サーバーエンジニア未経験者におすすめの資格8つ|仕事の流れとは?
最終更新日:2026年8月5日
サーバーエンジニアとは

サーバーエンジニアは、サーバー機器に関する幅広い業務を担当しています。サーバーエンジニアの仕事は、サーバーだけでなくOSやセキュリティの知識なども必要です。サーバーエンジニアのキャリアプランは、サーバーエンジニアとして経験を積んだ後で、より高度な内容を取り扱うネットワークエンジニアに転向するという人も少なくありません。
未経験でもサーバーエンジニアになれる?

サーバーエンジニアは、未経験者でも就職しやすい職業です。現在のIT業界は人材不足と言われており、実際の求人も未経験者を歓迎するという案件が少なくありません。ただしサーバーエンジニアの仕事は、サーバーに関する深い知識や対応力が求められます。就職する前にサーバーに関する勉強をしておくことがおすすめです。サーバーエンジニアになりたい人は、サーバーエンジニア向けの資格もあるため、受験してみてはいかがでしょうか。
サーバーエンジニアの仕事の流れ3つ

サーバーエンジニアの仕事は、大きく分けて3つの流れがあります。仕事の流れを紹介していきますので、未経験の人は特にチェックしてみてください。
| 工程 | 主な業務 | 必要なスキル |
|---|---|---|
| 1. 構築 | サーバー設計・設定・インストール | OS/ネットワーク知識・ヒアリング能力 |
| 2. 運用 | 監視・不正アクセス対応・パフォーマンス確認 | 障害対応力・セキュリティ知識 |
| 3. 保守 | バックアップ・障害対応・ハード交換 | 幅広い知識・コミュニケーション能力 |
仕事の流れ1:サーバー構築
サーバーの構築は、サーバーエンジニアの主な仕事の1つです。クライアントがインターネット回線を使ったサービスを利用する際に、サービスを実行するシステムを作っていきます。クライアントのニーズを正確にヒアリングする能力も求められます。
仕事の流れ2:サーバー運用

サーバーの運用は、構築したサーバーが正しく動いているかを確認して、問題があれば即座に解決していく業務です。外部からの不正アクセスやクライアントが求めるような動きをしない場合なども対応します。サーバー運用は遠隔で対応できる場合もあれば、実際に現場で確認するケースもあります。
仕事の流れ3:サーバー保守
サーバーの保守は、サーバーが故障した際に解決する仕事です。サーバーのバックアップは、保守の仕事に該当します。サーバーの保守は、幅広い知識や経験が必要で、コミュニケーション能力も求められます。
サーバーエンジニア未経験者におすすめの資格8つ

未経験からサーバーエンジニアを目指す場合は、資格を取得しておいた方が就職に有利です。
| 資格 | 難易度 | 特徴 | 未経験向け |
|---|---|---|---|
| ITパスポート | ★☆☆ | IT全般の入門国家資格 | ◎ 最初の一歩 |
| 基本情報技術者 | ★★☆ | IT業界の定番国家資格 | ○ 入社後に狙う |
| LPIC(Linux技術者認定) | ★★☆ | Linux/クラウド運用。世界共通 | ○ サーバー必須 |
| Microsoft認定資格 | ★★☆ | Azure等Windowsサーバー系 | ○ 難易度選択可 |
| CCNA | ★★☆ | Cisco認定ネットワーク資格 | △ 実務経験推奨 |
| ITIL | ★★☆ | ITサービス管理の世界共通資格 | ○ ファンデーションから |
| オラクルマスター | ★★★ | DB管理・運用の専門資格 | △ ブロンズから挑戦 |
| ネットワークスペシャリスト | ★★★ | 高度情報処理技術者。上位資格 | ✕ キャリアアップ後 |
おすすめの資格1:基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、経済産業省が認定する国家資格です。サーバーエンジニアだけでなく、IT業界で働く場合は取得しておきたい資格の1つです。過去問題を解いて時間配分などの練習をしてから望むことがオススメです。
おすすめの資格2:Linux技術者認定資格「LPIC」

Linux技術者認定資格「LPIC」は、未経験者におすすめの技術者のスキルを認定する資格です。クラウド、システムアーキテクチャの知見、オープンソースのリテラシーの技術力を試されます。世界共通基準で認定されるため、グローバルに活躍したいエンジニアにも役立ちます。
おすすめの資格3:Microsoft認定資格プログラム
Microsoft認定資格プログラムは、世界的なIT企業Microsoftの製品に関する資格です。全世界で使える共通資格のため、今後世界で活躍することも検討している未経験者にもおすすめです。難易度もさまざまですので、自分の実力にあった試験からスタートしてみましょう。
おすすめの資格4:CCNA

CCNAは、シスコシステムズ社が手掛ける試験です。サーバーエンジニアだけでなく、ネットワークエンジニアを目指す初心者にもおすすめです。推奨条件として1年以上のシスコソリューションの実装・管理経験や、IPアドレス、ネットワークの基礎知識を持つことなどが挙げられます。
おすすめの資格5:ITIL
ITIL資格は、世界共通の資格でシステムの運用管理を行う際に役立つ知識が学べます。未経験者はまず入門編のITILファンデーションの勉強からスタートすることがおすすめです。ITサービス会社で就職する場合、ITIL資格が必須という場合も少なくありません。
おすすめの資格6:ITパスポート
ITパスポートは、経済産業大臣が実施する国家資格です。未経験の人でも独学で取得できる資格のため、IT業界の他の資格にチャレンジする前にベースとなる知識を付けたい時にも利用できます。年齢制限もない試験ですので、気軽に受験できます。
おすすめの資格7:オラクルマスター
オラクルマスターは、データベースの管理や運用に関する技術力を認定する試験です。難易度が複数ある資格ですので、未経験者は難易度の低いブロンズからチャレンジしてみてください。実践を積みながら試験合格を目指しましょう。
おすすめの資格8:ネットワークスペシャリスト
ネットワークスペシャリストの試験は、初心者には難易度が高い情報処理技術者試験です。未経験で取得は難しいことが多いですが、幅広い仕事に役立つので勉強することをおすすめします。論述問題も出題されますので、文章力も試されます。
サーバーエンジニアとの違いとは?

サーバーエンジニアは、他のITエンジニアと混同されることも多いです。ネットワークエンジニアやインフラエンジニアと明確な違いがあるため、未経験者は就職する前に詳細をチェックしておくことがおすすめです。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計や運営を担当します。ネットワークとサーバーと仕事で取り扱う対象が大きく異なります。収入や待遇に大きな違いはないため、自分の興味がどちらにあるかで就職先を決めるといいでしょう。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、物理的なインフラの設置を担当します。IT業界を支える大切な仕事ですが、人手不足が続いています。サーバーエンジニアに依頼するまでもない小さなサーバー設定も、インフラエンジニアが担当することが多いです。
よくある質問(FAQ)
- Q1. サーバーエンジニアとネットワークエンジニアはどちらが需要が高いですか?
- 2026年現在、どちらも高い需要があります。クラウド化(AWS・Azure・GCP)が加速する中で、「クラウドサーバーの設計・構築ができるエンジニア」の需要が特に伸びています。オンプレミスのサーバーエンジニアよりも、クラウドインフラのスキルを身につけたエンジニアの方が年収・案件単価で有利な傾向です。
- Q2. 未経験からサーバーエンジニアになるための最短ルートは?
- 「ITパスポート → 基本情報技術者 → LPIC Level1 → 未経験OK求人に応募」が最短ルートです。2〜3ヶ月の集中学習でLPIC Level1の取得を目指しながら並行して求人活動を始めると、入社後の学習スピードが大幅に上がります。研修制度が充実したSES企業やインフラ系求人を狙うと入職しやすいです。
- Q3. サーバーエンジニアの平均年収はどのくらいですか?
- 2026年現在、サーバーエンジニアの平均年収は約450〜600万円程度です。クラウドスキル(AWSソリューションアーキテクト等)を持つエンジニアは700万円以上も珍しくありません。フリーランスでは月単価60〜100万円の案件が多数あり、高い専門性があれば独立後も安定した収入が見込めます。
- Q4. AWSとLPIC、どちらを先に取得すべきですか?
- Linux基礎(LPIC)を先に習得してからAWS資格(SAA等)に進むことを推奨します。AWSのEC2やECSなどはLinuxの知識が土台になるため、LPICの知識があると理解が大幅に早まります。最終的には「LPIC + AWS SAA + ネットワーク基礎」の3セットを目指すと、クラウドインフラエンジニアとしての市場価値が高まります。
まとめ

- サーバーエンジニアは構築・運用・保守の3工程を担当し、OS・ネットワーク・セキュリティの幅広い知識が必要
- 未経験でも就職可能だが、事前学習と資格取得(ITパスポート→基本情報→LPIC)が有利に働く
- 未経験に最適な資格の優先順位は「ITパスポート(入門)→基本情報技術者→LPIC→Microsoft/CCNA/ITIL」の順
- 2026年現在、クラウドサーバー(AWS・Azure)のスキルを持つエンジニアの需要・年収が特に高い
- ネットワーク・インフラエンジニアとは担当範囲が異なるため、自分の興味・得意に合わせて方向を選ぶことが大切
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