アプリ開発エンジニアの求人の探し方4つ|20代での未経験の場合の探し方

アプリ開発エンジニアとはどんなエンジニア?

アプリ開発エンジニアとは、ITシステムで稼働するアプリケーションを開発するエンジニアです。

アプリ開発エンジニアの手掛けるアプリはWebアプリの他、スマートフォンで使われるネイティブ系と企業向けの業務系などがあり、ゲーム開発を行うこともあります。

アプリ開発エンジニアの求人は多く、システム会社勤務やフリーランス、在宅での業務も可能です。

アプリ開発エンジニアの仕事内容5つ

アプリ開発エンジニアの仕事内容はシステムの設計とプログラムの開発、実装、テスト、保守・運用を指します。

業務系のアプリでは、依頼主の企業から要望などを聞き取ってシステム設計を行い、アプリの開発をします。その他のアプリは自社で企画を立ち上げ開発し販売まで手掛けます。

開発したシステムが実際に稼働するかテストを重ね、修正を繰り返す作業も重要な工程です。

アプリ開発エンジニアの仕事内容1:システム設計

システム設計は、アプリ開発の目的や機能の詳細を決める仕事です。

業務系のアプリは顧客の求める条件を聞き取り、システム構築や必要な機能を決めます。その後使用するプログラミング言語など開発環境を決定し、画面や機能設計を行います。

外部設計が決まると、モジュールやデータ、プログラムなど内部設計を行います。内部設計は企画を具体化していく作業です。

アプリ開発エンジニアの仕事内容2:実装

実装はコーディングとも呼ばれ、設計に沿ってアプリ開発を進める工程です。

一般の方がプログラミングでイメージするのが、実装作業です。エンジニアがプログラミング言語を使用して実際にシステムを開発していきます。

コーディングはプログラミング作業の一部を指し、プログラミング言語でソースコードを作成することです。実装作業専門のエンジニアをコーダーと呼ぶこともあります。

アプリ開発エンジニアの仕事内容3:システムの動作テスト

システムの動作テストは単体テストの後、結合テストを行ってアプリが設計通りに開発できているかを確認するためのものです。

単体テストはモジュール単位や画面単位で機能が全部網羅されているかの確認です。結合テストは実際の利用を想定しながら全体の流れをユーザー目線で確認します。

動作テストで不具合を修正しないと納品後では手遅れになるので、入念なチェックを繰り返します。

アプリ開発エンジニアの仕事内容4:運用確認・保守

アプリ開発の運用確認や保守は、運用後の修正や改善作業です。未経験で就職すると、運用業務を担当することもあります。

OSやミドルウェアの更新やアップデートに合わせて、アプリの更新も必要になります。顧客からの問い合わせに答え、要望があれば改善することも保守作業に含まれます。

運用業務では、アプリを稼働させるデータベースやサーバーの構築、システムのログ監視を行います。

アプリ開発エンジニアの仕事内容5:開発するアプリは?

アプリ開発エンジニアが開発するアプリは、Webアプリとネイティブアプリが中心で、業務系アプリを手掛けることもあります。

Webアプリはインストール不要のもので、ネイティブアプリはスマホのアプリストアからダウンロードして利用するものです。

アプリの種類には、ハイブリッドアプリもあります。ハイブリッドアプリはWebアプリの開発技術を使ってカメラ撮影やGPS機能などのデバイス機能を利用します。

Webアプリ

Webアプリはブラウザから利用できるタイプで、ポータルサイトやショッピングサイトが中心です。

アプリ開発に使用するプログラミング言語はHTMLやCSS、JavaScriptをフロントエンドで組み合わせて使用します。サーバーサイドではJavaやC言語、RubyやPHPを使います

Webアプリは多くの言語が利用されるので、複数の言語を習得すると役立ちます。

ネイティブアプリ

ネイティブアプリは利用する端末で直接動作するものですが、一般にはスマホで利用するiOSアプリやAndroidアプリを指します。

アプリ開発に使用する言語は、iOSアプリはSwift、AndroidアプリはKotlinやJavaです。

厳密にいうとネイティブアプリには、MacアプリやWindowsアプリなども含まれます。Macアプリの開発はSwift、WindowsアプリはNET系の言語です。

業務系アプリ

業務系アプリは企業の業務のシステム化を行い、効率化を目指すものです。企業内だけで利用する業務システムやITソフトのパッケージ製品もあります。

業務系アプリの開発に使用されるプログラミング言語は、JavaやC言語、C#です。アプリ開発の現場で長い間使われ、現在でも多くの場面で利用されています。JavaやC言語を身に着けると多くの現場で作業可能です。

アプリ開発エンジニアの求人の探し方4つ

アプリ開発エンジニアの求人の探し方は、新卒と第二新卒、20代未経験と20代経験者で分けると特徴がよくわかります。

新卒は、大学で基礎知識を身に着けていますが十分な経験を積んでいません。第二新卒は社会人経験があってもエンジニアとしては経験不足です。

20代未経験者はエンジニアとして未知数ですが、将来性があります。20代経験者は専門性やキャリアプランを考えた求人の探し方が重要です。

求人の探し方1:新卒の場合

新卒でアプリ開発エンジニアの求人を探す場合は、インフラ系のエンジニアやプログラマーで経験を積んで、転職を目指します。

大学で専門知識を学んでも、開発エンジニア求人を見つけることは簡単ではありません。現場で経験を積むと同時に複数の言語、サーバーやデータベース、ネットワークなど必要な知識も合わせて吸収しましょう。

地方よりも東京や大阪、名古屋など都市圏で求人を探すと見つけやすくなります。

求人の探し方2:第二新卒の場合

第二新卒でアプリ開発未経験で転職する場合は、企業の規模がポイントです。

中小企業でエンジニアが複数いる場合は、育てる環境が整っています。エンジニア養成のために外部から人材を入れているベンチャー企業も未経験でも大丈夫です。未経験を対象にした求人は、エンジニア募集でも実際は無関係の業務に配属もあるので注意します。

自分のスキルを整理して職務経歴書を作成し、アピールポイントを盛り込みます。

求人の探し方3:20代での未経験の場合

20代未経験者がアプリ開発エンジニアの求人を探す場合は、研修付きのエンジニア求人を探します。

研修付きの求人でも、全くの未経験ではついていけません。応募する前に、基礎知識を勉強することを目標に資格取得を目指します。情報技術者資格は基本的な知識や技術の習得に役立ちます。この他、Android技術者認定試験も目指す価値ありです。

HTMLやRubyなど独学でも可能なプログラミングスキルの取得も有効です。

求人の探し方4:20代での経験者の場合

20代で経験者の場合は、正社員の求人の中から自分の専門性を活かせる企業を探します。

自分のスキルアップを考慮して、職種を絞り込みます。求人サイトの他、転職サイトもチェックします。SNSで企業の口コミを確認すると、求人広告以外の情報も収集可能です。

応募書類に添付する職務経歴書に自分のかかわった業務をまとめ、面接で見せるポートフォリオを作成して今までの経験や得意な言語のスキルをアピールします。

アプリ開発エンジニアの需要3つ

アプリ開発は今後も需要が増えるので、エンジニアの求人も増え続けます。

IoTやVRなどの新しい技術が日常生活に取り入れられ、アプリ開発エンジニアの活躍の場は増えるばかりです。スマホを利用した公的サービスが取り入れられるので、Webアプリやネイティブアプリの求人が多くなります。

業務系アプリはシステム会社での開発の他、スマホとの連携を目指す観点から安定した需要があります。

アプリ開発エンジニアの需要1:Webアプリ開発から見た需要

Webアプリ開発は、ポータルサイトやオンラインショップの構築など将来的にも需要が増すばかりなので、エンジニアにとって将来性のある仕事です。

在宅で過ごす時間が増える中で、多くの企業がオンラインショップに力を入れています。構築はもとより改善需要も見込まれるので、エンジニアにもスキルアップが求められます。

未経験のエンジニアは保守管理業務から始められるので、経験を重ねながら成長できる分野です。

アプリ開発エンジニアの需要2:ネイティブアプリ開発から見た需要

スマホの利用が拡大する中、ネイティブアプリ開発は将来性が高く、需要も増え続けます。

スマホはIoTの中心にあり、様々な手続きがスマホで完結できます。今後は公的サービスとの連携も広がるので、ネイティブアプリ開発のエンジニア需要が衰えることはありません。Webアプリと両方手掛ける人材が重宝されます。

趣味や副業でiOSアプリ開発をする人もいるので、専門性を高めることも重要です。

アプリ開発エンジニアの需要3:業務系アプリ開発から見た需要

企業は今以上に効率化を求めた動きを加速させるので、業務系アプリの開発エンジニアの求人が減少することはありません。

業務の効率化に欠かせない業務系アプリは、企業利用だけではなくフリーランス需要もあります。パッケージ製品に加えてクラウド利用できるアプリの重要性が増します。

業務系アプリの開発は札幌や仙台、京都や福岡など首都圏以外の都市でも、未経験者に対する需要があります。

アプリ開発の求人を探そう

アプリ開発エンジニアは将来性が高く求人も多いので、未経験者でも基礎知識を身に着ければ、現場で経験を重ねながら成長できる分野です。

現場で活躍できるように、基礎知識やプログラミング言語を身に着けてから、求人を探しましょう。未経験者を育てる環境を整えた企業もあるので、求人内容を確認します。

自分のスキルに合った求人を探して、アプリ開発エンジニアを目指しましょう。