AWSエンジニアとは?年収や将来性から求められるスキル5つを紹介!

最終更新日:2026年8月5日

AWSとは?

クラウドコンピューティングのイメージ

AWSとは、アマゾンウェブサービスの略称で、米Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称です。クラウドコンピューティングサービスは、インターネット上で提供されている、サーバ・ストレージ・データベースなどのコンピューティングリソースをサービスという形態で提供されているサービスの事を表しています。AWSは、インターネット通販を世界中に展開しているAmazonが、自社のインフラに対する膨大なアクセスに対応するため、日々の運用で得たノウハウを他社でも利用できるようにパッケージ化したものが始まりです。

クラウドサービスにAWSを選ぶ企業が増えている

AWSは世界で数百万以上、日本でも10万以上の顧客に利用されている人気のサービスです。AWSは世界で多くの人に利用され、現在もクラウドサービスを導入する際にはAWSを選択するという企業が増えて続けています。

AWSエンジニアについて詳しく知ろう!

AWSエンジニアがクラウドシステムを構築している様子

次に、実際にAWSを活用して働く、AWSエンジニアについて、詳しく見ていきます。AWSエンジニアという肩書は、まだ日本では一般的とは言いがたく、AWSを専門に扱うエンジニアも多くはありません。この記事では、AWSエンジニアという職業について、具体的な働き方はもちろん、収入事情やAWSエンジニアに求められる条件についてもまとめます。

AWSエンジニアの仕事内容

AWSエンジニアの主な仕事は、AWSを利用したい企業や開発者に対して、AWSのインフラ部分を構築して提供することです。従来のオンプレミスの環境では、インフラエンジニアやネットワークエンジニアと呼ばれるエンジニアが担っていた業務を、AWS上でおこなうのがAWSエンジニアです。AWSはクラウド上でサービスを提供しているため、インフラやネットワークの知識にくわえ、AWSならではの環境を使いこなす必要があります。近年はAWSを導入する企業が増えてきて、AWSエンジニアの需要も高まってきています。

AWSエンジニアの年収

年収アップを目指すAWSエンジニア

求人情報をもとにした推計では、AWSエンジニアの平均年収は日本のサラリーマン平均を大きく上回る水準にあります。日本のサラリーマンの平均年収が400万円前後と言われている昨今の状況から考えると、AWSエンジニアの平均年収は比較的高水準であることがわかります。経験・スキル・資格保有状況によって年収は大きく異なります。

AWSエンジニアの将来性

IT企業が集まる東京の景色と将来性

日本国内でのクラウドサービスの需要は増加しつづけており、さらに今後も成長し続けるとの調査結果が出てきました。これまでオンプレミスが主流であった企業のメインシステムをクラウドに移行させる動きが加速しています。さらに、既にクラウドサービスを利用していると回答した企業のうち、サービス別の利用率ではAWSがデファクトスタンダードとなっています。このような需要予測から、AWSエンジニアは今後も不足すると予想されており、将来性については申し分ありません。

AWSエンジニアに求められるスキル5つ

AWSエンジニアとして残業しながらスキルを磨く

AWSエンジニアは、従来からあるオンプレミスのスキルに加え、クラウドサービスのスキルの両方が求められます。ここでは、AWSエンジニアに求められるスキルについて、大きく5つに分類して解説します。

1:AWSの基礎スキル

当然ながら、AWSについての深い知識や理解が必要です。AWSは数多くのサービスを提供しており、日々進化しています。AWSエンジニアはそれぞれのサービスの特徴を理解し、「どのサービスを利用するのが最適か」を見極めて、適切に利用することが求められます。

2:インフラ系エンジニアのスキル

AWSエンジニアには、サーバーやネットワークなどのインフラエンジニアのスキルが必要です。AWSはインターネット上で提供されていますが、ネットワークやサーバーの管理など、従来のオンプレミス環境で実施されていたようなインフラ技術と共通点が多くあります。特にネットワーク分野においては、セキュリティの知識やセキュリティ製品の利用方法などに広く精通していることが求められています。

3:クラウドサービスの基礎スキル

クラウドサービスはインターネット上で提供される仮想化されたインフラ基盤であり、必要な時に必要なだけ利用できる形式のサービスです。クラウドの提供形態にはIaaS/HaaS、SaaS、PaaSなど、さまざまな形式があります。AWSエンジニアは、クラウドサービスの基礎を学び、それぞれのサービスの提供形式を理解することで、利用用途に応じた最適なサービスを選択するのに役立てます。

4:ミドルウェアのスキル

AWSエンジニアには、Webサーバーやデータベースなど、ミドルウェアのスキルも必要です。AWSでは、多くのミドルウェアが利用できるサービスが提供されています。それらのサービスの使い方を理解しておくことはもちろん、安定稼働とメンテナンス性などの観点から最適なサービスを選定するスキルも求められます。

5:アプリ開発・運用のスキル

AWSエンジニアは、アプリケーションの開発や運用のスキルも必要です。「DevOps」と呼ばれる手法では、開発部門と運用部門が協力しながら開発を進めていきます。AWSエンジニアはシステムの運用・保守だけでなく、開発エンジニアと協力しながらインフラに関連する開発を担当するため、アプリケーションの開発および運用スキルが求められています。

AWSエンジニアに求められるスキル5つ 早見表

# スキル 具体的な内容 習得方法 重要度
1 AWSの基礎スキル 200以上のAWSサービスの特徴と使い分け AWS公式ドキュメント・ハンズオンラボ ★★★★★
2 インフラ系スキル サーバー/ネットワーク/セキュリティの知識 インフラ実務経験・CCNA/LPIC等 ★★★★★
3 クラウドサービス基礎 IaaS/SaaS/PaaSの違いと各サービスの選定 クラウドプラクティショナー資格取得 ★★★★☆
4 ミドルウェアスキル WebサーバーやDB(RDS/Aurora等)の管理 AWS公式サービス学習・実務経験 ★★★★☆
5 アプリ開発・運用スキル DevOps・CI/CD・Lambda等サーバーレス開発 Python/Terraform等学習・GitHub Actions ★★★☆☆

AWSエンジニアの資格

AWSエンジニアが資格取得のために学習する様子

AWSエンジニアに必要なスキルについて解説しましたが、スキルを持っていることを証明する指標として、資格を取得するという方法があります。AWSは「AWS認定資格」と呼ばれる資格試験がAmazonから提供されています。

今後重要視される可能性が高い

AWSセキュリティ認定資格を学ぶエンジニア

AWSを利用するためには、ネットワーク、OS、ミドルウェア、データベースなど、多岐にわたって幅広いスキルが必要とされます。AWS認定資格は、AWSエンジニアとしてAWSが活用できることを証明する指標として活用されています。今後ますます活用されることが見込まれる、AWSのスキルを証明する資格試験として、AWS認定資格が重要視される可能性が高いと考えられています。

AWS認定専門知識資格の種類

AWS認定資格の種類のイメージ

AWS認定資格には、求められる知識レベルや専門性およびエンジニアのキャリアパスに応じた複数の資格試験が準備されています。まず、求められる知識レベルに応じて、大きく4つのレベルに分類されています。「基礎レベル」「アソシエイトレベル」「プロフェッショナルレベル」「専門知識」の4つです。ここでは、「専門分野」に分類されている高度な知識に関する認定資格を紹介します。

1:セキュリティ(Security)

AWS認定セキュリティは、AWS環境の保護に関するセキュリティの専門知識を検証するための認定資格です。クラウド上のネットワークに関連するセキュリティだけでなく、OSやミドルウェア、データベース、アプリケーションの保護まで、包括的なセキュリティの知識が要求されます。

2:ビッグデータ(Big Data)

AWS認定ビックデータは、大規模なデータの分析に関連する専門知識と、AWSテクノロジーを活用した分析の仕組みを構築できることを検証するための認定資格です。ビックデータの設計から、ツールを活用したデータ分析の自動化まで、一貫して提供できることが要求されます。

3:高度なネットワーキング(Advanced Networking)

AWS認定高度なネットワーキングは、AWSサービスを活用した、複雑なネットワークアーキテクチャの設計及び管理の専門知識を検証するための認定資格です。AWS環境内だけではなく、既存環境との相互接続に関する専門知識も要求されます。

4:Alexaスキルビルダー(Alexa Skill Builder)

AWS認定Alexaスキルビルダーは、Amazon Alexaのスキルを構築、テスト、公開する能力を検証するための認定資格です。Alexaに設定するスキルと呼ばれる追加機能をAlexa Skills Kitを用いて開発、運用、更新などのライフサイクルを管理する能力が要求されます。

5:機械学習(Machine Learning)

AWS認定機械学習は、ビジネス上の課題に対して、AWSサービスを活用した機械学習ソリューションを提供するための専門知識を検証するための認定資格です。与えられた課題に対して、適切な機械学習によるアプローチを選定し、設計、構築、運用まで、AWSサービスを利用して実行できる能力が要求されます。

AWS認定資格 レベル別比較表

AWS認定資格のレベルと主な試験を整理しました。

レベル 主な資格 対象者 難易度 おすすめ対象
基礎レベル AWS認定クラウドプラクティショナー IT未経験・クラウド入門者 ★☆☆☆☆ AWSを初めて学ぶ人・非エンジニア
アソシエイト ソリューションアーキテクト-Associate 1年以上のAWS実務経験者 ★★★☆☆ AWSエンジニア入門者
アソシエイト デベロッパー・SysOpsアドミニストレーター 開発・運用担当者 ★★★☆☆ 開発・運用エンジニア
プロフェッショナル ソリューションアーキテクト-Professional 2年以上のAWS設計経験者 ★★★★☆ 上級AWSエンジニア・アーキテクト
専門知識 セキュリティ/機械学習/高度なネットワーキング等 各専門分野の深い知識保有者 ★★★★★ 特定分野のスペシャリスト

よくある質問(FAQ)

Q. AWSエンジニアになるためには何から始めれば良いですか?
まず「AWS認定クラウドプラクティショナー」でクラウドの基礎を学ぶのが最短ルートです。その後、AWSコンソールを使った実際のサービス構築(EC2/S3/RDS等)のハンズオンを行い、「AWS認定ソリューションアーキテクト-Associate」取得を目指すのが王道です。AWS公式の無料ハンズオンラボ(AWS Skill Builder)も活用しましょう。
Q. AWSエンジニアの平均年収は?
国内の求人情報によると、経験者の場合550〜800万円程度が目安です。AWS認定ソリューションアーキテクト-Professionalなどの上位資格保有者では1,000万円超の求人も存在します。未経験でもAWS入門資格と基礎スキルがあれば400〜500万円からスタートできます。
Q. AWSエンジニアの将来性はどうですか?
非常に高いと言えます。クラウドへの移行はほぼすべての企業で続いており、AWSはグローバルシェア首位を維持しています(2026年現在)。また、生成AI基盤(AWS Bedrock等)の需要が急増しており、AIクラウドインフラを扱えるエンジニアは今後さらに希少になる見込みです。
Q. AWSエンジニアと他のクラウドエンジニア(Azure/GCP)の違いは?
AWSは求人数・案件数が最多でつぶしが利きます。AzureはMicrosoft製品(Office365(現Microsoft 365)/Azure AD等)との連携が強く、大企業での需要が高いです。GCPはGoogle独自のAI/MLサービス(Vertex AI等)が強みです。最初の1社はAWSを選ぶと求人が多く就職しやすいです。

まとめ

AWSエンジニアについて、仕事内容・年収・将来性・スキル・資格をご紹介しました。以下5点をまとめます。

  • AWSエンジニアはクラウドインフラの構築・運用を担う高需要職種で、将来性は非常に高い
  • AWS基礎スキル・インフラ知識・クラウドサービス理解の3本柱が必須スキル
  • AWS認定資格はクラウドプラクティショナー→ソリューションアーキテクトの順で取得するのが王道
  • 生成AI・機械学習・ビッグデータ分野の専門知識を加えることで希少価値が上がる
  • Azure・GCPと比較してもAWSは求人数が最も多く、最初に学ぶクラウドとして最適

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