末光 正志
2026年08月12日更新 (2024年08月23日初出)
最終更新日: 2026年8月7日
ChatGPTは、OpenAIが開発した対話型AIで、質問を入力すると自動で回答を生成します。本マニュアルでは、ChatGPTを業務でどのように活用するか、注意点やプロンプト例を含めて解説します。
利用上の注意点
ChatGPTを利用する際の注意点は以下の通りです:
- 機密情報/個人情報を記述しない:個人情報や機密情報を入力しないようにしましょう。
- 情報を鵜呑みにしない:ChatGPTの回答は常に正確とは限りません。提案内容は必ず検証してください。
- 著作権侵害:AI生成物に「類似性」「依拠性」がある場合は著作権侵害となります。対応策として、プロンプトに著作物の入力を避ける、他人の著作物に類似していないかをチェックツールで確認することが必要です(※1)。
ChatGPT利用までの流れ(会員登録をして利用する場合)
導入方法
以下の手順に従って、ChatGPTを導入してください:
- 公式サイトにアクセスし、“Try ChatGPT”をクリックします。
- Sign up画面でメールアドレスを入力し、パスワードを設定して認証を完了させます。
- プロフィールと電話番号の認証を行い、導入完了です。
利用方法
ChatGPTの利用方法は以下の通りです:
- 公式サイトにアクセスし、“Try ChatGPT”をクリックします。
- 質問を作成し、プロンプトを入力します。
- ChatGPTからの回答を確認します。
- 左のサイドバーで質疑応答の記録を管理します(※2)。
プロンプトの構成要素
プロンプトは以下の要素から構成されます:
- 質問・指示:回答に何を求めるかを示します。
- コンテキスト:適切な回答を得るための背景情報です。
- 入力データ:回答してほしい質問や処理するデータを示します。
- 出力:出力の形式を設定します(※3)。
業務ごとの活用例
IT事務
IT事務やヘルプデスクでの活用例:
- スプレッドシートの関数サンプル作成:ChatGPTに関数のサンプルを作成させる。
- ドキュメントの要約:ChatGPTを使って書類を要約する。
- 他言語の翻訳・添削:ChatGPTを使って翻訳や添削を行う。
開発
プログラミングなどの開発業務での活用例:
- プログラミングコードの作成手順:ChatGPTを使ってコードを作成する。
- プログラミングコードのエラー解決手順:エラーメッセージを基に問題を解決する。
- コードレビュー手順:ChatGPTを用いてコードレビューを実施する。
インフラ
インフラ業務での活用例:
- 機器の調査:ChatGPTを使って機器の仕様を調べる。
- ルーティング設定の手順:スタティックルーティングの実装手順を確認する。
- 用語の検索:ChatGPTを使って専門用語を調べる。
営業
営業職での活用例:
- SES営業職の特徴:ChatGPTを使ってSES営業の特徴を把握する。
- 電話対応用のスクリプト作成:トークスクリプトを作成する。
- 自社の価値を伝える方法:ChatGPTを使って自社の価値を明確に伝える方法を学ぶ。
事務
事務作業での活用例:
- メール・ドキュメントの作成:ChatGPTを使ってメールを作成する。
- ドキュメントの要約:ChatGPTを使ってドキュメントを要約する。
文章校正・添削
ChatGPTを使用して文章の校正や添削を行います。以下のようなことが可能です:
- 文法、スペルの確認
- 適切な語彙の選択
- 文章の構成と流れを整える
- テンポとリズムを整える
文章校正が必要な理由
文章校正が必要な理由は以下の通りです:
- 正確な情報を相手に伝えるため:文法や表現が正確になり、文章の意図が伝わるようになります。
- 信頼感を与えるため:誤字・脱字を防ぐことで読み手に信頼感を与えます。
- 修正にコストがかかるため:世間やネットに公開する文章は、後に修正を行うことが難しくなります。文章に誤りがないか徹底的に確認する必要があります。
文章校正の要点
文章校正の要点は以下の通りです:
- 情報の内容:情報の正確さと信頼性は文章を作成する上で重要な要素です。事前に調査を行い、文章に主張や意見を交えることで有益な情報を提供できます。
- 誤字脱字の確認:誤字・脱字の確認は文章校正の要です。ChatGPT利用前に読み返しを行い、AIの回答と比較してください。
- 文法の確認:正しい文法を使えているか確認してください。例えば、主語と動詞の一致、助詞の使用、表記揺れの修正など。
- 構文が整っているか:文章の流れや構成が整っているか確認してください。段落を適切に分け、論点ごとに整理し、明確な文章構成を心がけてください。
- 一貫性の確認:文章全体を通して一貫性が保たれているか確認してください。
ChatGPTのプロンプト例
▼以下のチェックリストに従って記事を徹底的に分析し、評価してください。
- 主要トピックに関する記述の正確性
- 矛盾点、虚偽、誇張の有無
- 内容の一貫性(テーマと各セクションの整合性、論理の流れ)
- 信頼性の高い情報源の使用状況
- 誤字脱字のチェック
- 文法的誤りや不自然な表現の指摘
業務種別別 ChatGPT活用一覧
| 業務種別 | 主な活用シーン | 期待される効果 |
|---|---|---|
| IT事務・ヘルプデスク | 関数サンプル作成・書類要約・翻訳 | 反復作業の自動化・処理時間の短縮 |
| 開発 | コード生成・エラー解決・コードレビュー | 開発速度向上・バグの早期発見 |
| インフラ | 機器仕様調査・設定手順確認・用語調査 | 調査工数の削減・手順ミスのリスク低下 |
| 営業 | トークスクリプト作成・自社価値の言語化 | 提案品質の向上・準備時間の短縮 |
| 事務 | メール・ドキュメント作成・要約 | 文書作成工数の削減・品質の均一化 |
| 文章校正 | 誤字脱字・文法・構成チェック | 公開前品質の向上・手戻りの防止 |
まとめ
ChatGPT業務活用のポイントをまとめます。
- ChatGPTは業務効率化のための強力なツールで、IT事務・開発・インフラ・営業・事務・文章校正など多岐にわたる業務に対応できる
- 利用前の必須確認事項は「機密情報・個人情報を入力しない」「回答を鵜呑みにせず必ず検証する」「著作権侵害に注意する」の3点
- プロンプトは「質問・指示」「コンテキスト」「入力データ」「出力形式」の4要素で構成する。役割指定・具体的な条件付与・例示でさらに精度が向上する
- ハルシネーション(誤情報生成)は構造的問題のため、重要情報は一次情報源で必ず検証する
- 定期的なトレーニングデータの更新やプロンプト設計に気を配ることで、より効果的な利用が可能となる
参考元
- (※1)経済産業省「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」
- (※2)OpenAI「Introducing ChatGPT」
- (※3)Prompt Engineering Guide「プロンプトの要素」
※文章の一部は生成AIを活用しています。
▼ アクロビジョンについて