Googleフォーム使用中にスクリプトエディタが開けないときの対処法

最終更新日:2026年8月6日

Google Apps Script(通称GAS)に魅了されている筆者です。この記事ではGoogleフォームを作成してスクリプトエディタを開けたいのに開けないときの対処法を紹介しています。ですがその前にGoogleフォームとGASを使ってできることについてお伝えしていこうと思います。

GoogleフォームとGASを使ってできること

GASを使えばGoogleのサービスや外部のサービスと連携して様々なことが実現可能です。例えば、Gmailをメルマガのように使ったり、不要なメールを自動で削除したり。反対に必要なメールにはすぐに反応できるようにLINEで通知を受け取るように設定することも可能です。

他にもスプレッドシートとフリマアプリを連携して購入後、顧客ごとに自動配信メールを送信し、購入データの統計を取ることも可能です。

Googleフォームを利用すれば、大規模な調査を行うこともできます。「経験サンプリング自動調査システム」なるものを作成している方もいらっしゃいます。こちらは学会など研究のための調査としてGoogleフォームとGASを使用しているとても良い例です。

このようにGoogleのサービスは様々な活用法がありますが、いざGASのスクリプトエディタを使おうとすると、予期せぬエラーが起こることがあります。それはGoogleフォームを使用しているときにも起こります。次からはGoogleフォーム使用中のスクリプトエディタの開け方と開けないときの対処法についてご紹介します。

Googleフォームからスクリプトエディタを開ける

まずはGoogleドライブからGoogleフォームを開けます。この記事は「スクリプトエディタが開けない」場合の対処法を紹介しているので、Googleフォームの内容もそれに合わせて作成していきますが、ご自身で作成する内容に沿って作成してください。

ひとまず作成が完了したのでこのようになりました。

Googleフォーム作成画面のサンプル

内容は任意で設定してください。このフォームからスクリプトエディタを開けます。画面右上の「︙」>「スクリプトエディタ」を押下してください。

Googleフォームの右上メニューからスクリプトエディタを選択

「スクリプトエディタ」を押下すると別タブにスクリプトエディタの画面が開きます。

GASスクリプトエディタの画面

あとはGASのコードを書くだけです。と、言いたいところですが、この画面が表示されない、開けないとお困りの方は次にご紹介します。

スクリプトエディタが開けないときの対処法

Googleフォームを開き、任意の内容を作成し終えたところから始めます。さきほど、画面右上の「︙」>「スクリプトエディタ」を押下したあと以下の画面が表示されていませんか?

スクリプトエディタが開けないときのエラー画面(アドレスを確認して)

赤線部分を見ると「アドレスを確認して」と表示があるので、おそらくアドレスに問題があるのでしょう。ここでいうアドレスとはGoogleアカウントのことです。

Googleは便利なことに複数のアカウントでログインできます。Gmailを複数アカウントで同時に開いたりすることもできたはず。スプレッドシートやドキュメントも可能です。ただし、Google Apps Scriptのスクリプトエディタに関しては複数アカウントで同時に開けないようになっています。

そこで対処法として、一旦すべてのアカウントからログアウトします。Googleフォームに戻り、右上のアカウントの丸いアイコンを押下します。すると以下のように複数のアカウントが表示されます。

Googleアカウントが複数ログインしている状態

筆者の場合はデフォルトアカウントとは別のアカウントでログインし、Googleフォームを作成していたようです。ここで「すべてのアカウントからログアウトする」を押下します。

すると以下の画面が表示されます。

全アカウントからログアウト後のアカウント選択画面

すべてのアカウントからログアウトされました。この状態で「アカウントの選択」をします。さきほどGoogleフォームを作成していたアカウントで再ログインします。いつもどおりパスワードが求められるので入力していきます。

ログインができたら、「マイドライブ」を開けて、さきほど作成したGoogleフォームを選択して開けます。そしてもう一度、画面右上の「︙」>「スクリプトエディタ」を押下します。

再ログイン後にスクリプトエディタを開けるメニュー

すると、今度はスクリプトエディタを開けました。

スクリプトエディタが正常に開いた画面

解決できたら簡単なことでしたが、いざエラーが起こると解決策に時間がかかってしまうことがあります。スクリプトエディタが開けないときは今回紹介した対処法で解決可能なので、もう慌てることもないでしょうし、時間を奪われることもないでしょう。

原因別チェックリスト

スクリプトエディタが開けない原因は複数考えられます。下記の表を参考に原因を特定してください。

症状・エラー 原因 対処法
「アドレスを確認して」と表示される 複数Googleアカウントが同時ログイン中 全アカウントからログアウト→フォーム所有アカウントで再ログイン
メニューに「スクリプトエディタ」が表示されない 古いGoogleフォームのUI(メニュー位置が変わった) 「その他のオプション(︙)」→「スクリプトエディタ」を確認
スクリプトエディタが開いても保存できない フォームの所有権が別アカウントにある フォームを所有しているアカウントでログインし直す
ページが真っ白のまま開かない ブラウザのキャッシュ・拡張機能の干渉 シークレットモードで試す、またはブラウザを変更する

よくある質問(FAQ)

Q. Googleフォームのスクリプトエディタはどこから開けますか?
A. Googleフォームを開いた状態で、画面右上の「︙(縦三点リーダー)」をクリックし、メニューから「スクリプトエディタ」を選択します。別タブでGoogle Apps Script(GAS)の編集画面が開きます。
Q. GASのスクリプトエディタは複数のGoogleアカウントで同時に使えますか?
A. 使えません。Google Apps Scriptのスクリプトエディタは複数アカウント同時ログインに対応していないため、複数アカウントでログインした状態ではエラーが発生します。一度全アカウントからログアウトし、目的のアカウントだけで再ログインしてから開いてください。
Q. Googleフォームのスクリプトエディタで何ができますか?
A. GASを使ってGoogleフォームの回答をトリガーに自動でGmailを送信したり、スプレッドシートに回答を整理したりといった自動化が実現できます。大量の回答データの集計・分析や、LINE・Slackへの通知連携など、活用範囲は非常に広いです。
Q. スクリプトエディタのUIが変わってメニューの場所が変わりました。どこから開けますか?
A. 2021年以降、GASのエディタがリニューアルされました。Googleフォームからの開き方は変わっていませんが、エディタ内のメニュー構成が変わっています。現在は「拡張機能」メニュー→「Apps Script」から開けるケースもあります。バージョンにより表示が異なるため、画面上部のメニューを確認してください。

まとめ

Googleフォーム使用中にスクリプトエディタが開けないときの対処法についてのポイントをまとめます。

  • スクリプトエディタが「アドレスを確認して」と表示されて開けない原因の多くは、複数のGoogleアカウントが同時にログインしていること
  • 対処法は「すべてのアカウントからログアウト」→「Googleフォームを所有するアカウントで再ログイン」の手順で解決できる
  • Googleスプレッドシート・ドキュメント・スライドは複数アカウントで開けるが、GASのスクリプトエディタは例外
  • エラーが出たらまず複数アカウントのログイン状態を疑い、シングルアカウント状態で試してみるのが最も早い解決策
  • ドキュメントやスプレッドシートなど他のGoogleサービスでも同様のエラーが出た場合は、同じ手順(全アカウントからログアウト→再ログイン)で解決できることが多い

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