AWS(Amazon Web Service)認定クラウドプラクティショナーについて

最終更新日:2026年8月6日

インフラをはじめとしてクラウド化が進んでいる昨今、クラウドコンピューティングサービスでシェア1位を誇るAWS(Amazon Web Service)。今回はその認定資格であるAWS認定クラウドプラクティショナーについて解説します。

AWSとは?

AWSはインターネット通販大手のAmazonが提供するクラウドコンピューティングサービスで、当初はAmazonが自社の在庫管理や膨大なデータ分析を行うために構築したインフラやアプリケーションを一般ユーザー向けに公開したのが始まりです。現在は仮想サーバーやデータベース、オンラインストレージといったクラウドサービスの定番から、IoTや機械学習といった最先端技術に関するものまで、200種類以上の多種多様なサービスが提供されています。利用者は世界中で数百万人、日本だけでも10万人以上います。

AWS認定クラウドプラクティショナーの概要

AWS認定クラウドプラクティショナーは12種類あるAWS認定資格の一つで、受験者の想定レベルとしてはAWSの使用経験が6ヶ月以上あることを想定しています。AWSの主要サービスについての技術やセキュリティの知識だけでなく、利用料金や請求といった決済、クラウドそのものに関する基礎知識も求められます。エンジニア以外でも、IT系の営業やマーケター、AWSに興味があるすべての人に入門編として最適な資格です。

項目 内容
難易度レベル ファンデーショナル(エントリーレベル)
推奨経験 AWS使用経験6ヶ月以上(実務でなく自己学習でも可)
試験時間 90分
問題数 65問(一部採点外の統計問題を含む)
受験料 15,000円(税別)
合格点 700点以上 / 1000点満点
試験言語 日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字)
上位資格 AWS認定ソリューションアーキテクト・アソシエイト 等

認定によって検証される能力・メリット

  • AWSクラウドとは何かということ、並びにベーシックなグローバルインフラストラクチャについて定義できること
  • AWSクラウドのベーシックなアーキテクチャ原理が説明できること
  • AWSクラウドの価値提案について説明できること
  • AWSプラットフォームの主なサービスと一般的なユースケース(コンピューティング・分析など)について説明できること
  • 請求・アカウントマネジメント・料金モデルを明確に理解していること
  • ドキュメントや技術サポートのソースを特定できること(ホワイトペーパー・サポートチケットなど)
  • AWSクラウドにおけるデプロイと運用のベーシックで重要な特徴を説明できること

推奨される知識と経験

  • テクノロジー・マネジメント・販売・購買・またはファイナンスの分野で最低6ヶ月のAWSクラウド使用経験(実務経験でなくとも受験可能。書籍や公式サイトの各種資料でしっかりと試験対策をすれば、業務未経験でも合格を目指すことができます。
  • ITサービスのベーシックな知識と、AWSクラウドプラットフォームにおけるそれらのサービスの使用に関する知識

取得するメリット:AWSに関する全体的な理解を効果的に説明できるようになることで、社内で技術的な信頼を確立できたり、顧客からのAWS相談対応に役立ちます。営業の方であれば、エンジニアとのやりとりがスムーズになります。AWSの料金体系やサポートメニューの選び方なども詳しくなれます。

試験概要(時間・費用・合格点)

試験は「クラウドの概念」「セキュリティ」「テクノロジー」「請求と料金」4つの分野について問われます。それぞれの出題比率は以下のとおりです。

分野 出題比率
クラウドの概念 28%
セキュリティ 24%
テクノロジー 36%
請求と料金 12%

出題形式は択一選択(4択のうち1つを選ぶ)と複数選択(5択のうち2つを選ぶ)の2種類です。試験は全国各地のPearson VUEテストセンター、またはオンライン受験(OnVUE)で受験できます(土日開催あり)。試験の合否は試験終了時に画面に表示され、詳細なスコアは5営業日以内にAWS Certificationアカウントから確認できます。

合格に向けた学習方法

AWS認定クラウドプラクティショナーに特化した参考書やオンライン動画教材が多数あります。AWS公式サイトでは無料のデジタルコースや模擬試験も提供されており、自分に合った学習方法が選べます。

参考書で学習する

◆AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー
AWSでの構築経験を持つ著者によって書かれた参考書です。試験範囲となる4つのカテゴリーの知識が丁寧に解説されており、合格のポイントとなる知識を深めることができます。

◆図解即戦力 Amazon Web Servicesの仕組みと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
IT初心者向けの参考書です。EC2・S3・VPC・RDSなどAWSの代名詞ともいえるサービスを中心に図解で解説されています。AWSに触れたことのない人に特におすすめです。

AWS公式のサンプル問題・デジタルコース

AWS公式サイトにサンプル問題(10問、英語のみ)が公開されています。試験前に難易度を確認するのに活用してください。また、無料のデジタルコース「AWS Cloud Practitioner Essentials」(合計約6時間、音声は英語・日本語字幕あり)では、クラウドの基本概念からAWSの主要サービス、セキュリティ、アーキテクチャ、料金とサポートまでを体系立てて学習でき、各モジュールに理解度チェックや練習問題も用意されています。

AWS公式の模擬試験

AWS公式の模擬試験はAWS Skill Builder上で無料で受験でき、本番の試験と同じ問題形式・厳密さで練習できます。本番前に1度受けておくと試験の雰囲気に慣れられるでしょう。また、EC2(月750時間)・S3(5GB)などのAWS無料利用枠を活用して、実際に手を動かしながら学習するとより理解が深まります。

合格すると特典がある

  • デジタルバッジがもらえます
  • 模擬試験1回分が無料になるバウチャー(クーポン)がもらえます
  • 試験1回分が50%OFFになるバウチャーがもらえます
  • 認定者限定のラウンジに入れます
  • 認定者限定のストアに入れます

よくある質問(FAQ)

Q. AWS認定クラウドプラクティショナーはIT未経験でも合格できますか?
A. はい、合格できます。「6ヶ月のAWS使用経験」は推奨であり受験要件ではないため、書籍や公式の無料デジタルコース・サンプル問題などで十分に対策すれば、実務経験がなくても合格を目指せます。エンジニア職以外(営業・マーケター)にも人気の資格です。
Q. AWS認定クラウドプラクティショナーの試験は日本語で受験できますか?
A. できます。英語・日本語・韓国語・中国語(簡体字)で受験可能です。テストセンターでの受験またはオンライン受験(自宅受験)を選べます。
Q. 合格後、次に取るべきAWS資格は何ですか?
A. クラウドプラクティショナーの上位資格はアソシエイトレベルの資格です。インフラ・設計寄りであれば「AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト」、開発寄りであれば「AWS認定デベロッパー – アソシエイト」がおすすめです。
Q. AWS認定クラウドプラクティショナーの有効期限はありますか?
A. はい、有効期限は3年間です。3年後に再認定試験を受験することで資格の有効期限を延長できます。AWSのサービスは急速に進化しているため、再認定を通じて最新知識を保つことが推奨されています。

まとめ

AWS認定クラウドプラクティショナーについてのポイントをまとめます。

  • クラウドプラクティショナーはAWS認定資格のエントリーレベルで、エンジニア以外の職種にも人気
  • 試験は90分・65問・受験料15,000円・合格点700点/1000点。日本語受験が可能
  • 出題範囲は「クラウドの概念」「セキュリティ」「テクノロジー」「請求と料金」の4分野(テクノロジーが36%で最多)
  • 書籍・AWS公式の無料デジタルコース(合計約6時間)・サンプル問題・無料の公式模擬試験を活用した学習が効果的
  • 合格すると50%OFFバウチャーや模擬試験無料バウチャーなどの特典があり、次の上位資格取得にも役立つ

▼ アクロビジョンについて

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