チーフエンジニアに必要とされるスキル3つ!メリットや仕事内容も紹介

最終更新日:2026年8月5日

チーフエンジニアとはどんな役職?

チーフエンジニアという役職について説明するイメージ

エンジニアはシステム開発などの現場でシステムの構築や管理などをする重要な立場です。そのエンジニアには上級職となるチーフエンジニアという役職があります。

チーフエンジニアは開発現場でエンジニアたちをまとめる責任者です。そのため、チーフエンジニアは技術面のスキルだけでなく、現場を監督するためのスキルも求められることになります。

チーフエンジニアの年収

チーフエンジニアの年収相場についてのイメージ

チーフエンジニアの職業はエンジニアです。ただし、エンジニアには幅広い種類があり、その年収も幅広くさまざまです。

しかし、大手転職サイトのリクナビNEXTのアンケートによる情報では、30代前半のエンジニアの平均年収は557万円ほどとなっています。

チーフという役職に就いていることや、チーフエンジニアとなる年代はもう少し高いことなどから、その平均年収の目安は557万円よりも少し高いくらいとなるでしょう。

⚠️ 年収データについての注意:「チーフエンジニア」は企業ごとに定義や位置づけが異なる役職名のため、公的な職種別統計は存在しません。上記はあくまで参考値であり、実際の年収は企業規模・業界・地域・担当分野によって大きく変動します。転職を検討する場合は、求人票や転職エージェントで応募先企業ごとの実際の年収レンジを確認することをおすすめします。

チーフエンジニアになるメリット2つ

チーフエンジニアになるメリットを紹介するイメージ

環境の改善は進んでいますが、それでもエンジニアの仕事が過酷であることは有名です。そのエンジニアたちをまとめて監督する立場となるチーフエンジニアは、さらに仕事が忙しくなります。

しかし、チーフエンジニアには、単に仕事が忙しくなるというデメリットだけでなく、いくつかのメリットを得ることができます。

チーフエンジニアになるメリット1:マネジメントが苦手でも可能

キャリアアップすることで、マネジメントのスキルが必要になる職種は多くあります。しかし、そのマネジメントが苦手という人は少なくありません。

ですが、チーフエンジニアの場合はマネジメント業務に重きを置く役職ではありません。そのため、マネジメントをするよりも、現場で開発に関わっていたいという職人気質な人にチーフエンジニアは適しているでしょう。

チーフエンジニアになるメリット2:現場に近い立場で開発に関われる

エンジニアには、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーなどへキャリアアップするという選択肢もあります。ただし、これらはマネジメントのスキルを求められることになります。

しかし、チーフエンジニアの方向へキャリアアップすれば、現場に近い立場で開発に関わっていくことができます。そのため、エンジニアとしてのキャリアを積み続けることが可能です。

チーフエンジニアになるための心構え2つ

チーフエンジニアになるための心構えを紹介するイメージ

現場に近い立場で開発に関われ、エンジニアとしてのキャリアが積み続けられることから、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーではなく、チーフエンジニアを目指す人もいます。

しかし、チーフエンジニアであれば、現場だけで仕事をしていれば良いというわけではありません。そのため、チーフエンジニアを目指すのであれば、その心構えを持っておく必要があります。

チーフエンジニアになるための心構え1:マネジメント業務をできるようにする

チーフエンジニアはプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーなどのように、ビジネス戦略を考えたり、組織を管理するなどのマネジメント業務に重きを置いていません。

しかし、マネジメント業務をまったくしなくても良いというわけではありません。特に、開発の現場責任者として部下の管理は必須となります。そのため、マネジメント業務も覚えていく心構えを持っておきましょう。

チーフエンジニアになるための心構え2:打ち合わせに参加する

チーフエンジニアは開発現場の責任者となる立場です。そのため、協業先との打ち合わせにも多く参加することになります。

打ち合わせではほかのチームなどとも話をすることになるので、単純に仕事を進めるうえでの話だけでなく、課題や問題点などの情報もやりとりすることができます。

チーフエンジニアの仕事内容3つ

チーフエンジニアの仕事内容を紹介するイメージ

チーフエンジニアにはプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーマネジメントほど、マネジメント業務に重きを置いていません。また、チーフエンジニアは現場に近い立場で開発に関わっていくことができます。

しかし、マネジメント業務が多くなく、現場で仕事もするので、チーフエンジニアとエンジニアの違いがよくわからないという人もいます。そのため、チーフエンジニアを目指すのであれば、その仕事内容は把握しておきましょう。

チーフエンジニアの仕事内容1:業務の調整

チーフエンジニアはエンジニアの上級職で、エンジニアたちをまとめる役職です。そのため、チーフエンジニアの業務には開発現場の責任者として、部下のエンジニアたちの管理や業務の割り振りなども含まれています。

また、部下の管理や業務の割り振りなどはマネジメント業務の一部となるので、チーフエンジニアはマネジメント業務をまったくしなくても良いというわけではありません。

チーフエンジニアの仕事内容2:高度なプログラミングの担当

チーフエンジニアの仕事はマネジメント業務に重きを置いていません。また、チーフエンジニアは現場に近い立場で開発に関わっていくことになります。

そのため、チーフエンジニアはエンジニアの上級職ではありますが、管理職というよりも、高い技術力を持ったエンジニアという印象です。

また、高い技術力を持っているので、仕事を割り振る際には自分自身に高度な技術が必要な仕事や、重要な仕事などを割り当てることもあります。

チーフエンジニアの仕事内容3:技術的な課題の洗い出しと整理

チーフエンジニアは現場で仕事をするだけでなく、よく打ち合わせにも参加することになります。その際には、ほかのチームや部署、クライアントなどとも接することになるので、現場の知識だけなく、幅広い知識も求められることになるでしょう。

また、技術は日々進歩しているので、常に新しい技術についての情報を収集し、現在抱えている技術的な課題を解決する方法を見つけることも、チーフエンジニアの仕事に含まれています。

チーフエンジニアに必要とされるスキル3つ

チーフエンジニアに必要とされるスキルを紹介するイメージ

チーフエンジニアの仕事ではマネジメント業務に重きを置いていません。しかし、まったくマネジメントスキルが不要というわけではありません。また、打ち合わせに参加することもあれば、現場で開発の仕事に関わることもあります。

そのため、チーフエンジニアはいろいろなスキルが求められることになります。もし、チーフエンジニアを目指すのであれば、どのようなスキルが必要となるか把握しておきましょう。

チーフエンジニアに必要とされるスキル1:IT関連以外の知識

チーフエンジニアは打ち合わせに参加することもあります。その打ち合わせでは、内容によってクライアントが参加することもあるでしょう。

そのため、技術面の知識だけあれば良いというわけでなく、クライアント側の業界の知識も必要となる場合があります。また、クライアントによって業界は異なるので、幅広い知識を持っておくことが必要です。

チーフエンジニアに必要とされるスキル2:情報を収集するスキル

チーフエンジニアの仕事には、抱えている課題を解決するために、新しい技術に関する情報を集めることも含まれています。そのため、常に新しい情報を収集するスキルを求められます。

また、チーフエンジニアは部下に提案や指導をする場面もあるため、現場で必要となる幅広い技術力を身につけていく必要もあるでしょう。

そして、部下への対応のためにも高い技術力を維持する必要があり、常に新しい情報を取集していくことが必要です。

チーフエンジニアに必要とされるスキル3:専門の技術力

チーフエンジニアは現場に近い立場で開発に関わっていくことになります。また、チーフエンジニアは高度な技術を持ったエンジニアでもあります。

そのため、難易度の高い仕事や重要な仕事などはチーフエンジニアが行うこともあるので、担当分野に関する高い専門技術が必要です。

また、チーフエンジニアは開発現場の責任者のため、現場で必要となる幅広い分野の専門技術や知識も求められることになるでしょう。

チーフエンジニアのキャリアパス例

チーフエンジニアまでのキャリアパスを紹介するイメージ

企業によって職位制度が異なるため、チーフエンジニアまでのキャリアパスの流れも企業によって異なる部分があります。

しかし、チーフエンジニアの一例としては、見習いであるアソシエイトエンジニアから始まり、エンジニアとなって、その後はシニアエンジニア、プリンシパルエンジニアを経験して、チーフエンジニアになるというキャリアパスがあります。

チーフエンジニアと他の上級職との違い

「チーフエンジニア」と似た名称の役職に、リードエンジニア・プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーがあります。マネジメント業務の比重や技術志向の強さが異なるため、キャリアを考えるうえで違いを把握しておきましょう。

役職 マネジメント業務の比重 技術志向の強さ 向いている人
チーフエンジニア 低め(部下の管理は必要) 高い 現場で開発に関わり続けたい職人気質な人
リードエンジニア 中程度(チーム牽引) 高い 技術力を活かしつつチームも率いたい人
プロジェクトリーダー 中〜高 中程度 現場寄りの進行管理・調整をしたい人
プロジェクトマネージャー 高い 低め 予算・スケジュール等の全体管理をしたい人

※役職の名称・位置づけは企業によって異なります。上表は一般的な傾向の目安です。

よくある質問(FAQ)

Q. チーフエンジニアとリードエンジニアの違いは何ですか?

どちらも技術志向の強い上級エンジニア職ですが、リードエンジニアは開発チームを率いてメンバーの技術相談に乗りながら開発を進める役割が中心なのに対し、チーフエンジニアはマネジメント業務の比重がより低く、現場での開発業務そのものに近い立場になる傾向があります。ただし役職の定義は企業ごとに異なるため、実際の業務内容は求人票や面接で確認することをおすすめします。

Q. チーフエンジニアになるにはどのくらいの経験年数が必要ですか?

明確な基準はありませんが、一般的にはエンジニア→シニアエンジニア→プリンシパルエンジニアといった段階を経てチーフエンジニアに至るケースが多く、実務経験を積み重ねて高い専門技術を身につけていることが前提になります。

Q. チーフエンジニアからプロジェクトマネージャーになることはできますか?

可能です。チーフエンジニアとして現場での技術的な調整や部下の管理を経験しておくことは、プロジェクト全体を管理するプロジェクトマネージャーへのキャリアアップの際にも活かせます。逆に、マネジメント業務よりも技術面を極めたい場合はチーフエンジニアのまま専門性を高めていく道もあります。

Q. マネジメントが苦手でもチーフエンジニアになれますか?

なれます。チーフエンジニアはプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーほどマネジメント業務に重きを置く役職ではないため、現場で開発に関わり続けたい職人気質な人に向いています。ただし、部下の管理など最低限のマネジメント業務は発生する点は理解しておきましょう。

まとめ:チーフエンジニアを目指そう

チーフエンジニアを目指すエンジニアのイメージ

エンジニアからプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーマネジメントを目指すという人もいます。しかし、職人気質で現場に関わっていたいという人もいるでしょう。そのような人は現場に近い立場で開発に関わっていけるチーフエンジニアがおすすめです。

この記事のポイント:

  • チーフエンジニアは開発現場でエンジニアをまとめる上級職で、マネジメント業務よりも技術志向が強い役職
  • 年収の目安はエンジニア全体の平均よりやや高い水準だが、企業ごとの定義差が大きいため求人票での確認が重要
  • メリットは「マネジメントが苦手でも目指せる」「現場に近い立場で開発に関われる」の2点
  • 必要なスキルは「IT関連以外の知識」「情報収集力」「専門の技術力」の3つ
  • リードエンジニア・プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーとはマネジメント業務の比重が異なるため、自分の志向に合ったキャリアを選ぶことが大切

ここで紹介してきた、必要とされるスキルや仕事内容を参考に、チーフエンジニアを目指してスキルアップしていきましょう。

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