Python2と3の違いとは?Pythonをこれから学習するならどっち?
最終更新日:2026年8月5日
目次
Pythonとは?

Pythonとは人工知能の開発で注目されている汎用性の高いプログラミング言語です。
シンプルであることに哲学を持っている言語なので、構文が非常にシンプルでわかりやすく、読み書きがしやすいです。そのため、初心者でも習得しやすい言語だと言えます。
また、人工知能の開発だけでなく、業務システムやスマホアプリ、Webサービスなど幅広い開発に活用されています。
Python3の最新バージョンは?
2026年現在、Pythonの最新の安定版はPython 3.14系です。Python 3.14は2025年10月にリリースされ、その後も定期的にメンテナンスバージョンが公開されています。
Pythonは毎年10月頃に新しいメジャーバージョンがリリースされるサイクルになっており、次のバージョンであるPython 3.15も2026年10月のリリースに向けて開発が進められています。これからPythonを学ぶのであれば、常にこうした最新のPython3系を対象に学習するのが基本です。
これから学習を始めるならPython3がおすすめ

これからPythonを学習しようと考えているプログラミング初心者の方には、Python2とPython3のどちらを学習すればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
これからPythonを学ぶのであれば、Python3を選択するのがおすすめです。ここではPython3をおすすめする理由をご紹介します。
1:Python3でライブラリに基本的に困ることはない
現在のメジャーなライブラリは基本的にPython3にも対応しているため、Python3を学んでライブラリで困るということはありません。
現在Pythonで開発される新しいアプリケーションもPython3が採用されているケースが多いです。そのため、どうしてもPython2が必要という場合を除いて、Python2をわざわざ選んで学ぶ必要はないと言えるでしょう。
2:Python2はサポートが終了
Python2は最新バージョンの2.7も2020年1月1日にサポートが終了(EOL)しています。
2026年現在ではサポート終了からすでに6年以上が経過しており、セキュリティアップデートも一切提供されていません。そのため、これから新たにPython2を学んでも実務で使う機会はほとんどなく、学習コストに見合うメリットはないと言えます。今後Python2でしか動作しない既存システムの保守を担当するような特別な事情がない限り、これから学ぶプログラミング言語としてPython2を選ぶ理由はありません。
Python2と3の主な違い

これからPythonを学ぶならPython3を学ぶのがおすすめだとご紹介しましたが、具体的にPython2と3にはどのような違いがあるのかわからないという方も多いでしょう。
Python2と3にはさまざまな違いがあります。ここではPython2と3の違いについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
Python2と3 比較一覧表
| 項目 | Python2 | Python3 |
|---|---|---|
| サポート状況 | 2020年1月にEOL(終了) | 継続開発中(最新は3.14系) |
print文(print '出力') |
print関数(print('出力')) |
|
| ライブラリ対応 | 旧ライブラリが多い | 主要ライブラリはほぼ対応済み |
| 数値の割り算 | 整数同士は自動で切り捨て | 小数点まで出力(切り捨ては//) |
| 整数型 | int型とlong型が別 | int型に統合(上限なし) |
| 例外構文 | except Exception, e: |
except Exception as e: |
| 文字列の扱い | strとunicodeが別 | strは標準でUnicode |
※各項目の詳細は以下で解説します。
1:print
Python3ではprint文がprint関数に変更されたという違いがあります。
そのため、Python3でPrintによって出力を行いたい場合、引数として「()」が必要になります。
具体的には、Python2では「print ‘出力対象’」だったものが、「print(‘出力対象’)」のような記述方法になります。
# Python2
print '出力対象'
# Python3
print('出力対象')
2:ライブラリ
Python3はPython2よりもまだ対応しているライブラリの数が少ないという違いがあります。
多くのメジャーなライブラリは対応が完了していますが、まだライブラリの数はPython2の方が多いです。そのため、あらかじめ使おうと思っていたライブラリがある場合は、Python3に対応しているかどうかを確認するのがおすすめです。
標準ライブラリだけで開発できる場合はPython3で特に問題はないでしょう。また、標準ライブラリの中にはPython2とPython3でモジュール名や書き方が変わっているものもあります。たとえばURL処理を行う標準ライブラリは以下のように変更されています。
# Python2
import urllib2
response = urllib2.urlopen('https://example.com')
# Python3
import urllib.request
response = urllib.request.urlopen('https://example.com')
3:数値
Python3で数値を扱う場合、小数点まで出力されるという違いがあります。
たとえば電卓アプリのような割り算などの数値の計算を行って、その結果を出力するプログラムを作成した場合、Python2であれば「3」と結果が表示されるものはPython3では「3.0」となります。
Python2の場合は小数点以下が自動的に切り捨てられますが、Python3の場合は切り捨てずに表示します。Python2と同じように切り捨てる場合は、中の割り算の処理を「(6 / 2)」ではなく 「(6 // 2)」のように記述する必要があります。
# Python2
print 7 / 2 # => 3(自動的に切り捨て)
# Python3
print(7 / 2) # => 3.5(小数点まで出力)
print(7 // 2) # => 3(Python2と同じ結果にしたい場合)
4:int型
Python3ではlong型が廃止され、int型として扱われるようになったという違いがあります。
Python3ではPython2までは存在していたlong型がなくなり、すべてint型に統合されています。さらにこの変更にともない、int型の上限もなくなっているため、long型で扱われていた数値をint型で扱えるようになりました。
# Python2
x = 10000000000000000000
print type(x) # => <type 'long'>
# Python3
x = 10000000000000000000
print(type(x)) # => <class 'int'>(long型は廃止)
5:例外構文
Python3では例外構文もPython2とは書き方が異なるという違いがあります。
ソースコードの中で例外処理を記述する場合はexcept文を使用することになりますが、Python2では「,(カンマ)」を使用していた箇所が「as」に変更になっています。
具体的にはPython2では「except Exception, e:」のように記述した箇所が、Python3では「except Exception as e:」のように変更になっています。
# Python2
try:
1 / 0
except Exception, e:
print e
# Python3
try:
1 / 0
except Exception as e:
print(e)
なぜPython2と3で悩むこととなるのか?

ここまでご紹介したとおり、Python2とPython3にはさまざまな違いがあります。また、Python2はサポートもすでに終了していることから、利用するのであればPython3を学ぶのが当然のように思われます。
しかし実際にはどちらを利用すればよいか迷うケースは少なくありません。それでは、なぜPython2と3で悩むことになるのでしょうか。
まだPython2を扱う場合があるから
Pythonはシンプルであるがゆえに、ライブラリによってユーザー側で機能を追加を行っていく言語です。そのため、ライブラリは非常に重要な要素となっていますが、ライブラリの中にはPython3に対応しないまま開発が終了しているものもあります。
このことから、どうしてもPython2でしか開発できないというケースもあります。ただしこれは既存のPython2製システムを保守・改修する立場での話であり、これから新規にPythonを学習する初心者が対象を選ぶ基準にはなりません。新規学習者は基本的にPython3一択と考えて問題ないでしょう。
今から学習するならPython3!

Python2と3は現在でもどちらを利用するか議論されることがあります。
ぜひこの記事でご紹介したこれから学ぶならPython3がおすすめな理由やPython2とPython3の違いなどを参考に、Python3を習得してみてはいかがでしょうか。
よくある質問(FAQ)
Q. Python2とPython3、初心者はどちらを学ぶべきですか?
2026年現在では、迷わずPython3を選んでください。Python2は2020年1月にサポートが終了しており、セキュリティアップデートも提供されていません。新規の学習・開発でPython2を選ぶメリットは基本的にありません。
Q. Python2はもう全く使われていないのですか?
企業によっては、古いPython2製の業務システムを保守目的で今も使用しているケースがあります。ただしそれはあくまで既存システムの維持が目的であり、これから新たに学ぶ言語として選ぶ理由にはなりません。
Q. Python2で書かれたコードをPython3に移行するにはどうすればいいですか?
print文をprint関数に書き換える、except構文を「as」の書き方に修正する、割り算の挙動の違いを確認するなど、本記事で紹介した違いを1つずつ確認しながら書き換えていく必要があります。差分が多い場合は、変換を補助するツールを使うケースもあります。
Q. 2026年時点でのPythonの最新バージョンは何ですか?
2026年現在の最新の安定版はPython 3.14系です。Pythonは毎年10月頃にメジャーバージョンがリリースされるサイクルのため、学習を始める際は常にその時点の最新Python3系を使うのがおすすめです。
まとめ:Python2と3の違い
この記事のポイント:
- Python2は2020年1月にサポート終了(EOL)済みで、2026年現在は6年以上が経過している
- これからPythonを学ぶなら、迷わずPython3(2026年現在の最新は3.14系)を選ぶべき
- print文→print関数、数値の扱い、int型の統合、例外構文(as)など、Python2と3には仕様の違いが多数ある
- Python2が使われるのは既存システムの保守目的が中心で、新規学習の選択肢にはならない
- 主要なライブラリはほぼPython3に対応済みのため、ライブラリを理由にPython2を選ぶ必要性も薄れている
Python2とPython3の違いを理解したうえで、これからPythonを学ぶ方はPython3から学習をスタートしましょう。
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