Lightsailで使用できるマネージドデータベースについて

最終更新日:2026年8月10日

この記事でわかること

AWSのクラウドサービスであるLightsail。LightsailといえばWebアプリケーションを作成するのに必要な機能である仮想サーバやデータベース管理などがパッケージ化されたとても便利なサービスです。Lightsailではデータベースを利用するマネージドデータベースというサービスがあり、それを利用することでデータベースエンジンとしてリレーショナルデータベースであるMySQLとPostgreSQLを利用することができます。

Lightsailのマネージドデータベースとは

Lightsailのマネージドデータベースは、クラウド上のリレーショナルデータベースのセットアップ、一般的なデータベースのメンテナンスやセキュリティタスクなどが自動化されLightsail上で管理されるためデータベース管理が効率化されます。これによって高速なパフォーマンスやセキュリティ性、高可用性、互換性のあるアプリケーションを実装することができます。また、簡単な数クリックの操作でMySQL、PostgreSQLのリレーショナルデータベースを作成することができます。

リレーショナルデータベース管理システムとは

リレーショナルデータベース管理システムとはRDBMSと略されることが一般的です。リレーショナルデータベースでデータベースのやりとりにはSQL言語が用いられています。
リレーショナルデータベースとはデータの1つ1つを列であるカラムと行であるレコードの中にまとめてそれを表であるテーブルの中に並べるものです。このようにすることでデータ同士の比較やデータの結合、抽出が簡単にできるようになります。
また、複数のテーブルがあった場合にもIDなどでテーブルを内部結合することで一つのテーブルかのように扱うことも可能になります。
リレーショナルデータベース管理システムには、Oracleデータベースをはじめ、SQLServer、MySQL、PostgreSQLなどさまざまな製品があります。Lightsailで利用できるリレーショナルデータベースはMySQLとPostgreSQLです。

MySQLについて

Lightsailで使用できるデータベースとしてまず挙げられるものとして、MySQLがあります。
MySQLは世界で最も広く使われているオープンソースのリレーショナルデータベース管理システムです。MySQLは信頼と安全なSQLベースの管理システムで長年にわたりコミュニティから開発支援やサポートを受けています。MySQLは耐障害性や可用性の求められるアプリケーションから動的なWebサイトなどさまざまなユースケースに適しているため利用される機会がとても多いリレーショナルデータベース管理システムです。
Lightsailで選択できるMySQLのバージョンは随時更新されています。作成時にコンソール上で表示される選択肢が実際に利用可能な最新のバージョンです。

PostgreSQLについて

Lightsailで利用できるデータベースはもう一つありそれはPostgreSQLです。こちらもオープンソースのリレーショナルデータベース管理システムで、MySQLと比べて世界的な人気は劣りますがアジアを中心に人気が高い地域もあります。PostgreSQLは小規模開発から大規模開発までさまざまな場面で使われることがあるようです。また、オープンソースライセンスのもとでソースコードを再利用・再配布できることが特徴であり、そのため自由に機能の追加や改修ができるという特徴があります。
Lightsailで選択できるPostgreSQLのバージョンも随時更新されています。作成時にコンソール上で表示される選択肢が実際に利用可能な最新のバージョンです。

【要注意】
本記事で以前案内していたMySQL 5.6/5.7やPostgreSQL 9.6/10.10などの旧バージョンは、その後AWS側のサポート終了に伴いLightsailでの新規作成対象からも外れています。実際に選択できるエンジンバージョンは時期によって変わるため、データベース作成時にLightsailコンソールに表示される一覧、またはAWS公式サイトで必ず最新情報をご確認ください。

料金について

マネージドデータベースのサービスは月額料金になっており、標準プランと高可用性プランの2種類に分かれています。

スタンダードプラン 15 ドル/月
高可用性プラン 30 ドル/月
1 GB メモリ
1 コアプロセッサ
40 GB SSD ディスク
100 GB 転送

スタンダードプラン 30 ドル/月
高可用性プラン 60 ドル/月
2 GB メモリ
1 コアプロセッサ
80 GB SSD ディスク
100 GB 転送

スタンダードプラン 60 ドル/月
高可用性プラン 120 ドル/月
4 GB メモリ
2 コアプロセッサ
120 GB SSD ディスク
100 GB 転送

スタンダードプラン 115 ドル/月
高可用性プラン 230 ドル/月
8 GB メモリ
2 コアプロセッサ
240 GB SSD ディスク
200 GB 転送

※上記の料金・スペックは記事公開時点の目安です。AWSの料金体系やプラン内容は変更されることがあるため、導入前に必ずAWS公式サイトで最新料金をご確認ください。

押さえておきたいポイント

項目 AWS Microsoft Azure Google Cloud
世界シェア 約33%(首位) 約22% 約11%
強み サービス数・実績 Microsoft製品連携 データ分析・AI
無料枠 12ヶ月+常時無料 12ヶ月無料 常時無料枠あり
主な資格 CLF / SAA / SAP AZ-900 / AZ-104 ACE / PCA
  • Lightsailのマネージドデータベースは、数クリックでMySQL/PostgreSQLのリレーショナルデータベースを構築でき、パッチ適用やバックアップといった運用負担を軽減できる。
  • 料金プランは「スタンダードプラン」と、自動フェイルオーバーに対応した「高可用性プラン」の2系統があり、可用性要件に応じて選択する。
  • 対応エンジンバージョンや料金は時期によって変更されるため、導入前に必ずLightsailコンソールやAWS公式サイトで最新情報を確認する。

よくある質問

Lightsailのマネージドデータベースと通常のAmazon RDSとの違いは何ですか?

Lightsailのマネージドデータベースは、料金体系や設定項目をLightsailの他リソースと同様にシンプルに整理した仕組みです。細かなパラメータ調整や、より幅広いエンジン(Aurora等)の選択が必要な場合はAmazon RDSの利用もあわせて検討するとよいでしょう。

スタンダードプランと高可用性プランはどちらを選べばよいですか?

開発・検証環境などダウンタイムの影響が小さい用途であればスタンダードプランで十分なケースが多いです。本番運用でダウンタイムを避けたい場合は、自動フェイルオーバーに対応した高可用性プランを選ぶことをおすすめします。

MySQLとPostgreSQLのどちらを選べばよいですか?

情報量やエコシステムの広さ、既存システムとの互換性を重視する場合はMySQL、拡張性や高度なSQL機能を重視する場合はPostgreSQLが選ばれる傾向にあります。利用予定のアプリケーションが対応しているエンジンや、社内での運用実績も踏まえて選定してください。

まとめ

今回はAWSのクラウドサービスで利用できるマネージドデータベースのサービスについて紹介をしてきました。昨今のクラウド化が進むことによりデータベースをマネージド化することは一般的になっています。AWSにはLightsailのマネージドデータベースだけではなくほかにもAmazon AuroraやAmazon DynamoDBなどデータベースサービスには様々なものがあります。それらを状況に応じて使い分けていきましょう。

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