AWS Elemental MediaTailorとは?

最終更新日:2026年8月10日

この記事でわかること

AWS Elemental MediaTailorとは?

項目 AWS Microsoft Azure Google Cloud
世界シェア 約33%(首位) 約22% 約11%
強み サービス数・実績 Microsoft製品連携 データ分析・AI
無料枠 12ヶ月+常時無料 12ヶ月無料 常時無料枠あり
主な資格 CLF / SAA / SAP AZ-900 / AZ-104 ACE / PCA

近年YouTubeやTwitch、TikTokなど動画ストリームが人気ですね。動画ストリームに広告を挿入しようとした人や詳しい人は聞いたことがあるかもしれませんが、今回はAWS Elemental MediaTailorについて紹介します。まずはじめにAWS Elemental MediaTailorの概要を説明し、AWS Elemental MediaTailorの特徴や使う上での利点について書かせていただきます。

AWS Elemental MediaTailorとは?

AWS Elemental MediaTailor は、コンテンツのパーソナライズと収益化のためのサービスで、ブロードキャストレベルのサービス品質を維持しつつ、ターゲット広告付きの動画をビューワーに提供できます。AWS Elemental MediaTailorを使用すると、動画プロバイダーは、マルチスクリーンの動画アプリケーションでブロードキャストレベルのサービス品質を維持しつつ、ターゲット広告をエンドユーザーに提供できます。広告の収益化を高め、プライマリコンテンツと同じ動画品質を一貫して維持することができ、複数プラットフォーム環境間での管理がシンプルになります。また同単一のサービス内で標準ベースのユーザー側およびサーバー側レポート広告も利用することができます。最高品質の視聴者体験を提供しながら制御できます。

AWS Elemental MediaTailorの特徴

AWS Elemental MediaTailorの主な特徴は大きく分けて4つあります。一つ目はサーバー側の広告が挿入できることです。動画自体の配信前に広告コンテンツをあらかじめリクエストされた場所に挿入が可能です。様々な見る側のクライアントデバイスに合わせて、個別の設定の必要がなくなります。動画再生中のビットレートの低下を防ぎ、広告とその他のコンテンツを区別することが難しくなり、広告自体をブロックするソフトウェアに認識させないように抑えることができます。2つ目、オンザフライの広告挿入で需要や供給に合わせて、アセットを挿入することができます。規模が大きくクライアントグループに対して、セットで配信される広告等のソリューションと異なり、AWS Elemental MediaTailorは各クライアントに合わせた広告コンテンツを配信します。クライアント側の視聴位置、閲覧履歴、性別等のパーソナライズされた広告をクライアントメトリクスを使用することが可能です。3つ目はクライアント側の測定と測定レポートと自動スケーリングです。インターネット配信された動画自体の広告からクライアントの正確な測定とレポートにより、広告主や動画配信者等のプロバイダー側に確実に還元することができます。視聴者側のクライアントデバイスにデプロイされた再生監視APIを使って、クライアント側からの広告測定APIとレポートを同時に実装し、合わせて使うことでIABレベルの高い再生メトリクスを実現可能にしています。またAWS Elemental MediaTailorでは視聴者数に応じて自動でスケーリングすることができ、クライアントの増減に応じてパフォーマンスとサービス品質を維持してコンテンツを提供することができます。4つ目は選択可能な動画ワークフローのコンポーネントです。AWS Elemental MediaTailorでは、特定のベンダーまたはソリューションに限定されず、様々なサーバーで、このサービスで直接運用する動画ワークフローのコンポーネントを選択できます。AWS Elemental MediaTailorは、ほとんどの標準サーバーと連携しています。また、HTTP 経由でアクセス可能なサーバーとも連携しており、これは一般的な動画ストリーミングプロトコルや適切な広告マーカーを使用して設定することができます。

※料金は処理した動画時間や広告デシジョンAPIコール数等に応じた従量課金制です。具体的な最新料金はAWS公式サイトでご確認ください。

押さえておきたいポイント

  • AWS Elemental MediaTailorはサーバーサイド広告挿入(SSAI)により、ビットレート低下を防ぎつつ広告ブロッカーの影響を受けにくい形で広告を配信できる
  • 視聴者ごとの視聴位置・閲覧履歴などに応じたパーソナライズ広告の配信と、視聴者数に応じた自動スケーリングに対応している
  • 特定ベンダーに縛られず、標準的な動画配信プロトコルやHTTP経由でアクセス可能なサーバーと連携できる柔軟性がある

よくある質問

Q. AWS Elemental MediaTailorはどのような場合に使うべきですか?

ライブ配信やVOD(オンデマンド動画)配信において、視聴者ごとに異なる広告を差し込みたい場合や、複数デバイス・複数配信先に対して一貫した広告品質を保ちたい場合に適しています。

Q. サーバーサイド広告挿入とクライアントサイド広告挿入の違いは何ですか?

サーバーサイド広告挿入(SSAI)は、配信前にサーバー側で広告を動画ストリームに合成する方式で、広告ブロッカーの影響を受けにくく、動画再生中のビットレート低下も防ぎやすいのが特長です。一方クライアントサイド挿入はプレーヤー側で広告の再生を制御する方式です。AWS Elemental MediaTailorは主にサーバーサイド挿入の仕組みを採用しています。

Q. 料金体系はどうなっていますか?

処理した動画時間や広告デシジョンAPIへのコール数等に応じた従量課金制です。利用形態によって金額が変動するため、具体的な最新料金はAWS公式サイトでご確認ください。

まとめ

今回AWS Elemental MediaTailorについて紹介しました。近年動画ストリーム自体が人気になっていてほとんどの人が使っていたり聞いたことがあると思います。見る側ではなく提供する側にとって大事な収益化のサポートだけでなく、見る側にも利便性が高く、クライアントごとに合わせて広告を挿入することでシームレスな視聴環境を提供することができます。さらにAWS Elemental MediaTailorを使用すれば、需要の大きな視聴イベントが予期せずに発生した場合でも、初期費用をなるべく抑えて簡単に収益化することができます。また広告配信率も向上するため、すべての動画からの収益を増やすことができ、さまざまなコンテンツ配信ネットワーク、広告決定サーバー、クライアントデバイスで機能します。たくさんの魅力があるサービスですね。興味が湧いた人や使ってみたいと思った人はぜひ一度詳しく調べてみてはいかがでしょうか。

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