未経験からフロントエンドエンジニアになる方法|必要なスキル3つを解説

フロントエンドエンジニアとは


フロントエンドエンジニアとはWebサイトのユーザーが目にする部分を担当するエンジニアのことです。Webデザイナーがデザインしたものを元にして、HTMLやCSSなどのプログラミング言語を用いてWebサイトのユーザーの目に触れる部分を作ります。フロントエンドエンジニアはユーザーが使いやすいWebサイトを作るのが仕事ですが、企業によってはWebデザインの一部を担当することもあります。

マークアップエンジニアとの違い

マークアップエンジニアとはHTMLやCSSに詳しいエンジニアになります。それに対しフロントエンドエンジニアはWebサイトのプログラム全般に詳しいエンジニアとなります。マークアップエンジニアとフロントエンドエンジニアの違いは、フロントエンドエンジニアの方がプログラミングの知識がマークアップエンジニアよりもあるということです。また企業によっては呼び方が違うだけで似たような仕事をしている場合もあります。

フロントエンドエンジニアに必要なスキル3つ


フロントエンドエンジニアを目指す場合、HTMLやCSSなどのプログラム言語の習得は必須となるため未経験であってもこれらのスキルを習得しようと努力をするでしょう。しかしこの他にもフロントエンドエンジニアに求められるスキルがあります。プログラミング言語以外のフロントエンドエンジニアに必要とされるスキルとは、なんでしょうか。

必要なスキル1:コミュニケーション能力


フロントエンドエンジニアにはコミュニケーション能力が求められます。一見フロントエンドエンジニアには必要がなさそうなスキルですが、意見交換や橋渡しの役割も兼ねてコーダーやWebデザイナーなどとコミュニケーションをとる必要があります。フロントエンドエンジニアは人と人との調整役をすることもあり、それなりのコミュニケーション能力が必要となります。

必要なスキル2:IT技術の動向の察知力


フロントエンドエンジニアが活躍するWeb業界は技術の進歩がとても早い業界になるため、新しい情報を常にキャッチできるような洞察力が必要になります。フロントエンドエンジニアは就職し、プログラミング言語を習得したら終わりということではありません。この業界の早い流れに乗れるように常に新しいことに興味と関心を持ち続け、最新の技術を勉強していかなればならないのです。

必要なスキル3:プログラミングスキル

フロントエンドエンジニアはWebサービスの開発などが仕事となるため、基本スキルとしてプログラミングスキルが求められます。またHTMLやJavaScriptのスキル以外にもRubyなどの言語も知っておくと、他のエンジニアとの打ち合わせなどで話が通じやすくなるため覚えておくべき言語になります。そしてプログラミング言語の習得だけでなく、CMSの知識やフレームワークなどの知識も必要となってきています。

未経験からフロントエンドエンジニアになるにはどうする?


未経験からでもフロントエンドエンジニアとして就職することは可能です。しかし未経験であるならまずはコーダーを経験し、その後マークアップエンジニアを経てフロントエンドエンジニアへとキャリアアップするのが無理のない道とされています。よって未経験からフロントエンドエンジニアを目指すなら、まずはコーダーとして就職をめざすのも一つの手段です。

未経験の場合はコーダーから始めるべきである理由4つ


フロントエンドエンジニア未経験の人がまずコーダーを目指す理由として「フロントエンドエンジニアはコーダーの上位職であること」「未経験でも求人数が多いこと」があげられます。未経験からフロントエンドエンジニアを目指すために、最初にコーダーを目指すべき理由があります。その理由を詳しくご紹介いたします。

理由1:フロントエンドエンジニアはコーダーの応用職

フロントエンドエンジニアはコーダーの上位職です。コーダーの仕事はフロントエンドエンジニアが知っておかなければならないベースの知識となっています。そのためフロントエンドエンジニア未経験の人がWeb業界を目指す場合、まずはコーダーとして就職し、その後キャリアアップして最終的にフロントエンドエンジニアになります。

理由2:キャリアアップしやすい

未経験の人でもコーダーとして経験をつめばフロントエンドエンジニアにキャリアアップしやすいです。コーダーの仕事で使用するHTMLやCSSなどのプログラミング言語や、仕事を通して培ったコミュニケーション能力などのスキルはフロントエンドエンジニアにも必要なものだからです。このようにコーダーの仕事をしながら築き上げた知識や経験が、フロントエンドエンジニアへのキャリアアップにつながります。

理由3:未経験でも可能な求人が他と比べて多い

コーダーはWebデザイナーやWebエンジニアより求人数が多いため未経験での就職の可能性が高くなっています。これは企業がコーダー未経験の人を歓迎しているためです。未経験歓迎の背景の一つに、意思の疎通が図れる自社のコーダーを未経験の状態から育てたいという理由があります。そのためコーダーの求人は未経験の採用に積極的な企業が多いです。

理由4:スキルに偏りがなくなる

企業がコーダー未経験の人を採用するのはスキルに偏りをなくすためです。経験者の場合スキルが偏っていることがあり、偏ったスキルが自社の傾向に合わないこともあります。そのため一から自社のスキルを体得させることができる、コーダー未経験者を採用する企業が多くあります。こうして育てたコーダーがいずれキャリアアップし自社のフロントエンドエンジニアになるのです。

フロントエンドエンジニアに必須なプログラミング言語4つ


フロントエンドエンジニアを目指すなら覚えなければならないプログラミング言語があります。未経験からフロントエンドエンジニアを目指すなら、HTMLやCSSなどのプログラミング言語の勉強が必要です。フロントエンドエンジニアを目指す未経験の人が習得すべき言語を、詳しくご紹介していきます。

必須なプログラミング言語1:HTML

未経験からフロントエンドエンジニアを目指すならHTMLの勉強は必須です。HTMLは階層構造になっており、「head」と「body」という二つの要素で構成されています。HTMLの習得はプログラミングに比べて難易度は低いです。またプログラミングの勉強前にHTMLを覚えておけばプログラミングの習得がスムーズと言えます。

必須なプログラミング言語2:CSS


HTMLと同じように未経験の人が最初に覚えたい言語がCSSになります。CSSはHTMLと組み合わせて使う言語になるためです。HTMLでWebページ内の骨組みを組み立て、CSSでHTMLの情報をどのような文字サイズにするかなど細かいレイアウトを決定します。 ただしアニメーションや動きのあるものはデザインできません。CSSの習得難易度はそれほど難しくはなくHTMLと同じくらいです。

必須なプログラミング言語3:JavaScript

JavaScriptは未経験の人でも比較的習得しやすいプログラミング言語であり、フロントエンドエンジニアを目指すなら必ず習得しておきたい言語です。JavaScriptが習得できれば、CSSでできなかったアニメーションなどの動きのあるデザインができます。またWebアプリの開発もできるなど、JavaScriptを習得しておくとエンジニアとしてできることの幅が広がります。

必須なプログラミング言語4:PHP

PHPはWebサイトの掲示板や問い合わせフォームなど動的部分を作るのに必要なプログラミング言語です。有名な「Facebook」などはPHPを使用して作成されていますし、WordPressを使用してWebサイトを作成するなら必要な言語となります。覚えると制作の幅が広がるPHPですが、比較的習得しやすい言語であり習得難易度はHTMLと同じくらいとなっています。

未経験からフロントエンドエンジニアを目指そう


フロントエンドエンジニアは未経験者OKな求人も多く、未経験でも就職しやすいです。しかしフロントエンドエンジニアになるために必要なプログラミング言語の習得が必要となります。またコーダーとして就職しキャリアアップをしてフロントエンドエンジニアになる道もあります。どちらの道を選択するとしてもプログラミング言語のスキルだけでなく、コミュニケーション能力や最新技術の勉強も必要となります。