エンジニアの年収が高いとされる理由4つとエンジニアの年収が高い企業4選

最終更新日:2026年8月5日

エンジニアとは

職種 システムエンジニア プログラマー インフラエンジニア PMO
主な業務 要件定義・設計 コーディング・実装 サーバー・ネットワーク プロジェクト管理
平均年収 450〜700万円 350〜600万円 400〜650万円 500〜800万円
未経験参入 可(研修あり) 可(資格有利) 経験者向け
将来性 高(AI活用で変化中) 高(クラウド需要)

特殊な技術をもった職業の人をエンジニアと呼びます。たとえば、コンピューターのプログラミングなどをおこなう職業の人たち以外にも、車やバイクのカスタムなどのものづくり業に励む人もエンジニアと呼ぶ場合があります。エンジニアは工兵や施設、工学者といった意味も持つ言葉ですので、1つのことのみを指す言葉ではありません。あくまでも状況によって意味合いが大きく変わっていく英語といえます。

エンジニアの年収はいくら?

IT関連職の平均年収はおよそ400万円台後半〜500万円台といわれています。ただし、前述したようにエンジニアとひとくちに言っても職種は異なります。また経歴や能力によっても年収が異なりますし、働き方などでも年収は大きく違ってくるでしょう。企業規模やポジション、専門スキルによっては、年収1,000万円を超えるケースもあります。年代別・職種別のより詳しい年収データは、後述の関連記事もあわせてご覧ください。

エンジニアの年収が高い理由4つ

年収が高いとされているエンジニアですが、4つの理由が存在しています。エンジニア業は、一般的な職業以上に年収が多いとされています。近年、盛んになっているIT業界におけるエンジニアですが、どのような理由があって給料が高く設定されているのかそれぞれ見ていきます。ぜひ参考にしてみましょう。

理由1:専門的な知識が必要だから

エンジニアは専門的な知識や技術が必須なため、年収が高く設定されています。将来性のあるエンジニア業には専門性があり、かつ即戦力となることができればますます高い報酬を得ることが可能でしょう。高い能力をもったエンジニアであれば、一般的な職業で受け取る年収よりも高い給与を得ることができます。

理由2:人手が不足しているから

エンジニアの業界は人手不足であるため、給料が高い傾向にあります。知識や能力の必要性はもちろんですが、エンジニアは長時間の労働になる場合があります。そのため、業界を去っていく人も少なくなく、必然的に高い給与となっている業種でもあるでしょう。また、募集要項もおのずと高い給与で掲載されているため、イメージとしても「エンジニアは高給」だと世間一般では認識されているでしょう。

理由3:IT業界が拡大化しているから

エンジニアの年収が高い理由として、IT業界の拡大に伴う業務範囲の増大が挙げられます。昨今目まぐるしく移り変わるIT業界では、さまざまな技術の躍進と共に業界全体の分野も広がっています。そのため、つねに企業側が人材を欲しているのが現状ですので、必然的に年収も高まる傾向にある業種といえるでしょう。生成AIやクラウド、DXの推進により人材需要は今後も底堅く、実力次第では年収がアップしていく世界です。

理由4:実力主義だから

エンジニアは実力主義の世界ですので、必然的に年収が高いです。能力給といってもよいIT業界では、技術や知識が豊富であればあるほど年収も上がっていきます。目に見えて結果が分かりやすいのが、IT業界での労働といえるでしょう。そのため能力が低いエンジニアは、いつまでも年収が向上する推移は低く、また年収の上げ方も分からないまま低い収入で働くことになります。

エンジニアの年収が高いとされる企業の例

年収が高いとされる企業を4社ピックアップして見ていきましょう。いずれも各社の有価証券報告書に基づく平均年間給与の公開データ(日経会社情報等で参照可能)をもとに、最新の水準をご紹介します。実際の年収は年齢・役職・評価によって個人差が大きいため、あくまで目安として参考にしてください。

⚠️ 社名変更について:本記事で以前紹介していた「日本商業開発株式会社」は、2022年1月に「地主株式会社」へ商号変更しています(証券コードは3252のまま)。同社の情報は新社名でご確認ください。

企業1:DeNA

東京都渋谷区に本社を置くDeNAは、有価証券報告書ベースの平均年収が1,100万円を超える企業です。公開データによれば、平均年収は約1,117万9,000円(2026年3月期、従業員数1,400人、平均年齢38.6歳)で、20年以上の運営実績がある大手IT企業として安定した高い年収水準を維持しています。実力次第で若手のうちから高年収を目指しやすく、経験を積むことでさらなる年収アップも期待できる企業といえるでしょう。

企業2:楽天グループ

大手IT企業の楽天グループも、年収水準が高い企業の1つです。公開データによれば、平均年収は約850万8,000円、初任給は30万円(いずれも2025年12月期)となっています。実力や役職に応じて年収も向上していく傾向にある企業ですので、努力次第ではさらに年収を得られると期待してもよいでしょう。なお同社は2021年に持株会社体制へ移行し「楽天グループ株式会社」が正式名称となっています。

企業3:地主株式会社(旧・日本商業開発)

底地(そこち)専門の不動産金融を手がける地主株式会社は、平均年収が突出して高い企業の1つです。公開データによれば、平均年収は約1,750万円(2025年12月期、従業員71人、平均年齢38.7歳)と非常に高水準です。ただし従業員数が71人と少人数の組織であるため、年度によって数値の変動が大きくなりやすい点には注意が必要です。同社は2022年1月に「日本商業開発株式会社」から現社名へ商号変更しています。

企業4:日本電気(NEC)

日本電気(NEC)は、幅広いITサービスを手掛ける大手電機・IT企業です。公開データによれば、平均年収は約993万9,000円(2026年3月期、従業員数21,934人、平均年齢43.1歳、平均勤続年数17.3年)となっています。学歴や年齢、スキルや業績に応じて給与を上げることができるため、安定した環境で高収入を目指すエンジニアには適した企業だといえるでしょう。

※上記の平均年収は各社の有価証券報告書に基づく全従業員平均であり、エンジニア職のみの平均や個人の年収を保証するものではありません。最新の待遇は各社の採用ページ等で必ずご確認ください。

エンジニアがさらに年収を上げる方法3選

現状よりも年収を上げたいエンジニアに必見の方法を3つ見ていきましょう。働き方が多様化し、また進化している昨今、エンジニアも実力や努力次第で得られる年収を上げることが可能です。自分の能力を発揮しながら年収の向上を目指して、最善な働き方を見つけてみましょう。それでは、エンジニアがさらに年収を上げる3つの方法を見ていきます。ぜひ参考にしてみてください。

方法1:フリーランスとして活躍する

エンジニアとしての年収を向上させるためには、フリーランスとして働く方法があります。実力やマネジメントのスキルがあるエンジニアであれば、サラリーマンではなく、フリーランスでのエンジニア業をしていくことで年収の向上につながるでしょう。サラリーマンの場合、会社の売り上げの中から給与を支払われて収入になりますが、フリーランスであれば稼いだ金額のすべてが自分の報酬となります。

方法2:スキルをつけて待遇がいい職場に転職する

経験値を上げて好待遇の企業に転職することで、年収アップが見込めるでしょう。経験値が低いエンジニアは年収が低いため、スキルアップをして転職することにより、給与と年収の増加が期待できます。実力があれば認めてもらえるのがIT業界ですので、転職後は能力に見合った報酬を得られることでしょう。

方法3:起業する

現在勤務中の会社を辞めて起業することは、年収の増加につながります。起業は、実力次第で年収を向上させやすい働き方です。そのため、現在の年収に満足していないサラリーマンのエンジニアは、個人で起業して自分の能力でお金を稼ぐ方法が適しているでしょう。波に乗れば、サラリーマン時代の年収よりもさらに多く稼ぐことができるでしょう。スキルに自信があるエンジニアは、起業してみるのもよいでしょう。

エンジニアのキャリアパスとは?

エンジニアのキャリアパスを考えるイメージ

経験を積んでキャリアを上げていくことをキャリアパスと呼び、エンジニアにおいては、実力でよりよい分野に進むことを指します。プログラマーから実力を身につけて、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーといったようにステップを踏むことが、主なキャリアパスの1つとして挙げられます。最終的にはITスペシャリストという立場がありますが、今後もキャリアパスは多様化していくでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q. エンジニアの年収はなぜ他の職種より高いといわれるのですか?

専門的な知識・技術が必要であること、人手不足であること、IT業界そのものが拡大を続けていること、そして能力次第で評価が変わる実力主義の環境であることなど、複数の要因が重なっているためです。詳しくは本記事の「エンジニアの年収が高い理由4つ」で解説しています。

Q. エンジニアなら誰でも年収1,000万円を目指せますか?

誰でも実現できるわけではありませんが、専門性の高いスキルを磨き、マネジメントや上流工程の経験を積むこと、あるいはフリーランスや起業といった働き方の選択肢を検討することで、高年収を目指しやすくなります。企業や職種によって年収レンジは大きく異なるため、まずは自分の市場価値を把握することが重要です。

Q. 年収が高い企業を選ぶときの注意点は?

公開されている平均年収の数値は、年度や算出方法(有価証券報告書ベースか求人票ベースかなど)によって変動します。応募・転職を検討する際は、必ず企業の採用ページや最新の公開情報で最新の待遇を確認するようにしましょう。

Q. 未経験からでもエンジニアとして高年収を目指せますか?

未経験からのスタートでは年収が低めになりやすいですが、スキルを積み重ねて経験年数を重ねることで年収は上がっていく傾向にあります。未経験からの転職については、関連記事もあわせて参考にしてください。

Q. フリーランスエンジニアと正社員、年収が高いのはどちらですか?

案件単価だけで見るとフリーランスの方が高く見えることがありますが、社会保険料や税金、案件が途切れるリスクなどを自己負担する必要があります。単純な金額だけでなく、収入の安定性やキャリア形成のしやすさも踏まえて検討することをおすすめします。

まとめ:エンジニアの市場価値を理解して年収を上げよう

この記事のポイント:

  • エンジニアの年収が高いとされる理由は「専門性」「人手不足」「業界の拡大」「実力主義」の4つ
  • 公開されている企業別の平均年収は、有価証券報告書などの最新の公開情報で必ず確認する
  • 年収を上げる方法として「フリーランス化」「転職」「起業」の3つの選択肢がある
  • キャリアパスを意識しながら、自分の市場価値を継続的に把握することが年収アップの近道
  • 年代別・職種別の詳しい年収データは関連記事もあわせてチェックする

今回は、エンジニアの年収についてご覧いただきました。市場価値を理解したうえで働き方を変えながら、年収の向上へもつなげていきましょう。また、能力給でもあるのがエンジニアです。働き方に見合った年収を得られるように、市場での自分の価値を理解しておくことが必要です。よりよい働き方ができれば必然的に労働が楽しくなり、おのずと年収も向上していきます。ぜひともエンジニアの市場価値を理解しておきましょう。

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