開発技術には、システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術の2つの中分類があります。システム開発技術では、システム開発の流れや、見積もりの考え方のついて出題されます。

プロジェクトマネジメントには、プロジェクトマネジメントという中分類があります。

サービスマネジメントには、サービスマネジメント、システム監査の2つの中分類があります。

ITパスポート試験に役立つおすすめの参考書9選

ITパスポート試験に役立つ参考書は、数多くあります。

情報処理技術者試験の中でもエントリークラスということもあり、上手に参考書を活用すれば独学でも十分合格可能な試験とい言われています。

ここでは、ITパスポート試験に役立つおすすめの参考書を、9冊紹介していきます。

おすすめの参考書1:イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室

1つ目のおすすめの参考書は、イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室 です。

最新のITパスポート試験の傾向を分析して、出題頻度の高い分野を中心に解説しています。

また、イラストや豊富な図解、たとえ話を使って、理解しやすいように説明していて、短時間で効率の良い学習ができることでしょう。

おすすめの参考書2:いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書・出る順問題集

2つ目のおすすめの参考書は、いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書・出る順問題集です。

こちらの参考書はITの知識が全くない人でも、すらすらと学習を進められるような内容です。

過去問を研究していて、効率の良い学習ができるような内容になっており、ITについてわかりやすく丁寧な解説をしています。

おすすめの参考書3:よくわかるマスター ITパスポート試験 対策テキスト&過去問題集

3つ目のおすすめの参考書は、よくわかるマスター ITパスポート試験 対策テキスト&過去問題集です。

ITパスポートの試験に必要な知識を習得するための教科書としての役割と、合格に必要な知識をつける過去問を備えていて、この一冊で試験対策ができる内容になっています。

また、最新のシラバスにも対応しています。

おすすめの参考書4:ITパスポート試験 対策テキスト&過去問題集

4つ目のおすすめの参考書は、ITパスポート試験 対策テキスト&過去問題集です。

実務経験のない人にも理解できるように、豊富な図解を取り入れて、シラバスの内容をわかりやすく解説しているのが特徴です。

添付のCD-ROMには、過去問が1800問収録されていて、出題分野ごとの正答率を表示でき、試験対策に大いに役立つことでしょう。

おすすめの参考書5:出るとこだけ!ITパスポート テキスト&問題集

5つ目のおすすめの参考書は、出るとこだけ!ITパスポート テキスト&問題集です。

こちらの参考書は、ITパスポート試験によく出題される内容を重点的に解説されていて、学習していてつまずきやすい部分も丁寧に解説しています。

CBT形式の試験になれていない人向けに、何をすればよいかが解説されているので、初めてITパスポートを受験する人も、安心して試験を受けられるようになることでしょう。

おすすめの参考書6:かんたん合格 ITパスポート教科書

6つ目のおすすめの参考書は、かんたん合格 ITパスポート教科書です。

ITの解説に使用される専門用語を、ITについて詳しくない人でも、知っているような言葉で解説していて、わかりやすい内容になっています。

幅広い出題範囲の中から、特に出題されやすい項目に絞って解説していて、挫折することなく学習ができることでしょう。

おすすめの参考書7:ITパスポート合格教本

7つ目のおすすめの参考書は、ITパスポート合格教本です。

ITパスポート合格教本は、親しみやすいイラストと、軽妙な語り口が特徴です。まるで雑談をしているかのような気分でITパスポート試験対策ができ、楽しみながら学習ができる内容になっています。

最新の出題傾向の対策ができ、最新のシラバスにも対応しています。過去問を含めた2000問の問題演習ができるWEBアプリも利用できるので、効率よく学習を進められるでしょう。

おすすめの参考書8:ITパスポート最速合格術 1000点満点を獲得した勉強法の秘密

8つ目のおすすめの参考書は、ITパスポート最速合格術 1000点満点を獲得した勉強法の秘密です。

この参考書は効率よく試験学習をしたい人はもちろん、最新のITやビジネスの全体像を手っ取り早く学びたい人に向けた参考書です。

参考書の著者は実際にITパスポート試験で満点合格をしており、学習方法についても解説しています。

おすすめの参考書9:キタミ式イラストIT塾 ITパスポート

9つ目のおすすめの参考書は、キタミ式イラストIT塾 ITパスポートです。

すべての解説がイラストベースで構成されていて、ITパスポート試験で出題される用語や計算もビジュアルで学べることが特徴です。

ITパスポート試験の内容を把握して合格を目指そう

ここまで、ITパスポート試験を合格する利点や試験内容、おすすめの参考書などについて紹介してきました。

ITパスポートは、ITを利用する人にとって、有益な資格です。ITパスポートの試験を受ける方はぜひ、試験の内容を把握して、合格を目指して学習してみてください。