Microsoft AzureとMicrosoft 365の違い
最終更新日:2026年8月7日
Microsoft AzureとMicrosoft 365の違いを徹底解説
| 項目 | Microsoft Azure | AWS | Google Cloud |
|---|---|---|---|
| シェア(国内) | 約30% | 約35% | 約15% |
| 強み | Microsoft製品連携 | サービス数・実績 | データ分析・AI |
| 無料枠 | 12ヶ月無料 | 12ヶ月無料 | 常時無料枠あり |
| 主な資格 | AZ-900 / AZ-104 | CLF / SAA | ACE / PCA |
この記事ではMicrosoft社が提供するMicrosoft AzureとMicrosoft 365の2つのサービスの違いについて、それぞれの特徴などについても触れた上で解説していきます。
Microsoft AzureとMicrosoft 365
Microsoft AzureとMicrosoft 365は2つともMicrosoft社が提供するクラウドサービスなので混同してしまい、違いが分かりにくい部分もあります。まず始めに、それぞれのサービスがどういったものかを説明していきます。
Microsoft Azureとは
Microsoft Azureは、GCP(Google Cloud Platform)やAWS(Amazon Web Service)、Alibaba Cloudといったクラウドサービスが有名になってきている中で、Microsoft社が提供するクラウドサービスの集合体です。サービス内容はVirtual Machineなどのクラウドコンピューティングのサービスやデータベース、AIや機械学習など様々であり、それらのサービスを組み合わせて用途・目的に合わせて利用出来るのが特徴です。料金形態は他のクラウドサービスと同じ従量課金制を採用していますが、あらかじめ1年分などの料金をまとめて支払うことで割引サービスを受けることが出来、比較的安価で利用することが可能です。Microsoft社が提供しているサービスであるため、他のMicrosoft社製の製品との親和性が高いことも特徴の1つであるため、そういった製品と合わせてクラウドサービスを利用する際には真っ先に名前が挙がるサービスです。
Microsoft 365とは
Microsoft社が提供していたoffice製品は長い間、買取型のパッケージ製品のみでした。officeの永年ライセンスを購入してインストールすればそのPCでずっと永年使用できる製品でした。Microsoft 365は「サブスクリプション型」と呼ばれる形態で従来の買取型のoffice製品とは異なり、毎月もしくは毎年一定額の使用料金を支払い続けることで継続的に利用することが出来るクラウド型のサービスとなります。メリットとしては、クラウド上で管理されるためにアクセスが容易であることや複数のユーザーによるファイルの管理・更新がしやすいことなどが挙げられます。他にも、これまでのパッケージ版ではバージョンの更新などは新規に新たなoffice製品を購入する必要があったのに対してMicrosoft 365では自動的にアップデートが行われるためにバージョン管理が容易であるといったメリットもあります。昨今はクラウドを利用した業務管理が注目されており、時代に合わせたoffice製品となります。
2つのサービスの違い
ここまでで2つのサービスがどういったものかを簡単にまとめてきました。それぞれのサービスがどういったものかを見てみると、全く異なるサービスで同じものだと勘違いしてしまうことはないように思えます。しかし、Microsoft 365はいろいろなプラン・サービスから自分に合ったサービスを選択して利用目的に沿ったサービスの利用が出来る点がMicrosoft Azureとよく似ていますし、実はMicrosoft 365はクラウド上で動作するアプリケーションである関係上、Microsoft Azureで提供されているMicrosoft Entra ID(旧称:Azure Active Directory)が利用されています。Microsoft Entra IDはMicrosoft社が提供するクラウドベースのIDおよびアクセス管理サービスであり、システムの利用基盤として広く利用されています。
また、Microsoft 365はoffice製品であるために一般でも良く認知されているのに対して、Microsoft Azureに関しては一般の方の認知度が低いためにMicrosoft 365をAzureとして認識してしまっている方もいることが勘違いを招いてしまう側面もあります。そういった背景もあるために、しばしば2つのサービスを混同して考えてしまう時があります。Microsoft AzureもMicrosoft 365も同じMicrosoft社製の製品であり、システム上確かに似ている部分があることは事実ですが、実際は全くの別物です。
この記事のポイント
- Microsoft Azureはインフラ・データベース・AI等を組み合わせて利用するクラウドサービスの集合体、Microsoft 365はOfficeアプリをサブスクリプション形式で利用できる生産性向上サービスという違いがある
- 両サービスは別物だが、認証基盤としてMicrosoft Entra ID(旧Azure Active Directory)を共通で利用している点でつながっている
- Microsoft 365の知名度の高さから、Azureと混同されやすいが、対象とする用途・ユーザー層が大きく異なる
よくある質問
- Q. Microsoft 365を契約すればAzureも使えますか?
- A. いいえ、別サービスのため個別の契約が必要です。ただし、認証基盤としてMicrosoft Entra IDを共有しているため、同じ組織アカウントでサインインできます。
- Q. Azure Active DirectoryとMicrosoft Entra IDは同じものですか?
- A. はい、Azure Active DirectoryはMicrosoft Entra IDに改称されました。機能は基本的に引き継がれています。
- Q. 個人でMicrosoft 365だけ使う場合もAzureの知識は必要ですか?
- A. 個人利用の範囲であれば基本的に不要です。組織でのID管理やシステム連携を検討する段階になって初めてAzure(Microsoft Entra ID等)の知識が必要になることが多いです。
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終わりに
ここまでお読みいただきありがとうございます。いかがだったでしょうか。最近はクラウドサービスの成長が著しく、その分サービスの種類が多くなってきているため慣れていない方にとっては区別がつかない、それぞれのサービスの違いがわからない、といったことも多いです。しかしながら、クラウドサービスを利用することで得られるメリットは大きく今後はクラウドサービスを活用したビジネスが主流となってくることが予想されます。今の内から多種多様なサービスについて理解を深めておき、新たなサービスを積極的にご自身の業務に取り入れていき効率化を図りましょう!
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