【OneDrive】基礎知識とWordの共有方法

最終更新日:2026年8月5日

OneDriveとは

OneDriveはMicrosoft社が提供するオンラインストレージサービスです。データをPCやスマートフォン内ではなく、ネット上のクラウド(クラウドサーバー)と呼ばれる場所に保存し、ネットを通じて様々なデバイスからアクセスしたり、共有・ダウンロードが簡単にできます。

本記事ではWindowsでの操作を中心にお話ししますが、Mac・iOS・Androidなど他の端末でも利用可能です。

OneDriveを使用するメリット

デバイスの容量を補うだけでなく、複数のデバイスからアクセスできるため、作成したデータを複数人と簡単に共有できたり、データをUSBに移し忘れて使用できないといったトラブルを防ぐことができます。また、Microsoftアカウントがあれば無料(5GBまで)で使用できる点もメリットの一つです。

OneDrive初期設定

OneDriveはWindows 10以降のPCに標準でインストールされているため、別途インストールする必要はありません。ただし、一度も使用したことがない場合は初期設定が必要です。

  1. OneDriveを開きます。
  2. 「OneDriveを設定」ウィンドウのメールアドレス入力欄にMicrosoftアカウントに登録したメールアドレスを入力し、「サインイン」ボタンをクリックします。
    ※Microsoftアカウント未作成の場合は、事前に作成する必要があります。
  3. パスワードにMicrosoftアカウントのパスワードを入力し、「サインイン」ボタンをクリックします。
  4. 「OneDriveフォルダーです」と表示されたウィンドウでは、使用するフォルダーを設定できます。初期設定のままであれば「OneDrive」フォルダーになっており、指定がなければ変更する必要はありません。別フォルダーに変更したい場合のみ「場所の変更」をクリックしてフォルダーを指定します。操作が終わりましたら「次へ」をクリックします。
  5. 案内に沿って進み、「準備が整いました」と表示されたら「OneDriveフォルダーを開く」をクリックします。

以上で初期設定は完了です。

OneDriveでのWord文書の共有方法

ここまでOneDriveの概要と設定方法をお伝えしましたが、ここからは多くの方が使ったことのあるMicrosoftの「Word」を例に、OneDriveでの共有方法を具体的に説明します。大学のレポートや会社の資料作成など、Wordを使う場面は様々ですが、共有の考え方は共通です。

1. 作成したWord文書をOneDriveへ保存する

簡潔にお伝えすると、「作成したWord文書をOneDriveへ名前を付けて保存する」だけで準備は完了です。

具体的には、ファイルタブの中の「名前を付けて保存」をクリックし、保存先に「OneDrive」を選択することで保存が完了します。保存した文書は、スマートフォン・タブレットにOneDriveアプリをインストールしてMicrosoftアカウントでサインインすることで、他の端末からも更新・ダウンロードが可能になります。

2. Word文書の共有相手を制限する

前項の通り、アプリをインストールしMicrosoftアカウントでサインインすれば他の端末からもアクセスできますが、複数の人とWordデータを共有する際に、自分のサインインアカウントを教えることは大変危険です。そのため、特定の相手や社外とデータを共有する場合は、次に説明する「共有リンク」の仕組みを利用します。

3. 共有リンクを発行する(2通りの方法)

自分のアカウントを教えなくても、データの「共有リンク」を発行して相手に伝えるだけでファイルを共有できます。共有リンクは、Wordアプリから直接発行する方法と、エクスプローラー(OneDriveアプリ)上から発行する方法の2通りがあります。

Wordアプリから共有する場合

  1. OneDriveに保存済みのWord文書を開きます。
  2. 画面右上の「共有」ボタンをクリックします。
  3. 共有相手の名前・グループ・メールアドレスを入力し、「編集を許可する」のチェック有無で権限を選んだうえで「送信」をクリックすると、招待メールが届きます。
  4. 特定の相手を指定せずリンクだけを渡したい場合は、「リンクのコピー」を選択すると共有リンクが発行されます。発行したリンクをチャットやメールに貼り付けて送ります。

エクスプローラー(OneDriveアプリ)から共有する場合

  1. エクスプローラー上で「OneDrive」のフォルダーを開きます。
  2. リンクを取得したいWord文書の名前の上で右クリックします。
  3. メニューの中の「共有」(OneDriveの共有アイコン付き)をクリックします。
  4. 表示された画面で「リンクのコピー」を選択し、共有したい相手へメール等に貼り付けて送ります。

相手がリンクを取得して開くことで、確認してほしいWord文書のみを簡単に共有できます。

ポイント:リアルタイム共同編集も可能
OneDrive経由で共有したWord文書は、編集権限を付与した相手と同時に開いて編集することができます(共同作成機能)。誰がどこを編集しているかがカーソルの色で表示され、変更内容は自動的に保存・同期されるため、メールでファイルを何往復もやり取りする必要がなくなります。

共有データのアクセス権限を制限する

ここまでの操作で、データの共有は完了です。次に、実際にOneDriveでデータを共有する際に注意したい点を確認しましょう。

例えば、Word文書の共有リンクを知っている人であれば誰でもアクセスできてしまうため、意図せずデータを削除・編集されてしまうことも起こり得ます。そのような事態を防ぐために用意されているのが共有時の権限設定(アクセス許可)です。

  1. 「OneDrive」フォルダー上にある共有したいファイルを右クリックします。
  2. 「共有」メニューから設定(歯車アイコン)を開くと、共有設定を変更できます。
  3. 「編集を許可する」のチェックを外すと、閲覧者はファイルの表示・コピー・ダウンロードのみ可能になり、編集はできなくなります。チェックを入れたままにすると、閲覧者も編集できる状態になります。
  4. Microsoft 365の契約によっては、リンクにパスワードを設定したり、ダウンロードを禁止したりすることも可能です。

複数人にWord文書を共有する場合は、「閲覧のみで十分な相手」と「編集も必要な相手」を分けて権限を設定しておくと、意図しない変更やデータ消失を防ぐことができます。

よくある質問(FAQ)

Q. OneDriveでWord文書を共有するのにMicrosoft 365の契約は必須ですか?

いいえ、無料のMicrosoftアカウント(OneDrive 5GBまで)でもWord文書の保存・共有リンクの発行は可能です。ただし、大容量ファイルを多く扱う場合や、Copilot機能付きのWordデスクトップアプリを使いたい場合はMicrosoft 365の契約が必要になります。料金プランの詳細は関連記事の「One Note と One Driveとは何なのか?」で紹介しています。

Q. 共有リンクを知っていれば誰でも編集できてしまいますか?

共有設定で「編集を許可する」がオンになっている場合は、リンクを知っている人であれば誰でも編集できてしまいます。特定の相手だけに編集を許可したい場合は、リンク共有ではなく、メールアドレスを指定した招待による共有を利用し、必要に応じて「閲覧のみ」に設定してください。

Q. 複数人で同時にWord文書を編集できますか?

はい、可能です。OneDriveに保存したWord文書に編集権限を付与された複数人が同時にアクセスすると、それぞれの編集箇所がカーソルの色で表示され、リアルタイムで反映されます(共同作成機能)。変更は自動保存されるため、都度ファイルを送り合う必要がありません。

Q. 共有を解除したい場合はどうすればいいですか?

共有中のファイルを右クリックし、「共有」から共有設定を開くと、共有中のユーザーやリンクの一覧が確認できます。そこから個別に「アクセス許可を削除」を選択することで、いつでも共有を解除できます。

Q. スマートフォンからでもWord文書を共有できますか?

はい。OneDriveアプリまたはWordアプリをスマートフォンにインストールし、Microsoftアカウントでサインインすれば、PCと同様に共有リンクの発行や権限設定を行うことができます。

まとめ:OneDriveでのWord共有

この記事のポイント:

  • OneDriveに保存したWord文書は、「共有リンク」を発行することでアカウントを教えずに相手と共有できる
  • 共有リンクはWordアプリの「共有」ボタン、またはエクスプローラー上の右クリックメニューの2通りの方法で発行できる
  • 「編集を許可する」のオン・オフで、相手に編集権限を与えるか閲覧のみにするかを選べる
  • 編集権限を付与すれば、複数人が同時にWord文書を編集する「共同作成」も可能
  • 不要になった共有はいつでも解除でき、意図しない編集・削除を防ぐには権限設定を都度見直すことが重要

今回はWordを例にお話ししましたが、Excel・PowerPointなど他のOffice文書でも同様の手順で共有できる、多機能で便利なサービスです。興味を持っていただけましたら、ぜひ活用してみてください。

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