ポテンシャル採用に求められることとは?|ポテンシャル採用のメリット4つを紹介

最終更新日:2026年8月6日

ポテンシャル採用とは

ポテンシャル採用のイメージ

転職活動では、企業から即戦力を求められることが多く、実績やスキルなどが重視されることは多いです。しかし、企業によっては即戦力となれる実績やスキルではなく、今後の成長性や潜在能力などを重視する場合もあります。

このような成長性や潜在能力を重視して行われる採用活動を、ポテンシャル採用と言います。ポテンシャル採用の選考を受ける場合には、選考を進んでいくためにも、ポテンシャル採用のことをよく理解しておく必要があります。

採用の種類比較:ポテンシャル採用 vs スキル採用 vs 新卒採用

採用の種類 重視するポイント 主な対象層 採用後の待遇 選考で有利なこと
ポテンシャル採用 成長性・潜在能力・熱意・価値観 第二新卒・20代前半・未経験転職者 入社後に教育計画あり・長期的育成 熱意のアピール・価値観の一致
スキル採用(中途) 実績・スキル・即戦力として活躍できるか 社会人経験5年以上・専門職経験者 経験・スキルに応じた報酬設定 過去の成果・資格・専門スキル
新卒採用 ポテンシャル・学業成績・ガクチカ 大学・専門学校の新卒者 横並びの初任給・研修プログラムあり 学歴・サークル活動・インターン経験

ポテンシャル採用の意味

企業にとっては即戦力となる人材を採用した方がメリットは大きいように思われます。しかし、即戦力のみを重視してしまうと、まだ経験の浅い若い世代や業界や職種が未経験の人などを採用することができません。

そのため、若い世代の積極的な採用を目的として、成長性や潜在能力を重視したポテンシャル採用を実施する企業もあります。

ポテンシャル採用に求められること2つ

ポテンシャル採用で求められること

ポテンシャル採用では即戦力となることではなく、成長性や潜在能力を重視されることになります。そのため、ポテンシャル採用の選考を受ける場合に、どのようなことが採用基準として求められるのかを事前に把握しておく必要があります。

1:熱意があるか

ポテンシャル採用では成長性を重視されることがあります。その成長性を把握するために、入社や仕事に対しての熱意を確認されるのです。

熱意があれば、意欲を強く持って仕事に取り組んでもらえる可能性が高く、早く成長する可能性があると判断してもらえます。そのため、志望動機や自己PRなどでしっかりと熱意をアピールするようにしましょう。

2:価値観の軸が明確であるか

ポテンシャル採用の場合は必ず即戦力となれる人材を採用するわけではありません。そのため、入社後はコストをかけて教育していくことになります。

その際に、もし採用した人材の価値観と企業も持っている価値観が合わなければ、ミスマッチとなり、教育をしている期間のうちに離職してしまう可能性があります。

そのようなことにならないためにも、価値観の軸を明確にして、企業の価値観と一致しているということを伝えましょう。価値観が一致していると判断してもらえれば、長く働くことができると判断してもらえます。

ポテンシャル採用のメリット4つ

ポテンシャル採用のメリット

企業が採用活動を行うのであれば、教育のコストがかからない即戦力になれる人材を採用した方がメリットが大きいように思えます。

しかし、ポテンシャル採用でも企業はいくつかのメリットが得られます。そのメリットには選考を受ける求職者にとってもメリットとなるものがあります。

1:入社後に成長する可能性を秘めている

ポテンシャル採用される人材は入社後に成長することを企業から期待されています。また、企業は入社後にそれらを引き出すために教育を実施します。

その際には、転職の場合は新卒の場合と異なり、すでに社会や仕事を経験しているので、短期間で活躍できるような教育計画が立てられていることが多いです。その教育計画をこなすことで、入社から短期間で仕事を覚えることができます。

2:熱意が評価される

企業から即戦力となることを求められると、若い世代や、業界や職種を変えての転職活動のハードルは高くなります。

しかし、ポテンシャル採用では成長性や潜在能力を感じられる人材かどうかや仕事に対する熱意を大きな評価ポイントとなります。熱意が評価されるので、社会経験が浅かったり未経験の業界や職種であっても、選考が不利になりにくいです。

3:未経験でも採用される

ポテンシャル採用では熱意が評価ポイントとなります。そのため、実績やスキルなどが重視されにくく、社会経験が浅かったり、未経験の業界や職種であっても採用される可能性があります。

そのため、第二新卒からの転職活動や未経験職などへの転職では、ポテンシャル採用を受けることで、選考が不利になりにくくなります。

4:可能性を秘めている

企業がポテンシャル採用する目的は入社後に成長する可能性を秘めている人材を見つけることです。また、ポテンシャル採用では若い世代が集まりやすいという特徴があります。

そのため、ポテンシャル採用を行うことで、企業側にはすぐに活躍する人材ではなく、成長しながら長く活躍してくれる人材を獲得することができます。

ポテンシャル採用のデメリット2つ

ポテンシャル採用のデメリット

ポテンシャル採用は即戦力を求める採用活動ではないからこそのメリットがいくつかあります。しかし、ポテンシャル採用にはメリットだけでなく、デメリットもあります。

そのため、ポテンシャル採用の選考を受ける場合には、メリットばかりではなく、デメリットも事前に把握しておく必要があります。

前職の実績は重視されない

ポテンシャル採用では実績やスキルなどを求められません。これは社会経験の浅い若い世代や未経験の業界や職種などへの転職では大きなメリットとなります。

逆に、前職で長年かけて実績を積み重ね、スキルを身につけてきた人にとっては、それらが選考の強みとして薄くなってしまいます。

そのため、ポテンシャル採用のターゲット層の違いから十分な実績やスキルがある人にとっては、ポテンシャル採用はあまり適した採用方法ではないでしょう。

過度に期待される

ポテンシャル採用では、成長性や潜在能力に期待できる人材を採用します。そのため、ポテンシャル採用された人は、入社後すぐに活躍ができなくても、将来で活躍することを期待されています。

しかし、企業から過度に将来性を期待されることで、仕事にプレッシャーを感じてしまったり、ポテンシャル採用されていることで離職しにくく感じてしまったりなどすることがあります。

ポテンシャル採用を希望する際の注意点3つ

ポテンシャル採用の注意点

ポテンシャル採用を受けることで得られるメリットはあります。しかし、ポテンシャル採用を希望するのであれば、事前に把握しておくべき注意点がいくつかあります。ポテンシャル採用の選考対策を正しく立てるためにも、それらの注意点を知っておきましょう。

1:会社の希望する人物像にマッチしているか確認する

ポテンシャル採用では成長性や潜在能力などが求められます。ただし、その成長性や潜在能力にも種類や方向性などがあります。

そのため、ポテンシャル採用の選考を受ける場合には、企業がどのような成長性や潜在能力を持った人材を求めているのかを把握しておきましょう。また、企業がどのような人材を求めているかは面接などで直接聞くわけにはいかないので、企業研究を行って推測をしましょう。

2:自分の強みを分析する

ポテンシャル採用では実績やスキルが重視されることはありません。しかし、業務で直接活かせる実績やスキルはなくても、仕事をするうえで役立てることができる強みはアピールする必要があります。

その強みのアピール内容には、熱意や性格、仕事に対する価値観などがあります。これらの自分の強みを明確に把握し、企業にアピールできるようしておくために、自己分析をしっかり行っておきましょう。

3:自分の価値観を述べる

ポテンシャル採用では価値観の軸が明確であることを企業に伝える必要があります。もし、自分の価値観と企業が持っている価値観が異なってしまうと、入社後にミスマッチとなる可能性があります。

自分と企業のためにも、価値観は選考を通して確認し合えるようにしておかなければなりません。

まとめ

  • ポテンシャル採用とは、即戦力ではなく「成長性・潜在能力・熱意」を重視する採用方法。第二新卒や未経験転職者、20代前半の若い世代が対象になりやすく、スキルよりも将来性が評価される
  • ポテンシャル採用で選考を突破するために求められる2つのポイントは、仕事への強い熱意のアピールと、自分の価値観の軸を明確に伝えること。企業の価値観とのマッチングが重要視される
  • 求職者側のメリットは「入社後に教育計画がある」「熱意が評価される」「未経験でも採用される可能性がある」「長期的に成長できる」の4点。一方で「前職の実績が評価されにくい」「将来への期待によるプレッシャー」が生じるリスクもある
  • ポテンシャル採用に挑む際の3つの注意点は、①企業が求める人物像の事前確認、②自分の強みの自己分析(熱意・性格・価値観)、③自分の価値観を明確に言語化して伝えること
  • スキルや経験が十分ある転職者にはポテンシャル採用は不向きで、実績重視のスキル採用の方が有利。自分の状況に応じた採用の種類を選ぶことが転職成功の鍵

よくある質問

ポテンシャル採用は何歳まで対象になりますか?
一般的にポテンシャル採用の主な対象は20代(特に20代前半〜25歳前後)の第二新卒や未経験転職者です。企業によっては30代前半まで「若手のポテンシャル採用」として枠を設けているケースもありますが、30代以降になると即戦力性を求められる「スキル採用」の割合が増えていきます。未経験の業界や職種への転職を検討している場合は、早めに動くほどポテンシャル採用の恩恵を受けやすくなります。
ポテンシャル採用の面接でアピールすべき強みは何ですか?
ポテンシャル採用の面接でアピールすべき強みは主に4つです。①仕事や業界への強い熱意(なぜこの会社なのかを明確に)、②成長した実績(部活・アルバイト・資格取得で「やり遂げた経験」)、③価値観の一致(企業の経営理念・社風への共感)、④論理的な自己分析(自分の強みと弱みを客観的に説明できるか)。特に「過去にどう成長してきたか」のエピソードを具体的に語れると説得力が増します。
第二新卒はポテンシャル採用の対象になりますか?
はい、第二新卒はポテンシャル採用の主なターゲット層の一つです。第二新卒(卒業後3年以内の転職者)は、社会人としての基礎的なマナーや職場環境への適応経験を持ちながらも、前職での成長可能性が残っていると企業から評価されやすいです。未経験の業界や職種への転職においても、「若さ」と「社会人経験」の両方を持つ点がポテンシャル採用で有利に働きます。特にITエンジニアや営業職などの人材不足の分野では、第二新卒のポテンシャル採用枠が多く存在します。
ポテンシャル採用と通常の中途採用はどう違いますか?
通常の中途採用(スキル採用)は即戦力を求め、実績・スキル・経験年数を重視するのに対し、ポテンシャル採用は将来の成長性・潜在能力・熱意を重視する点が最大の違いです。評価基準が異なるため選考の進め方も変わり、ポテンシャル採用では自己PR・熱意・価値観への共感が評価軸になります。ただし、企業によって明確に区別していないケースもあるため、求人票に「第二新卒歓迎」「未経験可」「意欲重視」などの文言があればポテンシャル採用の傾向が強いと判断できます。

ポテンシャル採用に挑戦してみよう

ポテンシャル採用に挑戦するイメージ

転職活動の選考では、実績やスキルを重視されることが多いです。しかし、これらを重視されると、なかなか選考を進んでいくことが難しいと感じる人がいます。

そのような場合は、ポテンシャル採用の選考に挑戦してみましょう。ポテンシャル採用であれば、即戦力となることではなく、成長性や潜在能力を重視した選考が行われます。そのため、まだ実績やスキルが十分でなくても、採用される可能性があります。

ポテンシャル採用で良い結果を出すためにも、ポテンシャル採用のことをよく知り、正しく対策を立てられるようにしておきましょう。

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