JavaScriptとは?ゲーム開発をするためのライブラリ9選をご紹介

JavaScriptを使ってゲーム開発をするには?

JavaScriptを利用することでゲーム開発を行うことができます。

JavaScriptでのプログラミングを勉強している方の中には、JavaScriptを使ってゲーム開発を行ってみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

しかしゲーム開発は他の開発と違って学習しなければいけない内容が多いことから、普通にプログラミングを勉強してもうまくいかないケースもあります。

JavaScriptでゲーム開発をするメリット

JavaScriptにはゲーム開発に適したさまざまなライブラリがあります。

前述のとおり、ゲーム開発には専門的な知識や技術が必要になるため、ライブラリなどを使用せずにゲーム開発を行うのは非常に難易度が高いです。

その点、JavaScriptにはゲーム開発に利用できるライブラリが複数用意されているため、効率的なゲーム開発ができるというメリットがあります。

JavaScriptでゲーム開発をするためのライブラリ9選

JavaScriptでゲーム開発をするためのライブラリをご紹介します。

JavaScriptでゲーム開発を行いたいのであれば、ゲーム開発に適したライブラリについて理解する必要があります。

ここではJavaScriptでゲーム開発をするためのライブラリ9選をご紹介しますので、ゲーム開発を行う参考にしてみてはいかがでしょうか。

ゲーム開発をするライブラリ1:Phaser.js

Phaser.jsはコミュニティが支援しているゲームライブラリです。

デスクトップにもモバイルにも対応しているライブラリで、WebGLとCanvasをサポートしており、2Dゲームの開発が可能です。

利用は基本的に無料で、無料で利用できる機能だけで2Dゲームの開発を行うことができます。また、追加機能も用意されていますが、追加機能を利用したい場合にはプラグインを購入する必要があります。

ゲーム開発をするライブラリ2:Babylon.js

Babylon.jsはゲーム開発もできるWebレンダリングエンジンです。

ゲームライブラリというわけではありませんが、ゲームを構築できるレンダリングエンジンになっています。特に視覚化に関連した機能を提供します。

Babylon.jsを使用する場合は先にエンジンを構築してゲームを構築する流れとなりますが、ある程度スキルを持っている必要があります。

ゲーム開発をするライブラリ3:PixiJS

PixiJSは2D視覚化に特化したゲームライブラリです。

柔軟な対応ができる2D視覚化ライブラリで、WebGLで動作します。Webエクスペリエンスを構築することができ、ゲーム開発以外にも活用することができます。

ただし、ゲーム開発に使用する場合は独自の物理エンジンやゲームループの構築などを行う必要があるため、ゲームの仕組みについて理解する必要があります。

ゲーム開発をするライブラリ4:enchant.js

enchant.jsは2Dゲーム開発に特化したゲームライブラリです。

HTML5とJavaScriptをベースとしたゲームライブラリで、GitHubでソースコードが公開されています。もともとはプログラミング学習を目的として開発されたものですが、現在ではHTML5向けゲームエンジンとして世界で広く利用されています。

また、enchant.jsならパソコンでもスマートフォンでも遊べるゲームが開発できます。

ゲーム開発をするライブラリ5:CreateJS

CreateJSはゲーム開発にも利用できるライブラリです。

ゲーム専用のライブラリというわけではありませんが、Canvasに対応しています。高い表現力を持ったライブラリで、EaselJSやSoundJS、TweenJS、PreloadJSなどと組み合わせることでゲーム開発を行うことができます。

ゲーム開発をするライブラリ6:Kiwi.js

Kiwi.jsは幅広いゲーム開発に活用できるゲームライブラリです。

Kiwi.jsの開発プロジェクトは、ゲーム開発の分野におけるWordPressを目指すという意欲のあるプロジェクトです。

実際に、Kiwi.jsはアクションゲーム、シューティングゲーム、パズルゲームなど幅広い分野のゲーム開発を行うことができ、マルチタッチサポートやオブジェクトのグループ化などの便利な機能を搭載しています。

ゲーム開発をするライブラリ7:phina.js

phina.jsは初心者でも手軽にゲーム開発が実現できるゲームライブラリです。

アイデアをすぐに形にできることをコンセプトにしたゲームライブラリで、HTML5のCanvasの機能を利用して処理を行っています。

また、phina.jsは日本生まれのゲームエンジンであることから、ドキュメントは日本語になっており、インターネット上でも日本語の情報が豊富なので、初心者でも利用しやすいです。

ゲーム開発をするライブラリ8:Three.js

Three.jsは3DCG描画に特化した軽量なライブラリです。

リアルタイムレンダリングによる3DCG描画ができるライブラリで、クロスブラウザに対応しています。また、CanvasやScalable Vector Graphics、WebGLをサポートしています。

ソースコードはGitHubで管理されており、ライブラリはavascriptファイルになっているため、ローカルにコピーして利用できます。

ゲーム開発をするライブラリ9:p5.js

p5.jsはビジュアルコーディングに特化したライブラリです。

ProcessingをJavaScriptに移植したライブラリで、Processingが目的としているデザイナーや教育者、諸学者のためのWebのコーディング環境を提供するものとなっています。

また、デジタルアートの作成が簡単に行えることから、ゲーム開発以外でも活用することができます。

JavaScriptでゲーム開発をするときのポイント6つ

JavaScriptでゲーム開発をするときのポイントをご紹介します。

ここまでJavaScriptのゲーム開発で利用できるライブラリをご紹介してきましたが、実際にゲーム開発を行う場合にはどのようなポイントがあるのでしょうか。

ここではJavaScriptでゲーム開発をするときのポイント6つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ゲーム開発をするポイント1:エディタを用意する

JavaScriptでゲーム開発をする場合、まずはエディタを用意しましょう。

JavaScriptは開発環境を準備する必要はありませんが、エディタが必要になります。エディタはWindowsのメモ帳を利用することもできますが、専門のエディタを利用することでより効率的なゲーム開発が可能になるでしょう。

特に利用したいエディタがない場合は、秀丸エディタやTeraPadなどがおすすめです。

ゲーム開発をするポイント2:プログラミングスキルを磨く

JavaScriptでゲーム開発をする場合、JavaScriptのプログラミングスキルを磨きましょう。

JavaScriptでゲーム開発ができるようになるには、JavaScriptのプログラミングスキルを習得する必要があります。JavaScriptを学べる学習サイトも多いため、活用すると良いでしょう。

ゲーム開発をするポイント3:実際にプログラミングをしてみる

JavaScriptでゲーム開発をする場合、プログラミングをしてみましょう。

ある程度のプログラミングスキルを身に付けたら、手を動かしてプログラミングをしましょう。簡単なものでも良いため成果物を作ることで、学んだ内容を復習しながら知識の土台を浮くることができます。

ゲーム開発をするポイント4:ライブラリへの理解を深める

JavaScriptでゲーム開発をする場合、JavaScriptライブラリへの理解を深めましょう。

ゲーム開発ではゲームライブラリを多用することになるため、JavaScriptプログラミングでライブラリを使えるように知識を取得しましょう。実際のゲーム開発では、ゲームの基本機能はライブラリを使用することになります。

ゲーム開発をするポイント5:ゲームサンプルを参考にする

JavaScriptでゲーム開発をする場合、ゲームサンプルを作成しましょう。

本格的なゲーム開発をする前に、JavaScriptの学習サイトなどを利用してサンプルのゲームを作りましょう。サンプルを作ることでゲーム開発の基本を押さえることができるため、サンプルを作った後は好きなゲームを作ってみると良いでしょう。

ゲーム開発をするポイント6:HTMLへの理解を深める

JavaScriptでゲーム開発をする場合、HTMLの基礎を押さえましょう。

JavaScriptでプログラミングをする場合にはHTMLも必要になるため、HTML未経験であればHTMLについても勉強しましょう。JavaScriptの学習をする際にもHTMLは多く登場するため、同時に勉強しておくのがおすすめです。

JavaScriptでゲーム開発をしてスキルを磨こう

JavaScriptのライブラリを利用することで効率的にゲームを開発することができます。

ぜひこの記事でご紹介したJavaScriptでゲーム開発をするためのライブラリやJavaScriptでゲーム開発をするときのポイントなどを参考に、JavaScriptでゲーム開発に挑戦してみてはいかがでしょうか。