社内SEの求人の探し方6つ!社風が合っているか調べよう|将来性は?

社内SEとは


社内SEとは、自社内で働くSEのことで自社で使用するパソコンに関するさまざまな責任を担います。その内容は、パソコンの故障対応、セキュリティ対応、パソコンセットアップなど多岐にわたります。また、社内SEは一般的なSEよりも楽と考えられがちですがそうとも言い切れません。というのは、社内SEは一般のSEのように納期に追われることはありませんが、社内のITトラブル対応や保守など仕事の範囲が広いからです。

社内SEの仕事内容8つ


社内SEは社内のパソコン周りのこと全般を担う仕事で、その仕事内容は多岐にわたります。そのため、社内SEはパソコン本体のことはもちろん、インフラ整備や保守など多くの知識やスキルを必要とされています。ここでは、社内SEの仕事にどのようなものがあるかを種類別に紹介します。社内といっても、実は社外パートナーとの交渉やIT戦略、アプリ開発などの仕事もありますので、その仕事内容についてよく確認してみましょう。

社内SEの仕事内容1:PC管理

社内SEの仕事内容にPC管理があります。PC管理とは、そのPCをいつから使用しているか、いまどんな状態か、また全部でいくつあるかといった内容を把握して、社内のPCに関する情報を管理することです。また、セキュリティ管理やアップデート対策やライセンス管理などの情報に関しても、管理しておく必要があります。大企業となれば、事業所ごとにPCの使用用途や情報を把握しなければならず、管理も大変になってきます。

社内SEの仕事内容2:トラブルへの対応


社内SEの仕事内容にトラブルへの対応があります。たとえば「パソコンの調子が悪いので見てもらいたい」「迷惑メールがたくさんくる」「社内LANの接続ができなくなった」といった、社内PC関連のトラブルを解決する仕事です。これらの対応には、SEとしての知識はもちろん、PC本体の知識や周辺設備やソフトウェア知識などが必要になるとともに、人当たりの良さや人間関係の構築なども必要なスキルになってきます。

社内SEの仕事内容3:インフラ周りの管理

社内SEの仕事内容としてはインフラ周りの管理があります。社内インフラ整備とは、社内の情報インフラを設計したり、情報セキュリティー構築も含めたものを指します。会社規模やどういった仕組みになっているかによって、その難易度は異なりますが、複数拠点でつながるような仕組みの場合は複雑化します。社内SEは、こういった面からも、インフラエンジニアとしての知識も必要だといえます。

社内SEの仕事内容4:サイバーセキュリティ対策

社内SEの仕事内容にサイバーセキュリティ対策があります。サイバーセキュリティ対策とは、サイバー攻撃に強く情報システムを防御することができるネットワークやサーバーを構築することです。また、もしセキュリティ事故が発生した場合も、迅速で適切な対応を行うための手順を整える必要があります。さらに、高いセキュリティを求める企業の場合は、セキュリティポリシーの策定をしたりすることも社内SEの仕事となります。

社内SEの仕事内容5:システムの運用


社内SEの仕事内容としては、システムの運用があります。社内SEは社内システム開発や保守運用、その改善も担います。システム運用では、安定性のあるもの、セキュリティに優れたものが求められます。また大企業となれば複数部署から要望が出されますので、その対応が他部署との連携を求められることもあり難易度が高くなることもあります。さらに、社内ネットワークや情報インフラ保守も社内SEの仕事でその役割は重要です。

社内SEの仕事内容6:IT戦略の立案・推進

社内SEの仕事内容にIT戦略の立案・推進があります。現在はIT戦略によって、生産性や競争力を高めていきたい企業が多くあります。その中で、社内SEは社外に負けないようなIT戦略を立案し推進していく役割を担います。たとえば、情報システムを活用して効率化を提案したり、ITシステムについての経営層からの相談に乗るなども社内SEの重要な仕事といえます。

社内SEの仕事内容7:社内のIT資産管理

社内SEの仕事内容に社内のIT資産管理があります。過去は紙で管理していたデータも、データ化されて保管されています。社内SEは、会社にとって資産価値のあるデータや、他社に漏れては困るようなデータを管理していくのも大切な仕事になります。そして、IT機器そのものについても管理する必要があります。そのためにはセキュリティを高めていくこと、どういったIT資産があるかの把握なども重要になってきます。

社内SEの仕事内容8:ツール・アプリの開発

社内SEの仕事内容にツール・アプリ開発があります。大企業になればなるほど、各種基幹の業務システムやWebアプリケーションを活用しているケースが多く、これらのアプリ開発やツールの開発が必須となります。社内SEは、社内で利用するツールやアプリ開発を担う必要があります。そのためには、各種ツールやアプリケーションの開発経験が必要になってきます。

社内SEの求人の探し方6つ


社内SEの求人はどこで探せばいいかですが、それにはどういった点に重点を置くかによって変わってきます。たとえば、給与面を重視する人と、福利厚生を重視する人、仕事内容が自分に適しているかに重点を置く人では適した求人は異なるからです。ここでは社内SEの求人を探す場合に、どういった点に注目すべきかについてみていきます。

求人の探し方1:社風が合っているか調べる

社内SEの求人を探す場合には、その会社の社風が自分に合っているかを調べることが重要です。社風というと、会社規模によっても仕事の進め方や社内の雰囲気が異なるため影響します。社内SEとして全ての業務を請け負い、人間関係を密にしていきたい場合は小さな会社が、部署に分かれてより自分の専門性を活かしたい場合には、大企業が適しているというように自分の希望に沿った社風かを事前にリサーチすることが必要になります。

求人の探し方2:仕事内容の見極め

社内SEの求人の探し方では仕事内容の見極めも重要です。同じ社内SEといっても、業界が違えば仕事内容は異なりますし、企業によって残業が続くというところもあれば、残業がほとんどないというところもあります。たとえば、社内SEの求人として残業が少ないところを希望するのであれば、大手金融機関や官公庁などの求人が、年収が高い企業を選びたいのであれば外資系生保や製薬会社などの求人が適しているでしょう。

求人の探し方3:給与の目安


社内SEの求人の探し方としては給与の目安があります。給与の高い社内SEの求人を探すのであれば、外資系生保や製造業や製薬会社などの企業の求人がおすすめですし、給与ではなく福利厚生その他の待遇がいいところを希望するのであれば官公庁の求人がおすすめです。給与については、病院内のシステムの求人については他業務とは違った扱いとなり、事務職と同じ最低層扱いとなる可能性があり、低賃金であることも多いでしょう。

求人の探し方4:どんな福利厚生があるか

社内SEの探し方としては、どんな福利厚生があるかという点に注目してみるのもいいでしょう。社内SEとして就職した場合に、福利厚生に期待できる企業は、老舗の製造業や官公庁系、大手金融機関などです。これらの企業は福利厚生がしっかりとしていたり、組合があったりして、働き手にとっていい環境であることも多いです。また、休日出勤などがあったとしても、代休を消化できるなど恵まれた環境の企業も多いです。

求人の探し方5:転職サイトの選び方


社内SEの求人の探し方で転職サイトを選ぶ場合は転職エージェントを活用して求人を探すのがおすすめです。転職エージェントの場合は、通常の転職サイトと違って、IT業界に特化したサイトもあったり、一般的なサイトには掲載されていない独自の求人をもっていたりします。そのため、自分がどういった企業に就職したいのかを見極めた上で、その企業へ紹介してもらえる実績のある転職エージェントを選ぶようにしましょう。

求人の探し方6:未経験の場合

社内SEの求人の探し方として、もし未経験の場合でもITスキルがあればあきらめる必要はありません。もちろん、社内SEとして経験がある人の方が有利です。しかし、社内SEはスキルのみでなく社内のシステム関連トラブル対応や社外ベンダーとの調整といったコミュニケーションスキルも求められる職種です。未経験でもシステムに関する知識があり、課題解決に前向きに取り組む姿勢が評価されれば採用される可能性はあります。

社内SEの将来性


ITシステムの重要性が認識されてきた昨今、社内SEは必要不可欠とされています。そして、社内SEは、IT利用促進や開発や保守を担っていくこともあり、今後もその必要性が増していくことが予想されます。ただし、IT業界は次々に新たな技術が開発されており、その時代に合った知識や技術が求められます。そのため、それについていくため社内SEはつねに最先端の技術や知識を更新していかなくてはなりません。

社内SEの求人の探し方を理解しよう


社内SEは企業のパソコン周りのことを請け負う仕事であり、またそれ以外にもIT戦略の立案や推進といった企業の成長にも関われる重要な役割を担っていることがわかりました。ただし、社内SEになるためには、それなりのスキルや知識を要します。社内SEの求人を探したいという場合には、前述にもありますようにどういった点に注目するかを見極めた上で、転職エージェントなどを利用して求人を探してみましょう。