Azure Virtual Desktopの価格は?

最終更新日:2026年8月10日

この記事でわかること

はじめに

項目 Microsoft Azure AWS Google Cloud
シェア(国内) 約30% 約35% 約15%
強み Microsoft製品連携 サービス数・実績 データ分析・AI
無料枠 12ヶ月無料 12ヶ月無料 常時無料枠あり
主な資格 AZ-900 / AZ-104 CLF / SAA ACE / PCA

デスクトップやアプリの仮想化サービスの一つとして、Azure Virtual Desktopがあります。テレワークやハイブリッドワークが定着した現在、こうしたデスクトップ・アプリ仮想化サービスはますます重要な存在となっています。今回は、このAzure Virtual Desktop の料金に焦点を当てて解説していきます。

【要注意】名称変更にご注意ください
本サービスは元々「Windows Virtual Desktop(WVD)」という名称でしたが、2021年に正式名称が「Azure Virtual Desktop(AVD)」に変更されています。旧名称で書かれた資料やブログ記事を参照する際は、内容が現行サービスに沿っているか確認するようにしてください。

Azure Virtual Desktopの概要

Azure Virtual Desktop はクラウド上で実行するデスクトップやアプリの仮想化サービス、俗に言うデスクトップ仮想化(VDI)サービスです。デスクトップ環境をクラウドのサーバーから提供する仕組みである、Desktop as a Service (DaaS)の分野のサービスとなっています。

次にAzure Virtual Desktop を利用する際に必要なライセンスについて説明していきます。Windows 10/11 Enterprise multi-session、Windows 10/11 Enterprise のOSを使うためには、Microsoft 365 E3、E5、A3、A5、F1、Businessと、Windows 10/11 Enterprise E3、E5、A3、A5が必要になります。Windows Server 2012 R2、2016、2019、2022を使うためには、SA 付き RDS CALが必要になります。これらの対応したライセンスをAzure Virtual Desktop 利用ユーザーに割り当てることで、仮想デスクトップへのアクセスおよびFSLogix 機能の利用が可能となります。

Azure Virtual Desktopの機能と利点

ここでは、Azure Virtual Desktop で基本的に可能なことを紹介します。まず最初にマルチセッションのWindows 10/11のデプロイを設定し、スケーラビリティを備えている完全版のWindowsを提供している点です。次に、Microsoft 365 Apps for enterprise の仮想化や最適化を行い、マルチユーザーの仮想シナリオで運用を行えます。他にも、既存のリモートデスクトップサービスとWindows Server のデスクトップやアプリを様々なコンピューターで利用することが可能で、このデスクトップとアプリの両方を仮想化することが出来ます。統一的な管理エクスペリエンスを使うことで、Windows 10/11、Windows Server のデスクトップとアプリを管理することも出来、様々な状況に対応することが可能です。

【要注意】Windows 7に関する記述について
本サービスは提供開始当初、Windows 7 仮想デスクトップ向けに無料の延長セキュリティ更新プログラム(ESU)を提供していましたが、このプログラムは2023年1月のWindows 7サポート完全終了に伴い終了しています。現在Windows 7を仮想デスクトップとして継続利用することは推奨されません。最新の対応OSはAzure公式サイトでご確認ください。

詳しく説明していきますと、まず、スケーラブルで柔軟な環境設定が出来ます。

・ゲートウェイ サーバーを追加で稼働させずに、Azure サブスクリプション内に仮想デスクトップ環境の作成が可能。
・様々なワークロードの対応に必要なホストプールの公開。
・Azure ギャラリーから独自イメージを取得し、運用ワークロードで使用やテストが可能。
・Windows 10/11 Enterprise マルチセッション機能と、リモートデスクトップセッションホストロールを併用することでコストを節約。

他には、仮想デスクトップのデプロイや管理が出来ます。

・Azure Virtual Desktop の PowerShell インターフェイスとRest インターフェイスの利用が可能。
・単一のホストプールからデスクトップと個々のリモートアプリの公開が可能。また、ユーザーグループに応じてアプリグループを個別に作成や、イメージの数を削減することも可能。
・トラブルシューティング機能も利用可能

といった、以上のような利点があります。

Azure Virtual Desktopの価格

Azure Virtual Desktop の価格は、基本的には利用ユーザー数、ホストプールタイプ、仮想マシンスペック、OSディスク、Windowsライセンス、その他のオプションによって決まります。

ホストプールタイプはシングルセッションとマルチセッションの2種類があり、シングルセッションは1台につき1ユーザーとなっており、マルチセッションは、1台につき複数ユーザーが利用できる内容となっている。仮想マシンスペックは、F2、F4、F8、F16をはじめとした複数のシリーズ・サイズから自分の用途に合った選択が出来ます。OSディスクは、Standard HDD とPremium SSD があり、どちらも1個当たりの容量は128GBとなっておりますが、金額がStandard HDDは約660円/月で、Premium SSD は約2,540円/月となっております。Windowsライセンスは、すでに持っている人は必要ありませんが、まだ持っていないという人は購入する必要があります。内容としては、Windows 10/11 Enterprise E3 が1ユーザー辺り、760円/月で、Windows 10/11 E3 VDA は1,430円/月となっています。

【要注意】料金は変動します
上記の料金は記事作成時点の目安であり、為替レートやAzureの価格改定により変動します。最新料金はAzure公式サイトでご確認ください。

その他のオプションとしては、オンプレミスマシンに接続できるかどうかや、GPUマシンの利用、Microsoft 365を使用できるかどうかと様々あります。これらを加味して値段が算出されます。以上の条件次第でAzure Virtual Desktop の価格は変わってきますが、これは実際に見積もりを行うほうが確実なので、気になる方は価格のシミュレートを行ってみてください。

押さえておきたいポイント

  • 「Windows Virtual Desktop」は2021年に「Azure Virtual Desktop」へ名称変更されており、資料参照時は名称の新旧に注意する。
  • 料金は利用ユーザー数・ホストプールタイプ・仮想マシンスペック・OSディスク・ライセンス形態など複数要素で決まるため、実際の見積もりシミュレーションで確認するのが確実。
  • Windows 10/11 Enterprise マルチセッション機能とリモートデスクトップセッションホストロールを組み合わせることで、コストを抑えた運用が可能。

よくある質問

Windows Virtual DesktopとAzure Virtual Desktopは同じサービスですか?

はい、同じサービスです。2021年に正式名称が「Windows Virtual Desktop」から「Azure Virtual Desktop」に変更されました。機能面でも継続的に強化が行われています。

Azure Virtual Desktopの料金はどこで確認できますか?

Azure公式サイトの料金ページや料金計算ツールで、利用ユーザー数や仮想マシンスペックなどの条件を入力して最新の見積もりを確認できます。記事内の数値はあくまで目安としてご参照ください。

Windows 7の仮想デスクトップは今でも利用できますか?

技術的な構築自体は可能な場合がありますが、Windows 7向けの無料延長セキュリティ更新プログラム(ESU)は2023年1月に終了しており、セキュリティ面から継続利用は推奨されません。Windows 10/11への移行をご検討ください。

まとめ

ここまで、Azure Virtual Desktop の説明をしてきました。Azure Virtual Desktop はデスクトップやアプリの仮想化サービスの中ではとても使いやすいものとなっています。Windows 10/11からWindows Serverまで対応しており、自分に合ったOSを選べるという点や、Windows 10/11 Enterprise マルチセッション機能と、リモートデスクトップセッションホストロールの併用でコストを削減することも出来、金銭面でも優しい内容となっています。ですが、このAzure Virtual Desktop を利用する際はライセンスが必要な点には注意が必要です。基本的な内容として、Windows 10/11 のOSを使うためには、Microsoft 365 E3、E5、A3、A5、F1、Businessと、Windows 10/11 Enterprise E3、E5、A3、A5が必要となります。また、価格についての基本的な解説を行ったものの、実際に見積もりをしたほうが実感が沸き、より分かりやすいと思うので気になる方は算出してみてはいかがでしょうか。

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