テレワークでよく使われるシステムの比較

最終更新日: 2026年8月7日

テレワークでよく使われるシステムの比較

2020〜2023年のコロナ禍をきっかけに「テレワーク」が急速に普及しました。現在もテレワーク対応企業は多く、どんなシステムを使えばよいか悩む方も多いでしょう。本記事ではテレワークでよく使われるシステムを比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

テレワーク・リモートワークとは

「テレワーク」とは、会社のオフィスで行っている業務をオフィス以外で行うことをいいます。「リモートワーク」も同じ意味で使われます。テレワークでは遠隔で社内PCに接続したり、ビデオ通話で会議を行ったり、クラウドでフォルダを共有したりする必要があり、それぞれに適したシステムを使い分けることが重要です。

Zoom

Zoom Video Communications社が提供するWeb会議システムです。テレワーク普及の中心的なツールとして広く普及しています。

メリット:会議用URLを共有するだけで相手がZoomアカウントを持っていなくても会議ができます。1対1なら無料プランで無制限、3人以上でも40分まで無料です。

デメリット:会議ごとに毎回URLを作成する必要があります。また、「Zoom Bombing」(第三者が不正参加する迷惑行為)への対策としてパスワード設定とウェイティングルーム機能を必ず有効にすることを推奨します。

Microsoft Teams

Microsoft社が提供するビジネスコミュニケーションツールです。なお、法人向けSkype(Skype for Business)は2021年7月に廃止され、Microsoft Teamsに移行されました。

メリット:チャット・ビデオ会議・ファイル共有・SharePoint連携がひとつに統合されています。Microsoft 365(旧Office 365)契約で使用できるため、Excel・Word等との連携がシームレスです。会議のチャットログが残るため、議事録としても活用できます。

デメリット:機能が多いため学習コストがやや高い点と、会議相手がMicrosoftアカウントを持っていない場合は招待手続きが必要になる場合があります。

リモートデスクトップ接続

Windows 10 Pro / Enterprise(Homeは不可)に標準搭載されているリモートデスクトップ機能です。

メリット:無料で使用でき、追加ソフトのインストール不要です。

デメリット:VPNなしでは同ネットワーク内のみ接続可能です。テレワーク利用にはVPN構築が必須で、ホスト側で事前にリモート接続の許可設定も必要です。Windows 10 Homeはホスト側になれない点も注意が必要です。

TeamViewer

TeamViewer GmbH社が提供するリモートデスクトップソフトです。

メリット:ホスト側のID・パスワードを知っているだけでリモート操作が可能です。Windows・Mac・Android・iOSなど幅広いOSとの互換性があります。個人利用は無料です。

デメリット:商用・法人利用の場合は有料プランが必要です。リモートデスクトップ接続(無料)と比較して導入コストが発生する点に注意が必要です。

システム比較表

システム 主な用途 無料プラン こんな人に向いている
Zoom ビデオ会議 ○(3人以上40分制限) 社外の人とURLを共有してすぐ会議したい
Microsoft Teams チャット・会議・ファイル共有 ○(Microsoft 365に含む) Microsoft 365を使っている企業・社内コミュニケーション全般
リモートデスクトップ 社内PC遠隔操作 ○(Windows標準) 社内でVPNが整備されており、会社PCをそのまま使いたい
TeamViewer PC遠隔操作(マルチOS) ○(個人利用のみ) iOS/Androidからも操作したい・VPNなしで使いたい

よくある質問

Q. テレワークを始める際に最低限必要なシステムは?
A. ①ビデオ会議ツール(ZoomまたはTeams)②チャットツール(Slack、Teams、Chatwork)③クラウドストレージ(OneDrive、Google Drive)の3点が最低限のセットです。企業ネットワークにアクセスする場合はVPNも必須となります。
Q. ZoomとTeamsはどちらを使うべきですか?
A. 社外との会議や招待しやすさを重視するならZoom、社内コミュニケーション全般(チャット・ファイル共有・会議)をひとつにまとめたいならTeamsが適しています。多くの企業でTeamsを社内用・Zoomを社外用として使い分けているケースも多いです。
Q. Skype for Businessは今も使えますか?
A. Skype for Business(法人向けSkype)は2021年7月に廃止されており、Microsoft Teamsへの移行が完了しています。現在も個人向けSkypeは利用可能ですが、法人テレワークにはTeamsの利用を推奨します。
Q. リモートデスクトップとTeamViewerの違いは何ですか?
A. リモートデスクトップはWindows標準で無料ですが、VPN設定が必要でWin HomeはホストになれないなどOS制限があります。TeamViewerはIDとパスワードだけで接続でき、Mac・iOS・Androidにも対応しますが、法人利用は有料です。VPN構築済みの企業はリモートデスクトップ、すぐ導入したい中小企業・個人はTeamViewerが選ばれやすいです。

まとめ

  • テレワークシステムは用途に合わせて「会議」「チャット」「リモートPC操作」「ファイル共有」を使い分けることが重要
  • Zoomは社外との会議、Microsoft Teamsは社内コミュニケーション全般に向いている
  • 法人向けSkype(Skype for Business)は2021年7月廃止。現在はTeamsに移行済み
  • リモートデスクトップは無料・Windows標準だが、VPN構築が必要。TeamViewerはVPN不要で幅広いOSに対応するが法人利用は有料
  • システム選びは「使いやすさ」「コスト」「セキュリティ」「相手の環境」を総合的に判断することが大切

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