AWSの資格について
最終更新日:2026年8月11日
はじめに
| 項目 | AWS | Microsoft Azure | Google Cloud |
|---|---|---|---|
| 世界シェア | 約33%(首位) | 約22% | 約11% |
| 強み | サービス数・実績 | Microsoft製品連携 | データ分析・AI |
| 無料枠 | 12ヶ月+常時無料 | 12ヶ月無料 | 常時無料枠あり |
| 主な資格 | CLF / SAA / SAP | AZ-900 / AZ-104 | ACE / PCA |
Amazon S3というたった1つのサービスから始まったAWSは、今や100を優に超えるサービス・機能があります。その勢いはとどまることを知らず、日々新しいサービスが追加されています。サービスの範囲があまりに多岐に及ぶため、AWSを学んでいく中で自分がどこまで理解しているかわからなくなることがあると思います。そんな時に客観的に自分の実力を測ることができるAWS認定試験があります。試験勉強を通じてAWSの目指すクラウドの在り方というのがよく解るようになっています。今回はそんなAWS認定資格について紹介していきます。
AWS認定試験とは
AWS認定資格は、AWSに関する知識・スキルを測るための試験です。レベル別・カテゴリー別に認定され、ベーシック・アソシエイト・プロフェッショナルの3つのレベルがあり、アーキテクト・開発者・運用者・クラウドプラクティショナーの4つのカテゴリーがあります。ネットワーキング・セキュリティ・機械学習・データ分析関連など、特定分野に特化した専門知識(Specialty)認定も用意されています。この中でクラウドプラクティショナーは少し馴染みのない言葉だと思いますが、クラウドの定義や原理を説明し導入を推進する役割です。エンジニアの他に営業職のような人に推奨されています。
資格の種類
AWS認定試験は「基礎(Foundational)」「アソシエイト(Associate)」「プロフェッショナル(Professional)」「専門知識(Specialty)」の4つの区分に分かれています。2020年6月時点では以下の12種類でした。
【要注意】掲載の資格一覧は2020年6月時点のものです
AWS認定試験の体系はその後も再編が続いています。「AWS認定ビッグデータ – 専門知識」は「AWS認定データアナリティクス – 専門知識」を経て2024年に提供終了、「AWS認定Alexaスキルビルダー – 専門知識」も提供終了しました。一方で基礎レベルの「AWS認定AI Practitioner」、アソシエイトレベルの「AWS認定データエンジニア – アソシエイト」「AWS認定機械学習エンジニア – アソシエイト」など新しい認定が追加されています。最新の資格一覧・出題範囲は必ずAWS公式サイトの「AWS認定」ページでご確認ください。
- AWS認定クラウドプラクティショナー
- AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト
- AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル
- AWS認定SysOpsアドミニストレータ-アソシエイト
- AWS認定デベロッパー-アソシエイト
- AWS認定DevOpsエンジニア-プロフェッショナル
- AWS認定ネットワーキング(専門知識)
- AWS認定ビッグデータ(専門知識)
- AWS認定セキュリティ(専門知識)
- AWS認定データアナリティクス(専門知識)
- AWS認定機械学習(専門知識)
- AWS認定Alexaスキルビルダー(専門知識)
現在は基礎(Foundational)レベルに「クラウドプラクティショナー」に加えて「AI Practitioner」も用意されています。プロフェッショナルはアソシエイトの上位資格となります。プロフェッショナルを受験する為にはアソシエイト資格を取得していることが必須でしたが、2018年10月から推奨に変更されました。とはいえ、まずはアソシエイト資格からチャレンジをしていくことをお勧めいたします。
また、専門知識(Specialty)認定は特定分野のAWSサービスに習熟したことを証明する資格で、受験には、クラウドプラクティショナーあるいはアソシエイト認定のいずれかを取得している必要があります(現在はAdvanced Networking、Security、SAP on AWSなどが提供されており、上記表にあるビッグデータ・データアナリティクス・Alexaスキルビルダー・機械学習の各専門知識認定は前述の通り提供終了、または他の認定に統合されています)。
なお、AWS認定試験は3年ごとに更新する必要があります。アソシエイトの場合は、同じ試験を再受験するか、上位の資格であるプロフェッショナルを受験し合格することにより再認定を受けることが可能です。
取得のメリット
AWS認定試験に合格すると以下のメリットがあります。
- 試験勉強を通じて、AWSに関する知識を体系的に学び直せる
- AWSに関する知識・スキルが客観的に証明される
- 就職・転職に有利
まず挙げられるのが、試験を通じてAWSの体系的な知識を学べる点です。AWS認定試験はカテゴリー別・専門別に試験が分かれているものの、それぞれ相関する部分も多く広範囲の知識が必要となります。特にソリューションアーキテクトは仮想サーバー(EC2)、ストレージ(S3,EBS)、ネットワークサービス(VPC)といったAWSの最も基本的サービスを中心に扱っている関係上、関係するサービスが多く広範囲な試験となっています。
また試験に合格するには、それぞれのサービスの詳細な動作を把握している必要があります。試験の勉強をすることにより、実務でAWSの設計・操作をする上での手助けになります。AWSの認定試験に合格するには、広範囲の知識とサービスの実際の挙動の2つを理解する必要があります。必然的に合格した者に対しては、AWSに関する知識・スキルが客観的に証明されることとなります。
学習資料
学習資料には以下のものがあります。AWSには公式で沢山の資料が提供されていますので、自分の合った学習方法を選択しましょう。私としては公式の解説は英語からの翻訳なので翻訳に抵抗がありました。また資料が膨大にありすぎるので、まずは目指したい資格に対しての関連書籍を購入することをお勧め致します。
- 関連書籍
- 公式ドキュメント
- オンラインセミナー
- ホワイトペーパー
- 公式トレーニング
- ハンズオントレーニング
押さえておきたいポイント
- AWS認定は「基礎」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「専門知識」の4区分に分かれ、通常はクラウドプラクティショナーやアソシエイトから段階的に挑戦するのがおすすめです。
- 認定の種類・出題範囲はAWSのサービス拡大に伴って年々見直されているため、受験前に必ずAWS公式サイトで最新の資格体系・出題範囲を確認しましょう。
- 認定の有効期間は3年で、再認定には同じ試験の再受験か上位資格の合格が必要です。
よくある質問
AWS認定資格は未経験でも取得できますか?
クラウドプラクティショナーやAI Practitionerといった基礎レベルの認定は、AWS実務未経験でも公式トレーニングや書籍で体系的に学習すれば十分合格を目指せる試験です。まずは基礎レベルから挑戦し、知識を積み上げていくのがおすすめです。
アソシエイトとプロフェッショナルはどちらから受けるべきですか?
プロフェッショナルの受験にアソシエイト資格の取得は必須ではありませんが、出題範囲が広く難易度も高いため、まずはソリューションアーキテクト-アソシエイトなどアソシエイトレベルから段階的に挑戦することをお勧めします。
認定の有効期限が切れたらどうなりますか?
AWS認定の有効期間は3年です。期限が切れる前に同じ試験を再受験するか、上位のプロフェッショナル試験などに合格することで再認定を受けられます。
さいごに
AWS認定資格は基礎レベルから専門知識に至るまで幅広く用意されており、新規資格の追加・アップデートも随時されています。今後のあなたの将来・目的やレベルに応じて、取得を目指してみてはいかがでしょうか?
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