Amazon WorkDocsの特徴とできる事

最終更新日:2026年8月12日

この記事でわかること

【要注意】Amazon WorkDocsは提供終了しています
本記事で紹介しているAmazon WorkDocsは、2024年4月にAWSから提供終了(decommission)が発表され、2025年4月25日をもってサービスが完全に終了しました。新規のサイト作成・利用申し込みは現在できません。既存のコンテンツもサービス終了に伴い削除されているため、これから代替サービスをお探しの方は、本記事の内容は過去の参考情報としてご覧いただき、Amazon S3を用いた独自のファイル共有基盤の構築や、Microsoft SharePoint/OneDrive、Google Workspace、Box、Dropbox Businessなど他のファイル共有・コラボレーションサービスをご検討ください。

簡単に素早くファイルやコンテンツを共有したい方へ

項目 AWS Microsoft Azure Google Cloud
世界シェア 約33%(首位) 約22% 約11%
強み サービス数・実績 Microsoft製品連携 データ分析・AI
無料枠 12ヶ月+常時無料 12ヶ月無料 常時無料枠あり
主な資格 CLF / SAA / SAP AZ-900 / AZ-104 ACE / PCA

インターネットの普及とテクノロジーの発達により、PCのファイルやコンテンツはローカルに保存するのではなく、クラウドサービス上に保管することが増えてきました。
また、働き方の多様化により、スピーディーにかつ安全にファイルやコンテンツを社員と共有したいという方も多いのではないでしょうか。この記事ではそんな悩みを解決し、ファイルのバージョン管理(変更履歴の確認など)も可能となるクラウドサービスAmazon WorkDocsについてご紹介していきたいと思います(前述の通り、本サービスは2025年4月に提供終了済みです)。

Amazon WorkDocsの特徴

Amazon WorkDocsはAmazonが提供する、コンテンツの作成、ストレージ、コラボレーション用の安全なフルマネージド型のサービスでした。マルチデバイスからのアクセスに対応していてAWS内に一元管理で格納されるため、どこからでも、どんなデバイスからでもアクセスできる点が特徴でした。

ファイルとフォルダーは他のユーザー及びグループに共有することができ、コンテンツの作成、編集、共有が簡単になります。
Amazon WorkDocsはAWS 上にビルドされるため、利用者のコンテンツは世界最大のクラウドインフラストラクチャで保護されます。
セキュリティ意識の高い多数の利用者の要件を満たすように構築されており、コンテンツは転送中であっても、保管時であっても暗号化されるなどセキュリティ面の高さも謳われていました。
ユーザーや管理者のアクティビティ追跡を調べて、だれが何にアクセスしたかも確認できます。

また、Amazon WorkDocsはフルマネージド型サービスですので自社でサーバーやストレージを管理しなくてもAmazonが管理、運用しているサーバーやストレージを利用可能で様々なサポートも受けることが可能でした。オンプレミスのファイルサーバーを移行するという手間は発生してしまいますが、その後管理、運営をAmazonに委任することができるので人件費などのコストを大幅に削減する事が可能になります。

Amazon WorkDocs共有の流れ

先に記述したようにAmazon WorkDocsではファイルとフォルダーを他のユーザー及びグループに共有することができ、コンテンツの作成、編集、共有を行うことが可能でした。コンテンツ共有をする流れは以下の通りです。

  1. コンテンツの追加

    WorkDocs上にコンテンツをアップロード。
    追加されたコンテンツはマイドキュメントに表示され、このコンテンツをダウンロードすることで編集や、共有が可能です。

  2. ユーザーの招待

    Amazon WorkDocsにアカウントがあるユーザーとないユーザーとでは、共有の手順が異なります。アカウントがあるユーザーには、まず管理者ユーザーとしてAmazon WorkDocsに接続し、管理者メニューからユーザーの招待を選択します。ここで共有したいユーザーに招待メールを送り、氏名とパスワードを入力するとユーザーとコンテンツを共有する事ができます。
    WorkDocsにアカウントを持たないユーザーに対しては、ReadOnlyでコンテンツを共有する事が出来ます。
    プレビュー画面から、共有を選択し、コンテンツを共有したいユーザーのメールアドレスを入力することで共有が可能になりますが、権限は[閲覧者]のみになってしまいます。

  3. フィードバックの追加

    編集したコンテンツやファイルに対して、フィードバック(コメント)をつける事が可能です。
    複数人でコンテンツのやりとりを行う場合、この操作によってバージョン管理を行う事ができ、ファイルに対して行われた履歴を確認することができます。

以上の操作を行うことで組織横断型のコラボレーションを行うことが可能でした。
また、リアルタイムのアクティビティフィードを使用しサイト全体のコラボレーションアクションをファイル、フォルダ、ユーザー名で追跡できました。

Amazon WorkDocsの料金

Amazon WorkDocsの料金はアクティブなユーザーアカウントおよびストレージ使用量に対する従量制料金のみでした。Amazon WorkSpaces のユーザーには、追加料金なしで WorkDocsへのアクセス権限が付与され、ユーザー1人あたり50GBのストレージが含まれていました。このストレージは毎月およそ2.00USDの割引料金を支払うことで、ストレージを1TBにアップグレード可能でした。
記事作成時点(2020年4月)の参考情報として、リージョン:アジアパシフィック(東京)でユーザー料金/月 7.00USD(日本円にして約754円)でした。

※上記はサービス提供当時(2020年4月時点)の料金です。Amazon WorkDocs自体が2025年4月に提供終了しているため申し込みはできません。他のAWSサービスの最新料金はAWS公式サイトでご確認ください。

Amazon WorkDocsまとめ

最後にAmazon WorkDocsの特徴とできることについて簡単にまとめると

  • サーバー、管理についてのコストを委任できるフルマネージド型のサービスだった。
  • ファイルとフォルダーは他のユーザー及びグループに共有することができ、コンテンツの作成、編集、共有が簡単になる。
  • マルチデバイスからのアクセスに対応していてAWS内に一元管理で格納されるため、どこからでも、どんなデバイスからでもアクセスできる。
  • ユーザーや管理者のアクティビティ追跡やコンテンツのフィードバックができる。
  • コンテンツは転送中、保管時であっても暗号化されるのでセキュリティ面も安心できる。

ただし、繰り返しになりますがAmazon WorkDocsは2025年4月25日をもって提供終了しています。同様のファイル共有・コラボレーション基盤を検討する場合は、他のサービスをご検討ください。

押さえておきたいポイント

  • Amazon WorkDocsは2024年4月に提供終了が発表され、2025年4月25日にサービスが完全に終了している。新規申し込み・既存サイトへのアクセスは共にできない。
  • 稼働当時は、ファイルのバージョン管理やコメント機能を備えたフルマネージド型のファイル共有・コラボレーションサービスとして提供されていた。
  • 代替を検討する場合は、Amazon S3を用いた独自構築や、Microsoft SharePoint/OneDrive、Google Workspace、Box、Dropbox Businessなどが候補になる。

よくある質問

Q. Amazon WorkDocsは今から新規に申し込めますか?

いいえ。Amazon WorkDocsは2024年4月にAWSから提供終了が発表され、新規サイトの作成は同時点で停止、2025年4月25日にサービス自体が完全に終了しています。現在は新規申し込み・既存サイトへのアクセスともにできません。

Q. Amazon WorkDocsに保存していたファイルはどうなりますか?

サービス終了に伴い、既存のコンテンツはサービス終了後に削除されています。AWSは自動的な移行手段を提供していなかったため、必要なデータは終了前に利用者自身でエクスポートしておく必要がありました。現時点で未エクスポートのデータを復元する方法はありません。

Q. Amazon WorkDocsの代わりにどのようなサービスを検討すればよいですか?

用途や既存のクラウド環境に応じて、Amazon S3を使った独自のファイル共有基盤の構築、Microsoft SharePoint/OneDrive、Google Workspace、Box、Dropbox Businessなどが代替候補として挙げられます。バージョン管理やコメント機能など、WorkDocsで使っていた機能が移行先でも提供されているか、事前に確認することをおすすめします。

こちらの特徴やできることについて興味が湧いた方は、現在利用可能な他のファイル共有・コラボレーションサービスの導入もあわせてご検討ください。

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