おすすめのプログラミング資格10選!初心者向け資格や資格取得のメリットも紹介

そもそもエンジニアに資格は必要?

エンジニアとはプログラミングを駆使して、さまざまな分野のシステムやサービスを開発する職業です。

エンジニアという言葉はもともと「エンジニアリング(工学)」に関する専門的な技術を持った専門職を意味するため、幅広い分野で仕事を行っています。しかし現在では、一般的にITエンジニアを指すケースが多いです。

ITエンジニアを目指している方の中には、資格を取得した方が良いと考えている方もいるのではないでしょうか。

仕事上必ずしも必要ではない

エンジニアとして働くために必ずしも資格が必要なわけではありませんが、取得しておいた方が有利になるケースが多いです。

エンジニアは特定の資格がなければ就けない職業というわけではないため、資格を取得する必要はありません。しかしIT資格を取得しておくことで、エンジニアに転職や就職する場合、資格を持っていないライバルよりも有利に働くため、取得しておくのがおすすめです。

プログラミング資格を取得する4つのメリット

プログラミング資格を取得するメリットをご紹介します。

エンジニアにとって資格取得は必須ではありませんが、プログラミング関連の資格を取得することでさまざまなメリットがあります。

ここではプログラミング資格を取得する4つのメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

プログラミング資格を取得するメリット1:自身のスキルの証明ができる

プログラミング資格を取得することで、プログラミング関連のスキルを証明することができます。

プログラマーになるために資格は必要ありませんが、エンジニアになるにはプログラミングのスキルを身につける必要があります。

また、プログラミングスキルを習得していることを対外的に証明するためには、資格を取得しておく方が確実です。そのため、エンジニアとして就職したいなら資格を取得する方が良いでしょう。

プログラミング資格を取得するメリット2:体系的に理解を深めることができる

プログラミング資格を取得することで、エンジニアに必要な知識を体系的に学ぶことができます。

プログラミングスキルは独学で習得することも可能ですが、独学ではどうしても知識が偏ります。しかしプログラミング関連の資格対策用の教材などを利用して学習することで、プログラミングの資格に関連した知識を網羅的に習得することが可能です。

プログラミング資格を取得するメリット3:就職や転職でアピールできる

プログラミング資格を取得することで、就職や転職の際に資格をアピールすることができます。

前述のとおり、プログラミングの資格を取得していることで一定のスキルを持っていることを示すことができます。

そのため、エンジニアとして転職、就職を目指す場合には、プログラミング関連の資格を取得している方が資格を取得していない場合よりも有利に働くでしょう。

プログラミング資格を取得するメリット4:成長意欲の高さを示すことができる

プログラミング資格を取得することで、目標設定による学習意欲の高さを示すことができます。

資格取得を目指すことで目標が定まるため、高いモチベーションを持ってプログラミングの学習を進めることができます。そのため、独学よりも効率的にプログラミングを習得することもできるでしょう。

また、実際に資格を取得することで、成長意欲が高い人間であることを対外的に示すことも可能になります。

おすすめのプログラミング資格10選

おすすめのプログラミング資格をご紹介します。

エンジニアを目指している方の中には、プログラミング資格の取得を検討している方も多いでしょう。しかし関連資格が多すぎて、どの資格を取得すればいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。

ここではおすすめのプログラミング資格10選をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

おすすめのプログラミング資格1:情報処理技術者試験

情報処理技術者試験は経済産業省が情報処理技術者としての一定のスキルを有していることを認定する国家資格です。

情報処理技術者試験は「情報処理の促進に関する法律」に基づいてIPAが実施している資格です。試験は1から4までの4つのレベルに分類され、さらに12の資格区分から構成されています。

エンジニアとして資格を取得するなら、まずは情報処理技術者試験の初心者向けの資格を取得するのがおすすめです。

おすすめのプログラミング資格2:Oracle認定Java資格

Oracle認定Java資格は日本オラクル社が認定しているベンダー資格です。

プログラミング言語のJavaに関する知識やスキルを認定する資格としてメジャーなベンダー資格です。

Oracle認定Java資格はJavaを開発、提供しているオラクル社の公式の資格となっているため、Oracle認定Java資格を取得することでJavaに関する一定のスキルを保有していることを証明することができます。

おすすめのプログラミング資格3:Java SE 8 認定資格

Java SE 8 認定資格は日本オラクル社が認定しているJava SE 8の資格です。

Oracle認定Java資格の中でも、Java SE 8に関する正しい知識やスキルを証明できるベンダー資格です。Java SE 8 認定資格を取得することで、Javaアプリケーション開発に必要なプログラミングスキルを身につけることができます。

また、資格にはSilverとGoldという2つのレベルがあります。

おすすめのプログラミング資格4:PHP技術者認定初級試験

PHP技術者認定初級試験はPHPの知識やスキルを有していることを認定する資格です。

一般社団法人「PHP技術者認定機構」が運営している民間資格で、PHPの専門技術取得能力を正しく測ることができる資格です。

PHP技術者認定試験には初級、上級、ウィザードという3段階の資格があり、初級は学生や実務経験の少ない社会人を対象としています。

おすすめのプログラミング資格5:Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験はRubyの知識やスキルを有していることを認定する資格です。

非営利団体「Ruby Association」が運営している資格試験で、Ruby開発者である、まつもとゆきひろ氏が理事長をされています。

Ruby技術者認定試験は、Rubyベースのシステム設計や開発、運営などを行うエンジニアに役立つ資格となっています。

おすすめのプログラミング資格6:C言語プログラミング能力検定試験

C言語プログラミング能力検定試験はC言語を駆使したプログラミング作成能力を認定する資格です。

サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催の民間資格で、認定基準は1級、2級、3級という3種類のレベルにわかれています。

1級はCUIベースの実技試験となっており、GUIを使用しないため、テキストエディタでも対応できる内容となっています。

おすすめのプログラミング資格7:Python3エンジニア認定

Python3エンジニア認定はPythonに関するスキルを有していることを認定する資格です。

一般社団法人「Pythonエンジニア育成推進協会」が実施している資格試験で、Python3に関する基礎試験とデータ分析試験の2種類があります。

基礎試験はPythonに関する基本的な内容を問われる試験となっているため、エンジニアを目指している方でも勉強すれば合格することも可能です。

おすすめのプログラミング資格8:ORACLE MASTER

ORACLE MASTERはオラクルデータベースの管理スキルを有していることを認定する資格です。

ORACLE MASTERも日本オラクル社が認定しているベンダー資格で、データベースの管理や運用、SQLの習熟度などが問われます。

試験のグレードはBronze、Silver、Gold、Platinumの4つがあります。Platinumに関してはまだ詳細未定となっています。

おすすめのプログラミング資格9:Android技術者認定試験

Android技術者認定試験はAndroid開発技術者のスキルを有していることを認定する資格です。

Androidのアプリケーションやプラットフォームの開発スキルを認定する資格で、アプリ開発エンジニア向けの「アプリケーション技術者認定試験」とプラットフォーム関連のエンジニア向けの「プラットフォーム技術者認定試験」の2種類があります。

おすすめのプログラミング資格10:組込み技術者試験

組込み技術者試験は組込み技術者向けのスキルを認定する資格です。

一般社団法人「組込みシステム技術協会」が運営している資格試験で、試験はエントリーレベルのクラス2とミドルレベルのクラス1の2種類があります。

また、認定は合否ではなくレベル判定が行われ、A~Cのグレードで評価が行われます。

初心者におすすめのプログラミング資格4つ

初心者におすすめのプログラミング資格をご紹介します。

ここまでおすすめのプログラミング言語についてご紹介してきましたが、資格はそれぞれレベルが異なるため、プログラミング初心者の場合はエントリーレベルの試験から挑戦するのがおすすめです。

ここでは最後に初心者におすすめのプログラミング資格4つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

初心者におすすめのプログラミング資格1:ITパスポート

ITパスポートはITに関する基礎知識を有していることを認定する国家試験です。

ITに関する知識がなくても将来はエンジニアを目指したいという方の場合は、まずはITパスポートを取得するのがおすすめです。情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベルは1に相当します。

内容もITの基礎について問われるため、エンジニア以外でもITを押さえておきたい方は取得しておくと良いでしょう。

初心者におすすめのプログラミング資格2:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はITエンジニアとしてのキャリアをスタートする方におすすめの国家試験です。

情報処理技術者試験の1区分でスキルレベル2に相当します。試験範囲はコンピュータ科学基礎やシステムの開発運用、ネットワーク、データベース、セキュリティ、経営など幅広い知識について問われます。

情報処理技術者試験の中でも受験数が最も多い試験です。

初心者におすすめのプログラミング資格3:Javaプログラミング能力認定試験

Javaプログラミング能力認定試験はJavaに関する知識やスキルを認定する資格です。

サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催している民間資格で、Javaの基礎知識やオブジェクト指向に基づいたアプリケーション作成スキルなどを認定します。

認定基準はレベルごとに1級、2級、3級にわかれており、受験資格もないため初心者でも受験しやすい試験です。

初心者におすすめのプログラミング資格4:Oracle Certified Java Programmer Bronze

Oracle Certified Java Programmer BronzeはOracle認定Java資格の中でもっとも易しいレベルの資格です。

前述のOracle認定Java資格はBronze、Silver、Gold、Platinumという4つのグレードがあるため、Oracle認定Java資格を受験するのであれば、まずはBronzeを受験するのがおすすめです。

プログラミング資格を取得してキャリアアップに活かそう

エンジニアを目指すならプログラミング資格を取得するのがおすすめです。

ぜひこの記事でご紹介したプログラミング資格を取得するメリットやおすすめのプログラミング資格、初心者におすすめのプログラミング資格などを参考に、資格取得を目指しましょう