Microsoft365 Businessについて

最終更新日:2026年8月7日

Microsoft 365 Businessは、中小企業を対象とした法人向けのMicrosoft 365サービスです。Basic・Standard・Premiumの3プランがあり、組織の規模・目的に応じて選択できます。今回は各プランで利用できる機能とサポートの違いを解説します。

Microsoft 365 Businessとは

Microsoft 365 Businessとは、Microsoft社が提供する中小企業向け(最大300ユーザー)のサブスクリプションサービスです。Microsoft 365 Businessには下記の3プランがあります。

  • Microsoft 365 Business Basic:クラウドサービス中心のエントリープラン
  • Microsoft 365 Business Standard:デスクトップ版Officeアプリ付きの標準プラン
  • Microsoft 365 Business Premium:高度なセキュリティとデバイス管理機能付きの上位プラン
機能 Business Basic Business Standard Business Premium
Officeアプリ(デスクトップ版) Web版のみ ○(Win/Mac) ○(Win/Mac)
Microsoft Teams
OneDrive(1TB)
Exchange / SharePoint
高度なセキュリティ(Intune等) × ×

主なサポート・機能

Officeアプリ

常に最新バージョンのWord・Excel・PowerPointなど、どのデバイスでも利用できます。Business StandardおよびPremiumプランでは、WindowsとMacにインストールできるデスクトップ版Officeアプリが提供されます(ユーザー1人あたり最大5台)。

メールと予定表の共有

OutlookとExchangeを使用して、顧客や組織内のメンバーとカレンダーを同期・共有することができます。社独自のメールドメインも利用可能です。

チャット・通話・会議ツール(Microsoft Teams)

Microsoft Teamsで、チャット・オンライン会議・音声通話をすることができます。大規模な会議もウェビナー形式で最大10,000人まで対応しています。

OneDriveのクラウドストレージ(1TB)

ユーザーあたり1TBのクラウドストレージを利用でき、どこからでも・どのデバイスからでもファイルを編集・保存・共有することができます。

ビジネスプロセスの効率化

  • Microsoft Forms:紙に繰り返し記入するフォームをデジタル化し、ペーパーレスを実現。投票・調査・アンケートも作成できる
  • Power Automate:日々の業務・タスクを自動化。繰り返し作業を減らして効率化できる
  • Microsoft Booking(Standard以上):顧客が自分で予約を入れてスケジュールを管理できるツール
  • MileIQ(Standard以上):走行距離をリアルタイムで正確に記録・報告できるツール

セキュリティ機能

  • ウイルス・マルウェア・フィッシング詐欺・スパム・ランサムウェアなどの脅威対策ツールが連携して大切なデータを保護
  • サイバー犯罪や不正アクセス・偶発的削除から顧客データを保護
  • 個人用デバイスからアクセスされた場合でも組織データを保護

Basic・Standard・Premiumの違い

Business Standard追加機能

  • Windows/MacのデスクトップOfficeアプリ(Word・Excel・PowerPoint・OneNote・Outlook)
  • Officeアプリをユーザー1人あたり最大5台のWindows/Macにインストール可能
  • Microsoft Booking(予約管理ツール)
  • MileIQ(走行距離記録ツール)
  • WindowsPCのみ:Publisher(簡易DTPソフト)・Access(データベース管理ソフト)

Business Premiumの追加機能(高度なセキュリティ・デバイス管理)

  • Microsoft Intune(選択的ワイプ):デバイスの紛失・盗難時に遠隔でデータを消去できる。モバイルデバイスのセキュリティポリシーを管理できる
  • Microsoft Defender for Business:メールの添付ファイルやリンクに潜む脅威から守り、ゼロデイ攻撃やランサムウェアなどの高度なマルウェアに対する防御機能を提供
  • Information Rights Management:会社の情報にアクセスできる範囲を制御するために「コピー厳禁」「転送不可」などの制御を適用
  • Exchange Online Archiving:無制限のクラウドアーカイブと長期保管ポリシーを利用してメールを保管
  • デバイス管理:Windows/iOS/Androidのデバイスにセキュリティ設定を構成・管理できる

よくある質問(FAQ)

Q. Microsoft 365 BusinessとEnterpriseプランはどう違いますか?
A. Businessプランは最大300ユーザーまでの中小企業向けで、Enterprise(E1/E3/E5)プランは300ユーザー超の大企業向けです。EnterpriseはよりコンプライアンスやeDiscovery機能、高度なセキュリティが充実しています。社員数が増えてきた場合や、高度な規制対応が必要になった場合にEnterpriseへの移行を検討してください。
Q. Microsoft 365 Business BasicとStandardはどちらがおすすめですか?
A. Webブラウザで作業するのが中心であればBasicで十分な場合が多いですが、Word・Excel・PowerPointのデスクトップ版(フル機能)が必要な場合はStandardが必要です。特にマクロ・複雑なグラフ・印刷レイアウトなどデスクトップ版固有の機能を多用する場合はStandardを選択してください。
Q. Microsoft 365 Business Premiumは中小企業でも必要ですか?
A. 社員が私物デバイス(BYOD)で業務データにアクセスするケースが多い場合・機密情報を扱う業種(医療・法律・金融等)・高度なセキュリティポリシーが必要な場合はPremiumが推奨されます。従業員規模が小さくてもセキュリティリスクの高い業務には対応が必要なため、Standard/Premiumの選択は業種・リスク要件で判断することをおすすめします。
Q. 途中でプランを変更できますか?
A. はい、いつでもプランをアップグレード・ダウングレードできます。ただし年間契約の場合、ダウングレードは翌契約期間からの適用になる場合があります。詳細はMicrosoft 365管理センターまたはMicrosoftサポートにご確認ください。

まとめ

  • Microsoft 365 Businessは中小企業向け(最大300ユーザー)のサブスクリプションサービスで、Business Basic・Standard・Premiumの3プランがある
  • 全プランにMicrosoft Teams・OneDrive(1TB)・Exchange・SharePointが含まれる
  • デスクトップ版OfficeアプリはStandard以上が必要(Basicはブラウザ版のみ)
  • Premiumはより高度なセキュリティ(Intune・Defender for Business)とデバイス管理機能を提供し、BYOD環境や機密情報を扱う業種に適している
  • 料金はユーザーごとの月額制で、最新価格はMicrosoft公式サイトでご確認ください

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