MacにJavaをインストールする5つの手順|Javaの種類もおさらい

最終更新日:2026年8月5日

不動の人気を誇るJavaとは

Javaプログラミング言語のイメージ

Javaは、世界中で長年に渡り使用されているプログラミング言語です。初めてのリリースは1995年で、2026年現在で30年以上の歴史がありますが、現在でも需要が尽きることがありません。

実装速度や信頼性の高さで、今まで多くのアプリケーションやWebサイトで使用されています。

Java(JRE)とJava(JDK)の違い

JavaのJREとJDKの違いを表すイメージ

Javaを語る時にしばしば話題になるのが、Java(JRE)とJava(JDK)との違いです。ここからは両者の違いについて詳しく見ていきましょう。

JREとは

JREとは、Java Runtime Environmentの略称です。JREの役割は、Javaで作成されたアプリケーションを実行することです。

開発は行わず、すでに作られたJavaアプリケーションを動かすだけであれば、JREの機能があれば十分です。

JDKとは

JDKはJava Development Kitの略称です。JDKは、Javaでプログラムやアプリケーションを開発するためのツールです。

Java開発環境とも呼ばれ、Javaで記述されたプログラムをコンパイルするためのプログラム、デバッグツールなどが含まれています。

コンパイルとは、プログラミング言語(この場合Javaで書かれたソースコード)を、コンピューター上で実行可能な状態に変換することを言います。

⚠️ 現在の配布形態について:かつてはJREとJDKが別々に配布されていましたが、Java 11(2018年リリース)以降、Oracleは一般ユーザー向けの単体JRE配布を終了しています。現在は基本的にJDKをインストールすれば、開発にも実行にも対応できます。

MacにJavaをインストールする5つの手順

MacにJavaをインストールする手順のイメージ

ここからはMacにJavaをインストールする際の手順を紹介します。

順を追って、5つのステップで確実にインストールしていきましょう。

手順1:MacにJavaがインストールされているか確認

Javaのインストール状況を確認する様子

2026年現在のmacOSには、Javaは標準ではプリインストールされていません。まずは自分のMacにJavaが入っているかどうかを確認しましょう。

ターミナルでの確認方法

ターミナルは、Macの「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダから起動できます。ターミナルを開いたら、次のコマンドを実行します。

java -version

インストール済みであればバージョン情報が表示され、未インストールの場合は「command not found」またはインストールを促すダイアログが表示されます。より詳しいバージョン一覧を確認したい場合は、以下のコマンドも便利です。

/usr/libexec/java_home -V
⚠️ UIの変更について:以前のJavaにはシステム環境設定(現在の「システム設定」)にJavaのアイコンが表示され、GUIから確認・管理する仕組みがありました。これはブラウザでJavaアプレットを動かすためのプラグイン管理機能でしたが、主要ブラウザがJavaアプレットのサポートを終了したことに伴い廃止されています。現在はターミナルでの確認が基本の方法です。

手順2:インストール方法を選ぶ

Javaのインストール方法には主に「Homebrew(Eclipse Temurin)」と「Oracle公式サイト」の2通りがあります。迷ったら、アカウント登録が不要で手軽なHomebrew経由のEclipse Temurinがおすすめです。

Homebrewを使う場合(推奨)

Homebrewがインストール済みであれば、ターミナルで以下のコマンドを実行するだけでインストールできます。

brew install --cask temurin

特定バージョンを指定したい場合は、以下のように記述します(例:Java 21 LTSを指定)。

brew install --cask temurin@21

Oracle公式サイトを使う場合

Oracle JDKをOracle公式サイトからダウンロードするには、Oracleアカウントの作成(サインイン)が必要です。また、Oracle JDKは商用利用に条件があるライセンス体系のため、個人学習や商用利用の可否は事前にOracleの公式ライセンス条件を確認しておきましょう。無料で使いたい場合は、前述のEclipse Temurin(OpenJDKディストリビューション)が選択肢になります。

手順3:ダウンロードしたファイルをクリック(Oracle公式サイトの場合)

ダウンロードしたインストーラーファイルをクリックする様子

ファイルをダウンロードすると、インストール・ウィザードが現れます。「Javaインストールへようこそ」画面が表示されますので、「次」をクリックします。その後は、使用許諾契約の内容を確認・同意などを行います。

手順4:インストーラーの指示に従って進めていく

インストーラーの指示に従ってJavaをインストールする様子

ここまでくれば、後は画面の指示にしたがって、「次へ」のクリックを進めていきましょう。

インストールが完了すると、確認画面が表示されるので、「閉じる」をクリックします。これでインストール作業は完了です(Homebrewの場合はコマンドの実行完了で自動的にインストールされます)。

手順5:インストールできているか確認

仕上げとして、インストールがきちんと完了できているかどうかを確認しましょう。

確認方法は手順1で紹介した通りです。新しいターミナルウィンドウを開いて(既存のウィンドウでは反映されない場合があります)、java -versionを実行してバージョンが表示されれば完了です。

インストール方法の比較

方法 費用 アカウント登録 向いている人
Homebrew+Eclipse Temurin 無料 不要 初心者〜開発者全般。迷ったらこちら
Oracle公式サイト(Oracle JDK) 条件付き(商用利用は要確認) 必要 Oracleのサポート・ライセンスが必要な業務利用者

Mac環境でPATHを通す手順3ステップ

ターミナルでPATHを設定する作業のイメージ

ここからは、実際にMacにPATHを通す手順を3つのステップに分けて説明していきます。初めての方はやや戸惑うかもしれませんが、確実にマスターしましょう。

⚠️ 設定ファイルについて:macOS Catalina(2019年)以降、デフォルトのシェルはbashからzshに変更されています。そのため、PATHの設定は~/.bash_profileではなく~/.zshrc(または~/.zprofile)に記述するのが現在の標準です。

手順1:ターミナルで設定ファイルを開く

Macのターミナルを開き、以下のコマンドでシェルの設定ファイルを編集します。

open -e ~/.zshrc

ファイルが存在しない場合は新規作成されます。このファイルに、PATHの設定を追記していきます。

手順2:設定ファイルにJAVA_HOMEの設定を追記

開いたファイルに、以下のようにJAVA_HOMEとPATHの設定を追記します。

export JAVA_HOME=$(/usr/libexec/java_home)
export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH

複数バージョンをインストールしていて特定バージョンを指定したい場合は、以下のように記述します。

export JAVA_HOME=$(/usr/libexec/java_home -v 21)

手順3:設定を反映してシステムに反映

設定ファイルを保存したら、ターミナルに変更内容を反映させます。

以下のコマンドを実行するか、ターミナルを開きなおすことで設定が反映されます。

source ~/.zshrc

反映されたかどうかは、echo $JAVA_HOMEecho $PATHで確認できます。

Mac以外でも基本のインストール方法や確認方法は同じ

Mac以外の環境でJavaをインストールするイメージ

Windowsなど、Mac以外でJavaをインストールする場合でも、基本的な考え方に変わりはありません。WindowsでもEclipse Temurin(OpenJDK)やOracle JDKのインストーラーが提供されており、環境変数としてJAVA_HOMEとPATHを設定する点も共通しています。

お使いの機器で目的のJavaバージョンが動作するかなど、システム要件は事前に確認しておきましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. Macに最初からJavaは入っていますか?

A. 2026年現在のmacOSには、Javaは標準ではプリインストールされていません。開発や実行に必要な場合は、本記事で紹介した手順でインストールする必要があります。

Q. JREとJDK、どちらをインストールすればいいですか?

A. 現在はJRE単体の一般向け配布がほぼ終了しているため、基本的にJDKをインストールすれば、開発・実行のどちらにも対応できます。迷ったらJDKを選びましょう。

Q. Java(JDK)を無料で使う方法はありますか?

A. Eclipse Temurin(OpenJDKディストリビューション)は無料で利用できます。Homebrewでbrew install --cask temurinを実行するだけでインストールできるため、アカウント登録も不要です。Oracle JDKは商用利用に条件があるため、無料で使いたい場合はTemurinがおすすめです。

Q. 「java: command not found」と表示される場合はどうすればいいですか?

A. Javaはインストールされていても、PATHが正しく設定されていないと発生するエラーです。本記事の「Mac環境でPATHを通す手順」を参考に、~/.zshrcにJAVA_HOMEとPATHを設定し、source ~/.zshrcで反映してください。

Q. 複数バージョンのJavaを切り替えて使うことはできますか?

A. Homebrewで複数バージョン(例:temurin@11temurin@21)をインストールし、/usr/libexec/java_home -v バージョン番号でJAVA_HOMEを切り替える方法があります。頻繁に切り替える場合は、jenvのようなバージョン管理ツールを使うと便利です。

まとめ:MacにJavaをインストールしてみよう

この記事のポイント:

  • 2026年現在のmacOSにはJavaはプリインストールされていない。ターミナルでjava -versionを実行して有無を確認する
  • JREの単体配布は終了しており、基本的にJDKをインストールすればよい
  • インストール方法は、アカウント登録不要で無料のHomebrew+Eclipse Temurinが手軽でおすすめ
  • Oracle公式サイトからOracle JDKを使う場合はアカウント登録が必要で、商用利用のライセンス条件も要確認
  • PATHの設定は、macOS Catalina以降のデフォルトシェルであるzshに合わせて~/.zshrcに記述する

この記事ではMacへのJavaインストール手順について紹介してきました。この記事を参考にスムーズにJavaをインストールして、快適な開発環境を構築してください。

▼ アクロビジョンについて

👔

一緒に働きましょう

一人ひとりのキャリアに向き合い、
活躍できる現場をご紹介します。

採用サイトを見る →
💻

システム開発のご依頼・ご相談

コンサルティングから運用保守まで、
ワンストップで対応します。

まずはお気軽にご相談ください →