Amazon CloudSearchの使い方について
最終更新日:2026年8月10日
この記事でわかること
Amazon CloudSearchの使い方について理解する
【要注意】サービスの現在の位置づけについて
Amazon CloudSearchは現在も利用可能なサービスですが、AWS公式サイトでは「より柔軟な検索・分析機能が必要な場合はAmazon OpenSearch Serviceの利用を検討してください」という案内が明記されています。また、本記事で比較対象としていた「Amazon Elasticsearch Service」は2021年に「Amazon OpenSearch Service」へと名称変更されており、新規構築時はOpenSearch Serviceが後継サービスとして案内されています。新規に検索基盤を選定する際は、最新のAWS公式サイトで両サービスの位置づけをあわせてご確認ください。
Amazon CloudSearchとは?
Amazon CloudSearchとは、AWSクラウドの完全管理型検索サービスです。
Amazon CloudSearchの特徴
Amazon CloudSearchにより、お客様はホスト、トラフィック、データの縮小や拡張、冗長性、およびソフトウェアパッケージを管理する必要なく検索することができます。また、ウェブサイトやアプリケーションに合わせて検索ソリューションを簡単に設定、管理、拡張できます。
Amazon CloudSearchのメリット
1.支払いは実際に使用した分のみ
支払いは実際に使用した分だけです。Amazon CloudSearchの利用を開始するためのセットアップ料金や前払いの義務はありません。一般的なドメインでは、検索インスタンスの使用経費がコストの大半を占めますが、ドメインのソースドキュメントや更新をすべてAmazon S3に自動的に保存することで、データの保護と復元を可能にしていますが、お客様はこの機能を無料で利用できるため、独自の検索インフラストラクチャと比べてコストを大幅に削減できます。なお、具体的な料金体系は変更されることがあるため、最新料金はAWS公式サイトでご確認ください。
2.自動スケーリング機能
Amazon CloudSearchには、どの検索ドメインでも利用できる自動スケーリング機能があります。データやクエリのボリュームの変化に合わせて、Amazon CloudSearchは検索ドメインのリソースを必要に応じてスケールできます。また、大量アップロードや検索トラフィックの急増のために追加容量が必要なことがわかれば、スケーリングを制御できます。
3.フルマネージド
Amazon CloudSearchは完全マネージド型のカスタム検索サービスです。ハードウェアとソフトウェアのプロビジョニング、セットアップ、設定、ソフトウェアのパッチ適用、データのパーティション、ノードのモニタリング、スケーリング、データの堅牢性が自動的に処理されます。
4.信頼性
Amazon CloudSearchには、検索ドメインの自動モニタリングと復元の機能があります。マルチAZが有効な場合、Amazon CloudSearchはアベイラビリティーゾーンの検索ドメインにリソースをプロビジョニングして維持し、高可用性を確保します。また、アベイラビリティーゾーンの検索インスタンスへ更新が自動的に適用されます。さらには、検索トラフィックはすべてのアベイラビリティーゾーン間で分散され、障害発生時にはどちらのゾーンのインスタンスでも全負荷を処理できます。
5.セキュリティ
Amazon CloudSearchでは、構成サービスおよびすべての検索ドメインサービスに対応したIdentity and Access Management (IAM) との統合が提供されます。また、特定のAmazon CloudSearchアクションへのアクセスをコントロールしたり、すべてのリクエストに対してリクエスト認証を求めたりできます。
Amazon CloudSearchとAmazon OpenSearch Serviceの比較
Amazon OpenSearch Serviceとは?
Amazon OpenSearch Service(旧称:Amazon Elasticsearch Service)とは、OpenSearch(およびElasticsearch)を大規模かつ簡単でコスト効率の良い方法を使用してデプロイ、保護、実行する完全マネージド型サービスです。2021年にAmazon Elasticsearch ServiceからAmazon OpenSearch Serviceへと名称が変更されており、現在AWS公式もこちらの名称で案内しています。
| 比較項目 | Amazon CloudSearch | Amazon OpenSearch Service |
|---|---|---|
| API操作 | 不要(設定作業が少ない) | 必要 |
| 負荷による自動拡張 | あり(自動) | なし(要構成変更) |
| 可用性 | すぐに使える | 要設計 |
| カスタマイズ性 | 難しい | 豊富 |
| 向いている用途 | すぐに使いたい、カスタマイズや精度にはこだわらない場合 | 検索精度を細かく調整したい、インデックス設計を行いたい場合 |
押さえておきたいポイント
- Amazon CloudSearchは設定・運用の手間が少ない完全マネージド型検索サービスで、すぐに検索機能を導入したい場合に向いている。
- 比較対象の「Amazon Elasticsearch Service」は2021年に「Amazon OpenSearch Service」へ名称変更されており、カスタマイズ性や検索精度を重視する場合はOpenSearch Serviceが選択肢になる。
- AWS公式サイトでは新規プロジェクトに対しAmazon OpenSearch Serviceの利用を案内しているため、新規導入時は両サービスの最新情報をあわせて確認することが望ましい。
よくある質問
Q. Amazon CloudSearchとAmazon OpenSearch Service、どちらを選べばよいですか?
すぐに検索機能を使いたい、カスタマイズや検索精度に強いこだわりがない場合はAmazon CloudSearchが手軽です。一方、検索精度を細かく調整したい、インデックス設計を自分たちで行いたい場合はAmazon OpenSearch Serviceが向いています。用途や運用体制に応じて選ぶことが重要です。
Q. Amazon Elasticsearch ServiceとAmazon OpenSearch Serviceは別のサービスですか?
いいえ、同一サービスの名称変更です。2021年にAmazon Elasticsearch ServiceからAmazon OpenSearch Serviceへ名称が変更されました。現在AWS公式サイトや管理コンソールでは「Amazon OpenSearch Service」の名称で案内されています。
Q. Amazon CloudSearchの料金はどのくらいかかりますか?
Amazon CloudSearchは従量課金制で、実際に使用した分のみ支払う仕組みです。セットアップ料金や前払いの義務はありません。ただし料金体系は変更されることがあるため、具体的な金額は最新料金をAWS公式サイトでご確認ください。
まとめ
両者の違いについてですが、どちらが優れている優れていないと言うものでもないので、カスタマイズ性を重視するのか、検索機能はサービスに任せて、フロントのアプリケーションの開発に注力するのかなど、それぞれのメリットや目的に合わせてAmazon CloudSearchやAmazon OpenSearch Serviceを利用することで、互いの機能や使い方のちがいを理解して、能率の良い作業ができるよう適切に使い分けることが重要となります。
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