【Excel】Microsoft365とは?エクセルバージョンごとの違いを徹底説明

最終更新日:2026年8月4日

0.はじめに

デスクワークや集計で使われる「Excel」には、様々なバージョンが存在します。バージョンにより若干操作が異なるため、「今まで使用していたエクセルとバージョンが違う!」と苦戦される方もいらっしゃったと思います。現在の最新の買い切りバージョンは「Excel 2021」ですが、サブスクリプション型の「Microsoft 365(旧Office 365)」はご存知でしょうか?本日はエクセル初心者の方に向けたバージョンごとの違い・最新版を利用するメリットを説明いたします。

1.Microsoft 365(エクセル365)とは何なのか

一言で言うと「常に最新状態でExcelをはじめとするOfficeアプリを利用できるサブスクリプションサービス」です。エクセルの歴史を辿ると「エクセル2016」「エクセル2021」などバージョンごとに名前が付いており、新しいバージョンが出るたびにソフトを買い換えるといった形でした。それに比えMicrosoft 365は月額サービスで常に最新バージョンを利用できます。もちろんテクニカルサポートもついているので安心ですね。

現在の主要なExcelバージョンを大きく分けると「Microsoft 365(サブスクリプション)」と「Excel 2021(買い切り・永続版)」の2択になります。

Excel 2021(永続版)vs Microsoft 365(サブスクリプション)比較
Excel 2021(永続版) Microsoft 365
支払い方法 1回(買い切り) 月額 または 年額
新機能更新 なし(購入時の機能のみ) あり(随時アップデート)
サポート期限 2026年10月(メインストリーム終了) 契約継続中は常時
インストール台数 1〜2台(ライセンス依存) 最大5台同時利用可
Copilot(AI機能) なし 対象プランで利用可
おすすめ対象 個人・最新機能不要な方 法人・最新機能を使いたい方

2.Microsoft 365 プラン比較

Microsoft 365には個人向け・法人向けに複数のプランがあります。自分の利用目的に合ったプランを選ぶことが重要です。

Microsoft 365 主要プラン比較(2026年時点の目安)
プラン名 対象 月額目安 主な特徴
Microsoft 365 Personal 個人(1名) 約¥1,300/月 Word/Excel/PowerPoint等 フル機能 + 1TB OneDrive
Microsoft 365 Family 家族(最大6名) 約¥1,900/月 Personal の全機能 + 6人分のライセンス + 各1TB OneDrive
Microsoft 365 Business Basic 法人(1ユーザー) 約¥900/月 Webブラウザ版Officeのみ + Teams + SharePoint + 1TB OneDrive
Microsoft 365 Business Standard 法人(1ユーザー) 約¥1,900/月 デスクトップ版Officeフル機能 + Teams + SharePoint + 1TB OneDrive

※価格は年間契約(税抜)の目安です。最新の価格はMicrosoft公式サイトでご確認ください。

3.常に最新版にしなきゃいけないの?

普段使っているスマートフォンでも「アップデートのお知らせ」があります。機能追加、バグ改善、内容は様々ですが、エクセルなどのソフトを最新に保った方が良い理由は下記のような点です。

  • 買い切りソフトはテクニカルサポートが終了する可能性がある(Excel 2021は2026年10月にメインストリームサポート終了予定)
  • 互換性がないとファイル破損の可能性がある
  • 最新機能(XLOOKUP・LAMBDA・Copilot等)が使えない

サポートに関しては日常で利用しない分不便さは感じないかもしれませんが、自力では解決できない問題に直面した際にサポートがないと諦めざるを得ない場面が多くなります。また、古いバージョンのエクセルを使い続けていると、取引先にファイル共有ができなかったりファイル破損をしてしまう可能性もあります。その点を考慮すると、月額料金(もしくは年間料金)で最新版を使い続けることができるのは大きなメリットです。

4.最新版で使える注目機能

Microsoft 365(サブスクリプション)では、従来の買い切り版にはない最新機能が順次追加されます。特に注目すべき機能を3つご紹介します。

注目機能1:XLOOKUP関数

「VLOOKUPなら聞いたことがある」という方も多いかと思いますが、XLOOKUP はその進化版です。馴染みのあるVLOOKUPとXLOOKUPを比べるとこのような形です。

  • VLOOKUP(検索値、範囲、列番号、検索方法)
  • XLOOKUP(検索値、範囲、戻り配列、見つからない場合、一致、検索)

「右側の列を検索して左側の値を返す」「検索範囲が昇順でなくても可能」といった点が大きな改善点です。今まで複雑な数式で対処していた処理が、XLOOKUPでシンプルに書けるようになります。

注目機能2:LAMBDA関数・スピル機能

LAMBDA関数は、繰り返し使うカスタム関数を数式だけで定義できる機能です。VBAを使わずに、ユーザー独自の関数をワークシート上で作れるようになりました。また、スピル機能により数式の結果が自動的に複数セルに展開されるため、配列数式の記述が大幅に簡略化されています。

注目機能3:Copilot(AIアシスタント)

Microsoft 365の対象プランでは、AI機能「Copilot」が利用可能です。自然言語でExcelに指示するだけでデータ分析・グラフ作成・数式の提案が行えます。「売上データの傾向を分析して」と入力するだけでCopilotが自動的に分析を実施します。

Microsoft 365 注目の新機能まとめ
機能名 できること メリット
XLOOKUP 左右・上下方向に検索可能 VLOOKUPの限界を解消・数式がシンプル
LAMBDA関数 カスタム関数を数式で定義 VBAなしで独自関数が作れる
スピル機能 数式結果が複数セルに自動展開 配列数式が直感的に書ける
Copilot(AI) 自然言語でデータ分析・関数提案 Excel知識が少なくても高度な分析が可能

よくある質問(FAQ)

Q1. 今まで使っていたExcel(買い切り版)のファイルはMicrosoft 365でも使えますか?

はい、使えます。従来の.xlsx/.xlsm形式はMicrosoft 365でも引き続き利用可能です。ただし一部の新機能(XLOOKUP等)を使ったファイルを古いバージョンで開くと、該当数式が正常に機能しない場合があります。

Q2. 個人でMicrosoft 365を使う場合、どのプランがおすすめですか?

1人で使う場合は「Microsoft 365 Personal」、家族で複数人が使う場合は「Microsoft 365 Family」がおすすめです。FamilyはPersonalとほぼ同価格で最大6人まで利用できるため、家族がいる場合はFamilyがお得です。

Q3. 会社でSharePointやTeamsも使いたい場合は?

法人向けの「Microsoft 365 Business Basic」以上のプランを選ぶとTeams・SharePoint・Exchange Onlineなどのコラボレーション機能も一緒に利用できます。デスクトップ版Officeが必要な場合は「Business Standard」以上を選択してください。

Q4. サブスクリプションをやめた場合、ファイルはどうなりますか?

サブスクリプションが終了するとOfficeアプリの機能が制限されます(読み取り専用モードになる)。ただしファイル自体は消えません。再度サブスクリプションを契約すれば、元通り使用できます。重要なファイルのバックアップはOneDriveや外部ストレージに取っておくことをおすすめします。

まとめ:最新版を利用するメリットは大きい

何気なく使っているエクセルも日々進化を遂げており、さらに作業効率化ができるよう進んでいます。「今使っているバージョンが古い」「なんとなく不便さを感じている」場合は、Microsoft 365も検討してみてはいかがでしょうか。

  • Microsoft 365はサブスクリプション:買い切り版と違い、常に最新機能が利用可能
  • Excel 2021(永続版)との大きな違い:AI機能Copilot・LAMBDA・最新関数がMicrosoft 365のみ
  • プランは用途に合わせて選ぶ:個人→Personal、家族→Family、法人→Business Basic/Standard
  • 互換性・サポート:古いバージョンはサポート終了リスクあり(Excel 2021は2026年10月)
  • コスト:月額約900円〜と導入ハードルが低い。複数台・複数人での利用はコスパが高い

▼ アクロビジョンについて

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