AWS IoT Core とは

本記事では、今や生活に当たり前に存在するIoT端末について、また、モノとインターネットの接続先を安全に繋ぐクラウドサービス、AWS IoT Coreについて簡単にご紹介します。

はじめに、IoTについての簡単な説明から入りますので、ご存知の方は、小見出しの「AWS IoT Core とは」まで飛ばしてください。

最終更新日:2026年8月12日

この記事でわかること

IoT(アイ・オー・ティー)とは

項目 AWS Microsoft Azure Google Cloud
世界シェア 約33%(首位) 約22% 約11%
強み サービス数・実績 Microsoft製品連携 データ分析・AI
無料枠 12ヶ月+常時無料 12ヶ月無料 常時無料枠あり
主な資格 CLF / SAA / SAP AZ-900 / AZ-104 ACE / PCA

Internet of Things(訳:インターネットのモノ)の略です。

要はインターネットに繋がるモノ = IoTです。

体に身に着ける端末のことをIoTだという勘違いをたまにされますが、それはウェアラブル端末といってまた別のものです。

最近はあまり見ませんが、万歩計などはウェアラブル端末であり、もしその端末がインターネットに接続されデータがクラウドに保存されるようなモノであれば、それはIoTになります。

一番私たちの身近なIoTといえば、やはりスマートフォンです。

昨今ではエアコンや体重計、照明ですらIoTのモノが生まれています。

ここ数年で急速に発達し、私たちを囲む様々なモノがIoT化されていきます。

AWS IoT Core とは

AWS IoT Coreは、AWSとAWSが提供する様々なAmazonのサービスを利用して、接続先のデバイスから入力された情報を元にアクションを指示するアプリケーションを構築することができるマネージド型(サーバーの構築や障害対応・セキュリティ対策など、サーバー運用に関する様々な作業を提供元が請け負うこと)クラウドサービスです。

例を挙げると、CMでおなじみのアレクサ。

人が声で入力した情報を元に、インターネットと通信し、家電を操作したり、音楽を鳴らしてくれます。

AWS IoT Coreを使用する事で、ルールを更新し、アレクサと新たなデバイスを連携させる新たなアプリケーションを開発、構築することができます。

AWS IoT Coreのココがすごい

安全性

AWS IoT Coreでは、接続するデバイスとの全てのポイントで高度な暗号化がなされ、身元の分からないデバイスからの干渉を防ぎます。

つまり、IoT端末から入力された情報を抜き取られる恐れや、設定していない端末を勝手に接続されクラウドの情報を盗まれたり、操作される心配がありません

様々な規格への対応能力

接続するデバイスが多様化すれば、接続時の規格も多様化します。

プロトコルと呼ばれるその多様な規格に対応するため、AWS IoT CoreではデバイスゲートウェイというIoTデバイスとAWS IoT Coreとの入り口が用意されていて、10億以上のデバイスがサポートされています。

そして、当然デバイスゲートウェイも完全マネージド型なので、ユーザーの管理も非常に楽になります

デバイスがオフラインでも通信が実行できる

AWS IoT Coreに用意されているデバイスシャドウという機能で、オフラインの端末すら通信可能となります。
オフラインでも通信できるなんて、と思われますが、そのカラクリを簡単にご説明しますと、

  • デバイスがオフラインになる最後の状態を保存、取得できる
  • デバイスに期待する今後の状態を実行できる
  • オフラインになる最後の状態と今後希望する状態との差異をAWS IoT Coreによって比較し、相違を補うようデバイスに対してコマンドを送る

これらの仕組みにより、オフラインでもデバイスとの通信を実行できます。
また、デバイスシャドウは明示的に削除しない限りその最新の状態を保持し続けます。AWSの新規アカウントには、Device Shadowやレジストリへのアクセス・更新といった対象オペレーションについて12か月間の無料利用枠(一定回数まで)が用意されています。

【要注意】
本記事で以前案内していた「オフラインになる最後の状態は一年間無料で保存でき、一年に一度更新を行えば永続的にデバイスシャドウを継続できる」という説明は、AWS IoT Coreの実際の仕様とは異なるため修正しました。デバイスシャドウ自体に保存期間の制限はなく、明示的に削除しない限り保持されます。無料利用枠はデバイスシャドウの「保存期間」ではなく、Device Shadow/レジストリへの「操作(オペレーション)回数」に対して設定されているものです。最新の無料利用枠・料金体系は必ずAWS公式サイトでご確認ください。

AWS IoT Coreの使用方法

どのようなデバイス、どのようなアプリケーションを構築したいかなどにより使用の開始方法は異なります。ですがAWSにはパッケージ化されているスターターキットがあったり、公式によるチュートリアルが公開されていたりサードパーティーのツールやゲートウェイでもサポートされているので、これからAWS IoT Coreを使ってみたいという方にも取り組みやすい仕様となっています。

押さえておきたいポイント

  • IoTとは「インターネットに繋がるモノ」全般を指す言葉であり、体に身に着けるウェアラブル端末そのものとは別の概念である。
  • AWS IoT Coreは、接続デバイスからの情報をもとにアクションを実行するアプリケーションを構築できるマネージド型のクラウドサービスである。
  • 全通信ポイントでの暗号化や、10億以上のデバイス接続をサポートするデバイスゲートウェイなど、セキュリティ・スケーラビリティに優れる。
  • デバイスシャドウ機能により、デバイスがオフラインの間も最後の状態を保持し、再接続時に状態を同期できる。
  • 公式のスターターキットやチュートリアル、サードパーティ製ツール・ゲートウェイが充実しており、初めてでも利用を始めやすい。

よくある質問

Q. AWS IoT CoreとAWSの他のIoT関連サービスとの違いは何ですか?

AWS IoT Coreは、デバイスの接続(デバイスゲートウェイ)、通信の暗号化・認証、ルールエンジンによるメッセージ処理、デバイスシャドウによる状態管理など、IoTソリューションの土台となる機能を提供するサービスです。データの詳細な分析や産業機器向けの管理など、より特化した用途には、AWS IoT Coreと連携する形で他のAWS IoTサービスを組み合わせて利用するのが一般的です。目的に合わせてどのサービスを組み合わせるかは、公式サイトで最新のサービスラインアップを確認しながら検討することをおすすめします。

Q. AWS IoT Coreを使うのに、サーバー構築の専門知識は必要ですか?

AWS IoT Coreはマネージド型サービスのため、サーバーの構築や障害対応、セキュリティ対策といった運用作業はAWS側が担います。利用開始にあたっては、公式が提供するスターターキットやチュートリアルが用意されているほか、サードパーティー製のツールやゲートウェイでもサポートされているため、初めての方でも比較的取り組みやすくなっています。

Q. IoT端末とウェアラブル端末は同じものですか?

異なるものです。IoTは「インターネットに繋がるモノ」全般を指す広い概念であり、ウェアラブル端末はそのうち体に身に着けるタイプの端末を指す言葉です。ウェアラブル端末であっても、インターネットに接続されずデータがクラウドに保存されないものはIoTには該当しません。

まとめ

本記事ではIoTには欠かせないクラウドサービスの一つ、AWS IoT Coreを簡単にご紹介させていただきました。上記で挙げたこと以外でもたくさんの便利な機能や特徴があります。もっと詳しく知りたい方は、公式サイトなどで是非調べてみてください。

ここ数年で急速に発達、普及を続けているIoTは、これから先もっと私たちの生活を豊かに、便利にしてくれることでしょう。本記事で紹介させていただいたAWS IoT Coreを使うことでIoTを利用したもっと便利な『あったらいいな』を誰もが構築することができます。さらに学習を深め、楽しい未来を想像、実現していきましょう。

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