末光 正志
2026年08月12日更新 (2024年12月25日初出)
最終更新日: 2026年8月7日
オフィスの暖房費用を削減するためには、エアコンとヒートマットの利用方法を見直すことが有効です。本記事では、それぞれの消費電力、コスト、メリット・デメリットを比較し、最適な暖房方法を検討します。
1. エアコンの電気代と特徴
オフィスにおける電気使用量の約48.6%が空調設備に関連しています。このため、エアコンの使用方法を工夫するだけで大幅なコスト削減が可能です。
- エアコンの設定温度を1℃下げることで、消費電力を約10%削減できる
- 一般的なエアコン(700W)を1日8時間使用した場合の電気代:約4,536円/月
- 暖房時に部屋全体を均一に温めるため、広いスペースには適している
2. ヒートマットの電気代とコストパフォーマンス
消費電力と電気代
ヒートマットの消費電力は小さく、エアコンと比較して電気代を抑えることができます。
- 小型(20W):1日8時間使用で月額約150円
- 大型(100W):1日8時間使用で月額約744円
メリット
- 必要な場所だけを暖められる
- エアコンと比べて電気代が大幅に安い
- 個人ごとに温度調整が可能
デメリット
- 暖める範囲が限定的
- 複数人での使用には台数分の初期投資が必要
- 長時間使用による耐久性の問題が考えられる
エアコンvsヒートマット 比較表
| 項目 | エアコン | ヒートマット |
|---|---|---|
| 消費電力 | 大(約700W) | 小(20〜100W) |
| 月の電気代目安 | 約4,536円/台 | 約150〜744円/台 |
| 暖房範囲 | 部屋全体 | 足元・局所のみ |
| 個別温度調整 | △(共有設定) | ○(個人単位) |
| 初期費用 | 高(設置工事含む) | 低(数千円〜) |
| 少人数オフィス向き | △(空間が広い場合に有効) | ○(人数分を用意すれば最適) |
| テレワーク時の活用 | ×(オフィス不在時は無駄) | ○(在席者のみ使用可) |
3. 費用対効果の分析
エアコン暖房を控えめにし、ヒートマットを併用することで以下のような効果が期待できます。
- 室温を2〜3℃下げても、体感温度を保つことが可能
- 出社人数が少ない場合、必要な場所だけを暖めることでコスト削減が可能
- テレワークとの併用で、オフィス全体の暖房負荷を軽減
4. 推奨される使用方法
- エアコンの設定温度を20℃程度に抑える
- 窓際や寒い場所に座る従業員にヒートマットを提供
- 断熱対策(窓の断熱シート、カーテンなど)と組み合わせる
- ヒートマットとエアコンの併用で、快適性を保ちつつ節電を実現
まとめ
- オフィスの電気使用量のうち約48.6%が空調設備に関連しており、エアコンの使い方の見直しが最大の節電ポイントになる
- ヒートマットの電気代はエアコンの約1/10〜1/30と圧倒的に安く、個人ごとの温度調整が可能でコストパフォーマンスが高い
- エアコンは部屋全体を暖める場合に有効で、ヒートマットは足元・局所の暖房に特化しており、用途が異なる
- テレワーク・ハイブリッド勤務が中心のオフィスでは、在席者のみがヒートマットを使用する方式が最もコスト効率が良い
- エアコンの設定温度を20℃に抑え、個人にヒートマットを支給することで、快適性を維持しながら大幅な暖房コスト削減が期待できる
- 断熱対策(窓フィルム・厚手カーテン・すき間ふさぎ)を組み合わせることで、さらに節電効果を高められる
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