Microsoft 365 Apps for enterprise (旧称 Office 365 ProPlus)の利便性

最終更新日:2026年8月5日

⚠️ 名称・内容について:「Microsoft 365 Apps for enterprise」は2026年8月時点でも現行の正式名称です(2020年に「Office 365 ProPlus」から改称されて以降、名称の変更はありません)。また本文中の「大企業向け(300人以上)」という表現について補足すると、300人以上でなければ契約できないという意味ではありません。実際にはMicrosoft 365 Businessファミリー(Business Basic/Standard/Premiumなど)が従業員300人までを対象としているのに対し、Microsoft 365 Apps for enterpriseを含むエンタープライズ系プランにはユーザー数の上限がなく、300人を超える組織でも制限なく利用できる、という違いです。300人以下の企業や個人事業主が契約することも可能です。

0.はじめに

機能 SharePoint Online OneDrive Teams
主な用途 ファイル共有・イントラネット 個人ファイル管理 チャット・会議
容量 1TB+(拡張可) 1TB/ユーザー バックエンドはSharePoint
権限管理 詳細(グループ・ロール) 共有リンクのみ チームメンバー単位
外部共有 可(設定次第) 可(ゲスト参加)

先日名称が統一された「Microsoft365」。使いたい機能やプランに合わせて名称も分かれていますが、「Microsoft 365 Apps for enterprise (旧称 Office 365 ProPlus)」は皆様ご存知でしょうか?新機能の追加、サービスの違いによって分かれているプランですが「一体どのプランがどこまでできるのかわからない」と言った方もいらっしゃると思います。本日はMicrosoft 365 Apps for enterprise (旧称 Office 365 ProPlus)ならではの特徴・利用するメリットについて解説していきます。

1.Microsoft 365 Apps for enterprise (旧称 Office 365 ProPlus)の特徴

簡単に表すと「大企業向け(300人以上)のOfficeアプリ利用可能なサブスクリプションサービス」と言ったところです。後々詳しく解説していきますが、「Proplus」と言う言葉がついていますが、最上位プランといったわけではなく、さらに機能が追加されているプランも用意されています。それでは一体どんなことができるのか、下記に解説していきます。

・大企業向け(300人以上)と表現した理由

最大ユーザー数の上限がないためです。ほぼ似たような機能の「Microsoft 365 Business Basic」というプランもありますが、こちらはユーザー数が300人まで利用可能となっています。Microsoft社が「中小企業向け・大企業向け」と分けているのは利用人数の制限がある為なんですね。300名以下の企業であればMicrosoft 365 Business Basicの機能で事足りますが、300人以上の企業・もしくは今後300人以上になる可能性がある企業であれば、Microsoft 365 Apps for enterprise (旧称 Office 365 ProPlus)の導入がおすすめできます。

・Officeアプリ利用可能サービスと表現した理由

Officeアプリの利用が可能ですが、拡張した機能を利用するためには他のプランに加入が必要なためと言ったところです。WordやExcelなどのアプリやOneDriveのストレージは利用が可能ですが、モバイル版アプリの対応やセキュリティ向上を目指すのであれば、「Microsoft365 E3」や「MicrosoftE5」の方が向いているかもしれません。例えば、「誤ってファイルを削除してしまった」「最後に誰が更新したのかを記録したい」と言った機能はMicrosoftE5以降の搭載となるため、こちらのプランでは利用できません。しかしながら、「Officeアプリが使えるのであれば業務上問題はない」と言ったことであればMicrosoft 365 Apps for enterprise (旧称 Office 365 ProPlus)の機能で快適に作業できます。

・サブスクリプションサービスと表現した理由

パッケージ版ではなく、月額利用料もしくは年間契約にて利用ができるためです。「WordやExcelを利用したいだけなら、パッケージ版で購入した方が良いのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、こちらのサブスクリプションサービスは「常に最新の状態にアップデートされる・導入初期費用を抑えることができる・複数デバイスにインストール可能」というメリットがあります。もちろん、パッケージ版の場合は購入時に一度料金を支払えば利用が可能ですが、アップデートはなくデバイスは1台のみで利用可能です。会社ではデスクトップPC、出先ではスマートフォン・ノートPCで確認と言った際は、サブスクリプションサービスであるMicrosoft 365 Apps for enterprise (旧称 Office 365 ProPlus)の利用がおすすめです。

2.常に最新なら、旧バージョンで利用することはできるの?

気になる方もいらっしゃる互換性ですが、結論から言うと可能です。取引先や利用PCにより互換性がないことを心配される方もいらっしゃいますが基本的には対応しています。しかし、Office2007よりも前のバージョンの場合は必要に応じて互換機能パックのインストールが必要になるため、利用先のバージョンはチェックした方が良いかもしれません。

3.気になる料金は?

Microsoft 365 Apps for enterpriseは、2026年8月時点で1ユーザーあたり月額換算 ¥2,098(年間契約)で提供されています(Microsoft公式サイト調べ。為替や価格改定により変動する可能性があるため、契約前に必ずMicrosoft公式サイトの最新価格をご確認ください)。デスクトップ版のWord・Excel・PowerPoint・Outlookと、1ユーザーあたり1TBのOneDriveクラウドストレージが含まれる一方、Teams・Exchange Online・SharePoint Onlineといったオンラインサービスは含まれていない点に注意が必要です。これらのサービスも合わせて利用したい場合は、デスクトップアプリとクラウドサービスをフルセットで利用できる「Microsoft 365 E3」などのプランを検討するとよいでしょう。

4.AI機能(Copilot)は利用できる?

Microsoft 365 Apps for enterpriseには、Word・Excel・PowerPointなどでAIによる文章作成・要約・データ分析支援を行う「Microsoft Copilot」は標準では含まれていません。利用するには「Microsoft 365 Copilot」(2026年8月時点でユーザーあたり月額$30、年払い)を別途アドオンとして追加契約する必要があります。この点はMicrosoft 365 E3・E5など他のエンタープライズプランでも同様で、Copilotは全プラン共通の有償アドオンという位置づけです。

よくある質問(FAQ)

Q. Microsoft 365 Apps for enterpriseとOffice 365 ProPlusは同じものですか?

A. はい、同じサービスです。2020年に「Office 365 ProPlus」から「Microsoft 365 Apps for enterprise」へ名称が変更されました。プランの内容自体が変わったわけではなく、名称のみの変更です。

Q. 従業員300人以下の会社でも契約できますか?

A. 契約できます。ユーザー数の上限はなく、300人以下の企業や個人事業主でも利用可能です。「300人」という数字は、Microsoft 365 Businessファミリー(Business Basic等)の上限人数であり、Apps for enterpriseを含むエンタープライズプランには適用されません。

Q. Microsoft 365 Apps for businessとの違いは何ですか?

A. どちらもWord・Excel・PowerPoint・Outlookのデスクトップアプリと1TBのOneDriveを含む点は共通ですが、Apps for businessは従業員300人までの組織を対象としたプランで、Apps for enterpriseにはユーザー数の上限がありません。

Q. Teamsは使えますか?

A. Microsoft 365 Apps for enterprise単体にはTeamsは含まれていません。Teamsを利用したい場合は、Teamsを含むMicrosoft 365 E3・E5などの上位プランの契約が必要です。

Q. 何台のデバイスにインストールできますか?

A. 1ユーザーのライセンスで、PC/Mac・タブレット・スマートフォンをそれぞれ最大5台までインストールでき、そのうち一定台数までは同時使用も可能です。

まとめ:Microsoft 365 Apps for enterpriseの特徴

この記事のポイント:

  • 「Microsoft 365 Apps for enterprise」は2020年に「Office 365 ProPlus」から改称された名称で、2026年8月時点でも変更されていない
  • ユーザー数の上限はなく、300人以下の企業でも契約可能(300人までという制限があるのはMicrosoft 365 Businessファミリーの方)
  • デスクトップ版のWord・Excel・PowerPoint・Outlookと1TBのOneDriveが利用可能。Teams・Exchange Online・SharePoint Onlineは含まれない
  • 2026年8月時点の価格は1ユーザーあたり月額換算¥2,098(年間契約)
  • AI機能(Copilot)は標準では含まれず、有償アドオンとして別途契約が必要

様々なプランが存在するMicrosoft365ですが、今回はMicrosoft 365 Apps for enterprise (旧称 Office 365 ProPlus)について解説いたしました。曖昧な表現や詳しく見ないとわからないポイントも多くあるMicrosoftの製品ですが、初歩的知識として大まかな特徴を記載しております。用途に合わせた最適なプランを見つけ出すのは難しいですが、Microsoft 365 Apps for enterprise (旧称 Office 365 ProPlus)は300人以上でOfficeアプリを利用したい方におすすめのプランであると言えます。日々新しい情報が追加される中、こちらの記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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