MacBook Airの開発環境とは?構築に便利なツール24選
MacBook Airとは?
MacBook AirはAppleが開発、販売している薄型軽量のノートパソコンです。
MacBook Airは2008年に開催された「Macworld Conference & Expo 2008」ではじめて発表され、それまでのプロ志向のMacBook ProやエントリーモデルのMacBookに対し、薄さや軽さを重視するミニマル志向のモデルとして登場しました。
開発環境とは?
開発環境とは、ソフトウェアやシステムなどを開発するために必要な開発者の環境のことです。
開発対象は幅広いですが、たとえばソフトウェア開発を行うためには、パソコンやプログラムの実行環境、テキストエディタなどのソフトウェア、コンパイラやデバッガなどが必要になります。
プログラミングを行う場合、まずはパソコンに開発環境を構築する必要があります。
MacBook Airの開発環境構築に便利なツール24選
MacBook Airの開発環境構築に便利なツールをご紹介します。
MacBook Airを使ってアプリケーションやソフトウェアを開発する場合、まずは開発環境を整える必要があります。
ここではMacBook Airの開発環境構築に便利なツール24選をご紹介しますので、MacBook Airで開発を行おうと考えている方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
開発環境構築に便利なツール1:Slack
Slackは仕事やプライベートで使えるチャットアプリです。
直接の開発環境ではありませんが、在宅でMacBook Airを使ってプログラミングを行う場合、会社やクライアントとチャットなどを使ってやり取りをする機会もあるでしょう。
チャットアプリは他にもさまざまな種類がありますが、Slackを利用するケースも多いです。また、Slackは無料でインストールできるのもポイントです。
開発環境構築に便利なツール2:Boostnote
Boostnoteはプログラマー向けのmarkdownエディタです。
メモアプリの1つですが、コードやコマンドをメモしておくのに便利なのでプログラマーのユーザーが多いです。基本的な機能が使いやすく、気軽に利用できます。
ただしクラウドと連携する機能はないため、自分用のメモとして利用するのがおすすめです。
開発環境構築に便利なツール3:Xcode
Xcodeはソフトウェアを開発するためのAppleの統合開発環境です。
MacやiPhone、iPad向けのアプリケーション開発に特化したIDEで、Apple製品のデスクトップアプリやiOSアプリなどを開発する際には必須のソフトウェアとなっています。
XcodeをインストールすることでXcode CommandLine toolも纏めてインストールされます。
開発環境構築に便利なツール4:Fantastical
Fantasticalは日本語で入力ができるカレンダーアプリです。
直接の開発環境ではありませんが、自然な言語解析機能を備えたカレンダーアプリです。イベントやタスクなどを作成しやすく、カレンダーとタスクを一括で管理でき、デスクトップに通知が来るためリマインダーとして活用できます。
また、現在は天気表示や会議への招待状、ダークモードなどに対応した最新版のFantastical3が提供されています。
開発環境構築に便利なツール5:Quiver
Quiverは有料のmarkdownエディタです。
Mac OSとiPhoneに対応したエディタで、メモを自動保存でき、フォルダのように階層構造で整理することができる便利さが特徴です。
書き心地や使い心地も良いため、有料アプリですがおすすめです。また、プレビューをCSSで編集するだけでなく、PDFで出力する際もCSSで加工できます。
開発環境構築に便利なツール6:Pycharm
PycharmはPythonの開発に便利な統合開発環境です。
PythonのIDEとして非常に有名で、コード解析やデバッガ、統合単体テスターやバージョン管理システムなどが搭載されています。
有償のProfessional Editionと無償のCommunity Editionがあり、コミュニティ版であれば無料で利用することができます。ただしSQL対応など一部省かれている機能があります。
開発環境構築に便利なツール7:1Password
1Passwordはパスワード管理アプリです。
ログインID、パスワード、クレジットカード情報などを安全に保存、使用することができるパスワードマネージャーです。Webを利用する限りさまざまなパスワードを使用することになりますが、個人情報を守るためにもパスワードの管理は必須です。
1Passwordは月額版と買い切り版の2種類があるため、利用期間を考えて購入するようにしましょう。
開発環境構築に便利なツール8:Google Chrome
Google ChromeはWebブラウザです。
インターネットを利用する上で必須のクロスプラットフォーム対応のブラウザです。MacBook Airではシステム環境設定からデフォルトのWebブラウザを「google chrome.app」に変更することで導入できます。
また、前述の1passwordなどは拡張機能としてインストールすることができます。
開発環境構築に便利なツール9:Evernote
Evernoteはクラウドで保存できるメモアプリです。
無料のベーシックプランから有料のプレミアムプラン、法人向けプランなどがあり、容量などが異なっています。作業メモなどを保存するだけであれば、無料のプランでも問題なく利用できるでしょう。
クラウドにデータを保存するため、自宅や職場のパソコン、スマートフォン端末でデータを共有することができます。
開発環境構築に便利なツール10:Better Touch Tool
Better Touch Toolはトラックパッドやキーボードにアクションを割り当てるアプリです。
Better Touch Toolを使うことで、Touch Barやトラックパット、マウスジェスチャー、ショートカット、マウスなどさまざまなアクションの設定ができます。
また、MacBook Airで開発環境を構築する際にはウィンドウの移動を簡単に行えるようにできます。
開発環境構築に便利なツール11:Alfred
AlfredはMac OS用のアプリケーションランチャーです。
ランチャーアプリであるAlfredを使うことで、MacBook Airのデスクトップにアイコンを置いておかなくてもすぐに使いたいアプリを呼び出すことができます。
デスクトップを空にしておくことでよりMacの処理速度を高めることができるため、MacBook Airで開発環境を構築する場合はおすすめです。
開発環境構築に便利なツール12:Homebrew
HomebrewはMac OS用のパッケージ管理システムです。
MacBook Airでプログラミングを行う際に必要になる、パッケージをインストール、アンインストールするシステムです。
本格的に開発環境を構築する場合は、パッケージ管理システムは必須になります。Homebrewを利用することで、必要なアイテムを簡単にダウンロードができるようになります。
開発環境構築に便利なツール13:Yoink
Yoinkは効率的なファイル移動を実現するユーティリティです。
ブラウザやウィンドウを多く開く場合にファイルの一時的な保存場所として便利に使えるソフトウェアです。ドラッグ&ドロップを簡単に行えるようにします。
開発環境に直接関係するアプリではありませんが、Yoinkを導入することでMacBook Airをより快適に利用することができるでしょう。
開発環境構築に便利なツール14:iTerm2
iTerm2はMac OS用の端末エミュレーターです。
Windowsのようにコマンドラインを使いたい場合、Macではターミナルを利用することになりますが、iTerm2はMacBook Airにデフォルトで搭載されているターミナルよりも高機能なコマンドラインツールです。
多くのMacエンジニアも導入しており、MacBook Airで開発環境を構築する際におすすめのツールです。
開発環境構築に便利なツール15:Google 日本語入力
Google 日本語入力はGoogleが開発した日本語入力システムです。
無料で利用できる日本語入力システムです。インターネット上から自動的に辞書を生成するため、最新の言葉にすぐに対応します。
デフォルトの日本語入力で問題ない場合は特にインストールする必要はありませんが、使いこなすことでデフォルトの入力機能よりも効率の良い日本語入力ができるようになるでしょう。
開発環境構築に便利なツール16:Skitch
Skitchは画像に矢印や図形を簡単に書きこめるアプリです。
簡単な画像編集ができるアプリで、矢印や図形、スタンプ、モザイク、画像のリサイズや解像度の変更などの処理ができます。
たとえば会議の後でホワイトボードを撮影して、注釈のコメントを書きこむこともできます。
開発環境構築に便利なツール17:Sourcetree
SourcetreeはGitの管理ソフトです。
ソースコードのバージョン管理ツールとして多くのエンジニア利用されているGitですが、SourcetreeはGitの操作ができるアプリです。SourceTreeを利用することで、GitHubにファイルをアップすることもできます。
また、Sourcetree上で差分を確認するなど便利に利用することができます。
開発環境構築に便利なツール18:Python3
Python3は新しいバージョンのPythonです。
2008年にリリースされた最新のPythonですが、MacBook AirにはデフォルトでPython2がインストールされているためPython3を入れましょう。
オープンソースのプログラミング言語となっているため無料でダウンロードできます。また、前述のPycharmを利用することで効率よく開発できます。
開発環境構築に便利なツール19:ForkLift
ForkLiftはMac OS用のファイルマネージャーです。
サーバーなどにFTP通信を行う際に利用するFTPクライアントです。ForkLift 2までは無料で利用でき、ForkLift 3は有料ツールとなっています。
MacのFinderに近い画面でファイルを簡単に転送できるため、多くのMacユーザーが利用しています。また、Amazon S3にも対応しています。
開発環境構築に便利なツール20:WebStorm
WebStormはWeb開発におすすめの統合開発環境です。
JetBrains社が提供している、HTML、CSS、JavaScriptの制作ソフトです。Web開発に特化しているため、特にJavascriptでWeb開発を行いたい場合に有効です。
有料ツールですが、FTPクライアントなども最初から組み込まれています。
開発環境構築に便利なツール21:Yarn
YarnはNode.js上で利用するパッケージマネージャーです。
JavaScriptはフロントエンドで使用するプログラミング言語ですが、Node.jsを利用することでサーバーサイドでの処理に使用できるようになります。
Yarnを導入することで、JavaScriptでサーバーサイドの開発を行う際に使用するフレームワークを簡単にインストールすることができるようになります。
開発環境構築に便利なツール22:Git
Gitはソースコードの分散型バージョン管理システムです。
MacBook Airにも最初からインストールされていますが、開発環境を構築するなら新しいバージョンのGitをダウンロードするようにしましょう。
Gitを利用することで、プログラムのソースコードの変更履歴を記録することができるようになります。
開発環境構築に便利なツール23:Node.js
Node.jsはサーバサイドでJavaScriptを動かせるJavaScriptの実行環境です。
JavaScriptを使った開発を行う場合、Node.jsを利用すればサーバーサイドでの処理を実装することができます。バージョン管理も行うため、nvmを利用してNode.jsをインストールするようにしましょう。
開発環境構築に便利なツール24:Visual Studio Code
Visual Studio Codeは高機能なソースコードエディタです。
Microsoft社が提供している無料で利用できるコードエディタです。Mac OSだけでなく、WindowsやLinuxでも利用することができます。
また、さまざまな拡張機能が提供されているため、ユーザーの好みやプログラミングの目的に合わせて最適な開発環境を用意することができます。
MacBook Airがおすすめの理由6選
MacBook Airがおすすめの理由をご紹介します。
WindowsとMacは操作性が大きく異なりますが、プログラミングを目的として利用するならMacBook Airを利用するのがおすすめです。
ここでは最後にMacBook Airがおすすめの理由6選をご紹介しますので、開発環境として利用するかどうか検討している方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
MacBook Airがおすすめの理由1:軽量で女性も持ち運びしやすい
MacBook Airは薄く軽量なため、女性も簡単に持ち運びができます。
MacBook Airは厚みが最大17mm、重量はわずか1.35kgと薄型で軽量です。無駄のない薄いボディは女性用の小さな鞄の中にもしまいやすいため、パソコンを持ち歩いて仕事をしたい女性プログラマーにも最適です。
MacBook Airがおすすめの理由2:初期設定のままターミナルなどを利用できる
MacBook Airは初期設定のままUNIXコマンドなどを使うことができます。
Mac OSはUNIXベースのOSとなっているため、初期状態でもすぐにターミナルでUNIXコマンドを利用することができます。
プログラミングのドキュメントもUNIXコマンドを利用することが多く、環境もUNIX前提になっているケースがあるため、最初からUNIXコマンドなどを利用できるのはポイントが高いと言えます。
MacBook Airがおすすめの理由3:Windowsが使える
MacBook AirはWindowsも利用できます。
WindowsのパソコンにはMac OSを導入することはできません。しかしMacBook AirにはWindowsを仮想環境としてインストールする機能があるため、MacBook Airでアプリケーションを開発した場合、Mac OSの環境もWindowsの環境も試すことができます。
MacBook Airがおすすめの理由4:IT業界でのシェアが高い
MacBook AirはIT業界でのシェアが高いです。
特にスタートアップではMacの使用率が高い傾向があり、IT関連の勉強会では多くの参加者がMacBook AirなどMacのノートパソコンを持っています。
また、インターネット上のQAサイトなどでもMacを前提とした解説記事が多いため、動作環境を合わせておく意味でもMacBook Airを利用するのがおすすめです。
MacBook Airがおすすめの理由5:エラーが起きづらい
MacBook AirはWindows特有のエラーが起きづらいです。
もともとLinuxを想定して作られているものをWindowsで動かす場合、環境の違いからエラーが発生するケースがあります。こういった環境差異によるエラーは一般的なエラーよりも解決するのが難しくなります。
その点、MacBook Airであればそういったエラーが発生する可能性が低いです。
MacBook Airがおすすめの理由6:iOSアプリを開発しやすい
MacBook AirはiOSアプリなどのApple向けのアプリを開発しやすいです。
iOSアプリを作るためにプログラミングを行うのであれば、MacBook AirをはじめとしたMacを利用する必要があります。
また、今後もiOSアプリはシェアを伸ばしていくことが予想されるため、将来的にはiOSアプリの開発を視野に入れておくのがおすすめです。
MacBook Airの開発環境について知ろう
プログラミングを行うならMacBook Airで開発環境を構築しましょう。
ぜひこの記事でご紹介したMacBook Airの開発環境構築に便利なツールやMacBook Airがおすすめの理由などを参考に、MacBook Airを利用したプログラミングを行ってみてはいかがでしょうか。