AWS CodeCommit ~セットアップから使い方まで~
最終更新日:2026年8月12日
この記事でわかること
【要注意】AWS CodeCommitの提供状況について
AWS CodeCommitは2024年7月に新規サインアップの受付を一時停止していましたが、2025年11月24日に一般提供(GA)として復帰し、新規アカウントでも新しいリポジトリの作成・利用が再び可能になっています。本記事で解説する手順は現在も有効です。
はじめに
| 項目 | AWS | Microsoft Azure | Google Cloud |
|---|---|---|---|
| 世界シェア | 約33%(首位) | 約22% | 約11% |
| 強み | サービス数・実績 | Microsoft製品連携 | データ分析・AI |
| 無料枠 | 12ヶ月+常時無料 | 12ヶ月無料 | 常時無料枠あり |
| 主な資格 | CLF / SAA / SAP | AZ-900 / AZ-104 | ACE / PCA |
普段のソース管理にGit、GitHubをお使いの方は多いと思います。AWSにもGitを使えるソース管理のサービスが用意されていて、それがCodeCommitです。
Codeと名のつくサービスは他にも、CodeBuild、CodeDeploy、CodePipeline といったものがあり、アプリケーションのビルド~デプロイといった一連の作業をAWS上で行う事ができるようになっています。
今回は、AWSでGitを使えるように、CodeCommitのセットアップから、使い方まで解説します。Gitの使い方に慣れていない方には、少しツライ内容かもしれませんが、これを期にお試し頂くのもよいかもしれません。
CodeCommitをリモートリポジトリとして利用する為には、以下の操作が必要となります。
- IAMでユーザーにCodeCommitの権限を付与
- CodeCommitでリポジトリの作成
- 公開鍵を作成しIAMユーザーの認証情報に登録
以下に手順を記載しますので、最後までご覧頂ければ幸いです。
IAMユーザーにCodeCommitの権限を付与
rootユーザーでAWSのマネジメントコンソールにログインします。
サービスからIAMと検索し、IAMの画面を開きます。現在アタッチ済みのポリシーを確認して、CodeCommitに対するアクセス権限の有無を確認します。もし、権限がなければCodeCommitに対してアクセス権限を付与します。今回はフルアクセス権限を付与しておきます。
リポジトリの作成
rootユーザーを、一度サインアウトしてから、上記のIAMユーザーでサインインします。
続いて、マネジメントコンソールで、サービスからCodeCommitと検索し画面を開いたら、右上のリポジトリの作成ボタンをクリックします。リポジトリ名は任意のものを入力し、
作成ボタンをクリックします。
「リポジトリが正常に作成されました」 と表示されたらOKです。
後ほど、このリポジトリをローカルにクローンするので、試しにテキストファイルを1つ作成しておきます。
作成したリポジトリをクリックし、ファイルの追加ボタンをクリックします。
適当に文字とファイル名(拡張子.txt)を入力します。作成者名とEメールアドレスも必須なので入力します。
変更のコミットボタンをクリックします。
公開鍵を作成しIAMユーザーの認証情報に登録
続いて、お使いのパソコンで、CodeCommitのリポジトリにssh接続する為の、公開鍵を作成します。
Gitのクライアントソフトウェアを立ち上げます。WindowsならGit Bash、macならターミナルなどが挙げられます。
ssh-keygen コマンドを入力しENTERをクリックします。
Enter file in which to save the key([※ここは id_rsaのパスが表示されます]): と表示されたらそのまま何も入力せずENTERをクリックします。
Enter passphrase (empty for no passphrase): と表示されたらそのまま何も入力せずENTERをクリックします。
作成されたid_rsa.pub の中身を確認し、文字列をコピーしておきます。
AWSのマネジメントコンソールからIAMの画面を開き、CodeCommitフルアクセスのユーザーを選択します。
認証情報タグを選択し、SSHパブリックキーのアップロードボタンをクリックします。表示されたフィールドに、上記でコピーしたid_rsa.pubの内容をペーストします。
SSHパブリックキーのアップロードボタンをクリックします。
上記の手順まで実行すると、SSHキーIDが発行されます。
Gitクライアントで、vi ~/.ssh/config を実行し、下記を追加し保存します。
- Host git-codecommit.*.amazonaws.com
- User //※ここに上記SSHキーIDを入力します
- IdentityFile ~/.ssh/id_rsa
リポジトリをクローンしてみる
CodeCommitの画面で、作成したリポジトリを選択し、URLのクローンボタンから、接続のステップ > SSH の順で操作します。
git clone コマンドが表示されているので、そのままコピーして、Gitクライアントで実行します。
無事、クローンされたら、中身を確認してみます。CodeCommitの画面で作成しておいたテキストファイルも確認できるはずです。
押さえておきたいポイント
- AWS CodeCommitは2024年7月に新規サインアップを一時停止していましたが、2025年11月24日に一般提供(GA)として復帰しており、現在は新規アカウントでも問題なく利用開始できます。
- rootユーザーの日常利用は推奨されないため、本記事のようにIAMユーザーを作成し、CodeCommitへのアクセス権限を付与してから作業するのが基本です(本記事ではフルアクセス権限を例示していますが、実運用ではより限定的なポリシーの検討をおすすめします)。
- CodeCommitへの接続方法にはSSH接続のほか、IAMのHTTPS Git認証情報やGit認証情報ヘルパーを使ったHTTPS接続もあり、環境や好みに応じて選択できます。
よくある質問
Q. AWS CodeCommitは今も新規で使えますか?
2024年7月に新規サインアップの受付が一時停止されていましたが、2025年11月24日に一般提供(GA)として再開され、現在は新規アカウントでも新しいリポジトリを作成して利用できます。
Q. rootユーザーでそのままCodeCommitを使ってもよいですか?
セキュリティの観点からrootユーザーの日常利用は推奨されません。本記事のようにIAMユーザーを作成し、必要な権限を付与したうえで利用するのが基本的な進め方です。
Q. SSH接続以外の方法でCodeCommitに接続できますか?
はい。本記事で紹介したSSH接続のほか、HTTPS接続(IAMのHTTPS Git認証情報やGit認証情報ヘルパーを利用する方法)でもCodeCommitリポジトリへ接続できます。
まとめ
CodeCommitでリポジトリを作成して使えるところまで、紹介させて頂きました。
今回はSSHでCodeCommitに接続する方法を試しましたが、他にもhttpsでの接続も可能です。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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