Azure Managed Disksの料金プランについて
最終更新日:2026年8月5日
目次
はじめに
本稿ではMicrosoft社が提供しているAzureのサービスの一部であるAzure Managed Disksの料金プランについて紹介していきます。Azure Managed Disksは、Azure VMでデータを永続的に記憶することのできるディスクストレージサービスです。
Azure Managed Disksのディスク種別一覧
Azure Managed Disksには、Premium SSD Managed Disks、Standard SSD Managed Disks、Standard HDD Managed Disksという3種類のストレージがあります(このほかにPremium SSD v2・Ultra Diskという選択肢もあります。詳しくは後述)。それぞれディスクサイズやIOPS(1秒あたりの読み書き回数)、スループット(データ転送速度)の仕様が異なるため、用途に応じて適切なシリーズを選ぶことがコスト最適化のポイントになります。
Premium SSD Managed Disks
Premium SSD Managed Disksは、永続ディスクをプロビジョニングし、そのサイズとパフォーマンス特性を構成できる高性能なストレージです。本番環境の仮想マシンなど、高いI/O性能が求められる用途に向いています。
| シリーズ | ディスクサイズ | ディスクあたりのIOPS | ディスクあたりのスループット |
|---|---|---|---|
| P1 | 4GiB | 120 | 25MB/秒 |
| P2 | 8GiB | 120 | 25MB/秒 |
| P3 | 16GiB | 120 | 25MB/秒 |
| P4 | 32GiB | 120 | 25MB/秒 |
| P6 | 64GiB | 240 | 50MB/秒 |
| P10 | 128GiB | 500 | 100MB/秒 |
| P15 | 256GiB | 1,100 | 125MB/秒 |
| P20 | 512GiB | 2,300 | 150MB/秒 |
| P30 | 1TiB | 5,000 | 200MB/秒 |
| P40 | 2TiB | 7,500 | 250MB/秒 |
| P50 | 4TiB | 7,500 | 250MB/秒 |
| P60 | 8TiB | 16,000 | 500MB/秒 |
| P70 | 16TiB | 18,000 | 750MB/秒 |
| P80 | 32TiB | 20,000 | 900MB/秒 |
※ディスクサイズ・IOPS・スループットは仕様値です。料金は公式サイトの料金計算ツールでご確認ください。
Standard SSD Managed Disks
Standard SSD Managed Disksはローコストのストレージで、待ち時間の影響を受けにくいテスト作業や、初期レベルの本番運用に適しています。
| シリーズ | ディスクサイズ | ディスクあたりのIOPS | ディスクあたりのスループット |
|---|---|---|---|
| E1 | 4GiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| E2 | 8GiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| E3 | 16GiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| E4 | 32GiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| E6 | 64GiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| E10 | 128GiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| E15 | 256GiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| E20 | 512GiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| E30 | 1TiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| E40 | 2TiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| E50 | 4TiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| E60 | 8TiB | 最大2,000 | 最大400MB/秒 |
| E70 | 16TiB | 最大4,000 | 最大600MB/秒 |
| E80 | 32TiB | 最大6,000 | 最大750MB/秒 |
※ディスクサイズ・IOPS・スループットは仕様値です。料金は公式サイトの料金計算ツールでご確認ください。
Standard HDD Managed Disks
Standard HDD Managed Disksは、開発・テスト用途やアクセス頻度の少ないデータの保存に適しています。3種類の中で最もコストを抑えやすいシリーズです。
| シリーズ | ディスクサイズ | ディスクあたりのIOPS | ディスクあたりのスループット |
|---|---|---|---|
| S4 | 32GiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| S6 | 64GiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| S10 | 128GiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| S15 | 256GiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| S20 | 512GiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| S30 | 1TiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| S40 | 2TiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| S50 | 4TiB | 最大500 | 最大60MB/秒 |
| S60 | 8TiB | 最大1,300 | 最大300MB/秒 |
| S70 | 16TiB | 最大2,000 | 最大500MB/秒 |
| S80 | 32TiB | 最大2,000 | 最大500MB/秒 |
※ディスクサイズ・IOPS・スループットは仕様値です。料金は公式サイトの料金計算ツールでご確認ください。
Premium SSD v2・Ultra Diskという選択肢も
本稿で紹介している3種類のほかに、より高いパフォーマンスを柔軟に設定できるPremium SSD v2とUltra Diskという選択肢もあります。
- Premium SSD v2:ディスクサイズとIOPS・スループットを個別に細かく調整でき、必要な性能分だけ課金される点が特徴です。データベースなど高いI/O性能が求められる用途に向いています。
- Ultra Disk:プロビジョニングしたサイズ・IOPS・スループットに応じて課金される最上位クラスのストレージです。ミッションクリティカルなワークロードに向いています。
用途や求める性能によって選ぶべきシリーズが変わるため、まずは本稿で紹介しているPremium SSD/Standard SSD/Standard HDDで要件を満たせるかを確認し、より高い性能が必要な場合にPremium SSD v2やUltra Diskを検討するとよいでしょう。
最新の料金を確認する方法
Azureの料金は為替レートの変動や価格改定によって随時変わります。正確な最新料金を確認するには、Microsoft公式サイトの料金計算ツール(Azure料金計算ツール)でリージョン(東日本など)とディスクシリーズを指定して見積もることをおすすめします。あわせて以下の点も確認しておくと、より正確な費用感がつかめます。
- リージョンによって料金が異なる場合がある
- 1年・3年などの予約購入(Reserved Capacity)を利用すると、都度払いより割安になる場合がある
- スナップショットやディスクのバックアップにも別途料金がかかる
コストを抑えるためのポイント
Azure Managed Disksを利用する際は、以下のようなポイントを意識することで無駄なコストを抑えられます。
- 用途に合ったシリーズを選ぶ:本番環境の高負荷なワークロードにはPremium SSD、開発・テスト用途にはStandard SSDやStandard HDDなど、必要な性能に応じてシリーズを使い分ける
- 予約購入を活用する:長期利用が見込める場合は1年・3年の予約購入を検討する
- 不要になったディスクは削除する:VMを削除してもディスクが残ったままになっているケースがあるため、定期的に棚卸しする
- ディスクサイズを見直す:過剰にプロビジョニングしていないか、実際の使用量と照らし合わせて確認する
よくある質問(FAQ)
Q. Azure Managed Disksの正確な料金はどこで確認できますか?
A. Microsoft公式サイトの料金計算ツールで、リージョンとディスクシリーズ(Premium SSD/Standard SSD/Standard HDD/Premium SSD v2/Ultra Disk)を指定すると最新の料金を確認できます。本稿では料金が変動しやすいため具体的な金額は記載せず、仕様(ディスクサイズ・IOPS・スループット)のみを紹介しています。
Q. Premium SSDとStandard SSDはどちらを選ぶべきですか?
A. 本番環境で高いI/O性能が必要な場合はPremium SSD、コストを抑えたいテスト環境や初期レベルの運用にはStandard SSDが向いています。求める性能とコストのバランスで選ぶとよいでしょう。
Q. Standard HDDはどのような用途に向いていますか?
A. アクセス頻度が低いデータの保存や、開発・テスト用途など、性能よりもコストを優先したい場合に適しています。
Q. Managed Disksの料金を後から見直すことはできますか?
A. はい、ディスクのサイズやシリーズは後から変更できます。利用状況に応じて定期的に見直すことでコスト最適化につながります。
まとめ:Azure Managed Disksの料金プラン
この記事のポイント:
- Azure Managed Disksには主にPremium SSD・Standard SSD・Standard HDDの3種類があり、それぞれ性能とコストのバランスが異なる
- より高い性能を柔軟に設定したい場合はPremium SSD v2、最上位クラスの性能が必要な場合はUltra Diskという選択肢もある
- 正確な最新料金は公式サイトの料金計算ツールで確認する(為替レートや価格改定で変動するため)
- 用途に合ったシリーズの選定・予約購入の活用・不要ディスクの削除により、余分なコストを抑えられる
本稿が皆様のお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございます。
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