OpenJDKのAmazon Corretto 8をmacOSにインストールしてみた
最終更新日:2026年8月12日
この記事でわかること
OracleのOpenJDKのライセンス規約が変更されたことやJava8のサポートが終了したことでこれからJDKは何を使えば良いのだろうかと頭を悩ませている方は少なくないと思います。各々使い勝手が違うのは言うまでもありませんが、この記事では実際にインストールしてみた方法をお伝えします。
OpenJDKの1つで有力候補のAmazon Corretto 8をmacOSにインストールしてみた方法についてです。ご参考になれば幸いです。
OpenJDKのAmazon Corretto 8とは
| 項目 | AWS | Microsoft Azure | Google Cloud |
|---|---|---|---|
| 世界シェア | 約33%(首位) | 約22% | 約11% |
| 強み | サービス数・実績 | Microsoft製品連携 | データ分析・AI |
| 無料枠 | 12ヶ月+常時無料 | 12ヶ月無料 | 常時無料枠あり |
| 主な資格 | CLF / SAA / SAP | AZ-900 / AZ-104 | ACE / PCA |
OpenJDKにOracleを選んでいた方は多いでしょう。ですが、2019年のライセンス変更とサポート終了に伴い、新たにJDKを選定する必要性が出てきました。AdoptOpenJDK、Azul Zulu、Red Hat、SapMachine、Amazon Correttoなどなど・・・
そのなかでもAmazon Correttoは比較的新しいOpenJDKですが、Amazonのサービスであり、またAmazon内のサービスでもすでに数千以上の本番環境でCorrettoが利用されているそうです。Amazon、AWSユーザーにとってはAmazonが提供するOpenJDKなら使ってみたいという方も多いのではないでしょうか。
現在(2019年4月)はAmazon Corretto 8とAmazon Corretto 11の2つのバージョンが提供されているので、ご自身の環境や用途に合わせて選択してください。
サポート期間
OpenJDKにはLTS(Long Term Support)という長期サポートが付いている場合があります。Amazon Corretto 8も例外ではなく、長期サポートが付いていて2023年の6月までとなっています。Corretto 11は2024年の8月までです。もう少し延長する可能性はありますが、詳細はこちらで確認してください。
【要注意】記載のサポート終了時期は既に経過しています
本文中の「Corretto 8は2023年6月まで」「Corretto 11は2024年8月まで」という記載は執筆当時(2019年)時点の見込みで、いずれも既に経過した過去の日付です。Amazon Correttoはその後もアップデートを継続しており、現在はCorretto 8・11に加えてCorretto 17・21などの新しいLTSバージョンも提供されています。各バージョンの最新のサポート期限や提供状況は、AWS公式のAmazon Correttoページで必ずご確認ください。
Amazon Corretto 8をmacOSにインストールしてみた
ではここからは私が実際にAmazon Corretto 8をダウンロードしてmacOSにインストールしてみた手順をお伝えします。ちなみにCorretto 11でも同じ手順でインストールが可能です。
動作環境はmacOSのバージョン10.14.6です。バージョンは10.10以降じゃないと今からお伝えする方法だとインストールできない可能性があるのでバージョンの確認とアップデートの必要がある場合はアップデートしてから実行してください。
Corretto 11をインストールする場合はバージョン10.13以降でインストール可能です。同様に確認してください。
なお、ここでご紹介するのは2019年時点のmacOSインストーラを使った手順です。現在のmacOSでも基本的な流れは同様ですが、Homebrew(brew install --cask corretto8 等)を使ったインストール方法も広く使われているため、環境に応じて使いやすい方法を選んでください。
Amazon Corretto 8をダウンロード
AmazonがCorretto 8のインストールパッケージを提供しているのでそこからダウンロードします。『Amazon Corretto』を開き、赤枠の『Amazon Corretto 8 をダウンロードする』を押下。

ダウンロードリンク一覧が載ったページへ飛ぶので、プラットフォームが「macOS」、ダウンロードリンクが「.pkg」となっているURLリンクを押下。

すると、ダウンロードが始まるので完了するまで待ちます。ダウンロードが完了し開けるとAmazon Corretto 8のインストーラが開きます。

このような画面が出てきたらあとは簡単です。指示に従って進めていくだけです。一応最後まで説明していきますが、説明が不要な方は飛ばしていただいて大丈夫です。
右下の「続ける」を押すと、次は「インストール先の選択」画面が出てきます。インストール場所が複数ある場合はインストール先を選択してください。選択したら「続ける」を押下します。

インストール先を変更する場合やカスタマイズする場合は任意で変更してください。特になければ「インストール」を押下します。

ポップアップが表示され、ユーザ名とパスワードを求められるので入力します。このユーザ名とパスワードは今インストールしようとしているPCのログイン時と同じものです。入力が終わったら右下の「ソフトウェアをインストール」を押下します。

しばらくするとインストール完了の文字が表示されます。完了したらインストーラは閉じてください。

これでmacOSにAmazon Corretto 8をインストールできました。
インストールできているか確認
Amazon Corretto 8がインストールできているか確認してみましょう。ターミナルを開き、以下のコマンドを入力します。
$ java -version
『Corretto-8』の表記があればOKです。ただし、仮に複数のJDKをインストールしてしまっている場合はデフォルトのJDKしか表示されないので注意してください。その場合は以下のコマンドを入力することで確認できます。
$ cd /Library/Java/JavaVirtualMachines
$ ls
『amazon-corretto-8.jdk』と表記されるはずです。表記があれば無事にインストールできていることになります。
押さえておきたいポイント
- Amazon Correttoは無償で利用できるOpenJDKディストリビューションで、Amazon・AWS内の本番環境でも広く利用されている実績がある。
- Corretto 8・11に加え、現在はCorretto 17・21といった新しいLTSバージョンも提供されているため、新規に環境を構築する場合は最新のLTSバージョンも選択肢に入れて検討するとよい。
- 各バージョンのサポート期限は変更されることがあるため、導入前に必ずAWS公式のAmazon Correttoページで最新情報を確認する。
よくある質問
Amazon Corretto 8と11、どちらを選べばよいですか?
既存システムがJava 8前提で動いている場合はCorretto 8を、新規開発や最新機能を使いたい場合はCorretto 11以降(17・21などの新しいLTSバージョンを含む)を検討するとよいでしょう。利用中のフレームワークやライブラリの対応バージョンも合わせて確認してください。
Amazon CorrettoはmacOS以外にも対応していますか?
はい。macOSに加えて、Windows、Linux(RPM/DEB形式など)、Dockerイメージなど複数のプラットフォームに対応しています。用途に応じたインストールパッケージがAWS公式サイトから提供されています。
OracleのJDKからAmazon Correttoに乗り換えると何が変わりますか?
ライセンス費用がかからない点が大きな違いです。OpenJDKをベースにしたビルドのため基本的な互換性は保たれていますが、乗り換え前には利用中のアプリケーションでの動作検証をおすすめします。
まとめ
以上がAmazon Corretto 8をmacOSにインストールする方法です。あとはEclipseなどのIDE(統合開発環境)でCorrettoを使えるように設定しましょう。インストール自体は本当に簡単で無償でできるのでサクッとやってみてください。先述してますが、Corretto 11でも同じ手順でインストール可能です。ぜひお試しください。
▼ アクロビジョンについて


