Amazon RDS for SQL Serverの使い方について
最終更新日:2026年8月10日
この記事でわかること
Amazon RDS for SQL Serverとは?
Amazon RDS for SQL Serverとは、Amazon Relational Database Service (RDS) を使った完全マネージド型サービスです。
Amazon RDS for SQL Serverを使用すると、クラウド上のSQL Serverのデプロイのセットアップ、オペレーション、スケーリングが簡単になります。また、コスト効率が高く、コンピューティング性能の増減もできます。
Amazon RDS for SQL Serverの特徴
ソフトウェア修正プログラムの自動適用
Amazon RDSでは、SQL Serverソフトウェアを活用して、最新パッチを自動的に適用し、デプロイメントを最新状態に保つことができます。さらには、DB Engine Version Managementを使用して、DBインスタンスにパッチを適用するタイミングと条件を指定することもできます。
汎用 (SSD)
Amazon RDSの汎用SSDストレージは、プロビジョニングした容量 (GB) に応じたベースラインIOPS性能を実現し、必要に応じてバーストする機能を備えています。
【要注意】ストレージタイプは更新されています
従来型の汎用SSD (gp2) は「容量1GBあたり3IOPS・最大3,000IOPSまでバースト」という特性でしたが、現在はより新しい世代の汎用SSD (gp3) が標準的な選択肢となっており、容量とは独立してIOPS・スループットを指定できます。高いIOPS性能が必要な場合はプロビジョンドIOPS SSD (io1/io2) も選択可能です。利用可能なストレージタイプや性能の詳細は、契約時にAWS公式サイトで最新情報をご確認ください。
ストレージとIOPS
ストレージの所要量が増大したときも、追加のストレージをその場で、ダウンタイムなしでプロビジョニングできます。
ホストの自動交換
Amazon RDSでは、デプロイしたコンピューティングインスタンスにハードウェア障害が発生した場合、自動的に交換されます。
DBスナップショット
DBスナップショットは、DBインスタンスのユーザー開始型バックアップです。この完全なデータベースバックアップは、お客様が明示的にバックアップを削除するまで、Amazon RDSによって保存されます。
隔離とセキュリティ
Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) を使用すると、DBインスタンスをお客様専用の仮想ネットワークの中に隔離できるほか、お客様の既存のITインフラストラクチャに業界標準の暗号化IPsec VPNを使用して接続できるようになります。さらに、Amazon RDSを使用すると、ファイアウォールを設定してDBインスタンスへのネットワークアクセスを制御することもできます。
Amazon RDS for SQL Serverのメリット
1.従量課金制
毎月末、お客様は実際に使用したAmazon RDSリソースに対してのみ料金を課金されます。お客様が作成したDBインスタンスが接続可能な状態になると、DBインスタンスが稼働する間、1時間ごとに課金が行われます。具体的な料金体系は改定されることがあるため、最新料金はAWS公式サイトでご確認ください。
2.移行のしやすさ
シングルファイルおよびマルチファイルのネイティブ復元、Microsoft SQL Server データベース公開ウィザード、Import/Export、AWS Database Migration Service、SQL Server レプリケーションなど、Amazon RDS SQL Server への移行方法を多くサポートしています。
3.1回のクリックで高可用性を実現
1回のクリックで、マルチAZオプションを有効にして、異なるアベイラビリティーゾーン間でデータを同期して複製できます。また、プライマリノードがクラッシュした場合、データベースは自動的にセカンダリノードにフェイルオーバーし、セカンダリノードを自動的に再構築します。
4.自動スケーリングストレージ
自動スケールストレージを選択すると、インスタンスはダウンタイムなしでストレージサイズを自動的に増やします。RDS Storage Auto Scalingを利用すると、希望する最大ストレージ制限を設定すれば、あとはAuto Scalingで残りの作業がすべて処理されます。
5.自動バックアップ
Amazon RDSは、SQL Serverインスタンスの自動バックアップを作成して保存します。Amazon RDSではインスタンスのストレージボリュームのスナップショットを作成し、個々のデータベースだけではなく、そのインスタンス全体をバックアップします。Amazon RDS for SQL Serverは、DBインスタンスのバックアップ期間中に、DBインスタンスの自動バックアップを作成します。
押さえておきたいポイント
| 項目 | AWS | Microsoft Azure | Google Cloud |
|---|---|---|---|
| 世界シェア | 約33%(首位) | 約22% | 約11% |
| 強み | サービス数・実績 | Microsoft製品連携 | データ分析・AI |
| 無料枠 | 12ヶ月+常時無料 | 12ヶ月無料 | 常時無料枠あり |
| 主な資格 | CLF / SAA / SAP | AZ-900 / AZ-104 | ACE / PCA |
- 完全マネージド型サービスのため、パッチ適用・ホスト交換・バックアップといった運用作業をAWS側に任せられ、運用負荷を大きく削減できる。
- マルチAZ構成を有効化すれば、異なるアベイラビリティーゾーン間でのデータ同期複製と自動フェイルオーバーによる高可用性を実現できる。
- ストレージは自動スケーリングに対応しており、容量不足の心配やダウンタイムを気にせず柔軟に拡張できる。
よくある質問
Amazon RDS for SQL Serverはどのライセンス形態で利用できますか?
「ライセンス込み (License Included)」と、既存のSQL Serverライセンスを持ち込む「BYOL (Bring Your Own License)」の2つのモデルが用意されています。どちらを選べるかはエディションやリージョンによって異なる場合があるため、契約前にAWS公式サイトで最新の提供状況を確認してください。
どのエディションのSQL Serverが使えますか?
Express、Web、Standard、Enterpriseの各エディションに対応しています。対応エディションや対応バージョンは随時更新されるため、導入時にはAWS公式ドキュメントで最新の対応状況を確認することをおすすめします。
汎用SSD以外のストレージタイプは選べますか?
はい。汎用SSDのほか、より高いIOPS性能が求められるワークロード向けにプロビジョンドIOPS SSD (io1/io2) も選択できます。ワークロードの特性に応じて適切なストレージタイプを選ぶことが重要です。
まとめ
Amazon RDS for SQL Serverは、新しいアプリケーションの開発にSQL Serverの機能を必要としているデベロッパーのためのマネージド型サービスです。SQL Serverを使用している既存のアプリケーションをAmazon RDSに移行することもでき、その場合もアプリケーションのコードを全面的に書き直す必要はありません。
このように、Amazon RDS for SQL Serverの特徴やメリット、使い方を理解して、能率の良い作業ができるようを活用してみてはいかがでしょうか。
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