AWSの無料枠でできること7つ|目的に合ったサービスを活用しよう!
最終更新日:2026年8月5日
AWSとは

Amazonが提供しているWebサービスが「AWS」で、Amazon Web Servicesの略です。
そして、高いセキュリティ性を持っているクラウドコンピューティングの中でも、とても使いやすいのが「AWS」です。
個人での利用はもちろん、企業でも活用しているところが増えているWebサービスとなっています。おもなサービスとして、Webサーバやストレージ、データベースなどが提供されています。
AWSの無料枠の種類(現在の仕組み)

AWSのさまざまなサービスには無料枠が設けられています。
ただし、無料枠の内容はアカウントをいつ作成したかによって異なります。2025年7月13日以前からAWSアカウントを持っている場合は、これまで通りの「トライアル」「12カ月無料枠」「常時無料枠(無期限無料枠)」が引き続き適用されます。一方、2025年7月14日以降に新規でAWSアカウントを作成した場合は、以下の仕組みが適用されます。
現在の無料枠の種類1:Freeプラン(新規アカウント向け)
新規にAWSアカウントを作成すると「Freeプラン」が適用され、登録時点で100ドル分のクレジットが付与されます。
さらに対象サービスを実際に使ってみることで、追加で最大100ドル分のクレジットを獲得でき、合計で最大200ドル分のクレジットを6カ月間にわたって利用できる仕組みです。クレジットを使い切るか、アカウント作成から6カ月が経過すると、いずれか早いタイミングでアカウントは自動的にクローズされます。継続して利用したい場合は、有料プランへのアップグレードが必要です。
現在の無料枠の種類2:常時無料枠(Always Free)
AWSには、有効期限のない「常時無料枠」が30以上のサービスに設けられています。
これは以前からある「無期限無料枠」に相当するもので、Freeプラン・有料プランのどちらのアカウントでも、月間の利用量が一定の上限内であれば無料で使い続けられます。たとえばAWS Lambdaの月100万件のリクエスト無料枠などがこれにあたります。
現在の無料枠の種類3:短期トライアル(Short-term Trial)
特定の製品を短期間だけ無料で試せる「トライアル」も、名称や条件を変えつつ現在も提供されています。
トライアル製品は、アクティブ化した時点から無料期間がスタートします。期間が終了すると通常料金が必要になる点は以前と同じです。
現在の無料枠の種類4:既存アカウントの12カ月無料枠
2025年7月13日以前に作成されたAWSアカウントは、従来どおりの「12カ月無料枠」がそのまま維持されています。
サインアップした日から12カ月間、対象サービスを無料枠の範囲内で利用できる仕組みで、1年後に期限が切れると通常料金がかかるようになります。ただし、この12カ月無料枠は新規アカウントには提供されていない点に注意が必要です。
AWS無料枠でできること7つ

さまざまなサービスを個人でも法人でも、ストレージやネットワーク・コンピューティングサービスなどを無料枠で、新しいアイデアを試す・勉強する・比較する・検証する・トレーニングするということにも利用できます。
ここでは、AWS無料枠でできることを7つ、ご紹介します。
種類別編
AWSのサービス・製品・プラットフォームを実際に無料で体験できるのが「AWS無料利用枠」ですが、無料枠でできることの中には「EC2」や「S3」「RDS」などの種類があります。
Elastic Compute Cloudの略が「EC2」、Simple Storage Serviceの略が「S3」、Relational Database Serviceの略が「RDS」です。
では種類別に無料枠でできることをご紹介します。
AWS無料枠でできること1:EC2の無料枠について
AWSの無料枠でできることの中にAmazon EC2があります。
EC2は仮想サーバ構築に利用することとサイズを変更することが可能で、既存アカウントであればクラウド内で安全にコンピューティングサービスを12カ月間無料で利用することができます。
なお、無料枠を活用する場合には使用できるリソースが限定されるので活用する前に確認する必要があります。
AWS無料枠でできること2:S3の無料枠について
AWS無料枠のひとつ「S3」では、クラウドのオブジェクトストレージサービスを利用可能です。
無料でデータファイルなどを保存したり管理したりすることができ、標準ストレージクラスでAmazon S3ストレージの無料枠は5GBとなっています。
既存アカウントの場合、1年間は5GBのAmazon S3ストレージのほか2,000件のPUT・COPY・POSTリクエスト、20,000件のGET・LISTリクエストなどを無料で利用できます。
AWS無料枠でできること3:RDSの無料枠について
AWS無料枠でできることの中には、クラウドでマネージド型データベースサービスを利用できるAmazon RDSがあります。
RDSの無料利用枠でアプリのテストをしたり、新しいアプリの開発環境作りを整えたりすることにも活用できます。
既存アカウントの場合、Amazon RDSの無料枠としてAWSアカウントを作成した日から12カ月間、用意されています。
サービス編
無料利用枠のあるAWSのサービスは、決められた上限まで無料で利用できるようになっています。
無料で利用できるサービスとして「コンピューティング」「データベース」「ネットワーク」「IoT」などがあります。
ここでは、無料枠のサービスでできることについてご紹介します。
AWS無料枠でできること4:コンピューティングについて
AWS無料枠のあるコンピューティングサービスとして、「Amazon Lightsail」や「AWS Lambda」、「Elastic Load Balancing」、そして「Amazon EC2」などがあります。
仮想プライベートサーバーを利用できる「Amazon Lightsail」は、無料トライアルが可能です。また、無料枠でできることとして「AWS Lambda」は常時無料枠として月100万件まで無期限で利用できます(Freeプラン・既存アカウントいずれでも対象です)。
AWS無料枠でできること5:データベースについて
AWS無料枠のあるデータベースサービスは、「Amazon Redshift」や「Amazon ElastiCache」、「AWS Database Migration」、「Amazon DynamoDB」、そして「Amazon RDS」などがあります。
2カ月間無料トライアルが可能な「Amazon Redshift」は、低コストで高速なクラウドデータウェアハウスを運用できます。
AWS無料枠でできること6:ネットワークについて
AWS無料枠のあるネットワーク通信サービスでできることの中に「Amazon API Gateway」があります。
できることとして、APIの作成や保護、維持を行える「Amazon API Gateway」は、既存アカウントの場合APIコール受信数が100万まで12カ月間無料で利用することが可能です。
AWS無料枠でできること7:IoTについて
AWS無料枠のあるIoTサービスは、「AWS IoT」や「AWS Greengrass」、「AWS IoT Things Graph」、「AWS IoT Device Management」、そして「AWS IoT Events」などがあります。
既存アカウントの場合、これらのIoT関連サービスには12カ月間の無料枠が設けられています。例えば「AWS IoT」は250,000件のメッセージまで12カ月間は無料で利用可能です。
AWSを無料で使う際の注意点

AWSを無料で使う場合、いくつかの注意点があります。
「いつの間にか期限が切れていた」「無料期間でも料金が発生する使い方をしていた」などといったことはよく見受けられるケースです。
ここでは、AWSを無料で使う際の注意点についてご紹介します。
AWSを無料で使う際の注意点1:英語のメール
AWSの無料枠を利用すると、その枠の上限を知らせてくれるメール機能があります。(使用料金の上限を通知するメール機能もあります。)
ただし、このようなAWSからのアラートメールは日本語ではなく英語表記なので注意が必要です。
英語表記なので迷惑メールと勘違いして削除してしまわないように気をつけましょう。
AWSを無料で使う際の注意点2:12カ月無料枠は既存アカウント限定
「12カ月無料枠」は現在、2025年7月13日以前に作成された既存アカウントにのみ適用される点を理解しておく必要があります。
該当する場合、注意する点は、AWSアカウントに登録して12カ月使える無料枠があり、上限が750時間となっている無料枠は登録日から12カ月以内に上限まで使えるということです。
12カ月無料枠の製品・サービスを無制限で12カ月間利用できる意味ではないので注意してください。2025年7月14日以降に新規作成したアカウントでは、この12カ月無料枠自体が提供されないため、代わりにFreeプランのクレジット(最大200ドル/6カ月)が適用されます。
AWSを無料で使う際の注意点3:自動延長・自動クローズ
既存アカウントの12カ月無料枠を使い切ったらそれで終了ではなく、自動で有料利用へ移行し、料金が発生するので注意しましょう。
無料分を使い切ったときに、サービスを停止・解約しない限り、課金されることになります。一方、新規アカウントのFreeプランでは挙動が異なり、クレジットを使い切るかアカウント作成から6カ月が経過すると、そのままアカウントが自動的にクローズされます。継続利用したい場合は有料プランへのアップグレードが必要です。
AWSを無料で使う際の注意点4:自分のアカウントがどちらに該当するか確認する
これからAWSを使い始める場合は、まず自分のアカウントが「Freeプラン」なのか「既存アカウントの12カ月無料枠」なのかを確認しておきましょう。
2025年7月14日以降に新規で作成したアカウントであればFreeプランが適用されます。それより前から使っているアカウントであれば、従来どおりの12カ月無料枠・常時無料枠・トライアルの組み合わせとなります。判断に迷う場合は、AWSマネジメントコンソールの請求関連ページで自分のプランを確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q. AWSの無料枠は本当に無料で使えますか?
基本的には無料枠の範囲内であれば料金は発生しません。ただし、無料枠の上限を超えて利用したり、無料枠の対象外のサービス・リソースを組み合わせて使ったりすると、超過分に通常料金が発生します。利用前に対象サービスと上限を確認することが大切です。
Q. Freeプランと従来の12カ月無料枠はどちらがお得ですか?
単純な比較は難しいですが、従来の12カ月無料枠は特定サービスを長期間・低い上限内で無料利用できる仕組みだったのに対し、Freeプランは最大200ドル分のクレジットを6カ月間で自由に使い切る仕組みです。用途によって使い勝手が変わるため、自分がどちらの対象かをまず確認しましょう。
Q. 無料枠の利用状況はどこで確認できますか?
AWSマネジメントコンソールの請求(Billing)関連ページから、無料枠の利用状況やクレジットの残高を確認できます。想定外の課金を防ぐためにも、定期的にチェックすることをおすすめします。
Q. うっかり無料枠を超えて課金されないか心配です。対策はありますか?
AWSには利用金額のしきい値を超えたときに通知を送る予算アラートの仕組みがあります。あらかじめ予算と通知先メールアドレスを設定しておくと、想定外の課金に早く気づけます。なお、アラートメールは英語表記で届く点にも注意してください。
Q. AWSの無料枠は学習用途にも使えますか?
はい、個人の学習用途にも活用できます。EC2でサーバー構築を練習したり、S3でストレージの扱い方を学んだり、RDSでデータベースの操作を試したりと、実際の業務に近い形でクラウドの基礎を学べます。エンジニアを目指す方の学習環境としても有効です。
まとめ:AWSを無料で有効活用しよう!

この記事のポイント:
- AWSの無料枠は2025年7月14日ごろに制度が改定され、新規アカウントには「Freeプラン」(最大200ドルのクレジット・6カ月間)が適用される
- 2025年7月13日以前からのアカウントは、従来どおりの「12カ月無料枠」「常時無料枠」「トライアル」がそのまま利用できる
- AWS Lambdaなど常時無料枠(Always Free)の対象サービスは、プランに関わらず継続して無料で利用できる
- 無料枠の上限や自分のアカウントの種別は、AWSマネジメントコンソールの請求ページで確認できる
- EC2・S3・RDSなど各サービスの無料枠を活用すれば、個人の学習から検証・トレーニングまで幅広く役立てられる
ソリューションを簡単に構築できるAWSの無料利用枠を有効活用するためにはWebサイトでAWS無料アカウントに登録しましょう。
それだけで、無料枠の範囲内で初心者でもAWSサービスを活用することができます。
興味のあるAWSのサービスを無料で有効活用してみましょう。
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