テストエンジニアとは?テストエンジニアの仕事内容5つと必要なスキル6つ
最終更新日:2026年8月5日
目次
テストエンジニアとは
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テストエンジニアは、電子機器やIT製品、ソフトウェアなどに問題がないか検証やテスト、さらに評価をおこないます。さまざまなテストをしながら、プログラムのバグや設計ミスを見つけ、製品品質を向上させていくのが仕事です。テストエンジニアは、Webシステムやゲームについてもトラブルを発見し、解決していきます。縁の下の力持ち的な役割も果たしているテストエンジニアは、今後も活躍が期待されています。
テストエンジニアの役割
テストエンジニアの役割で重要なのは、製品開発時に製品の不具合や欠陥がないか、動作確認をおこなうことです。そして、さらに良い品質の製品となるように、バグを発見したときには改善策なども提案します。もし、販売した製品に欠陥があれば企業の信頼を損なうことになる可能性が高いので、テストエンジニアの役割はとても重要です。そういった要因から、経験値の高いテストエンジニアが企業から求められています。
テストエンジニアの将来性とキャリアパス
アプリケーションを開発する場合にも、テストエンジニアの存在は大切です。開発者とは違う視点でテストとチェックをすることで、予想外のエラーや欠陥を発見し修正へとつなげていきます。テストエンジニアがいることで、結果的に開発の効率化が図れるでしょう。テストエンジニアのキャリアパスとしては、高レベルなテストエンジニアとなっていくこと以外には、プログラマーやプロジェクトマネージャーを目指すことも可能です。
テストエンジニアの仕事内容5つ
テストエンジニアの仕事内容として、おもにテスト計画や設計のち、テストの実行とその結果を確認後、文書化し、報告と提案をしなくてはいけません。効率よくテストをしなくてはいけないテストエンジニアの仕事内容の中から、5つご紹介します。
仕事内容1:テスト計画
テストエンジニアの仕事として、まずテスト計画があります。製品の仕様調査とテスト観点を抽出し、製品の情報提供を開発者から受けつつ、テスト対象を決め、計画書を作成します。スペシャリストであるテストエンジニアが、テスト範囲や優先順位を決定することになるでしょう。
仕事内容2:テスト設計
2つ目の仕事内容として、テスト設計があります。テストエンジニアは、テストの計画書をもとにテストの種類や、テストケースの数などを決めていきます。ここでは、テストを重点的におこなうポイントを見つけ出します。そして、どのようなテスト技法をおこなっていくかを選択します。テストケースの作成は、テストエンジニアにとって重要な仕事です。
仕事内容3:テストの実行
テスト設計を作成した後に、テストエンジニアはテストを実行していきます。テストを実施して、想定している状態でプログラムが動作するかを細かくチェックします。ここでテストを自動化するケースもあります。テストにはテスターと呼ばれる人たちが参加し、テストエンジニアが作成したテストケースに従ってテストを実行します。
仕事内容4:テスト結果の確認と文書化
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テストを実行した後、テストエンジニアは結果をまとめ、開発者に報告します。さらに再テストを実施することもありますが、そのテストの結果はテストエンジニアがまとめて文書化します。文書化するときには、ExcelやWordなどを使いこなせるようになっておいた方が良いでしょう。
仕事内容5:報告・提案
テスト評価などを文書化した後、改善点などが見つかった場合は報告や提案をするのもテストエンジニアの仕事のひとつです。開発視点ではなく、可能な限り顧客視点で製品についての評価をおこなうことが大切です。
仕事内容5つ 早見表
| # | 仕事内容 | 主な作業 | 使うツール・スキル | 重要度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | テスト計画 | 仕様調査・テスト観点抽出・計画書作成 | Excel/Word・仕様書読解力 | ★★★★★ |
| 2 | テスト設計 | テスト種類選定・テストケース作成 | テスト技法・マインドマップ | ★★★★★ |
| 3 | テストの実行 | 動作確認・バグ検出・自動化テスト実施 | Selenium/JUnit等テスト自動化ツール | ★★★★★ |
| 4 | 結果確認・文書化 | バグレポート作成・再テスト・Excel整理 | Excel/Word/Jira/Redmine | ★★★★☆ |
| 5 | 報告・提案 | 品質評価・改善提案・開発者へのフィードバック | プレゼン力・顧客視点 | ★★★★☆ |
テストエンジニアに必要なスキル6つ
テストエンジニアとして求められるスキルはいくつかあります。ソフトウェアについての専門スキルだけではなく、最近ではテスト業務を自動化するケースも多いため、求められるスキルも変化してきています。ここではテストエンジニアが必要なスキルを6つ、ご紹介します。
スキル1:ソフトウェア開発のスキル
テストエンジニアには、テストをおこなうソフトウェアについての開発スキルが必要です。テスト対象について把握しておくと、どんなテストが必要なのかが分かります。新たにテストケースが必要なときには、提案することができます。また、プログラミングのスキルはエラーが出たときに役立ちます。
スキル2:テスト技法の知識とスキル
テストエンジニアは、テスト技法やソフトウェアテストの概念に関する知識が必要です。効率的にテストを実行したり、正確なテストを実施したりするためにテスト技法の知識とスキルは学んでおいた方が良いでしょう。テストを実行する場合、テスト項目がとても多くなることがありますが、テスト技法の知識やスキルがあれば効率的にテストを実行することができます。
スキル3:問題を改善するスキル
テストエンジニアとしての経験を積んでいくと、テストを改善する提案や作業の問題点を解決していくような問題改善スキルも必要になってきます。また、テスト環境を改善する提案もしなければなりません。
スキル4:品質管理を理解するスキル
テストエンジニアがテストを実行するためには、顧客が求める品質管理について理解するスキルが必要になります。品質管理の知識を持っていれば、高品質なテストを実行できるようになるでしょう。
スキル5:テスト自動化ツールを使用するスキル
テストの自動化ツールを使いこなせるテストエンジニアが求められています。テストの自動化は、ソフトウェアを開発させ、完成するまでの期間を短縮させることに役立つでしょう。そして、高品質なテストを効率化して実行することが可能になります。
スキル6:文書作成スキル
テストの結果を報告するために、テストエンジニアは文書作成スキルが必要です。テスト結果をレビューし、改善点などを提案するためにExcelやWord、PowerPointなどは使いこなせるようになっておいた方がいいでしょう。
テストエンジニアの定義とは?
テストエンジニアとは、デジタル機器などの製品のプログラムにバグがないかをテストして、バグを見つけたら修正をおこなう仕事のことを言います。似ているイメージの職種として「テスター」がありますが、テストエンジニアとは大きな違いがあります。テストエンジニアは「テスター」の役割以外にも、テストを設計し、管理する業務も含まれます。さらにテスト後のレビューをし、改善を提案するのもテストエンジニアです。
テスターとの相違点
テスターはすでに作成されているテストケースに沿って、テストを実行するのが仕事です。一方、テストエンジニアはテストを実施すること以外にも、テスト計画や設計、テスト後のレビューや改善点の提案までを担当するのが仕事です。
QAエンジニアとの相違点
QAエンジニアのおもな仕事は、テスト計画のほかに、品質管理や品質改善などの行程を担っています。おもにテストエンジニアは、正常にプログラムが動くかどうか、不具合はないかといったチェックテストを担当するのに対して、QAエンジニアは完成したソフトウェアのテストを担当します。おもに完成品の動作仕様テストや耐久テストを担っているQAエンジニアですが、企業によってはテストエンジニアやテスターとの違いが曖昧になっているところがあります。
テストエンジニア・テスター・QAエンジニア 役割比較表
3つの職種の役割の違いをまとめました。
| 比較項目 | テストエンジニア | テスター | QAエンジニア |
|---|---|---|---|
| 主な役割 | テスト計画〜提案まで一貫担当 | 既存テストケースの実行 | 品質管理・品質改善・完成品テスト |
| テスト設計 | ○(作成・改善もする) | ×(作成しない) | ○(品質基準の設計) |
| バグ修正提案 | ○ | ×(発見のみ) | ○(プロセス改善) |
| 必要なスキル | テスト技法・開発知識・文書作成 | テストケースの実行力 | 品質管理・統計・プロセス設計 |
| 平均年収目安 | 450〜700万円 | 300〜450万円 | 500〜800万円 |
| キャリアアップ先 | QAエンジニア・PM・開発者 | テストエンジニア | 品質管理マネージャー・PM |
よくある質問(FAQ)
- Q. テストエンジニアは未経験から目指せますか?
- 目指せます。テスターとして未経験入社し、テストケースの実行経験を積んでからテストエンジニアにステップアップするルートが一般的です。JSTQB(ソフトウェアテスト技術者資格認定)のFoundation Level取得が転職時の有力なアピールになります。プログラミング経験があるとテスト自動化分野でより活躍できます。
- Q. テストエンジニアの平均年収はいくらですか?
- 経験・スキルによって異なりますが、国内の求人情報をもとにすると450〜700万円程度が目安です。テスト自動化(Selenium/JUnit/Cypress等)のスキルや、JSTQB上位資格・基本情報技術者試験の保有で年収が上がる傾向があります。
- Q. テストエンジニアの将来性はありますか?AIに仕事が奪われますか?
- 将来性はあります。AIによるテスト自動化が進んでいますが、テスト計画の策定・顧客視点での品質評価・新機能のテスト設計はエンジニアが行う必要があります。むしろAI/自動化ツールを活用できるテストエンジニアの需要が高まっており、自動化ツールのスキル習得が重要です。
- Q. テストエンジニアに役立つ資格は何ですか?
- ①JSTQB認定テスト技術者資格(Foundation Level → Advanced Level)が最も直結します。②基本情報技術者試験・応用情報技術者試験はIT基礎知識の証明になります。③Selenium/JUnit等のテスト自動化ツールの実践スキルと組み合わせると転職・昇給に有利です。
まとめ
テストエンジニアの仕事内容や必要なスキルについてご紹介しました。以下5点が重要なポイントです。
- テストエンジニアは計画・設計・実行・文書化・提案の5ステップで製品品質を守る縁の下の力持ち
- テスターとの違いは「テスト設計と改善提案まで担当すること」、QAエンジニアとは「品質プロセス全体の管理範囲」が異なる
- テスト自動化ツール(Selenium等)のスキルが今後ますます重要になっており、習得が年収アップにつながる
- JSTQB認定資格はテストエンジニアとしての実力を客観的に証明できる最重要資格
- 未経験はテスターからスタートしてテストエンジニア→QAエンジニア→PMのキャリアパスを目指せる
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