Mac版_AWS環境にLinuxとPython3を導入
最終更新日:2026年8月10日
この記事でわかること
【要注意】本記事の画面構成は2020年時点のAWSマネジメントコンソールに基づいています。
現在のEC2起動画面は、本記事で紹介している「AMI選択→インスタンスタイプ→詳細設定→ストレージ→タグ→セキュリティグループ→確認」という7ステップのウィザード形式から、1つの画面で全項目をまとめて設定する「インスタンスを起動」ページに統合されています。設定項目自体(AMI・インスタンスタイプ・ストレージ・タグ・セキュリティグループ・キーペア)は共通していますので、実際の操作時は最新のコンソール画面のレイアウトに読み替えてください。また、本記事で使用しているAmazon Linux 2は現在メンテナンスサポート期間に入っており、AWSは後継のAmazon Linux 2023を標準AMIとして推奨しています。「無料利用枠」の提供条件も見直しが行われているため、最新の内容はAWS公式サイトでご確認ください。
はじめに
| 項目 | AWS | Microsoft Azure | Google Cloud |
|---|---|---|---|
| 世界シェア | 約33%(首位) | 約22% | 約11% |
| 強み | サービス数・実績 | Microsoft製品連携 | データ分析・AI |
| 無料枠 | 12ヶ月+常時無料 | 12ヶ月無料 | 常時無料枠あり |
| 主な資格 | CLF / SAA / SAP | AZ-900 / AZ-104 | ACE / PCA |
この記事ではAWSのEC2環境で、Linuxの構築方法とプログラミング言語のPython3をCUIでインストールする方法を写真付きで説明させて頂きます。
初学者の方にもわかりやすいように説明させていただきますので、お付き合いいただければ幸いです。
1.AWSにサインイン
①AWSのサインインでルートユーザーを選択します。
②ルートユーザーのEメールアドレス欄に、登録しているEメールアドレスを入力して次を選択します。

2.EC2ダッシュボードを開く
①AWSのサービスの検索欄でEC2と検索します。
②EC2クラウド内の仮想サーバーと表示されたらEC2を選択します。

※右上の三角形をクリックしてどのリージョン(データセンター)に接続するか選択します。

3.EC2インスタンスを作成する。
①EC2ダッシュボードからインスタンスを選択します。
②画面上部のインスタンスの作成を選択します。

4.AMIを選択
①インスタンス作成後、自動的にステップ1:Amazonマシンイメージ(AMI)が表示されます。
②Amazon Linux無料利用枠の対象→Amazon Linux2 AMI(HVM),SSD Volume Type→64ビット(x86)を選択します。

5.インスタンスタイプの選択
①無料利用枠の対象、t2.microを選択します。
②次のステップ:インスタンスの詳細の設定を選択します。

6.インスタンスの詳細の設定
デフォルトの状態で次のステップ:ストレージの追加を選択します。

7.ストレージの追加
メモリサイズを8GBに設定し、次のステップ:タグの追加を選択します。

8.タグの追加
①EC2インスタンスの名称を設定したいのでクリックしてNameタグを追加しますを選択します。
②ここでは、値をAmazon Linux2という名前にします。
③次のステップ:セキュリティグループの設定を選択します。

9.セキュリティグループの設定
①セキュリティグループの割り当て:新しいセキュリティグループのを作成するを選択します。
②セキュリティグループ名:Amazon Linux2 2020-07-10
③説明:Amazon Linux2 2020-07-10
④セキュリティタイプ:SSH、RDPを追加します。
⑤セキュリティソース:SSH、RDPのソース(IPアドレス)を0.0.0.0/0に設定します。
設定後、確認と作成を選択します。

※本記事では学習用に0.0.0.0/0(全世界からの接続を許可)を設定していますが、実運用ではセキュリティリスクが高いため、SSH/RDPの接続元は自分のIPアドレスなど必要最小限の範囲に絞ることを推奨します。
10.インスタンス作成の確認
①AMIの詳細
②インスタンスのタイプ
③セキュリティグループ
④インスタンスの詳細
⑤ストレージ
⑥タグ
設定に問題がなければ起動を選択します。



11.キーペアの作成
起動後、既存のキーペアを選択するか、新しいキーペアを作成します。が表示されます。
①新しいキーペアの作成を選択します。
②キーペア名:mylinux2という名前にします。
③キーペアのダウンロードを選択します。
④インスタンスの作成を選択します。

12.インスタンス状態の確認
インスタンスの状態を確認してruningと表示されましたら準備完了になります。

13.ターミナルからリモート接続
①$ls -la
ホームディレクトリに.sshディレクトリが存在していることを確認します。

②$cd Downloads
ホームディレクトリからダウンロードへ移動します。
③$ls
ダウンロードへ移動後、mylinux2.pemが存在していることを確認します。

④$chmod 600 mylinux2.pem
mylinux2.pemのパーミッションを600に変更します。

⑤$mv mylinux2.pem /Users/ユーザ名/.ssh
mylinux2.pemのパーミッションを600へ変更後、
mylinux2.pemを.sshディレクトリへ移動させます。

⑥$cd ~/.ssh
mylinux2.pemを.sshディレクトリへ移動後、
mylinux2.pemが存在していることを確認します。

⑦$ssh -i “mylinux2.pem” ec2-user@パブリックDNS(IPv4)
Are you sure you want to coutinue connecting(yes/no)と表示されますのでyesと入力します。

⑧Amazon Linux 2 AMIと表示されたら接続完了です。

14.Amazon Linux 2 AMIにPython3をインストール
⑨$sudo yum update
初期状態のAmazon Linux 2 AMIにyumというパッケージをダウンロードします。

※ダウンロード完了画面

⑩$sudo yum install python3 -y
上記、コマンドを入力して実行します。

※Python3、インストール完了画面

※Amazon Linux 2023を利用する場合、パッケージ管理コマンドはyumからdnfに変わっています(sudo dnf update / sudo dnf install python3 -y)。また、Amazon Linux 2023にはPython3が標準で導入済みのため、インストール手順自体が不要な場合があります。
押さえておきたいポイント
- EC2インスタンスの作成には、AMI(OSイメージ)・インスタンスタイプ・ストレージ・タグ・セキュリティグループ・キーペアという6つの設定要素があり、これらの関係性を理解しておくと画面のレイアウトが変わっても迷いにくくなります。
- ダウンロードしたキーペア(.pemファイル)は、SSH接続前に必ず
chmod 600でパーミッションを変更しておく必要があります。パーミッションが緩いままだとSSH接続時にエラーになります。 - セキュリティグループのSSH/RDPソースを0.0.0.0/0(全世界公開)のままにすると、インターネット上の不特定多数からの接続を許してしまいます。検証が終わったら接続元IPアドレスを絞る、あるいは使わないときはインスタンスを停止するといった対策を行いましょう。
よくある質問
Q. Amazon Linux 2とAmazon Linux 2023はどちらを使うべきですか?
新規に環境を構築する場合は、AWSが現在標準AMIとして推奨しているAmazon Linux 2023の利用が望ましいです。本記事で使用しているAmazon Linux 2は既にメンテナンスサポート期間に入っているため、長期的に運用する環境ではAmazon Linux 2023への移行を検討してください。
Q. sudo yum updateやsudo yum install python3を実行してもコマンドが見つからない・エラーになる場合は?
Amazon Linux 2023ではパッケージ管理コマンドがyumからdnfに変更されています。sudo dnf updateやsudo dnf install python3 -yと読み替えて実行してください。それでも失敗する場合は、セキュリティグループやルートテーブルの設定でインターネットへの通信がブロックされていないかも確認しましょう。
Q. SSH接続時に「Permission denied (publickey)」と表示される場合は?
キーペアファイル(.pem)のパーミッションが600になっているか、接続コマンドのユーザー名(Amazon Linuxの場合はec2-user)やパブリックIPアドレス・パブリックDNSが正しいかを確認してください。キーペアを紛失した場合、既存インスタンスに後から新しいキーペアを設定し直すことはできないため、AMIからの再作成やボリュームの付け替えといった別の対応が必要になります。
おわりに
以上がAWSのEC2環境でLinuxを構築する方法、プログラミング言語Python3をCUIでインストールする方法となります。この記事が読んでいただいた皆様の助けになれば幸いです。ありがとうございました。
▼ アクロビジョンについて


