AWSの代表サービス「EC2」「S3」「RDS」「Lambda」の紹介
最終更新日:2026年8月6日
この記事でわかること
Amazonが提供するクラウドサービス(通称AWS)には、多種多様なサービスが揃っており、240以上にも及ぶ様々なサービスが公開されています。本記事では、クラウドコンピューティングを利用する上でのAWSの代表的なサービスを紹介します。
AWSとは?クラウドとオンプレミスの違い
AWSを利用する上で、クラウドコンピューティングサービスについて知っておく必要があります。クラウドコンピューティングサービスとは、インターネットを介してサーバー・ストレージ・データベース・ソフトウェアといった様々なサービスを利用することを指します。
| 比較項目 | 従来のオンプレミス | AWS(クラウド) |
|---|---|---|
| 初期コスト | △ 高い(サーバー購入) | ◎ 不要(従量課金) |
| スケーリング | △ 難しい(追加購入が必要) | ◎ 即時スケールアップ/ダウン |
| インフラ管理 | △ 自社で全て管理 | ◎ AWSが基盤を管理 |
| 導入までの時間 | △ 数週間〜数ヶ月 | ◎ 数分〜数時間 |
| 設置スペース | △ データセンター・サーバールームが必要 | ◎ 不要 |
クラウドコンピューティングは、1台のPCとインターネット環境さえあれば、サーバーや大容量のストレージ・高速なデータベースなどを必要な分だけ利用できます。サーバー機器の購入から設置までの時間とコストを削減でき、従来に比べて圧倒的にスピーディーな開発が可能です。
4つの代表サービス早見表
AWSは様々なサービスが備わっていますが、全ての機能を使いこなすのは大変です。まずは初心者が最低限知っておきたい代表的な4サービスを紹介します。
| サービス名 | 用途 | 主な特徴 | 無料枠 |
|---|---|---|---|
| Amazon EC2 | 仮想サーバー構築 | Windows/Linux選択・柔軟なスケール | t2.micro 750時間/月(12ヶ月) |
| Amazon S3 | データ保存・配信 | 容量無制限・高耐久性・静的配信 | 5GB/月(12ヶ月) |
| Amazon RDS | マネージドDB | MySQL/PostgreSQL/Aurora等対応・自動バックアップ | db.t2.micro 750時間/月(12ヶ月) |
| AWS Lambda | サーバーレス実行 | サーバー不要・リクエスト課金・即時実行 | 100万リクエスト/月(無期限) |
1. Amazon EC2(サーバー環境構築)
Amazon EC2とは、「Amazon Elastic Compute Cloud」の略称で、仮想サーバーを作成・利用できるサービスです。EC2では、LinuxやWindows、Red Hat等様々なOSの仮想サーバーを実行するための環境を瞬時に用意することができ、システム構築にかかる時間を短縮できます。
EC2の優れている点として、複数の仮想サーバーを構築したり、突然のアクセス増加にも対応できるほどの柔軟性を持っているという特徴があります。また、EC2を使用する際にはセットで「EBS(Elastic Block Store)」を使用することをおすすめします。EC2を停止するとデータが消えてしまうため、EBSで永続的な保存領域を確保しておく必要があります。
2. Amazon S3(データ保存・コンテンツ配信)
S3とは、AWSのサービスの1つ「Simple Storage Service」の略称で、クラウド型のオブジェクトストレージサービスを提供しています。オブジェクトストレージとは、ファイルなどのデータを保存・管理できるもので、オブジェクト単位でデータのバージョンを残したり、データを分散して保存することで障害に強いという特徴があります。
S3の基本機能として「ストレージ機能」があります。保存容量やファイル数に制限がなく、非常に高い耐久性(99.999999999%)を誇るため、データ消失の可能性が限りなく0に近いと言われています。また、保存容量を事前に決める必要なく、入れた分だけ課金されます。
S3のもう1つの代表的な機能が「静的コンテンツの配信」です。静的コンテンツ(画像・HTML・CSSファイル等)であれば、S3に保存したデータをインターネット経由で配信することが可能です。
3. Amazon RDS(データベース利用)
Amazon RDS(Amazon Relational Database Service)とは、AWSのリレーショナル型のデータベースを作成・管理できるマネージドサービスです。リレーショナル型データベースとはExcelの表のように行と列2つの軸でデータを管理し、特定の条件に基づいてデータを検索・編集するために利用します。
Amazon RDSで利用できるデータベースエンジン(RDBMS)は以下の通りです。
- Amazon Aurora(MySQL/PostgreSQL互換のAWS独自エンジン、高性能)
- PostgreSQL(高機能・オープンソースDB)
- MySQL(世界で最も広く使われるオープンソースDB)
- MariaDB(MySQLフォーク・オープンソース)
- Oracle(商用DB、エンタープライズ向け)
- Microsoft SQL Server(Microsoft製商用DB)
Amazon RDSにはデータベースを安全かつ効率的に管理するための機能として、ソフトウェアの自動パッチ・リードレプリカ・自動バックアップなどが備わっています。料金体系も従量制または定額制があり、運用方法によって費用を抑えることが可能です。
4. AWS Lambda(プログラムの実行環境)
Lambdaとは、AWSが提供する「サーバーレスコンピューティングサービス」ともいい、その名の通りサーバー(または仮想サーバー)を使わなくても任意のプログラムを実行できる環境を提供するサービスです。
サーバーやOSの構築・管理・セキュリティの設定・モニタリングなどの作業をユーザー自身で行う必要はなく、実行するための関数を作成・登録するだけで利用できます。また、リクエスト単位での従量制課金で、毎月100万リクエストまで永久無料なのでコスト削減も期待できます。
よくある質問(FAQ)
まとめ
今回はAWSが提供するサービスの中から代表的な4サービスについてまとめます。
- AWS(Amazon Web Services)はクラウドコンピューティングサービスで、サーバー・ストレージ・DBなどをインターネット経由で必要な分だけ利用できる
- Amazon EC2は仮想サーバーを数分で構築できるIaaSサービス。Webサーバーやアプリケーションサーバーとして広く使われる
- Amazon S3は容量無制限・高耐久性のオブジェクトストレージ。ファイルバックアップや静的コンテンツ配信に最適
- Amazon RDSはMySQLやPostgreSQL等のRDBMSをフルマネージドで提供するサービス。自動バックアップ・パッチ適用などの運用管理をAWSが担う
- AWS Lambdaはサーバー不要でコードを実行できるサーバーレスサービス。100万リクエスト/月まで永久無料
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