最終更新日:2026年8月5日
はじめに
日本国内のIP電話(050番号)サービスを、通話料金と機能の観点から比較し、最適な選択肢を紹介します。IP電話は固定電話回線を引かずに050番号を取得でき、月額基本料や通話料を抑えられることから、個人・法人問わず利用されています。
本記事は2025年1月時点の情報をもとに公開されましたが、その後の1年余りでIP電話業界は大きく動きました。長年定番だったサービスの一部が終了・新規受付停止となる一方、法人向けクラウド電話などの新しい選択肢も定着しています。まずは主要サービスの現状の変化を確認したうえで、目的別のおすすめを見ていきましょう。
主要サービスの現状の変化(重要)
- SMARTalk:2025年2月28日をもってサービスを完全に終了しました。新規申込・既存利用ともにできません。
- Skype番号:Microsoftは一般(コンシューマー)向けSkypeを2025年5月5日に終了しました。既存ユーザーはSkypeのアカウント情報のままMicrosoft Teams(無料版)へ移行する案内がされており、新規にSkype番号を使った通話サービスを検討することはできません。
- 050 plus:2023年6月26日をもって新規申込の受付を終了しています。既に契約済みのユーザーは引き続き利用できますが、これから新規で契約することはできません。
そのため本記事では、2026年時点で新規に契約できるサービスを中心に、目的別のおすすめを紹介します。料金は変更されることがあるため、契約前に必ず各社の公式サイトで最新のプランをご確認ください。
IP電話サービス比較一覧表
| サービス名 | 2026年時点の提供状況 | 月額料金の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| My 050 | ✅ 提供中 | 6ヶ月ごと550円〜(初期費用550円) | プリペイド式で長期契約不要、固定電話への通話が割安 |
| G-Call050 | ✅ 提供中 | 月額500円〜 | PC・スマートフォン両対応、留守番電話機能付き |
| トビラフォンCloud | ✅ 提供中 | 月額3,000円〜(初期費用別途) | 迷惑電話防止・IVR・コールキューイング等の法人機能 |
| SUBLINE | ✅ 提供中 | 月額330円〜(050番号取得330円) | 私用番号と仕事用050番号を1台のスマホで使い分け |
| SMARTalk | ❌ サービス終了(2025年2月) | ー | 新規申込・利用ともに不可 |
| Skype番号 | ❌ 一般向けサービス終了(2025年5月) | ー | Microsoft Teamsへ機能統合 |
| 050 plus | ⚠️ 新規受付終了(2023年6月) | 月額330円 | 既存ユーザーのみ利用継続可 |
※料金は各社公表情報をもとにした目安です。プラン内容・通話料は変更される場合があるため、契約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
1. 基本料金重視の場合
SUBLINE
以前は基本料金重視の代表格としてSMARTalkを紹介していましたが、前述のとおり2025年2月にサービスが完全終了しています。低コストで050番号を持ちたい場合の代替候補としては、月額330円から利用できるSUBLINEがあります。
- 月額基本料:330円〜
- 050番号取得:330円(1番号あたり)
- 特徴:プライベート用のスマホ番号とは別に、仕事用の050番号をアプリで使い分けられる。個人事業主や法人での複数人利用にも対応
通話料は固定電話・携帯電話ともに従量制のため、実際の通話量に応じたコストは公式サイトで確認することをおすすめします。
2. 固定電話への通話が多い場合
My 050(旧050 Free)
固定電話への通話料が比較的安いサービスとして、引き続き利用できます。以前は月額基本料0円という料金体系でしたが、現在は6ヶ月ごとの利用料550円(初期費用550円)という体系に変更されているため、契約時にプラン内容を確認してください。
- 基本利用料:6ヶ月ごと550円(初期費用550円)
- 通話料:固定電話・携帯電話ともに別途従量制(最新の単価は公式サイトで要確認)
- 特徴:プリペイド式で長期契約不要。My 050ユーザー同士・フリーダイヤル(0120/0800)への通話は無料
3. 携帯電話・PCからの発信にも対応したい場合
G-Call050
以前は「PCからの通話に適したサービス」としてSkype番号も紹介していましたが、Microsoftが一般向けSkypeを2025年5月に終了したため現在は選択肢にできません。PC・スマートフォンの両方で050番号を使いたい場合は、G-Call050が引き続き有力な候補です。
- 月額基本料:500円〜(初期費用500円)
- 通話料:固定電話・携帯電話ともに別途従量制(最新の単価は公式サイトで要確認)
- 特徴:PCとスマートフォンの両方に対応。留守番電話機能付き、同サービス間の通話は無料
なお、PCでのビジネスコミュニケーション自体は、Skypeの終了以降Microsoft Teamsへ集約される流れが進んでいます。社内外の音声通話・チャット・Web会議を一つのツールにまとめたい場合は、050番号のIP電話サービスとは別にTeams等のビジネスチャットツールの導入もあわせて検討するとよいでしょう。
4. 法人利用に最適なサービス
トビラフォンCloud
高品質な通話とビジネス向け機能を備えた法人向けクラウド電話サービスです。個人向けIP電話アプリと異なり、迷惑電話対策やコールセンター的な運用に必要な機能がまとまっている点が特徴です。
- 月額基本料:3,000円〜(初期費用別途)
- 標準プランの内容:050番号1つ・内線番号2つ・同時通話チャネル2つが目安(利用規模に応じてカスタマイズ可能)
- 特徴:迷惑電話防止機能、IVR機能、コールキューイング機能、通話履歴・顧客情報の一元管理
拠点や担当者ごとに050番号を複数管理したい、迷惑電話・営業電話を自動でブロックしたいといったニーズがある企業に向いています。
5. IP電話サービスに共通する便利機能
サービスを問わず、法人向けIP電話でよく提供されている機能には以下のようなものがあります。サービス選定時のチェックポイントとして参考にしてください。
通話管理機能
- 通話履歴の管理
- 受電メモ機能
- Web電話帳との連携
セキュリティ機能
- 通信の暗号化
- IP制限機能
- 迷惑電話フィルタリング
よくある質問(FAQ)
Q. 2026年現在、IP電話サービスを新規で契約する場合どれがおすすめですか?
A. 基本料金の安さを重視するならSUBLINE、固定電話への通話が多いならMy 050、PC・スマホ両方で使いたいならG-Call050、法人の迷惑電話対策やIVRが必要ならトビラフォンCloudが候補になります。用途に応じて前述の比較一覧表を参考に選んでください。
Q. SMARTalkやSkype番号はもう使えないのですか?
A. SMARTalkは2025年2月28日にサービスを完全終了しており、新規申込・既存利用ともにできません。Skypeも一般向けサービスが2025年5月5日に終了し、Microsoft Teamsへの移行が案内されています。どちらも現在はIP電話の選択肢として利用できません。
Q. 050 plusを今から新規で使いたい場合はどうすればいいですか?
A. 050 plusは2023年6月26日に新規申込の受付を終了しており、これから新しく契約することはできません。既に契約している方は引き続き利用できますが、新規利用を検討している場合は本記事で紹介しているMy 050・G-Call050・SUBLINE・トビラフォンCloudなど、現在も新規契約が可能なサービスを検討してください。
Q. IP電話(050番号)と一般的な固定電話・携帯電話との違いは何ですか?
A. IP電話はインターネット回線を使って音声通話を行う仕組みで、物理的な電話回線の敷設が不要な点が大きな違いです。多くのサービスで初期費用・月額基本料を固定電話より抑えられ、050番号はスマートフォンアプリやPCから利用できるため、テレワークや複数拠点での番号管理にも向いています。
Q. 法人でIP電話を導入するメリットは何ですか?
A. 拠点ごとに固定電話回線を引かずに050番号を複数発行できるため、初期コストを抑えつつ電話番号を柔軟に増減できます。また、トビラフォンCloudのようなサービスでは迷惑電話防止・IVR・コールキューイングなど、コールセンター的な運用に必要な機能もあわせて利用できます。
まとめ:日本国内のIP電話サービス比較
この記事のポイント:
- SMARTalkは2025年2月、Skype(一般向け)は2025年5月にそれぞれサービスを終了。050 plusも2023年6月に新規受付を終了しており、2026年時点でこの3サービスは新規契約できない
- 基本料金重視ならSUBLINE、固定電話への通話が多いならMy 050、PCとスマホ両方で使いたいならG-Call050、法人の迷惑電話対策・IVRが必要ならトビラフォンCloudが候補
- 通話料・月額料金は各社とも改定されることがあるため、契約前に必ず公式サイトで最新の料金プランを確認する
- 050番号のIP電話は、固定電話回線を敷設せずに複数拠点・複数人分の電話番号を柔軟に管理できる点が法人導入の大きなメリット
IP電話サービスの選択肢は多岐にわたり、利用目的に応じた最適なプランを選ぶことが重要です。特にここ1〜2年でサービスの新規受付終了・完全終了が相次いでいるため、以前の情報を頼りに選ぶ場合は必ず現在の提供状況を確認したうえで検討しましょう。
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