未経験者でもITエンジニア転職できる?準備で必要な2つのこととは?

ITエンジニアとは?


ITとは、「I」がInformation(情報)、「T」がTechnology(技術)、この二つの頭文字をとった言葉で、パソコンやスマートフォンなどの情報技術の総称です。エンジニアとは技術者という意味のことばであり、ITエンジニアとは情報技術者のことを指します。本記事では、未経験者でもITエンジニア転職できるのか、ITエンジニアへの転職準備で必要なことは何かについて紹介していきます。

未経験者でもITエンジニアへの転職ができるのか?


エンジニアという言葉を聞くといかにも理系の人材が目指す仕事というイメージがありますが、実際にITエンジニアは文系出身の人も多くいます。文系出身の人も多いということは、未経験でも知識やスキルを身に付ければ希望職に就職できるということでもあります。現在ITエンジニアの求人は多く、未経験からITエンジニアに転職している人も決して少なくありません。

未経験者がITエンジニアに転職する際に準備すべき2つのこと


ここでは、未経験者がITエンジニアに転職する際に準備すべき2つのことについて紹介していきます。未経験者がITエンジニアに転職する際に準備すべき2つのこととして、IT業界知識習得とプログラム言語の習得があります。未経験でITエンジニアへの転職を成功させようと考えている方、転職活動に入る前にできる限り準備は万全にしておきましょう。

  • 準備すべきこと1:IT業界知識習得
  • 準備すべきこと2:プログラム言語の習得

準備すべきこと1:IT業界知識習得

未経験者がITエンジニアに転職する際に準備すべきこととして1つ目は、IT業界知識習得です。未経験で転職したとしても、業界に対して理解があるという前提で仕事を任されるため、転職後に活躍するためにも、業界の理解は十分に深めておく必要があるでしょう。業界に対する知識を増やすためには、転職エージェントやSNSのエンジニアコミュニティーの活用がおすすめです。

転職エージェントの活用

IT業界知識習得を得る方法として転職エージェントの活用があります。転職エージェントとは、転職希望者と採用を考えている企業の間に立って、転職成功に向けてサポートをしてくれるサービスです。業界出身者がキャリアアドバイザーとして活躍していることが多く、業界知識が豊富です。仕事柄、業界の人しか知らないような業界の構造や将来性について情報を提供してくれるのでIT業界知識習得のために使わない手はないでしょう。

SNSのエンジニアコミュニティーの活用

IT業界知識習得を得る方法としてSNSのエンジニアコミュニティーの活用があります。エンジニアコミュニティーでおすすめなものが、Qiitaなどです。Qiitaは、エンジニア向けの情報共有コミュニティであり、個人が書いた現実味ある投稿を読むことができます。実際に使われたソースコードなども見ることができるので、実務として今何が必要なのかということも感じ取れるでしょう。

準備すべきこと2:プログラム言語の習得


未経験者がITエンジニアに転職する際に準備すべきことの2つ目は、プログラム言語の習得です。実際にITエンジニアとして実務経験がなくても、仕事で使用するであろうプログラミング言語を扱うことができれば、即戦力になる可能性を見出され、採用担当者からの評価も高くなるでしょう。

Progateやdotinstallの活用

Progateとdotinstallは、どちらもWeb上でプログラミングを学べる初心者向けの学習サービスです。技術本からプラグラミング言語を学習する方法もありますが、動画を見て学習する方法もおすすめです。Progateとdotinstallは無料で利用できる内容もありますが、内容は限られてしまいます。有料プランのほうがレッスン全てを学習できるようになり、学習効率を上げることができるでしょう。

プログラミングスクールの活用

プログラム言語の習得について、プログラミングスクールの活用もおすすめです。TECHCAMPやGEEKJOBなど、転職活動を支援してくれるスクールに通うことを検討しましょう。実際に大手企業のITエンジニア新卒の半分はプログラミング未経験者ということが多く、2ヶ月の新人研修で現場に配属されることも多いです。このような事例から、未経験者でもプログラミングスクールに通うことで、ITエンジニアとしての基礎知識は身につくでしょう。

ITエンジニアの未経験者におすすめの転職サービス5選


未経験者でITエンジニアへの転職を成功させるには、転職サービスの利用がおすすめです。次は、ITエンジニアの未経験者におすすめの転職サービス5選について紹介していきます。ITエンジニアの未経験者におすすめの転職サービスには、DMM WEBCAMP・ワークポート・TECH CAMP エンジニア転職・dodaなどがあります。では、それぞれの特徴を見ていきましょう。

  • 転職エージェント1:DMM WEBCAMP
  • 転職エージェント2:ワークポート
  • 転職エージェント3:TECH CAMP エンジニア転職
  • 転職エージェント4:TechAcademy
  • 転職エージェント5:doda

転職エージェント1:DMM WEBCAMP

ITエンジニアの未経験者におすすめの転職サービス1つ目は、DMM WEBCAMPです。DMM WEBCAMPはDMMのグループ企業が運営するプログラミングスクールであり、受講生に寄り添った手厚い転職支援を受けることができます。転職できなかった場合は、全額返金する転職保証サービスを取り入れていることもあり、条件はありますが国からの助成金を受けることもDMM WEBCAMPでは可能です。

転職エージェント2:ワークポート

ITエンジニアの未経験者におすすめの転職サービス2つ目は、ワークポートです。ワークポートは、ITエンジニアのほかに、Webクリエイター・IT営業・コンサルタント・社内SE・ITサポートなど、幅広いIT系職種からの転職成功率が高いです。対応地域は全国、求人数も多いというのも利用しやすい利点でもあるでしょう。IT未経験の人もOKで、転職エージェントからお断りされることがほとんどないといわれています。

転職エージェント3:TECH CAMP エンジニア転職

ITエンジニアの未経験者におすすめの転職サービス3つ目は、TECH CAMP エンジニア転職です。TECH CAMP エンジニア転職は、未経験からプロのエンジニアスキルを身につけ、エンジニアとして転職ができるスクールです。転職成功率は99%、過去1,000人以上未経験からエンジニアに転職している実績を持っています。転職できなかった場合は全額返金する保証サービスもあるので安心です。

転職エージェント4:TechAcademy

ITエンジニアの未経験者におすすめの転職サービス4つ目は、TechAcademyです。TechAcademyは、ITスキルを習得できる学習からキャリアアップや転職までサポートしてくれるオンラインのプログラミングスクールです。インターネット環境があれば、場所や時間を問わず学習でき、同時に転職活動も転職エージェントがサポートしてくれるので、忙しい人でもスムーズな転職活動が可能です。

転職エージェント5:doda

ITエンジニアの未経験者におすすめの転職サービス5つ目は、dodaです。dodaは、人材業界大手のパーソルキャリアが運営している転職エージェントです。dodaの強みは非公開求人の多さでしょう。非公開求人は通常の転職サイトで得られない情報の企業が含まれており、大手有名企業も含まれていることもあります。また、全国に事業所がある大手転職サービスということもあり、地方の転職で困っている方におすすめです。

未経験者がITエンジニア転職に失敗する原因4つ


転職には成功もあればもちろん失敗もあるでしょう。最後に、未経験者がITエンジニア転職に失敗する原因4つについて紹介していきます。未経験者がITエンジニア転職に失敗する原因には、スキル不足・業界情報の不足・企業情報不足・選考対策不足などがあります。転職活動の失敗には何かしら原因があります。転職の成功率をあげるためにも、今から紹介していく内容についてはきちんと対策するようにしましょう。

  • 失敗する原因1:スキル不足
  • 失敗する原因2:業界情報の不足
  • 失敗する原因3:企業情報不足
  • 失敗する原因4:選考対策不足

失敗する原因1:スキル不足


未経験者がITエンジニア転職に失敗する原因の1つ目は、スキル不足です。技術職の現場として、何より即戦力を求められることが多いです。未経験者はどうしてもスキル不足ということで、転職がうまくいかないケースがあるでしょう。現場で使用しているプログラミング言語の基礎だけでも知識をおさえておくと採用されやすいため、スキル不足を補うためにスクールに通うことも視野に入れてみましょう。

失敗する原因2:業界情報の不足

未経験者がITエンジニア転職に失敗する原因の2つ目は、業界情報の不足です。面接官は、転職希望者がIT業界を志望する理由や、IT業界についてどの程度研究し理解しているかを見ています。自分が志望している業界なので、IT業界のどこに魅力を感じたのか、IT業界の現状や将来性など、エピソードを交えるなどして、相手にわかりやすくアピールできるように対策しておきましょう。

失敗する原因3:企業情報不足


未経験者がITエンジニア転職に失敗する原因の3つ目は、企業情報不足です。ITエンジニアに転職したいという気持ちがただ強すぎるだけでは、実際に入社試験を受ける企業についての情報収集がおろそかになってしまう場合があります。受ける企業のホームページはよく確認し、代表者の名前や会社の歴史、事業内容については把握しておくとよいでしょう。

失敗する原因4:選考対策不足


未経験者がITエンジニア転職に失敗する原因の4つ目は、選考対策不足です。選考対策には、面接対策も大事ですが筆記試験対策も非常に重要になります。ITエンジニアの就職試験の筆記テストとして有名なものにCABがあります。CABでは、暗算や法則性、命令表、暗号など論理的思考力を測る問題が出題されます。限られた短い時間の中で処理能力の速さを問われます。あらかじめどんな選考になるか予想し対策を行いましょう。

未経験者のITエンジニア転職には覚悟が不可欠!


未経験者でもITエンジニア転職できるか、転職準備で必要な内容について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。未経験者でもITエンジニアに転職できるといっても、プログラムを扱いこなす現場に入るというのはそれなりの知識を持っているかどうかは問われます。未経験者のITエンジニア転職には覚悟が不可欠になるので、プログラミングスクールに通うなど独学でも十分仕事をできるレベルに持っていけるようにしましょう。