Azureの教育に役立つ「Microsoft Learn」とは?
最終更新日:2026年8月10日
この記事でわかること
◎ Microsoft Learnとは?
| 項目 | Microsoft Azure | AWS | Google Cloud |
|---|---|---|---|
| シェア(国内) | 約30% | 約35% | 約15% |
| 強み | Microsoft製品連携 | サービス数・実績 | データ分析・AI |
| 無料枠 | 12ヶ月無料 | 12ヶ月無料 | 常時無料枠あり |
| 主な資格 | AZ-900 / AZ-104 | CLF / SAA | ACE / PCA |
いきなりAzureの使い方や数あるサービスを使いこなすことは、かなり難しい・難易度が高いと考える方も多いのではないでしょうか。また組織や企業などでAzureを従業員に対して教育したい、認定資格を取得してキャリアアップしたい方もいらっしゃると思います。そんな方にとって、この「Microsoft Learn」はとても役に立ちます。
「Microsoft Learn」とはAzureに限らず、Microsoftの各種サービスの使い方をハンズオン形式で学ぶ事が出来るサイトです。製品ごとに数百件ものハンズオンコンテンツが用意されており、年々そのコンテンツも追加されています。
◯ Microsoft Learnの特徴
では、Microsoft Learnの特徴を紹介します。
●学び方を自分でカスタマイズ出来る
Microsoft Learnのラーニングパスは大きく分けて「ラーニングパス」と「モジュール」の2つがあります。「ラーニングパス」は、複数の同テーマのモジューつを組み合わせたものになっており、「モジュール」はラーニングパス内にある複数の項目の中から一つ取り出したものになっています。
つまり、一つずつ着実に学習・教育したい方は「モジュール」、まとめて一気に学習・教育したい方は「ラーニングパス」という風に、自分で学び方を選択することが出来ます。
●初心者レベルから上級者レベルまで豊富なコンテンツ
Azureの学習コンテンツは2020年7月の時点で約650件ありましたが、その後も継続的に追加が続いており、現在の件数はさらに大幅に増えています。最新のコンテンツ数や一覧はMicrosoft Learn公式サイトでご確認ください。コンテンツにはフィルター機能が備わっており、初級・中級・上級で分ける事が出来ます。
例えば初級のレベルだと「クラウドの概念」や「Azure アカウントを作成する」などのコンテンツがあり、上級だと難易度が上がり「Azureでクラウドアプリケーションを保護する」や「SAPワークロードでAzureを実行する」などがあります。このように自分が学びたい・教育したいレベルに合わせて教材を選ぶ事が出来ます。
●認定資格の知識を補う事が出来る
近年IT化が進む中で、ITの資格を従業員に教育・取得を目指している企業や、個人の方が増えています。Microsoftには、開発者やエンジニア、管理者など多くの技術者に対しての認定資格があります。
基礎部分から専門的な認定資格があり、取得をする事でスキルの証拠にもなります。Microsoft Learnはそんな認定資格の知識を得るためのコンテンツが豊富なため、試してみて損はない教材になります。
◯オススメのコンテンツ
Microsoft Learnの特徴を知って頂いたところで、Azure初心者にとってオススメのコンテンツを3つご紹介していきます。
① Azureの基礎

名前の通りAzureの基礎を教育・学習するのに最も適したラーニングパス形式のコンテンツとなっています。最初はクラウドとは何かというところから、Azureのアカウント作成、セキュリティ、Azureのコストを予測するなど幅広く学ぶ事が出来ます。複数のコンテンツが集まったラーニングパス形式なので、9時間48分という長時間のコンテンツになっていますが、Azureやクラウドサービスが初めての方にはとてもオススメのコンテンツです。
またこのコンテンツを教育・学習する事で、Azureのエントリー向けの認定資格試験の「AZ-900 : Microsoft Azure Fundamentals」に必要な知識を備える事が出来ます。この試験は、クラウドの概念やAzureのコアサービス、Azureの価格など基礎に関する知識を証明する資格となっています。
② Azureにデータを格納する

このコンテンツは、Azureの基本的な動作である「データを格納」する方法について教育・学習する事が出来ます。Azureはデータを格納する方法が様々あり、例えば非構造化、アーカイブ、リレーションなどが挙げられます。そんなAzureでのストレージ管理の基本、ストレージアカウントの作成方法、またクラウドに保存するデータに適したモデルの選択方法について説明されています。
③ Microsoft Entra ID(旧Azure Active Directory)でIDとアクセスを管理する
【要注意】
「Azure Active Directory(Azure AD)」は2023年に「Microsoft Entra ID」へ名称変更されています。機能自体は継続していますが、Microsoft Learn上のコンテンツ名やポータルの表記も順次「Microsoft Entra ID」に置き換わっているため、学習時は現在の名称で検索するようにしてください。

Microsoft Entra ID(旧Azure Active Directory)とは、クラウドベースのID管理サービスのことを言います。統合的なID管理によって、「シングルサインオン」や「セキュリティ強化」、「ITプロセス効率化」などの効果があります。Azureを使うにあたって、Microsoft Entra IDに関しての知識はとても重要になります。
このコンテンツでは、そんなMicrosoft Entra IDの構成、サブスクリプション、ユーザー、グループの操作方法について教育・学習する事が出来ます。このコンテンツは、Azureのセキュリティについても幅広く学ぶ事が可能なので、是非教育・学習しておくべき内容になっています。
なお、Azureの権限管理については、従来の「共同管理者」「サービス管理者」といったクラシック管理者ロールが既に廃止されており、現在はAzure RBAC(所有者・共同作成者・閲覧者など)による権限管理が標準となっています。あわせて押さえておきましょう。
◯オススメのAzureの教育・学習方法
Azureを教育・学習するにあたって「Microsoft Learn」をご紹介しましたが、オススメの教育・学習方法として「Azureの無料アカウント」についても簡単に説明します。このAzureの無料アカウントは以下のような特徴があります。
・ 12ヶ月間無料でAzureを体験できる!
・ 30日間は約20,000円以上のクレジット枠内で任意の機能を使える!
・ 25種類以上のサービスに常にアクセス可能!
【要注意】
無料アカウントのクレジット額・対象サービス数・提供期間などの条件は変更されることがあります。最新の内容はAzure公式サイトでご確認ください。
この無料アカウントとMicrosoft Learnを上手く活用する事で、Azureの知識をインプット・アウトプットする事が出来るので、是非こちらも試してみて下さい。
押さえておきたいポイント
- Microsoft Learnは無料で使えるハンズオン形式の学習サイトで、「ラーニングパス」(複数モジュールのまとめ)と「モジュール」(個別単位)を組み合わせて自分のペースで学習・教育を進められます。
- 「Azure Active Directory」は「Microsoft Entra ID」に名称変更されており、Azureのクラシック管理者ロール(共同管理者・サービス管理者)も廃止済みです。学習時は現在のサービス名・権限モデル(Azure RBAC)を前提にしましょう。
- Microsoft Learnでの学習は、AZ-900をはじめとするAzure認定資格の取得準備にもつながります。Azureの無料アカウントと組み合わせれば、学んだ内容をすぐに手を動かして試すことができます。
よくある質問
Q. Microsoft Learnは無料で利用できますか?
A. はい、Microsoft Learnのコンテンツは無料で利用できます。会員登録(Microsoftアカウント)をすると、学習の進捗を保存したり、達成状況をトラッキングしたりすることも可能です。
Q. Azureの知識がまったくない状態でも学習できますか?
A. 可能です。「Azureの基礎」のように、クラウドの概念から解説してくれる初級レベルのラーニングパスが用意されているため、未経験の方でも順を追って学習・教育を進められます。
Q. Microsoft Learnで学んだ内容は資格試験にそのまま役立ちますか?
A. 多くのコンテンツが認定資格の出題範囲に沿って構成されているため、学習の土台として役立ちます。ただし試験範囲や出題形式は変更されることがあるため、受験前に最新の試験情報を公式サイトで確認することをおすすめします。
◎まとめ
Microsoftの各種サービスの使い方をハンズオン形式で学ぶ事が出来る「Microsoft Learn」についてご紹介しました。これからAzureを学びたい、教育の一環として知識を幅広く付けたいという方にとってとても有意義なコンテンツになっています。Azure以外の製品も学ぶ事が可能なので、この機会に是非試されたらいかがでしょうか。
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