【Azure】Windows Virtual Desktop(デスクトップ)の料金についてまとめ
最終更新日:2026年8月10日
この記事でわかること
【要注意】サービス名が「Azure Virtual Desktop」に変更されています
本記事のタイトルおよび本文にある「Windows Virtual Desktop(WVD)」は、2021年に一般提供が開始された後、2022年8月に「Azure Virtual Desktop(AVD)」へ名称変更されました。現在Microsoft公式サイトや管理ポータルでは「Azure Virtual Desktop」の名称で案内されていますので、検索・問い合わせの際はこの新名称でご確認ください。以下の本文は当時の内容をベースにしていますが、サービスの中身自体(マルチセッションWindowsデスクトップの提供等)は現在のAzure Virtual Desktopに引き継がれています。
Windows Virtual Desktopとは
| 項目 | Microsoft Azure | AWS | Google Cloud |
|---|---|---|---|
| シェア(国内) | 約30% | 約35% | 約15% |
| 強み | Microsoft製品連携 | サービス数・実績 | データ分析・AI |
| 無料枠 | 12ヶ月無料 | 12ヶ月無料 | 常時無料枠あり |
| 主な資格 | AZ-900 / AZ-104 | CLF / SAA | ACE / PCA |
Windows Virtual Desktop はクラウドで実行される包括的なデスクトップおよびアプリ仮想化サービスです。これは、シンプルな管理、マルチセッション Windows 10、エンタープライズ向け Microsoft 365 アプリの最適化、リモート デスクトップ サービス (RDS) 環境のサポートを提供する、唯一の仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) です。Azure 上に数分でお使いの Windows デスクトップとアプリをデプロイしてスケーリングし、組み込みのセキュリティとコンプライアンス機能を利用できます。
唯一のマルチセッション Windows 10 仮想デスクトップ エクスペリエンスを実現
どのデバイスでも利用可能な、常に最新の状態である、スケーラビリティに優れたクラウド内の仮想化されたマルチセッションの Windows 10 デスクトップのみをユーザーに提供します。なお、現在ではマルチセッション対応OSとして Windows 11 も選択可能になっており、Windows 10・Windows 11 いずれのマルチセッションデスクトップも Azure(Azure Virtual Desktop)だけが提供できるライセンス上の特長です。
エンタープライズ向け Microsoft 365 アプリの最適化を有効にする
エンタープライズ エクスペリエンスに最適な Microsoft 365 アプリを提供できます。マルチセッション仮想デスクトップのシナリオでは、お客様のユーザーにとって最も生産性の高い仮想化エクスペリエンスを提供できます。
本記事では、AzureのWindows Virtual Desktopの料金について、ご紹介いたします。
Windows Server リモート デスクトップとアプリの Azure への移行
Azure での簡素化された管理およびデプロイ エクスペリエンスにより、リモート デスクトップ サービス (RDS) 環境を移行します。
数分でデプロイおよびスケーリング
Azure portal で統合された管理を使って、数分で最新および従来のデスクトップ アプリをクラウドに簡単に仮想化してデプロイできます。
Microsoft 365 によって実現される Azure での安全性と生産性の高い仮想デスクトップ エクスペリエンス
すべてのユーザーの創造力とコラボレーションを強化する完全なインテリジェント ソリューションを展開しましょう。Microsoft 365 に移行すると、Office 365、Windows 10、Enterprise Mobility + Security を入手できます。
料金について
Windows 10 および Windows 7 の仮想化:Windows または Microsoft 365 ライセンスを持っている場合、追加のコストなしで Windows 10 Enterprise および Windows 7 Enterprise デスクトップとアプリにアクセスできます。
【要注意】Windows 7 の延長セキュリティ更新プログラムについて
原文にあった「無料のWindows 7仮想デスクトップ向けセキュリティ更新プログラムの延長(2023年1月まで)」は、すでに提供期間が終了しています。Windows 7 自体もMicrosoftのサポートが終了しているため、レガシーアプリのために仮想デスクトップ上でWindows 7を利用する運用は推奨されません。現在は Windows 10 または Windows 11 への移行を前提にご検討ください。
Windows Server の仮想化
対象となる Microsoft Remote Desktop Services (RDS) Client Access License (CAL) を利用している場合、追加コストなしで Windows Server Remote Desktop Services デスクトップとアプリを搭載するデスクトップにアクセスできます。
・パーソナルデスクトップ
グラフィックス ワークステーション:3D モデリング、シミュレーション、CAD ワークロードを使用するエンジニアやグラフィック デザイナー。ユーザーは、1 日に 5、6 時間、ワークステーションの機能を必要と想定すると月額料金は以下の通りです。
月額 約$48,248.51(東南アジア)
・Microsoft Office
Microsoft Office 製品を使用する標準的なナレッジ ワーカー。ユーザーは 1 日に 8 時間から 10 時間作業しすると想定すると月額料金は以下の通りです。
月額 約$33,152.13
・マルチセッション デスクトップ
Microsoft Office 製品を使用する標準的なナレッジ ワーカー。24/7 RI は、仮想マシンを管理せずに済むように使用されます。
月額 約$13,681.58(東南アジア)
・コール センター/データ入力
ワークロードの集中が少ないコール センター ユーザー、主にデータ入力に関係する。ユーザーは、3 つの 8 時間シフトで稼働すると想定すると、24/7 RI インスタンスで最もコスト効率の高いオプションが実現します。
月額約$4,572.87(東南アジア)
Windows Virtual Desktop の料金シミュレーション例
D4s v3(4 vCPU/16 GB RAM/32 GB 一時ストレージ)のVMを利用した場合の課金プラン別の月額試算例です。
| プラン | インスタンス数・稼働時間 | 月額料金(試算) | 時間単価 |
|---|---|---|---|
| 従量課金制 | 2インスタンス×510時間 + 29インスタンス×220時間 | ¥159,129.60 | ¥21.504/時間 |
| 1年予約払い | 29インスタンス(無制限利用) | ¥271,484.08 | ¥12.824/時間 |
| 3年予約払い | 29インスタンス(無制限利用) | ¥174,769.36 | ¥8.2555/時間 |
となります。
※上記の金額はいずれも過去の試算例であり、Azureの料金は為替レートやリージョン、インスタンスタイプの改廃により変動します。最新料金はAzure公式サイトでご確認ください。
押さえておきたいポイント
- 「Windows Virtual Desktop(WVD)」は2022年8月に「Azure Virtual Desktop(AVD)」へ改称されており、現在の正式名称はAzure Virtual Desktopです。
- マルチセッションのWindowsクライアントOSデスクトップを提供できるのはAzureのライセンス上の特長で、現在はWindows 10だけでなくWindows 11のマルチセッションにも対応しています。
- 料金は従量課金制と予約払い(1年・3年)で単価が大きく異なり、利用時間・インスタンス数によって最適なプランが変わるため、実際の利用計画に合わせてAzure公式の料金計算ツールで試算することをおすすめします。
よくある質問
Windows Virtual DesktopとAzure Virtual Desktopは同じものですか?
はい、同じサービスです。2021年に一般提供が開始された「Windows Virtual Desktop」は、2022年8月に「Azure Virtual Desktop」へ名称変更されました。機能や提供内容が別サービスに置き換わったわけではなく、名称のみの変更です。
Windows 10・Windows 11 のライセンスがあれば追加費用なしで使えますか?
対象となるWindowsまたはMicrosoft 365のライセンス(多くの場合Microsoft 365 E3/E5やWindows 10/11 Enterprise E3/E5等)を保有している場合、Windows 10/11 Enterpriseデスクトップおよびアプリへのアクセスについて追加のOSライセンス費用は発生しません。ただし、Azure側のコンピューティング(仮想マシン)・ストレージ・ネットワークの利用料は別途課金される点にご注意ください。
従量課金制と予約払いはどちらを選ぶべきですか?
常時稼働に近い利用形態であれば1年・3年の予約払いの方が時間単価が下がり有利になる傾向があります。一方、利用時間が限定的・変動が大きい場合は従量課金制の方がトータルコストを抑えられることもあります。実際の利用パターンをもとにAzure公式の料金計算ツールでシミュレーションすることをおすすめします。
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