AWSを勉強したいプログラマー必見|初心者向け10の勉強方法
最終更新日:2026年8月5日
AWSとは

AWSとは、Amazonが提供するクラウドプラットフォーム「アマゾン ウェブ サービス」の略称です。大手インターネット通販会社としても知られるAmazonによるサービスとして、コンピューティングやストレージをはじめとした、インフラストラクチャテクノロジーに加えて、分析やデータレイクといった分野も幅広く扱っているのが特徴でしょう。AWSならではの豊富な機能の中から、業務に必要なサービスを自由に選択できます。
AWSを利用するメリット

AWSには複数のメリットが存在します。そのひとつとして挙げられるのが、構築コストの削減が可能ということです。AWSなどのクラウドプラットフォームは、サーバーやストレージなどを自前で用意しなくても、すぐに業務を始められるため、構築コストの削減にも役立つのではないでしょうか。クラウドプラットフォームの中でも、AWSは多くの機能とリソースを備えています。業務を進めるうちに必要になったリソースなども利用できるため、魅力的でしょう。
AWSを利用するデメリット

便利なクラウドプラットフォームとしてメリットの多いAWSですが、一方でデメリットがあることも覚えておきましょう。自由度の低さもそのひとつです。利用者にとって都合が悪い日であっても、AWSでは予告通りにメンテナンスが行われます。メンテナンス日時を予定に合わせて変更するといった、自由は存在しないものと思ったほうがよいでしょう。また、ランニングコストの高さなども、AWSのデメリットとして挙げられます。
AWSのメリット・デメリット 比較表
| 観点 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| コスト | 初期費用ゼロ・従量課金のため小規模から始められる | 使い方によってはランニングコストが想定以上に高くなる場合がある |
| スケーラビリティ | アクセス増加時も数分でリソースを増強できる柔軟性 | 適切な設計をしないとスケール時にコストが急増するリスクあり |
| セキュリティ | 世界標準のセキュリティ機能(IAM/CloudTrail等)が充実 | 設定ミスによるセキュリティホールのリスクは利用者側の責任 |
| サービスの豊富さ | 200以上のサービスで業務に合った組み合わせが可能 | サービス数が多すぎて全体像の把握・習得に時間がかかる |
| 可用性 | 世界中のデータセンターによる高い冗長性・グローバル展開が容易 | メンテナンス日時は変更できない。障害時のサポート対応に限界がある |
| 学習コスト | 公式トレーニング・無料ハンズオンが豊富で独学しやすい | サービスのアップデート頻度が高く、常に最新情報のキャッチアップが必要 |
AWSを勉強するにあたって

AWSを勉強するにあたっては、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。ここでは、AWSを勉強する際のポイントを紹介します。ほかのサービスと同様に、AWSならではの特徴があります。勉強を効率よく進めるためには、AWSでできること、クラウドのメリット、多数の利用者から選ばれる理由などのポイントを、あらかじめしっかり押さえておくことをおすすめします。
勉強方法1:AWSでできることを理解する

勉強を始める際に、まずはAWSでできることを理解しましょう。AWSにはたくさんのサービスが用意されています。200以上のサービスの中から、業務に役立つものも見つけられるのではないでしょうか。AWSでできること、できないことをチェックしたうえで、ストレージ、コンピューティング、ユーザーマネジメントといった多彩なカテゴリーの中から、勉強するべきサービスや、業務に適したサービスを見つけてみましょう。
勉強方法2:クラウドのメリットを理解する

AWSがクラウド型のサービスであることも、勉強する際に押さえておきたいメリットです。クラウドプラットフォームを使用すれば、サーバー構築をはじめとした初期費用が発生しません。つまり、ITリソースにかかる初期費用は、AWSを利用することで削減できるでしょう。また、自前でサーバーや環境を構築するといった従来の形式に縛られることなく、用意されたITリソースを利用できます。そのため環境構築にかかる時間も、AWSの利用で短縮が可能です。
勉強方法3:AWSが選ばれる理由を知る

クラウドプラットフォームはAWSだけではなく、さまざまな企業から提供されています。その中でも、なぜAWSが多くの利用者から選ばれるのかも勉強しておくとよいでしょう。初期費用やコスト、多彩なサービス、柔軟に対応可能なITリソースとしての価値など、AWSには利用者に選ばれる理由が存在します。また、即時対応が可能なインフラは、ビジネスチャンスを逃さないための強力なサポーターとしても活躍するのではないでしょうか。
勉強方法4:AWSサービスの全体像を掴む

豊富に用意されたAWSサービスを勉強する前に、全体像を掴んでおきましょう。AWSにはカテゴリーごとにたくさんのサービスが用意されています。あらかじめ全体像を把握しておけば、業務に利用したいサービスを、素早く見つけられるのではないでしょうか。AWSサービス群の例としては、ストレージ、コンピューティング、セキュリティ、マシンラーニングなどが存在します。
勉強方法5:AWSの各サービスに詳しくなる

全体像を掴んだら、AWSの各サービスについて詳しく勉強しましょう。それぞれのサービスによって、できることが異なります。実際の業務では、案件ごとに適したサービスの選択が求められる可能性があります。また、業務によっては、複数のサービスを組み合わせる必要があるかもしれません。各サービスを個別に勉強しておくことで、利用するべきサービスをすぐに指定できるでしょう。
勉強方法6:AWSの新しい情報に気を配る
AWSの新しい情報をチェックしておくのも、おすすめの勉強法でしょう。AWSは頻繁にアップデートが繰り返されているため、数日前に勉強したことが、すでに古い情報になっている可能性も考えられます。アップデートをはじめとするAWSの情報には、常に気を配っておくのがベターです。スムーズに勉強を進めて、実際の業務に活かすためにも、日々変化する情報のチェックは必要です。
勉強方法7:学習したことをまずは実践してみよう
勉強で得た知識やスキルは、実践によって定着しやすくなります。勉強した知識を活かし、ハンズオンなどを使ってみましょう。知識として勉強するだけではわからないような、実際の使用感なども、手を動かすことで理解できるのではないでしょうか。勉強で得た知識の実践には、セルフペースラボの利用などもおすすめでしょう。セルフペースラボでは、AWSのサービスについて順番に勉強できるほか、実際にAWSが稼働している環境で学ぶことが可能です。
勉強方法8:AWSのトレーニングを受ける
AWSではトレーニングも提供しています。AWS公式のトレーニングを利用すれば、さらに理解を深められるのではないでしょうか。AWSのトレーニングには、デジタルトレーニング、クラスルームトレーニング、プライベートトレーニングなどが用意されています。1人での勉強に行き詰ったときにも、これらの公式トレーニングをぜひ活用してみてください。また、AWSの資格試験に向けた勉強にもトレーニングは役立つでしょう。
AWSデジタルトレーニング
AWSデジタルトレーニングでは、実践的なスキルを勉強できます。デジタルトレーニングはオンラインで学べるため、自分の都合に合わせて学習を進められるのも便利なポイントでしょう。無料のデジタルトレーニングには「開発者のための Alexa」や「データ分析の基礎」などがあります。また、トレーニングの内容によって基礎コース、中級コースといった各コースが用意されていて、基礎から段階を踏んで勉強できるのも魅力です。
AWSクラスルームトレーニング
仮想もしくは対面で行うAWSクラスルームトレーニングは、さらにしっかりとAWSを勉強したい人におすすめでしょう。AWSの認可を受けたインストラクターがトレーニングを担当し、ライブ授業で具体的なスキルを学習できるのがポイントです。AWSクラスルームトレーニングでは、ディスカッションやプレゼンテーションに実地学習を組み合わせ、AWSに関する知識やスキルを徹底的に学習できます。
AWSプライベートトレーニング
クラスルームトレーニングが苦手な場合は、プライベートトレーニングを選択してもよいでしょう。AWSプライベートトレーニングは、クラスルームトレーニングと同じく、AWSの認可を受けたインストラクターが担当しています。対面かオンラインで展開するAWSプライベートトレーニングは、個別環境でじっくりとAWSを学びたい人におすすめでしょう。自分のペースで学習を進めたいときにも、ぜひ活用してみてください。
勉強方法9:AWS認定に挑戦しよう
学習の成果を確認するために、AWS認定への挑戦もおすすめです。AWS認定試験をクリアすれば、AWSに関する知識とスキルを証明できるでしょう。AWSにはAWS認定試験に合格するためのトレーニングが複数用意されています。トレーニングの中には無料のものもあり、気軽に利用可能です。AWS認定クラウドプラクティショナー、AWS認定デベロッパーなどの試験に向けたトレーニングも、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
勉強方法10:その他の認定試験にも挑戦しよう
努力を重ねてAWSに関する知識をしっかり勉強した、AWS認定試験にもクリアしたという人は、その他の認定試験に挑戦してみましょう。IT関連には、AWS認定試験の他にもたくさんの試験が存在します。AWSのクラウドプラットフォームを学ぶ過程で得た知識を利用して、ぜひ学習を続けてみてはいかがでしょうか。認定試験に合格すれば自信が深まり、キャリアアップにも役立つかもしれません。
勉強方法10選 早見表
| # | 勉強方法 | 対象レベル | 料金 | 効果・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | AWSでできることを理解する | 初心者 | 無料 | AWS公式サービス一覧・サービスカタログで全体像を把握する基礎作り |
| 2 | クラウドのメリットを理解する | 初心者 | 無料 | 従来のオンプレミス型との違いを理解し、AWS活用の必然性を体感 |
| 3 | AWSが選ばれる理由を知る | 初心者 | 無料 | 市場シェア1位の背景(価格・機能・信頼性)を理解することで学習モチベーションUP |
| 4 | AWSサービスの全体像を掴む | 初心者〜中級 | 無料 | EC2/S3/RDS/Lambda/CloudFront等の主要サービスのカテゴリを分類して整理 |
| 5 | 各サービスに詳しくなる | 中級 | 無料〜有料 | 案件で使う頻度の高いサービスから深堀り。ハンズオンが最も定着しやすい |
| 6 | 新しい情報に気を配る | 全レベル | 無料 | AWS公式ブログ・re:Inventセッション動画・Developers.IOを毎週チェック |
| 7 | 学習内容を実践する | 初心者〜中級 | 無料〜 | AWSセルフペースラボ・個人開発(WordPress on EC2等)で手を動かして定着 |
| 8 | AWSトレーニングを受ける | 初心者〜上級 | 無料〜有料 | デジタル/クラスルーム/プライベートの3種。公式認定インストラクターによる指導 |
| 9 | AWS認定に挑戦する | 中級〜上級 | 試験費用あり | CLF→SAA→SOA/DVA→SAP の順が王道。資格取得でキャリア市場価値が向上 |
| 10 | その他の認定試験にも挑戦 | 上級 | 試験費用あり | Azure/GCP認定など複数クラウド資格の取得でマルチクラウド人材として高需要 |
AWSを勉強できるサービス

AWSに関する知識を深めたいけど、独学では限界があると感じている人も多いのではないでしょうか。1人きりで続ける勉強には、限界があります。効率よく学習を進めたいなら、AWSを学べる各種サービスを活用してみてください。ここでは、AWS学習コースなどが用意されたサービスを3つ紹介します。オンライン環境があれば手軽に学べるサービスも充実していて、自分の都合に合わせて利用できるのが魅力です。
Schoo
Schooは、さまざまなジャンルの授業を放送しているサービスです。生放送コミュニティとして、チャットなどでコミュニケーションを取りながら、好みの授業を学べるのが特徴でしょう。AWSに関する授業も放送しているため、1人では学習が進まないという人におすすめです。わからないことは質問しながら、仕事や学校、家事の隙間にAWSに関する知識を習得できます。
ドットインストール
忙しい毎日の中でも学び続けたい、さくっと勉強したいという人は、ドットインストールを試してみてください。ドットインストールでは、すべてのレッスンが3分の動画にまとめられているため、隙間時間に学習できます。ドットインストールのメリットとしては、スマートフォンからの視聴が可能な点も挙げられるでしょう。通勤・通学の暇つぶしを兼ねて、3分動画で気楽に学ぶことが可能です。
paiza
AWSに関する知識はもちろんのこと、IT、プログラムといった各種スキルも磨きたい人にはpaizaがおすすめでしょう。スキルチェックによるプログラミング力診断など、さまざまなサービスを備えています。paizaラーニングとして、要点をわかりやすくまとめた3分動画や練習問題が用意されているのもポイントです。短い時間でさくっと学習を続けながら、実力アップを目指せるでしょう。
よくある質問(FAQ)
- Q. AWS認定試験の種類と難易度を教えてください。
- AWS認定は難易度別に4段階あります。①クラウドプラクティショナー(CLF)→IT経験不問・最も基礎的な入門資格。②アソシエイトレベル(SAA/SOA/DVA)→実務経験1〜2年目が目標にする資格。ソリューションアーキテクト・アソシエイト(SAA-C03)が最も人気で就職・転職に有利。③プロフェッショナルレベル(SAP/DOP)→上位アーキテクト向け・実務経験2年以上推奨。④スペシャリティ(機械学習/セキュリティ/データベース等)→特定分野の深い専門性が問われる。初心者は CLF → SAA-C03 の順番が最も合格率が高く実用的です。
- Q. AWSとAzure・GCPの違いは何ですか?どれを学ぶべきですか?
- 3つのクラウドには以下の特徴があります。AWS:市場シェア約31%(2026年最大手)・エンタープライズ/スタートアップ問わず幅広く採用・求人数最多。Azure(Microsoft):Office365(現Microsoft 365)/Active Directoryとの連携が強みで大企業・金融機関での採用が多い。GCP(Google):機械学習・ビッグデータ分析・コンテナ技術(Kubernetes)に特化。「どれから学ぶべきか」の答えは:求人数・学習教材の豊富さ・資格の市場認知度からAWSが最優先。その後に業務や希望職種に応じてAzureまたはGCPを追加するのが王道です。
- Q. AWSエンジニアの平均年収はどのくらいですか?
- 2026年の国内における傾向です。AWS基礎知識あり(CLF資格):400〜500万円。AWS実務経験1〜3年(SAA資格):500〜650万円。AWS実務経験3〜5年(SAP/スペシャリティ):650〜900万円。クラウドアーキテクト・テックリード:900万円〜1,500万円以上。AWSスキルを持つエンジニアは需要が高く、同じ経験年数の非クラウドエンジニアと比べて100〜200万円以上の年収差がある傾向があります。
- Q. 独学でAWSを学ぶ際の最短学習ルートを教えてください。
- 最も多くの人が合格・就職に成功している最短ルートは以下の通りです。Step1(1〜2週間): AWS無料利用枠でアカウント作成→EC2/S3/RDS の操作を体験。Step2(1〜2ヶ月): Udemy「AWS認定クラウドプラクティショナー完全対策コース」などでCLF試験対策→CLF合格。Step3(2〜3ヶ月): 「AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト SAA-C03」の参考書・模擬問題集で対策→SAA合格。Step4(実務経験): インフラ系SIer・IT企業でAWSの実業務を経験してSAPや専門資格へ。合格後は転職市場での評価が大きく向上し、年収交渉にも活用できます。
まとめ

初期費用や構築コストを削減して各サービスを利用できるAWSは、さまざまな業務に活用されています。以下5点が重要なポイントです。
- AWSは世界No.1クラウドプラットフォームで、200以上のサービスを従量課金で使えるため、スタートアップから大企業まで幅広く採用されており、エンジニアとして習得する優先度は非常に高い
- AWSの勉強は「全体像の把握→主要サービスの理解→ハンズオン実践→AWS公式トレーニング→資格試験」の順番で進めることで、確実にスキルが定着する
- 学習サービスはSchoo(生放送+質問対応)・ドットインストール(3分短尺動画)・paiza(スキル診断+動画)の3つを目的に合わせて使い分けると無駄なく進められる
- 資格取得の王道ルートはCLF(クラウドプラクティショナー)→SAA(ソリューションアーキテクト・アソシエイト)の2ステップで、SAA取得後は転職市場での評価と年収が大幅に向上する
- AWSエンジニアは2026年現在も深刻な人手不足が続いており、SAA取得・実務経験2〜3年で年収600〜800万円超えも現実的。クラウドスキルの習得は投資対効果の非常に高いキャリア戦略といえる
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