未経験でWEBエンジニアになりたい人が知っておくべき5つのこと

最終更新日:2026年8月5日

Webエンジニアとは

Webエンジニアがスマートフォンとパソコンで作業する様子

WebエンジニアとはWebに関する知識やスキルをもつエンジニアのことです。Webサイトなどで使うシステムの設計や開発、運用や保守を行っています。未経験者は仕事内容を理解しておきましょう。Webエンジニアは技術が必要な仕事のため、新しい知識やスキルを絶えず身につけなければなりません。ケースによってはシステムの企画からSEO、サイト誘導などWebマーケティングについても理解する必要があります。

Webエンジニアの仕事

Webエンジニアがノートパソコンで開発作業をする様子

Webエンジニアの主な仕事は、WebサイトやECサイトで使用しているシステムを作ることです。具体的には、システム構築、Webサイト制作、サイトの保守をおこなっています。WebエンジニアはWebサイトの制作工程において、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの2つに分けられます。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリケーションの画面といった「目に見える部分」や「利用者がシステムと接する部分」の設計や構築をおこなっています。Webデザイナーが作成したデザインをベースに、HTMLやCSS等を使ってWebサイトを設計・構築していきます。Webサイト制作に必要な知識やスキルが必要で、Webデザイナーの意図を汲み取るコミュニケーション能力も求められます。

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアは、サーバーのデータベースのシステム構築やコーディングをおこなう職種です。例えば、ECサイトを制作する場合、商品データベースの設計、ユーザーの注文の処理、不正アクセスの防止や対応など、利用者の目に見えない部分を担当しています。バックエンドエンジニアはJavaやPHPなどのプログラミング言語を用いてサーバー側の作業をおこなっています。

未経験でWebエンジニアになりたい人が知っておくべき5つのこと

未経験でWebエンジニアを目指す人がPCで学習する様子

未経験の人がWebエンジニアになるために知っておいてほしいことを5つ紹介します。知っておいてほしい5つのこととは、・言語を勉強すること・論理的思考力を鍛えること・Webサイトを作ること・資格を取得すること・転職エージェントへ登録することの以上になります。それぞれの項目について説明しましょう。

1:言語を勉強する

プログラミング言語を独学で学ぶ様子

未経験の人がWebエンジニアを目指すためには、プログラミング言語やマークアップ言語を勉強する必要があるでしょう。コンピューターを動かすシステムを作るためにはプログラミング言語が必要です。Webサイトを見やすくするためには、文章を構造化させるマークアップ言語の習得が欠かせません。それぞれ代表的なものとして、プログラミング言語についてはRubyとJavaScript、マークアップ言語についてはHTMLとCSSを説明します。

Webエンジニアに必要な言語1:HTML

HTMLはHyper Text Markup Languageを略したもので、代表的なマークアップ言語の一つです。マークアップ言語は、タイトルや重要な文章をタグや記号で表示し、コンピューターに認識させる機能をもっています。文章を構造化・視覚化するために必要な言語です。HTMLはWebページを作成するために作られた言語で、インターネット上で公開されているWebページの多くはHTMLを使っています。

Webエンジニアに必要な言語2:Ruby

Rubyはプログラミング言語の一種で日本で開発されました。Webアプリケーションだけではなく、スマホアプリやゲームなど幅広いジャンルで使われています。未経験の人は、Rubyに関する学習をしながら知識とスキルを習得するとよいでしょう。学習方法としては、専門のスクールに通学したり、専門書を読んだりしながら勉強するやり方があります。

Webエンジニアに必要な言語3:JavaScript

JavaScriptはプログラミング言語の一種で、多くのWebサイトで使われています。幅広い用途で使用され、Webサイト、サービス、アプリの開発だけではなくスマホアプリやゲーム、人工知能開発の分野にも及んでいます。JavaScriptは人気の高いプログラミング言語のため、未経験の人も勉強しておきましょう。学習方法としては、専門書から学ぶ方法やスクールに通学する方法などがあります。

Webエンジニアに必要な言語4:CSS

CSSの正式名称はCascading Style Sheetsで、スタイルシートとも呼ばれています。Webページの文書を読みやすくするためにデザインやレイアウトを整える働きがあります。CSSは比較的学びやすいため、未経験の人、Webページを作りたい人、プログラミングを学び始めたての人におすすめの言語です。

2:論理的思考力を鍛える

論理的思考力を鍛えるために思考するエンジニアのイメージ

未経験の人がWebエンジニアになるためには論理的思考力を鍛えましょう。クライアントの要望に基づいたシステムを構築するとき、論理的思考力が必要になるからです。Webエンジニアはクライアントの要望を叶えるために、どのようなシステムがベストか予想しながら組み立てます。その上で組み立てた論理を検証し、修正が必要であれば手直しをします。このような作業において、論理的思考力が必要になるのです。

3:Webサイトを作ってみる

未経験者がWebサイトを自作する様子

未経験者のスキルの証明としてWebサイトのような作品があれば、転職活動を有利に進めることができます。未経験でWebエンジニアに転職したいならばWebサイトを作ってみましょう。Webサイトを作ることで、プログラミングやデザインなどの技術を学ぶことができます。実務経験がない未経験者にとっては勉強になるだけではなく、熱意をアピールすることも可能です。

4:資格を取得しておく

資格勉強に取り組む未経験Webエンジニア志望者のイメージ

未経験の人がWebエンジニアへの転職を目指すなら、資格取得も考えましょう。ただし、IT・Web関連の資格は種類が多いため、どのような資格が適切か調べておくことも大切です。今回は、基本情報技術者試験とLPIC(Linux技術者認定資格)を紹介します。基本情報技術者試験はIT・Webの入門的な資格で、LPICはLinuxの技術レベルを認定する資格です。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はIT技術の登竜門と言われており、経済産業大臣がおこなう国家試験です。受験資格に条件はなく、誰でも受験することができます。試験はCBT方式で随時受験が可能です。試験は午前と午後に分かれておこなわれ、それぞれ150分間実施しています。IT系エンジニアを目指す未経験者にとって、基礎力だけではなく応用力も問われる試験となっているため、おすすめの資格です。

LPIC

LPIC(Linux技術者認定試験)は、Linuxの認定資格のことです。LinuxとはサーバーやデータベースのOSの一つで、サーバーに携わるエンジニアやシステム運用者が取得しておきたい資格の1つです。LPICは3つのレベルに分かれています。初歩レベルのLPIC-1では、Linuxの基本操作とシステム管理の習得が問われる試験になっています。

5:転職エージェントへ登録する

転職エージェントに相談する未経験Webエンジニア志望者の様子

未経験の人がWebエンジニアになるためには転職エージェントを利用する方法があります。転職エージェントを利用すれば、専任アドバイザーのサポートを受けながら効率的に転職活動をすることができます。未経験者にとっては心強い転職システムです。Web関連の転職エージェントには、マイナビエージェントIT、Geekly、レバテックキャリアなどがあります。それぞれの転職エージェントについて解説しましょう。

Webエンジニアに強い転職エージェント1:マイナビエージェントIT

マイナビエージェントITは株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。IT・Web業界に詳しいキャリアアドバイザーのサポートを受けながら転職活動を行うことができます。また、求人紹介以外にも応募書類の作成や面接対策の指導を受けられます。主な特徴として求人数の多さや対象エリアの広さが挙げられます。IT・クリエイティブ系の求人数は約13,000件あり、その内の約6,500件は非公開求人です。また、対象エリアは全国になっています。

Webエンジニアに強い転職エージェント2:Geekly

Geekly(ギークリー)はIT・Web・ゲーム業界専門の転職エージェントで、株式会社Geeklyによって運営されています。Geeklyの強みは、IT・Web・ゲーム業界に特化している点と10,000件以上の非公開求人数が挙げられます。但し、Geeklyの対象エリアは東京23区に特化しているため、地方や他の都市圏を検討している方は注意が必要でしょう。

Webエンジニアに強い転職エージェント3:レバテックキャリア

レバテックキャリアは、レバテック株式会社が運営している転職エージェントでIT・Web業界に特化した求人を紹介しています。業界経験豊富なアドバイザーからサポートを受けることができ、非公開求人を多数保有しています。対象エリアは関東圏と関西圏が中心で、重要ポジションや厳選された求人が多くなっています。

5つのこと 早見表

# やるべきこと 具体行動 目安期間 重要度
1 言語を勉強する HTML/CSS→JavaScript(またはRuby)の順で学習。スクールまたは独学(Progate・Udemy)で基礎から 3〜6ヶ月 ★★★★★
2 論理的思考力を鍛える プログラミング課題・算数パズル・設計書作成を通じて問題を分解する習慣を身につける 継続的に ★★★★☆
3 Webサイトを自作する 学習した言語でオリジナルWebサイトやWebアプリを作りGitHubで公開(ポートフォリオ) 1〜2ヶ月 ★★★★★
4 資格を取得する 基本情報技術者試験(FE)を最優先に受験。バックエンド志望ならLPICも追加 2〜4ヶ月 ★★★★☆
5 転職エージェントへ登録 マイナビIT・Geekly・レバテックの複数社に登録し書類添削・模擬面接サポートを活用 スキル習得後すぐ ★★★★★

Webエンジニア向け言語比較表

言語 種類 主な用途 学習難易度 未経験者の優先度
HTML マークアップ言語 Webページの構造(見出し/段落/リンク等) 低(最初に学ぶ) ★★★★★(最優先)
CSS スタイルシート Webページのデザイン・レイアウト・色 低〜中 ★★★★★(HTML直後)
JavaScript プログラミング言語 Web動的処理・フロントエンド・Node.js(バックエンド)・AI開発 ★★★★★(フロント志望)
Ruby プログラミング言語 Webアプリ(Ruby on Rails)・スクリプト・日本語資料豊富 ★★★★☆(バックエンド志望)

WebエンジニアとSEの違い

WebエンジニアとSEの違いを解説するイメージ

未経験者はWebエンジニアとシステムエンジニアの違いを理解しておきましょう。Webエンジニアとシステムエンジニアの違いは業務範囲が挙げられます。Webエンジニアはサイトの開発作業をおこない、システムエンジニアはクライアントの要望を基にシステム設計から対応するため業務範囲が広くなっています。但し、両エンジニアともプログラムに携わるため共通点も多くあります。

システムエンジニアとは

システムエンジニアが設計書を作成する様子

システムエンジニアとはクライアントのヒアリングをもとにシステムを構築する職種です。具体的には、システム構築に必要な設計・開発・運営・保守をおこないます。未経験者はWebエンジニアとの違いを理解しておきましょう。システム設計に携わる仕事のためコンピューターに関する深い知識や技術が必要です。また、クライアントやチームメンバーと接することが多いため、コミュニケーション能力やマネジメント力も要求されます。

WebエンジニアからSEへ転向は可能か?

WebエンジニアからシステムエンジニアへはSEへの転向は可能です。両エンジニアともプログラミングに携わっているため、業務内容に共通点が多くあるからです。Web制作会社に所属する人はWebエンジニア、システム開発会社はシステムエンジニアと呼ぶケースもあります。未経験の人が目指す場合、開発作業に専念するプログラマーとして経験を積みながらWebエンジニアあるいはシステムエンジニアになるパターンが多いようです。

よくある質問(FAQ)

Q. フロントエンドとバックエンド、未経験はどちらから始めるべきですか?
フロントエンド(HTML/CSS/JavaScript)から始めるのがおすすめです。理由は①学習結果がブラウザで即座に目に見えるためモチベーションを維持しやすい、②求人数が多い、③ポートフォリオを作りやすいの3点です。バックエンド(PHP/Ruby/Python)はデータベース知識も必要で難易度がやや上がります。フロントを習得してからバックエンドも学ぶフルスタックへの移行が理想的です。
Q. 独学とプログラミングスクール、どちらで学ぶべきですか?
目的によって異なります。費用を抑えたい・学習ペースを自由にしたい→独学(Progate・Udemy・YouTube等)。転職保証・カリキュラム・メンターサポートが必要→スクール。独学の挫折率は90%以上とも言われますが、Webサイト自作というゴールを先に設定すると完走しやすくなります。転職支援付きのスクールは費用対効果が高く、給付金制度(最大70%補助)を使えばコストも抑えられます。
Q. Webエンジニアとして転職後の年収はどれくらいですか?
未経験・第二新卒での入社時は年収300〜400万円が一般的です。経験3年で400〜550万円、フルスタック・React/Vue等モダンフレームワーク習得で500〜700万円、フリーランス転向で月60〜100万円(年収720〜1,200万円)を目指せます。技術スキル(クラウド/TypeScript/CI-CD)の継続的な習得が年収アップの最短ルートです。
Q. Webエンジニアに向いていない人はいますか?
「細かいエラーに粘り強く向き合えない人」は苦労することがあります。プログラミングはバグとの戦いで、1文字のミスで動かないこともあります。ただし「向いていない」より「慣れていない」だけのことがほとんどです。最初の3ヶ月で挫折感を経験する人は多いですが、初めてのWebサイトが動いた時の達成感でモチベーションが回復するパターンも多いです。

まとめ

未経験でWebエンジニアを目指す人のイメージ

未経験でWebエンジニアになるために知っておくべき5つのことをご紹介しました。以下5点が重要なポイントです。

  • 言語学習はHTML/CSS→JavaScript(またはRuby)の順で進めると無理なく習得でき、フロントエンドから始めると学習のゴールが見えやすい
  • 論理的思考力はプログラミング学習と並行して鍛えるもの。「問題を分解して順番に解く」習慣がエンジニアの核心スキル
  • 自作WebサイトのGitHub公開は実務経験のない未経験者が採用担当者に実力を証明できる最強のポートフォリオになる
  • 基本情報技術者試験はスキルの証明に有効で、バックエンド志望ならLPICも追加取得するとさらに差別化できる
  • マイナビIT・Geekly・レバテックの複数エージェントに登録し、書類添削・模擬面接・給与交渉を最大限活用することが内定への近道

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