GitHubとは?覚えておくべき7つの基礎知識や使い方を解説

最終更新日:2026年8月6日

GitHubとはどのようなサービス?

GitHubのサービス概要を示すイメージ

GitHubとは、開発プロジェクトのソースコードを管理できるWEBサービスです。GitHubにはソースコードを共有できる様々な機能があり、プロジェクトのソースコードの管理にかかるコストを削減できます。

ソースコードの公開や履歴の閲覧、バグ管理などの機能があり、開発者にとって、大変便利なサービスです。社内のみで公開し、社内のソースコードのバージョン管理に利用している企業もあります。

GitHubの覚えておくべき7つの基礎知識とは

GitHubの7つの基礎知識を示すイメージ

ここではGitHubを使うために、覚えておくべき基礎知識を7つ紹介します。リポジトリやプッシュなど、GitHubを利用する際に欠かせない用語です。ぜひ覚えておきましょう。

# 用語 概要 代表的なコマンド/操作
1 リモートリポジトリ インターネット上(GitHub上)に置くリポジトリ git push / git pull
2 ローカルリポジトリ 自分のPC上にあるリポジトリ git init / git clone
3 プッシュ ローカルの変更をリモートへ送信 git push origin main
4 コミット 変更内容をローカルリポジトリに登録 git commit -m “メッセージ”
5 ブランチ 変更履歴を枝分かれさせて並行開発 git branch / git checkout -b
6 プルリクエスト コードレビューを依頼しマージを要請 GitHub上のUIから作成
7 フォーク 他人のリポジトリを自分のアカウントに複製 GitHub上の「Fork」ボタン

GitHubの基礎知識1:リモートリポジトリ

リポジトリとは、ディレクトリやファイルの情報を保管する場所です。リポジトリの管理下にあるディレクトリやファイルを操作した変更履歴を記録し、ソースコードのバージョンを管理できます。

リモートリポジトリとは、GitHubなどを利用し、インターネット上に保存したリポジトリのことです。リモートリポジトリから開発者のローカルPCのリポジトリへ複製して作業でき、作業結果をリモートリポジトリへ同期できます。

GitHubの基礎知識2:ローカルリポジトリ

ローカルリポジトリとは、ローカル環境(自分のPC)にあるリポジトリのことです。新しく作成したり、リモートリポジトリから複製し、ローカルリポジトリ上でプログラムのバグ修正や機能追加を実施できます。

ローカルで作業した結果を共有したいときには、リモートリポジトリへアップロードし公開できます。他の開発者の作業内容をリモートリポジトリから取得することも可能です。

GitHubの基礎知識3:プッシュ

プッシュとは、ローカルリポジトリをリモートリポジトリへ同期し、自分のコミット(登録内容)を反映させることです。また、チームで開発している場合は、自分以外の人がプッシュして、リモートリポジトリのプログラムに変更が加えられている場合があります。

このときは、リモートリポジトリの変更内容をローカルリポジトリに同期できます。リモートリポジトリの変更をローカルに同期することをプルといいます。

GitHubの基礎知識4:コミット

コミットとは、ローカル環境にファイルやディレクトリの状況などの変更データを登録することです。ローカルリポジトリの変更内容をコミット(登録)し、GitHubにデータをプッシュ(送信)します。

コミットは、任意のタイミングでディレクトリの状況を保存できるので、バージョン履歴を残せます。また、ディレクトリの状態をコミットした時点に戻すこともできます。

GitHubの基礎知識5:ブランチ

ブランチとは、変更履歴の流れを分岐させて記録するものです。オリジナルの履歴(Master Branch)から枝分かれしたブランチは、他のブランチの影響を受けません。

リリース中のバージョンに影響を与えずに、バグ修正や追加機能を開発したいときなど、複数のブランチを作り、それぞれの開発を進められます。また、作業後に分岐させたブランチをオリジナルに統合することができ、マージ(統合)と言います。

GitHubの基礎知識6:プルリクエスト

プルリクエストとは、レビュワーにプログラムのソースコードの変更を通知し、オリジナルの更新を依頼する機能です。コードをレビューすることで、1人では見逃していたバグやコードの記述ミスなどの発見ができ、プログラムの品質向上につながります。

GitHubの基礎知識7:フォーク

フォークとは、GitHubの自分のアカウント領域に既存のリポジトリの複製を作る機能です。共有されていないリポジトリに対しては更新できませんが、フォークしたリポジトリでは作業の内容を更新することができます。

フォークした自分のリポジトリの更新を、既存のリポジトリへプルリクエストすることで、管理者へ更新内容を通知でき、リポジトリを共有しなくても共同開発が可能となります。

GitHubでできることとは

GitHubでできることを示すイメージ

ここからは、GitHubでできることとは何か、「バージョン管理」と「ソースコード管理」という2つの点から解説いたします。GitHubはチームでのプログラミングに活用できるほか、WEBデザイナーやWEBライターのテキストデータなどの管理にも使われています。

それでは詳しく見ていきましょう。

バージョン管理できる

バージョン管理とは、プログラムのソースコードなどファイルの変更履歴を管理することです。ファイルの変更内容や追加などの情報の履歴を管理することで、以前の修正内容を確認したり、ある時点の内容に戻したりできます。

バージョン管理することで、バグが埋め込まれたバージョンを速やかに確認できたり、正常なバージョンに戻したりできます。

ソースコード管理できる

ソースコードをGitHubで共有することで、複数人での開発プロジェクトを効率的に進められます。GitHubには、情報を共有するだけでなく、プロジェクトの進行や課題の管理、ソースコードのレビューなど、チーム開発に威力を発揮する機能を備えています。

例えば、Issuesではソースコードの問題点やバグの再現手順などについて、タイトルやコメントを記録し、チームへの情報の周知や課題の進捗管理ができます。

GitHubの料金プランとは

GitHubの料金プランを比較するイメージ

GitHubは、無料プランと有料プランを選択できます。以前まで無料プランでは、共同作業者はパブリックリポジトリのみ無制限でしたが、プライベートリポジトリも無制限になりました。開発者の利便性が向上するよう常に料金プランは見直されています。

また、個人向けのプランだけでなく、Enterpriseなど企業向けのプランも存在します。最新の料金プランはGitHubサイトの「価格」からご確認ください。

無料プラン

無料(Free)プランは、パブリックリポジトリとプライベートリポジトリ、共同作業者(コラボレータ)も無制限で利用できます。コミュニティボードによるサポートを受けることもできます。

プライベートリポジトリでのGitHub Actionsは月間2,000分まで利用可能です。GitHub Packagesは月間500MBまで利用可能です。どちらもパブリックリポジトリでの利用は無料となっています。

Proプラン

Proプランは、現在はTeamプランに統合された有料プランです。Freeプランのすべての機能を利用でき、必須レビュワーやコードオーナーといった機能が追加され、1ユーザーあたり$4で利用可能です。

プライベートリポジトリでのGitHub Actionsは月間3,000分まで利用可能です。GitHub Packagesは月間2GBまで利用可能です。どちらもパブリックリポジトリでの利用は無料となっています。

基本的なGitHubの5つの使い方

GitHubの基本的な5つの使い方を示すイメージ

ここでは、GitHubにデータを送信するための基本的な使い方を解説します。流れとしては、ローカルPCで開発した内容をローカルリポジトリのインデックスに追加し、コミットします。その後、ローカルリポジトリの内容をGitHub上のリモートリポジトリにプッシュします。

それでは詳しく見ていきましょう。

GitHubの使い方1:リポジトリの作成・複製方法

まずはリポジトリの作成です。GitHubにログインし、「New Repository」を押します。次の画面で、「Repository name」を入力し、「Public」または「Private」を選択し、「Create repository」を押すとリモートリポジトリが作成され、リポジトリのアドレスが表示されます。

既存のリポジトリのページにアクセスし、クローン(複製)を作成することもできます。

GitHubの使い方2:ファイルの作成・編集方法

ターミナルを利用し、以下のコマンドを入力します。まずは「mkdir {ディレクトリ名}」で新しくディレクトリを作成します。次に「cd {ディレクトリ名}」でディレクトリを移動します。上記コマンドの括弧の内容は任意のものにします。

最後に「git init」を実行すると、該当の場所にローカルリポジトリが作られます。このディレクトリ配下に、バージョン管理したいHTMLファイルなどを保存します。

GitHubの使い方3:ファイルのインデックスへの追加方法

先ほど作成したファイルをローカルリポジトリに追加するために、インデックスにファイルを追加します。インデックスとは、ローカルリポジトリにコミットするために、変更された内容を一時的に保存する領域のことです。

「git add {ファイル名}」のコマンドを実行し、インデックスに追加します。

GitHubの使い方4:追加ファイルをコミットするやり方

次は、インデックスに追加したファイルをコミットします。コミットとは、ファイルの追加や変更をリポジトリに登録する操作を意味します。インデックスに追加したファイルのみがコミット対象となります。

まずはローカルリポジトリへ変更内容をコミットし、その後GitHub上のリモートリポジトリへ変更を送信します。

ローカルリポジトリへコミットする

ターミナルで「git commit -m “{任意のメッセージ}”」を実行することで、コミットできます。コミットすることで、ローカルリポジトリにファイルの変更が登録されました。

コマンドの「-m」はコミットにメッセージを入力するためのオプションです。コミットメッセージを入力することで詳細な履歴を残せます。ログからコミットの履歴内容を確認するのに役立ちます。

GitHubの使い方5:リモートリポジトリへ反映させる

リモートリポジトリにコミット内容を反映させるために、リモートリポジトリのアドレス情報を紐付けます。このアドレス情報は、GitHub上でリモートリポジトリを作成した際に表示されていたものです。

ターミナルで「git remote add origin {リポジトリのアドレス}」を実行し、リモートリポジトリのアドレスを紐付けます。

ローカルリポジトリをプッシュするやり方

ローカルリポジトリの変更内容を、GitHub上のリモートリポジトリにプッシュ(送信)するために、ターミナルで「git push origin master」のコマンドを実施します。

GitHubのユーザー名とパスワードの確認があるので入力します。以上で、ローカルリポジトリの変更をGitHubのリモートリポジトリへ送信できました。

GitHubを使ってみよう

GitHubを活用して開発を進めるイメージ

開発や制作の現場において、GitHubはチームプロジェクトを進める上で様々な機能によって、プロジェクト推進を効率化します。導入している企業も多く、GitHubを利用した経験があれば、採用時にも歓迎されるでしょう。

GitHubの基本的な機能のほとんどは無料で、すぐに試すことができます。GitHubを利用したことがない方は、アカウントを作成して試してみてはいかがでしょうか。

よくある質問

Q. GitとGitHubの違いは何ですか?
A. Gitはバージョン管理を行うソフトウェア(ローカルツール)で、PC上にインストールして使います。GitHubはGitを使って管理したコードをインターネット上で共有・管理するためのWEBサービスです。「Gitが仕組み、GitHubがサービス」と覚えると分かりやすいでしょう。GitHubと類似するサービスとして、GitLabやBitbucketがあります。
Q. GitHubのプライベートリポジトリは無料で使えますか?
A. はい、無料(Free)プランでもプライベートリポジトリを無制限に作成できます。GitHub Actionsは月間2,000分まで、GitHub Packagesは月間500MBまで無料です。個人での学習・開発であれば無料プランで十分まかなえます。企業でのチーム利用や高度なセキュリティ・管理機能が必要な場合はTeam($4/ユーザー/月)やEnterprise($21/ユーザー/月)プランを検討しましょう。
Q. GitHub Actionsとは何ですか?
A. GitHub Actionsは、GitHubに組み込まれたCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)自動化ツールです。コードのプッシュやプルリクエスト作成などのイベントをトリガーにして、テストの自動実行・ビルド・デプロイなどのワークフローを自動化できます。YAMLファイルで設定を記述し、パブリックリポジトリでは無制限、プライベートリポジトリでは無料プランで月2,000分まで使えます。
Q. GitHubを学ぶとエンジニアとしてどんなメリットがありますか?
A. GitHubを使いこなせると以下のメリットがあります。①採用で有利:エンジニア採用でGitHubアカウント(ポートフォリオ)の提出を求める企業が増加中②チーム開発に参加できる:オープンソースへのコントリビュートやインターンでの実務参加が可能に③開発効率が上がる:コードレビュー・自動テスト・デプロイ自動化でチームの生産性が向上します。プログラミング初学者でもGitHubのサービス自体は無料で始められるため、まずアカウントを作成して慣れることを推奨します。

まとめ

  • GitHubはソースコードのバージョン管理・共有を行うWEBサービスで、無料プランでプライベートリポジトリも無制限に利用可能
  • 基礎知識7つ(リモートリポジトリ・ローカルリポジトリ・プッシュ・コミット・ブランチ・プルリクエスト・フォーク)を理解することが第一歩
  • GitとGitHubは別物。Gitがバージョン管理の仕組み、GitHubはそれをインターネット上で共有するサービス
  • 基本的な操作は「git init → git add → git commit → git push」の4ステップで、ブランチを活用することでチーム開発が効率化される
  • GitHub Actionsを使えばテスト・ビルド・デプロイの自動化(CI/CD)が実現でき、現場での開発生産性が大幅に向上する

▼ アクロビジョンについて

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