【目的別】ITパスポートの参考書の選び方とおすすめの本6選紹介

ITパスポート試験ってどんな試験?

ITパスポート試験という試験をどこかで見聞きしたりしたという方はいらっしゃいますか。

ITパスポート試験は、ITの技術や手法にとどまらず、経営全般やプロジェクトマネジメントの知識といった様々な方面の分野を総合的に学び、ITを中心とする様々なビジネスに活用、応用することができます。

ITパスポート試験の目的

ITパスポート試験は2009年から情報処理推進機構が行っている試験です。

情報化が進む中で、社会人が必要なITやマネジメントの基本的な知識を持っていることを証明するためにITパスポート試験が実施されるようになりました。

ITパスポートの資格が役に立つ職業

IT系や法律系の会社にお勤めの方や経営者の方、またはこれらの職種に就きたいと考えている方には、特にこのITパスポートの資格が役に立つでしょう。

企業コンプライアンスや法令順守、経営戦略や財務、業務に必要なITの基本的な知識を身に着けることができるからです。また、ITパスポートは情報セキュリティや情報モラルに関する知識も身に着けることができるので、今の情報化社会を生きる全ての方々に役に立つ資格といえます。

ITパスポート試験の難易度と合格の確率

ITパスポート試験はITをはじめとする様々な知識を問う試験ですが、基本的なことしか問われないため、初級レベルに位置付けられ、合格の確率は50%程度と難易度はあまり高くありません。

また、ITパスポートは大きく分けてストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3つの分野に分けられています。3つの分野それぞれ1000点満点のうち300点ずつ、つまり全体の6割の900点を獲得することができれば合格ラインに到達します。

ITパスポート試験対策には参考書だけでも大丈夫?

基本的な幅広い知識が問われるITパスポート試験ですが、いくら難易度が高くなく、合格する確率が高いとはいえ、本当に参考書だけで大丈夫なのか、不安に感じているという方もいらっしゃるのでないでしょうか。

結論から申し上げますと、ITパスポートの参考書だけで合格することは可能と考えられます。ここから、目的別におすすめの参考書を挙げていきます。

インプットにおすすめのITパスポートの参考書3選

まずITパスポート試験対策テキストを選ぶにあたって行っていただきたいのが、インプットです。

高校受験や大学受験の際に学校や塾などの講義を受けたり、教科書を読んだりしていたでしょう。これがインプットと呼ばれる作業です。言い換えると、知識を頭の中に入れるという作業です。ITパスポートの対策をするには、このインプットが大切といえます。

おすすめの参考書1:【令和2年度】いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集

この参考書はいちばんやさしいの言葉通り、ITを全く知らない初心者の方を対象とした参考書です。イラストや具体例が豊富なため、初めて学ぶ方にはオススメです。

また、過去問を厳選し、出やすい箇所をまとめているため、どこから手を付けたらよいかわからない方には使いやすい参考書となっています。読者専用サイトにアクセスすることにより、疑問や質問を解消できるため、挫折することなく合格への道を辿ることができます。

おすすめの参考書2:キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 平成30年度(情報処理技術者試験)

この参考書は、きたみりゅうじ氏によって書かれた目で見て覚えることをコンセプトとしたキタミ式の参考書です。ITパスポートは、上にも書かせていただいた通り出題範囲が広いため、解説書を完読し、用語や計算に慣れることが大切となっています。

このITパスポートの参考書はすべての解説をイラストをベースにしています。文字が多いと理解し辛いといった方やイラストで楽しく勉強したいといった方にオススメです。

おすすめの参考書3:かんたん合格ITパスポート教科書 令和2年度

この参考書は、そもそも解説に使われる用語が理解できず挫折してしまうといった方にはぴったりです。ITパスポートを初めて学ぶ方でも聞いたことがあるような用語を使い、なじみのある言葉を用いることをコンセプトとしています。

合格レベルの知識を身に着けるために必要最低限の項目に絞られ、どこがどのように出題されるのか一目で分かるよう工夫されているため、合格ラインに達することを目的として作られています。

ITパスポートの問題を解くのにおすすめの参考書3選

上記の参考書でITパスポートの知識を頭に入れた後は問題演習を行い、せっかく頭に入れた知識が逃げないようにアウトプットを行う必要があります。

以下の参考書で演習を行い、頭に入れた知識を頭の中に閉じ込め、さらにいつでも引き出せるようにしておきましょう。

おすすめの参考書1:かんたん合格ITパスポート過去問題集 令和2年度秋期

この参考書は、定番ともいえる参考書です。かんたん合格という言葉の通り、五年間分のITパスポートの過去問と著者が厳選したよく出る問題を掲載することで、効率よく、最短で合格を掴むことができます。

また、1年前の2019年に開始されたiパス4.0にも対応しています。スマートフォンで学ぶことができる単語帳のダウンロードや電子版が購入特典としてついてくるのも魅力です。

オススメの参考書2:令和02年【上半期】ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集

この参考書は、問題演習の数をこなしたいという方にはぴったりです。問題数は2300問とかなり多く、数をこなして問題に慣れることができます。

解説も豊富で分かりやすく、正解ではない選択肢にも解説があるため、なぜ間違えてしまったのかが視覚的に分かるようになっています。

スマートフォンで読むことができる用語集をダウンロードすることもできるため、重い参考書をわざわざ持ち歩く必要もありません。

おすすめの参考書2:ITパスポート試験 厳選問題集

この参考書は、過去に出題された教科書から近年の傾向と重点項目の観点から厳選し、見開きで問題と解答が掲載されているため、短期集中型の方には勉強しやすい参考書となっています。

また、問題が分野別に収録され、苦手分野をチェックシートにより確認することができるので自分の苦手な箇所が一目で分かり、苦手科目を重点的に勉強することもできます。

ITパスポートの参考書の選び方3つ

上記でおすすめの参考書を挙げさせていただきましたが、そもそもどうやって自分に合った参考書を選べばよいのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。下記には、参考書をどう選べばいいのかについてご説明させていただきます。

ITパスポートの参考書の選び方1:わかりやすくて読みやすいものを選ぶ

皆さんは、参考書を読んでいると何が書かれているか理解できず、結局諦めてしまったという経験はありませんか。

参考書に書かれている内容が理解できなければモチベーションが下がり、もういいやと投げ出してしまう原因になります。

せっかくやる気になってITパスポートの参考書を購入した結果分からなくて挫折してしまったら元も子もないでしょう。是非、分かりやすいものを選んでみてください。

ITパスポートの参考書の選び方2:図やイラストがあるものを選ぶ

誰しも学生の時代に教科書を使って勉強をしたことがあるでしょう。教科書に字ばかりがずらーっと並んだページと、図や絵が載っているページでしたらどちらのページが理解しやすく、興味深く見ることができるでしょうか。

恐らく、図や絵が載っている方と答える方が多いのではないでしょうか。図や絵が載っていると、字ばかりのページより視覚的にぱっと想像することができます。そのため、図やイラストが入っている参考書を選ぶ方がよいでしょう。

ITパスポートの参考書の選び方3:目的に合わせたものを選ぶ

勉強方法は人それぞれスタイルがありますが、目的に合わせた参考書を選ぶことで効率的に試験準備ができるでしょう。

インプットを多めにやったほうがいいという方もいるでしょうし、アウトプットを多めにするべきだという方もいるでしょう。さらに、目的や人によって必要な練習が違い、参考書によっても目的ややり方は異なります。

そのため自分には今何が必要なのかを見極めるべきです。

自分にあったITパスポートの参考書を選んで勉強しよう

ここまで見ていただいた通り、ITパスポートの参考書には目的にあった対策本がいくつもあります。

ITパスポートの参考書を用意せずに勉強するよりも、参考書があるほうが理解しやすくなるでしょう。実際に書店に運び、目次や中身を確認しながら自分のお気に入りの一冊に出会ってみてはいかがでしょうか。