プロジェクトマネージャーの仕事内容や必要なスキルについて

最終更新日:2026年8月6日

はじめに

IT・情報系の資格にもあるプロジェクトマネージャーですが、具体的にはどういう仕事をしているのでしょうか。この記事では、プロジェクトマネージャーについて解説していきます。

IT・情報系の資格

プロジェクトマネージャーの説明をする前に、IT系の国家資格について解説していきます。

IT系の国家資格はたくさんありますが、わかりやすく分けると「IT系職種全般」、「エンジニア系」、「マネージャー系」の3つがあります。この3つの中でも、難易度が割と低いのが「IT系職種全般」に分類される資格で、具体的には「ITパスポート」、「基本情報技術者」、「応用情報技術者」があります。

難易度が低いと言っても基本情報技術者や応用情報技術者は、合格率が22%と決して高い数字ではありません。現役プログラマでも不合格になることがあります。しかしながら、取得しておくとITの知識全般に関わるスキルの証明になるので、IT業界で働くのであれば役に立つ資格です。ITパスポートが一番難易度が低く、応用情報技術者が一番難易度が高くなっています。

次に「エンジニア系」の資格について解説していきます。エンジニア系と後述するマネージャー系の試験は同じくらいの難易度です。「エンジニア系」は「エンべデットシステムスペシャリスト」、「システムアーキテクト」、「ネットワークスペシャリスト」、「情報セキュリティスペシャリスト」、「データベーススペシャリスト」の5つです。情報セキュリティスペシャリストは比較的合格しやすい試験ですが、その他は、どの資格も合格率が10~13%程度と超難関です。したがって、合格するとエンジニアとして高い技術を持っているという証明になります。

最後にマネージャー系の資格について解説していきます。マネージャー系の資格には、「ITストラテジスト」、「ITサービスマネージャー」、「システム監査技術者」、「プロジェクトマネージャー」の4つがあります。それぞれの試験の合格率は13~15%とこちらも超難関です。マネージャーには柔軟な対応力と思考力が必要とされるので、これらの資格は取得すると大きな武器になります。

今回は実際の資格にもあるプロジェクトマネージャーの仕事について詳しく解説していきます。

IT系国家資格 3カテゴリ比較

カテゴリ 代表的な資格 難易度 合格率目安 対象・取得メリット
IT系職種全般 ITパスポート・基本情報技術者・応用情報技術者 低〜中 22〜50% IT業界全職種向け・幅広いIT知識の証明として有効
エンジニア系 システムアーキテクト・ネットワークSP・情報セキュリティSP・DBSP 10〜13% 特定技術領域の高度専門スキルを証明・技術職評価向上
マネージャー系 プロジェクトマネージャー・ITストラテジスト・システム監査技術者 13〜15% 管理・経営側のスキルを証明・給与アップ・昇進に有効

プロジェクトマネージャーの仕事内容

プロジェクトマネージャーの仕事内容は、クライアントの要望や使用目的などをヒアリングし、どのようなシステムにしていくか、構造や機能を決めていきます。システム開発の規模によってスケジュールや予算、プロジェクトに必要な人材などを決定し、チームの結成や納期に間に合うよう管理をしてプロジェクト進めていきます。

システムの開発の目的をチームメンバーに周知し、納期までのスケージュールを組み、決定事項や変更が生じた場合にはチームメンバーに周知したり、各セッションの進行具合をチェックし、プロジェクトが予定通りに進むよう管理したりするのもプロジェクトマネージャーの仕事です。また、予期せぬトラブルが発生しスケジュールに遅れが出た場合、再度スケジュールを組み直しメンバーに周知します。

さらに、チーム内の人間関係を円滑に保つのもプロジェクトマネージャーの大事な仕事の一つです。チーム内の情報共有や他部門との連携を逐一行い、トラブルを解消したり、プロジェクト終了後は、今回の開発について振り返りを行って問題点を上げ、今後の開発に役立つよう改善策を講じたりする必要もあります。

プロジェクトマネージャーはクライアントに納品するまでが仕事で、その後は運用チームに案件を引き継ぎます。つまり、プロジェクト立ち上げの早い段階から運用のことも視野に入れ、プロジェクトを策定する必要があります。

プロジェクトマネージャーに必要なスキル

プロジェクトマネージャーには、ITやシステム開発のスキル・知識の他に、コミニュケーション能力や交渉力、マネジメント能力が必要とされます。

システム開発には顧客との交渉が必要になる場面も多くあります。予算やスケジュール変更の相談、開発チームからの提案や仕様変更の要請など、ただクライアントの要望に従うのではなく、チーム内の声を聞いた上でクライアントと相談し、両者が無理なくプロジェクトを進められるようにチームとクライアントの間に入って橋渡しをするのも役目です。その他、プロジェクト全体を見渡せる広い視野とチームメンバーを引っ張っていくリーダーシップも求められます。

まとめ

  • IT系国家資格は「職種全般」「エンジニア系」「マネージャー系」の3カテゴリに分類でき、プロジェクトマネージャーはマネージャー系に属する合格率13〜15%の難関資格
  • プロジェクトマネージャーの仕事は要件定義からチーム結成・進捗管理・納品まで一連のプロジェクト全体を管理する役割で、運用移行後のことも立ち上げ段階から視野に入れる必要がある
  • コミュニケーション能力・交渉力・マネジメント能力が必須で、技術知識だけでなくチームとクライアントの橋渡しができるリーダーシップが求められる
  • プロジェクトマネージャー資格は合格が難しい分、取得すると給与アップや昇進・転職時の評価向上につながる貴重な資格となる
  • プロジェクト成功時にはチームやクライアントから絶大な信頼を得られるため、やりがいが大きくキャリアの核となる職種といえる

よくある質問

プロジェクトマネージャーはどのような経歴の人がなれますか?
一般的にはシステムエンジニア(SE)やプログラマーとして実務経験を積んだ後、プロジェクトリーダーを経てプロジェクトマネージャーに就くルートが多いです。ITの技術知識だけでなく、チームマネジメントや顧客折衝の経験が重要です。大手SIerでは5〜10年のエンジニア経験を経てPMに昇格するケースが一般的ですが、ベンチャーではより早期にPM役割を担うこともあります。
プロジェクトマネージャーの平均年収はいくらですか?
日本のITプロジェクトマネージャーの平均年収は650〜900万円程度です。大手SIer・外資系IT企業では1,000万円以上も珍しくなく、プロジェクトマネージャー資格(IPA)やPMP(米国PMI認定)を保有していると評価が高まります。フリーランスPMは月単価80〜150万円程度の案件もあります。担当するプロジェクトの規模(数億円〜数十億円規模)によっても年収に大きな差が生じます。
プロジェクトマネージャー試験の勉強期間はどのくらいですか?
合格率13%程度の難関試験で、一般的な勉強期間は3〜6か月程度です。応用情報技術者試験合格者や実務経験が豊富な人は3か月程度で合格するケースもありますが、未経験者は6か月以上かかることも多いです。試験は午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱの4部構成で、特に午後の論述問題に対策が必要です。
プロジェクトマネージャーとシステムエンジニア(SE)の違いは何ですか?
SEは主に要件定義・設計・開発・テストなど技術的な工程を担当しますが、プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体のスケジュール・予算・リスク・人員を管理するマネジメント役割です。SEが「作る人」であるのに対し、PMは「管理する人」という関係です。多くの場合、SEとして経験を積んだ後にPMへキャリアアップするルートをたどります。

▼ アクロビジョンについて

👔

一緒に働きましょう

一人ひとりのキャリアに向き合い、
活躍できる現場をご紹介します。

採用サイトを見る →
💻

システム開発のご依頼・ご相談

コンサルティングから運用保守まで、
ワンストップで対応します。

まずはお気軽にご相談ください →